[ 2014年10月 ] の記事一覧

2014.10.31

“傍観”という行為…

「傍観は差別である」という言葉が示すように、障がい者差別に遭遇した際、その場から立ち去らずとも、「自分は何もしていない、見ていただけだから悪くない」という傍観行為が、無意識に差別を生んでいると認識している人は少ないのではないでしょうか。
他者の視線が気になる、声を発することで自身が周りから異質と受け止められる、理由は様々だと思いますが、傍観という行為がなぜ生じるのか、その原因や傍観の理由を解明しない限り、障がい者差別が減ることはありません。

パラリンピックが報道番組で取り上げられたり、テレビドラマで障がい者にフォーカスを当てた番組が放映されたりすることによって、人々の障がい者への好意的な関心・態度は、ある程度、高まっているのかも知れません。しかしながら、このような事象は、本当に障がい者理解や障がい者差別をなくすことにつながっているのでしょうか。過去の研究でも、介護等体験により大学生の障がい児者観が肯定的に変化することが明らかにされていますが、その肯定的な態度が障がい児者に対する「理解」と直截結びつけることは困難だと述べています。

そもそも「障がい者理解」とはどういうことでしょうか。障がいについて何も知らない「無知」である人と、障がいに関する記述的な知識をもっていながら、障がい者差別が生じている場面で傍観する人との「障がい者理解」の認識にどのような違いがあるのでしょうか。

これまで、「障がいは個性である」と認識するように方向づける教育は、障がいに対する蔑視を軽減させたかも知れないが、障がいに対して否定感情を持つこと自体を児童・生徒に禁じるかのような風潮も生み出しました。言い換えれば、この教育方針は、児童・生徒から障がい者の存在を遠のかせ、無関心でいることを暗黙に肯定する結果を招いたともいえます。つまり、個性を認めることのみが優先され、障がい者が抱える困難や生きづらさ、被差別対象とされていることへ目を背けてしまうことが、事実の認識や現実を想像する力を奪ったのではないかと感じます。

行動がともなう理解、理解が行動を導かなければ、障がい者差別はなくなりません。「障がいは個性である」という現行の教育方針では、「個性→無関心→障がい者の置き去り→マイノリティという位置づけ→差別」という構図が成り立ち、それが「あからさまな言動」には表れない加害者不在の「傍観」や「無関心」によって障がい者を孤立させてしまう新たな差別を生み出します。特にこれは、知的発達の遅れがなく、外見上では判断がつきにくい発達障がい者により顕著に出現することが予想されます。

障がい者差別に限ったことではありませんが、「傍観」や「無関心」という行為は、加害者不在の差別を生み出します。みなさんも一度、このことについて考えてみて下さい。

2014.10.30

全日本大学女子駅伝4連覇

既にご存知の方も多いでしょうが、先週日曜日に開催された「第32回杜の都全日本大学女子駅伝」において本学陸上部が見事に4連覇を達成しました。過去32回の大会の中で4連覇を達成したのは2校目という偉業であり、来年度は史上初の5連覇に挑戦することになります。

私は専門分野が【トレーニング科学】ということもあり、スポーツ健康科学部がスタートした2010年から選手のトレーニングやコンディショニング分野で関わらせていただいています。チームスタッフでなくあくまで外から見た印象でしかありませんが、部員達の言動に教員の私が勉強になったり、感銘を受ける場面にこれまで度々遭遇しています。部員達の最も素晴らしいと感じる点は、惜しくもメンバーから外れた選手や故障が原因で十分に走ることができない選手の振る舞いです。高校生の頃から全国でも有名だった選手も多く、誰もが全日本大学女子駅伝での優勝メンバーを夢みて入部をしているはずです。けれども、先日の大会においても実際に走ることができたのは6名のみ、それ以外の選手はレギュラーメンバーをサポートする立場となります。特に、これまで順調な競技生活を送ってきた選手、本来実力があるにも関わらず怪我のため思うように実力が発揮できない選手は、現状を受け入れ気持ちを整理することが難しいでしょう。しかし「当日走ることができなくても、直前の記録会で良い結果を残しチームに追い風をもたらす」「怪我で練習ができなくても前向きな言動でチームを盛り上げる」など、個々のメンバーが今の自分にできること(やるべきこと)を率先して行っていることがよくわかります。特に上回生がこれらを十分に意識していますので、「皆で戦う」という思いがチーム内に浸透しているように感じられます。各年代の主将が中心となり試行錯誤を繰り返し作りあげてきた「伝統」でしょうが、なかなか容易にできることではありません。

このようなチーム作りの背景には、指導者の影響も大きいはずです。指導者が普段からこれらのことを大切にされているのでしょう。そして、その意味を部員が理解し自ら行動することで、強い意識をもった集団が形成されているのだと思います。

競技スポーツの世界では、努力をしていても思うように成果が出ないこともあります。自分の不運を嘆くことがあるかもしれません。けれども、そういった時こそ、その人の真価が問われるように思います。苦境を乗り越えた学生諸君が、競技成績だけでなく、自己に対する自信を高めて人間として大きく成長してくれることを強く願っています。

次年度の5連覇への挑戦、応援しています。

2014.10.29

ゼミ生と子どもたちの出会い・かかわり

こんにちは。Ma34です。

少し前となりますが、先々週の日曜日、宇治の莵道公園にて開催された『冒険遊び場 うさぎはらっぱ』に、ゼミ生とともに参加してきました。

 

『冒険遊び場』とは、遊び場を無くした子どもたちのために、安心安全な空間、ゆったりと過ごせる時間、そして異年齢で学び遊びあえる仲間(この3つの「間」)を大切にした空間を提供できないか、という思いをもった全国の親御さんが、いろいろな地区で開催している手作りの遊び場です。

 

昔遊びのベーゴマやけん玉、手作りの「マンカラ」、手作りの大八車、ロープを木にはりめぐらされた空間、ハンモック、のこぎりで木工ができる空間、スケボー・・などなど、様々な遊具を手作りしたり用意しています

のこぎりも、ロープも、少しの怪我は遊びにはつきもの!と考えて、できるだけ子どもたちが挑戦できるよう、大人も見守っています。

 

こういう場に参加したゼミ生3回生。彼らは、幼児期や小学校低学年の運動能力の低下や、運動プログラムについて、文献研究を進めています。けれども、実際に、そのくらいの子どもたちに出会うこともほとんどなく、実感がわかないようです。そこで、今回の参加となりました。ゆるやかに自由に遊んでいる子どもたちとまずは仲良くなること、そして自分たちの持ってきた運動プログラム(遊び)を展開することが赤沢からの指令でした。
 (反復横跳びゲームと、しっぽとりをしました。)

 

今回の参加だけでは、論文で必要なデータも何もとれませんが、とりあえずは子どもたちと大学生がふれあうことが一番の目的だと思っています。実際の子どもたちの様子を感じて、はじめて自分たちが設定した問題に、本当の問題意識がわいてくると思うからです。

 

子どもたちも、大学生のキレのある動きに憧れをもち、どんなスポーツをやっているの?足が速くなるにはどうしたらいいの?と大学生とのふれあい、かかわりを楽しんでいました。来月・再来月には、「逃走中」をやりたいという要望ももらいました。いつもはあまり出会うことのない世代の大学生を前に、憧れモデルが一つ増えるきっかけになると良いなあと思います。

 

大人側【保護者】も、いつもは体力の限界を感じて、フルに子どもたちと格闘できない分、大学生と子どもたちが遊ぶことで、子どもたちが精一杯体を動かしている姿を見られて良かったという感想をもらいました。

 

 

ゼミでは、この秋にかけて、もう一つフィールドを訪問します。京都市の夜間中学校である洛友中学校の夜間の授業をゼミ生とともに見に行きます。またゼミ生の学びが深まるきっかけになればよいと思っています。

2014.10.28

3回生も盛んに始動しております

Hassyです。

4回生は卒論までのカウントダウンが1日ごとになされており、論文を書き始めている者、データ解析を追い込んでいる者など様々です。

そんな4回生の様子を肌で感じながら、ラボでは3回生が続々と始動しております。
そんななか、Ta28君と3kiさんは、SG先生とHassyラボの院生の8810君とが実施し出した筋活動と認知・判断機能に関する実験をサポートするかたちで、今後、それぞれ性差の影響なども交えながら研究に切り込んで行こうとしています。

8810君は、次年度に博士課程後期課程に進学予定ですが、以前にGOTO先生のブログにあった日本学術振興会の特別研究員に次年度から採用の内定を受けた、研究科を代表する修士院生であります。
そんな院生の実験を補助する過程では、座学では得ることのできない多くのことを学ぶと思います。
また、実際に実験に触れると、関連する論文の読み方も変わってきますし、理解度も格段に上がると思います。
どんどん多くのことを吸収して、また自分たちで疑問点や課題、興味を挙げていき、それを解決して行って欲しいと思います。

私もどのような結果が出てくるか、楽しみです。

2014.10.27

我孫子さん(女子棒高跳選手)

先日、2012年ロンドンオリンピック女子の棒高跳出場選手である、我孫子智美さんが、研究室に来てくれました。10月前半に開かれたインチョンでのアジア大会で見事に銀メダルを獲得され、その報告に来てくれました。

 

我孫子さんは、高校時代から棒高跳びを始め、大学、社会人と記録を伸ばし、オリンピック前の日本選手権で、4m40cmの日本記録を樹立されています。2010年の学部開設の夏頃に、トレーニングと栄養についての相談を受けたのをきっかけに、折々に顔を出してくれています。2010年の頃は、夏にばててしまうので、その時期の栄養補給について、海老先生から指導を受け、さらに身体作りに本格的なウエイトトレーニングの導入を湯浅トレーナー(スポーツ強化センター)から受け始めた成果もあり、見事にオリンピック代表に選ばれました。

 

オリンピック以後、体調面、ケガのこともあり少し停滞していた時期もあっただけに、今回のアジア大会での銀メダル獲得は、非常に明るい結果です。これからさらに記録を伸ばして、来年の世界選手権、2016リオデジャネイロオリンピックの代表を射とめて欲しいものです。

 

トップアスリートから信頼され、しっかりとサポートできる人材と環境を整えることも、当方の使命です。これからも多くのアスリートが相談に集ってくれるのを楽しみにしています。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

オープンゼミデイがあり、いよいよ次年度のゼミ選択へ向けてのプロセスが始まります。自分のキャリアと重ねても良し、自分の進めたい研究を対象に選ぶのも良し、苦手な分野を敢えて選ぶのも良し。いずれにしても、素晴らしい先生方ばかりですので、最終的に決まったゼミが最適と考えるのが良し。

【忠】

 

 

 

 

 

2014.10.26

スポ健な人 (16)

10月もあっという間に終わりが近づいてきましたが、
皆様、いかがお過ごしですか。

今週も、前回に引き続き、スポ健で頑張っている学生を紹介したいと思います。
今回、紹介する学生は、Ayami さん です。
Ayami さんは、現在博士前期課程 M1で、
藤田研に所属しています。

彼女は、GAT プログラム による ATC 取得を目指していて、
今回の休暇に、フィリピンに留学していました。
語学留学というと、アメリカやカナダというのが頭に浮かびますが、
フィリピンも、費用面や学習面の充実から注目されています。
ちなみに、日経新聞の記事 にも取り上げられています。

それでは、Ayami さんにインタビューです。
Q: 「留学プログラムの内容について教えて下さい」
A: 「フィリピン・セブの語学学校に4週間の留学してきました。プログラムは、 
  TOEFLのコースで1コマ90分のレッスンを平日6:40~20:35です。主にTOEFLの
  Listening、Reading、Speaking、Writingの問題を解きながら先生が解法を
  詳しく英語で説明してくれます。基本的に毎日各授業で課題が出されるので、
  授業外も自習の時間に当てていました。」

Q: 「なぜ留学しようと思ったのですか?」
A: 「今まで自分なりにTOEFLを中心に英語を勉強してきましたが、
  スコアがなかなか伸びず、フィリピン留学をした友達から勧められて
  留学をすることを決めました。また“英語を話すこと”に抵抗があったので、
  フィリピンで勉強しながら楽しく英語で会話したいと思ったのがきっかけです。」

Q: 「留学プログラムの成果はありましたか? 」
A: 「私がこの留学を通して感じるのは、TOEFLのスコアの向上です。
  毎週週末にTOEFLの模試を無料で受けることが出来るので、
  自分の英語のスキルを毎週確認することができます。
  また韓国人や台湾人の友達が出来たので、英語で会話をすること対する
  抵抗が少しなくなったと感じます。」


(写真左手前が Ayami さんです)

Q: 「将来の目標について教えて下さい」
A: 「TOEFLの目標スコアを取り、GATプログラムでATCを取得することです。
  ATCを取得後は、錦織選手のような世界でプレーするテニスプレーヤーを
  サポートするトレーナーになりたいです。また、大学院での研究と
  GATプログラムを両立できるように勉強を続けていきたいと思います。」

Q: 「最後に後輩・受験生へのメッセージをお願いします」
A: 「私はATCを目指そうと思ってから具体的な行動に移すまで
  すごい時間がかかりました。でも明確な目標が出来てからは、
  すべて自分の夢のためと思い、諦めないで努力出来るようになりました。
  学部生、受験生の皆さんにも自分が夢中になれる目標や夢を持って
  大学生活を過ごしてほしいです。」
Q:「ありがとうございました。」

Ayami さんには、ぜひ ATC を取得して、
グローバルに活用するトレーナーになってもらいたいものです。
それでは、また。失礼いたします。
良い休日を


2014.10.25

キャリアモデルとしての卒業生と修了生…

木曜日に【GOTO】先生が「悩める2回生」というタイトルでブログを書かれていましたが、2回生は、ちょうどゼミとコースの選択をしなければなりません。先輩に話を聞いたり、先生に話を聞いたり…3回生以降の大学での過ごし方を方向づける決断となるので、そのことと真摯に向き合っている2回生は、いま情報収集に躍起になっています。

そのゼミ・コース選択がちょうど佳境となっている12月の授業で、本学部と研究科の卒業生を迎えて、キャリアセミナーを実施します。そのねらいは、比較的、社会的なつながりやかかわりが少ないであろう2回生に、「大学での学びと働くこと」の意識づけや、両者の結びつきを考えさせることにあります。



図には、本学部の1期生と2期生(現在の4回生)の就職実績の一部を示しましたが、全体の約8割の卒業生は、教員やインストラクターといった専門職ではなく、民間企業へと就職します。在学生に何を伝えたいかというと、スポーツ健康科学部で身につける専門性、それは、単に専門職のみならず、多様な企業、多様な社会で活かすことができる知識とスキルを合わせた能力であるという実感を持ってもらいたいことです。
つまり、健康は万人が失いたくない大切な財産であり、そのスポーツと健康のことを個人レベルだけでなく、集団レベル、社会レベルで捉えることができ、身体的、精神的、社会的に豊かな健康を築き上げるための様々な方略を講じることができるのが、この学部生の「専門性」であることに気づいてもらいたいと思っています。

多くの在学生は、スポーツ健康科学部に入学したものの、自分の興味・関心のあることが、どのように仕事につながっていくのか、また大学での学びが実際、社会人になってどのように活かされるのか、といったことを具体的にイメージできていません。そこで、卒業生と修了生にチェンジエージェント役になってもらい、後輩たちに自らの体験を語ってもらおうという企画です。つまり、彼らが在学生にとってのある種のキャリアモデルとなってもらいたいと思っています。

このセミナーの講師を担当してもらう卒業生と修了生に連絡を取っているのですが、彼ら彼女らは、仕事で忙しい合間を縫って連絡してきてくれたり、またセミナーの参加にあたって上司に掛け合ってくれたりしています。本当に頼もしい限りです。このセミナーの様子は、また2ヶ月先にご報告できればと…。

Jin


2014.10.24

考える力

金曜日の5時間目に「現代人とヘルスケア」という講義を担当しています。
この講義の目標は、受講生各自が「健康」を自身の言葉で定義づけることです。

WHOでは、以下のような定義がされています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態。

なるほど・・・
しかし、次のような疑問が出てきます。

病気とは?
弱っていないとは?
肉体的、精神的、社会的に満たされた状態とは?

こう考えると、私たちが日常よく使う「健康」は、分かっているようで分かったおらず、明確に答えることのできる人は少ないと思います。
初回の授業では、受講生の皆さんが考える「健康」を書き出してもらいました。そこで出てきたキーワードは、以下のようなものです。
睡眠
食欲
ストレス
人間関係
地域とのつながり
医学的指標

それぞれについて理由を説明してもらい、なるほどなるほど。
次の授業では、これらのキーワードを用いて「健康」を表す手段を考えてもらいました。表でも図でも数式でも。
このクラスは、理工と情報理工の学生が受講しているせいもあり、この図式化作業はとても真剣に楽しそうでした。時間内に完成しないグループも多かったので、続きをどこかで行おうと思っています。

毎回、異なる視点から「健康」と関連するテーマを取り上げます。毎講義の終わりに、翌週の内容に関連する課題を出し、次の授業で提出してもらうのですが、このクラスはとても活発的で、必ず数名が挙手をしてくれて壇上に上がりレポート内容を発表してくれます。また、授業内でも質問に対し挙手してくれる受講生がいてとてもいい雰囲気で進んでいます。何よりも嬉しいのは挙手する受講生が同じではなく、多くの受講生が発言してくれることです。こういう授業展開は、受講生と教員が双方向で授業を作っている実感があり、モチベーションも上がります。このまま楽しんで進めていけたらと思っています。

最後に先週の課題についてです。受講生からは様々な選択と理由が出て、有意義な時間でした。
以下の8人の人、皆さんは誰が「健康」で、誰が「健康でない」と思いますか?その理由は?

高血圧が5年以上続いており、毎日2度の降下剤服薬で抑えている60歳男性。
②交通事故で、1ヶ月以上松葉杖を使って生活している24歳女性。完全回復まで1年。
③病気のため視力を失った15歳女児。回復の見込みはない。
④気管支疾患のため、1年前から吸引が必要な3歳男児。感染症にかかりやすい。
3食、コンビニ弁当か外食での食事を1年以上続けている19歳大学生。健康診断は問題なし。
⑥生まれつき障がいがあり、経管栄養で生活する1歳女児。
⑦慢性の便秘で、3日に一度の下剤服用を3年以上続けている20歳女性。
⑧生まれつき重度の障がいがあり、一度も退院したことのない6歳女児。

2014.10.23

悩める2回生

今年も恒例のゼミ選択の時期がやってきした。スポ健では3回生からゼミ(専門演習)に所属するのですが、2回生の11月上旬からゼミの選択が始まります。まず【ゼミ選択志望理由書(上限1600字)】を作成し、自らが希望するゼミに提出をします。その後、第1希望のゼミ担当教員が面談等を経て、ゼミ生を決定するという流れです。

ゼミでは1〜2回生での基礎的な学びをふまえ、専門的な内容を小集団で学習します。また、ゼミの選択は卒業論文のテーマとも関連することから、2回生にとってはとても大事な選択です。今週火曜日には【オープンゼミ】という企画があり、各ゼミの3・4回生が中心となりゼミ紹介を行いました。間近にゼミ選択を控えた2回生にとっては、第1希望のゼミを決める上での貴重な資料となったことだと思います。ゼミ志望理由書の提出期間は明日から1週間です。現時点で、大半の2回生は第1志望のゼミを絞り込めていないのではないでしょうか。次年度からの2年間で自分が何を重点的に学びたいのか??この機会に再度考えた上で、後悔のない最良の選択をして欲しいと願っています。

2014.10.22

ジュニア・スポーツ・フェスティバルが開催されました(10月17日金曜日)

こんにちは。ma34です。

すこしさかのぼりますが、10月17日(金)に、
クインススタジアムにて、草津市の市立小学校の全6年生児童が一同に介した
「ジュニア・スポーツ・フェスティバル KUSATSU」が開催されました。

このイベントは、2011年より毎回10月中旬に行われているものです。
そして、このイベントには、スポーツ健康科学部の「サービスラーニング」
の学生が運営に関わるほか、
イベントの一つの目玉である、全クラス対抗の長縄8の字跳びについても、
学生が小学校をまわり、指導・支援を行ってきました。

当日、天候にも恵まれました。


長縄のクラス対抗では、大会新記録の414回(3分間)が出ました!
また、リレーでは、立命館大学陸上部の男子、女子のチームと
草津市の選抜メンバーとの戦いが繰り広げられ、
会場も大盛り上がりでした。
(ハンデを付けて、子どもたちがトラックの半分くらいまで進んでいるところでの
 陸上部のスタート。この距離は縮められないだろう・・・と見ていたら、
 いやいや、風を切る圧巻の姿。どんどん差は縮まり、ゴールのぎりぎりで
 陸上部が子どもたちに追いつき、追い越しました!)

その他、チアリーディング、アメフトの体験など、さまざまなブースでのスポーツ体験も出来ました。
大学生とのかかわりも、子どもたちにとっては新鮮だったようです。

子どもたちは、一生懸命運動する楽しさ、そして努力すれば憧れの大学生のようになれるかも!という
思いを感じた一日になったことと思います。

サービスラーニングの学生、当日ボランティアに来てくれた学生さんたちも、
お疲れ様でした。


ma34.

◆お知らせ◆
エポックホールにて、「世界報道写真展」が今年も開催されております。
世界の巡回展で、関西では衣笠が期間を終え、残すところここBKCでしか見られません。
ぜひ、足をお運びください。

https://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/event/special/2014exhibition20142.html

※立命館で学ぶ人、働く人は無料です。