[ 2015年11月 ] の記事一覧

2015.11.30

教え子と22年ぶりの再会

先週の水曜日に立命館大阪梅田キャンパス(梅田の富国生命ビルの中にあります)で開催されています、公開講座「スポーツと健康づくり (3回シリーズ)」のトップバッターとして、お話しさせてもらいました。

この公開講座全体のキャッチコピーが素晴らしいです
「学び」というあそび@梅田
説明には、「知的好奇心は豊かな精神生活を支える源です。みなさまの興味関心に応えて、本年度もさまざまな分野の研究者・専門家が解りやすい講義を行います。」とあります。

今回は、下記のタイトルで講義させてもらいました。
     スポーツ健康科学の最新研究からみた人のからだ・スポーツ・健康 その1
      ~アスリートの競技力へ貢献の視点から~ 

中高年の方が中心でしたが、「学びたい」という高いモチベーションで、まさに、知的好奇心をもとめた聴講生が自らの人生を豊かにするために、学ばれています。80名近くの聴講生が本当に熱心に聴いていただき話しにもついつい熱が入りました。


講座を終えたときに、一人の女性が待っていてくれて、「質問かな?」と思っていたら、「私、先生の授業を22年前に受けた経済学部の卒業生です」とのこと。わざわざ、私の名前を見つけて講座を受講してくれました。卒業生はありがたいです。今後も多くのところで卒業生と会えるのを楽しみにしています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先に書いた22年前の学生からのメールです。少し照れくさいですが嬉しいので紹介します。

 昨日の大阪キャンパスでの講座、とっても楽しかったです。そして何よりも、22年前に衣笠キャンパスで、「スポ研」の授業でバレーボールを教えていただいた先生に再会できたことが、本当に嬉しかったです!! まさか大学で、体育の授業があるなんて、それも当時はへ~と思っていたのですが、バレーボールを選択し、そんな期待もせんと、体操服に着替えるのがめんどくさいなーとしか思ってませんでした。それが、先生のスポ研の授業が、めっちゃ楽しくて楽しくて、先生の指導の仕方がチームをうまくまとめて、みんなで試合をするのも毎回、とにかく楽しく、笑いの絶えない授業でした。(中略) 授業が楽しみで仕方なかったです。あの時先生のクラスの経済学部のチームのみんなは、楽しくバレーボールするために取り組んでくださっていた先生の姿を、きっと忘れてないと思います。(中略) 今回「りつめい」で、先生の講座を知り、受けることができ、勇気を出して先生にお話ししに行けて、とっても良かったです。 先生、22年前に、あんなに思い出に残る楽しい授業をしてくださり、本当にありがとうございました!!!

 これからも記憶に残る授業を心がけます
【忠】

2015.11.29

「京都キッズ」が開催されました

もう11月も終わりですね。
今年は、京都もきれいな紅葉がなかなか見られず残念でした。

立命館スポーツ健康科学部では、スポーツ健康科学の最先端の研究を行うと共に、
それらを活かした様々な地域貢献プログラムを実施しています。
今回は、先日実施された地域貢献のプラグラムについて紹介させて頂きます。

11/7 (土) に「京都きっず: 京の子どもダイヤモンドプロジェクト」が、
立命館大学スポーツ健康科学部のインテグレーションコアで開催されました。

「京都きっず」は、「優れた資質のあるジュニア選手の発掘・育成を行い、
将来わが国を代表するアスリートとして国際大会でのメダル獲得を目指すとともに、
その経験を生かし、確固たる考えと行動力を持ち、豊かで明るい社会の発展に
貢献できる若人の人材育成を目指して取り組む」プロジェクトです
 (公式 HP http://www.kyoto-be.ne.jp/hotai/kyotokids/page.html より引用)。

このプログラムは、毎年、150名以上の応募者の中からセレクションに
合格した子どもたちを対象に実施するものです。
現在、バドミントン、フェンシング、カヌーの3競技に特化し、
行政、競技団体、大学、そして家庭がスクラムを組みながら、
各種目に小学4年生から中学1年生までの約8名ずつの子どもたちの成長を支援しています。

子どもたちの可能性を開花させるための複数の育成プログラムの内、
本学部の長積仁教授・山浦一保准教授が「インテレクチュアル・プログラム」をコーディネートし、
子どもたちの発育発達に応じたプログラムを実施しています。

今回は、本学部4回生で、スキーモーグルのオリンピック強化指定選手でもある
伊藤さつきさんがゲストスピーカーとして参加し、
「私とスポーツとのかかわり:モーグル競技を通して」というタイトルで講演を行いました。



私も、当日たまたま大学に来ていて、子ども達が楽しそうに
インテグレーションコアの前を走り回っているのを目にしました。
この中から将来のオリンピック選手や社会の発展に貢献できる人が
育っていってもらいたいと切に願っています。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を


2015.11.28

オープンイノベーション

今日の写真は、秋なので紅葉の写真。
滋賀の湖東三山の金剛輪寺での紅葉です。

いつもどおり、本文とは全く関係がない・・・
でも季節だからねぇ(笑


さて、本題は・・・何にしよう??
そういえば、誰かに聞こうと思いながら、ネタを聞き切れていません・・・

そうそう、オープンイノベーションにしょうっと。

最近、色々と面白げなものを買っているのですが、
オープンイノベーションに基づくようなものが増えているなぁ、
と思います。

今まで、イノベーションはクローズドで、ある企業や組織が中心で何でもやっていましたが、
それ自体をオープンにしてしまって、新しいモノを生み出すスピードを上げよう、
また仲間を増やそう、というものがオープンです。

例えば、Googleが開発したAndroidもそうですし、
Androidの基になったLinuxもそうです。
社会的に、興味を持った人が新しいアイデアなどを加えて、
どんどん新しいモノを生み出していく、こんな活動が増えています。

また、行政サービスも、今までは囲い込んで行くモノが多かったのですが、
巻き込んで行く形に変わりつつあります。
本来は、住んでいる人のための仕組みだったのですが、
いつの間にか、仕組みのための仕組みが存在するようになりました。
そこで、オープンにして、巻き込んで行こうとしています。

そのための仕掛けとして、場があって、場に色んな人が集う事で、
イノベーションが生まれていきます。
そんな場は、ネット上でもリアルでもかまわないのですが、
リアルの方が、非難などが起きにくく、
より建設的にできていくようです。

そうそう、大学での学びもオープンになろうとしつつ、
まだまだオープンになり切れていないのが現状です。
知識と思考をわけて、
知識は自分で身につけてね
思考を大学の講義で鍛えよう
という理想があるのですが、
知識そのものを授業外で身につけようと言う意識がなく、
(ニワトリか卵か、に近いですが)
そのため、思考の訓練ができ切れていない、と思います。

そんなこんなですが、何かを変えていくために、
がんばっていこう、という日々でした。

ではでは。
みち
今日、学生にすぐ書けるでしょ、と言われましたが、やっぱり20分ぐらいはかかるなぁ、と。テーマが決まるまでの悩みが長い・・・ついでに、最近思った自分自身として、新しいモノを作るのが好き、作ったら飽きる、というタイプだなぁ、と思いました。そして、素材は何でも良くて、面白さが全て(笑

2015.11.27

スポーツパフォーマンス研究棟@鹿屋体育大学

先日のトレーニング科学会大会の折に、鹿屋体育大学に作られた「スポーツパフォーマンス研究棟」を見学させて頂きました。様々なメディアを通して概要を見る機会はこれまでにもありましたが、実物を見学させて頂いて大きな感銘を受けました。今回のトレーニング科学会の参加者でも、スポーツパフォーマンス研究棟を見学するために来た、とおっしゃっている方が複数名いらした程です。

研究棟は遠目にも解る大きな建造物です。中には野球の内野、サッカーコート半面(フットサルコート一面)、テニスコート一面、50メートルの走路、等が配置されています。これらが全て研究用とのこと。

野球のエリアにはモーションキャプチャーシステムが配置されていました。またピッチャーマウンドの下にはフォースプレートが埋設され床反力を測れる様になっています。サッカーコートにはワイヤレスな位置測定システムがあり、複数の選手の動きをリアルタイムにトラッキングできます。当日は現地にはありませんでしたが、テニスボールの位置や回転を常時計測するシステムも使っている、との事でした。

50メートルの走路にはフォースプレートが並べて配置してあり、走行中の床反力を50メートル分全て計測出来るという物凄いシステムになっていました。例えばスプリント走の加速期に足で地面を蹴る力等を、このシステムを使えば常時正確に計測出来ます。ここならではの新しい成果がこれから出てくるのだろうなと感心しました。

その一方で我々の強みを活かして何が出来るか?というアイディアも湧いてきました。帰ってからアイディアを練って予備実験を行い、近々本実験に入る予定です。こちらの成果もまとまり次第報告させて頂きます。

2015.11.26

テレビ放映

 昨日、It’s meが出演したホンマでっか!TV”の放映がありました。収録は3週間前に終わっていたのですが、どのような内容になるかは、全くわかりませんでしたので、自宅で視聴しましたが、ドキドキものでした。

 It's meが紹介した内容は、身体活動・運動・スポーツによる大腸がん予防効果の生物学的機序でした。低い強度から、高い強度(タバタトレーニング)の運動で、大腸がんの基となる、前がん細胞が少なくなるということでした。

最後は一緒に出演してくれた大学院生のTown君とタレントの小○さんとバーピーによるタバタトレーニングの実演をしました。小○さんは、Town君と同じ回数、バーピーをシャープに、こなしたのには驚きました。

うまく編集していただき、自分がプレゼンするより、わかりやすくなっていました。どきどきものでしたが、良い経験になりました。

 

 放送には出ませんでしたが、スポーツ健康科学・体育系大学の代表として、3校(志社大学スポーツ健康科学部の石先生、○○体育大学の川先生とIt’s me)がすべて関西の大学であったので、さんまさんから、全部 関西やんかという発言があったので、そうです。スポーツ健康科学・体育系では、関西の伝統校も新設大学もがんばっていますと答えました。

その他の話題

 It's meゼミのField君が、全日本学生ボードセイリング選手権で6位入賞しました。大学生になってから始めたボードセイリングですが、タバタトレーニングをいち早く取り入れて厳しいトレーニングを行ってた結果です。とってもうれしい報告です。

2015.11.25

アグリビジネス創出フェア2015。

<RecOだより 138>
 11月18〜20日、東京ビックサイトで開催された、アグリビジネス創出フェア2015に、研究成果物を2点出品しました。

 一つは立命館大学ブースにて、アスリートスイーツとして開発した、SOYDELI。



 写真に入っていただいたのは、リサーチオフィスでスポ健ご担当のMさん。
 一緒にアスリートスイーツSOYDELIを創出していただきました。
 いつもありがとうございます。
 今回は紹介ビデオも作成して、紹介をいただきました。
 サンプルが全てなくなる大盛況で、大手コンビニ、百貨店関係から問い合わせをいただいたとのこと。

 SOYDELI、今はネット販売のみですが、12月初旬には「R」マーク商品として、大学、付属校生協でも再登場となります。
 同時に学内のいくつかの部活動で補給食としても導入される予定です。
 
 アスリートの補食として、立命館のお土産として、ご利用いただけるとうれしいです。
 現在、アスリートスイーツ第2弾も開発中。こちらもどうぞお楽しみに。

<今週の別腹>
 もう一つの研究成果物は志摩市のブースにて。
 あかもくのレシピの紹介です。


 
 レシピ集の完成はまだですが、撮影を終えたレシピの一部を紹介しました。
 正面上に漂うきれいなあかもくの写真も、先日レシピ撮影時にJeroさんが撮影したものです。
 こちらの出来上がりもご期待下さい。
 ab

2015.11.24

国際学会の最新展示

 先週に引き続き、アメリカ・フロリダ州オーランドで開催された「American Heart Association Scientific Sessions 2015:アメリカ心臓病学会」でのお話をしたいと思います。


学会に参加するとその学会に関連する機器や展示などがあります。AHAのように非常に大きい学会ともなると展示会場も大きく、100社以上の展示があります。製薬会社や医療機器だけでなく、栄養食品や運動機器など様々でした。その中でおもしろかった最新展示を紹介したいと思います。

 まず、心臓病学会ですので、救命救急に関する展示がありました。これは体験型の展示で、心肺停止になったときにどのような処置をすべきかを説明を受けて、実際に人形を使って救命救急法を実習します。私たちが以前行った人形はヒト型でしたが、写真のように、最近のは非常にコンパクトになっていました。アメリカらしく?みんなで「UP!UP!, Save a Life! Save a Life!」と歌を歌いながらの胸腔圧迫のリズムを教えてもらっていました。


 次に、最新テレビゲーム?の展示がありました。画面に出てくるイヌにフリスビーを投げて上手くキャッチさせるゲームで、リアルな大型画面で家でも運動を気軽にできるゲームがありました。最近のデータではテレビゲームで身体活動量を増やすようなソフトが開発され、実際にその効果も認められている、というデータもあります。


 年々、高度な技術で開発された展示を見て、驚くことばかりですが、スポ健も最新の情報が提供できるように頑張りたいと思います!

Moto

2015.11.23

COI シンポのプロモーション

12月1日午後2時から、グランフロント大阪北館4Fナレッジシアターにて、
COIプログラム『運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくる』
アクティブ・フォー・オール拠点シンポジウム2015
 

を開催します。参加無料です。
内容は、第1部基調講演「運動を始める・続けるためのレジリエンシー」
講師:荒木香織さん (ラグビーワールドカップ日本代表メンタルコーチ)
 『五郎丸選手のルーチン』で有名になりましたが、指導されたメンタルコーチです。
第2部 COIアクティブ・フォー・オール拠点 の成果発表会。詳しくは下記のHPから。
http://www.activeforall.jp/

シンポジウムのプロモーション1
大阪いばらきキャンパスにて、11月16日にプレスリリースを行いました。写真は、スマートウエアを着てデモをしてくれた【成弘先生】のところのM2のOKN君。その横で説明しているのがプロジェクトリーダーの石丸さん(東洋紡)。


シンポジウムのプロモーション1
11月16日火の夕方に、FM草津(78.5MHz)のイブニングロケッツ(パーソナリティ:松本エリハさん)の番組に出演させてもらい宣伝もさせていただきました。ラジオ初出演でした。このFM草津は、インターネットラジオもありますので、どの地域からも聴けます。是非おためしください。
http://www.fm785.jp/internetradio


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
金曜日にNS研究会αを行いました。今回は産総研の小林さんにお話ししてもらいました。詳しくはまたHPにアップされますが、運動支援のたmの「はじめられる」「続けられる」をキーワードに商品開発を考えているのは、我々のCOI拠点のコンセプトにも通じます。
【忠】

2015.11.22

スポ健な人 (21) Daichi 君

穏やかな気候が続いていますが、
皆様いかがお過ごしですか。

忠先生が、スポ健で快挙がありましたとこの稿で書かれておられましたが、
その快挙 を成し遂げたスポ健生を紹介したいと思います。
今回紹介したい学生は、Daichi 君です。


(写真中央が、Daichi 君です。左は、スポ健開設以来
大学院担当で頑張ってくれ、今期から衣笠へ異動となった
 Tamaki さんです)

彼は、Kiyoshi 先生のゼミ所属の三回生ですが、
この度、難関で知られる 公認会計士試験 (合格率約10%)に合格 しました!
今年、立命館の三回生で、公認会計士試験に合格したのは彼だけとのことです。

今回、そんな Daichi 君にインタビューしました。
Q: 「まずは公認会計士試験合格おめでとうございます。」
A: 「ありがとうございます」

Q: 「公認会計士とは、どんな仕事ですか?」
A: 「公認会計士は、経済の番人とも呼ばれていて、
  大手企業の財務諸表や内部統制をチェックする仕事です。」

Q: 「そもそもスポーツ健康科学部に入学して、
  公認会計士を目指そうと思ったきっかけは何ですか?」
A: 「中学の時はテニス、高校ではサッカーと、スポーツが好きだったので、
  立命スポ健に入学しました。もともとは一回生の時に、
  スポ健の授業である「簿記入門」を取ったのがきっかけです。
  授業を受けて簿記三級に合格したのですが、三級では履歴書に書けないと言われて、
  エクステンションセンターで行われていた簿記講座を受講しました。
  その時の講師の先生に、『スポ健初の公認会計士となって、
  スポ健の星になってみないか
』と言われ、公認会計士を目指そうと思いました」

Q: 「どうやって試験勉強したのですか?」
A: 「BKCキャンパスで開設されていた公認会計士講座
   ( https://www.ritsumei.ac.jp/extension/accountant/ ) を受講していました。
  学期中は、月〜金の18:00-21:00まで講座で学んで、
  休み中は、ほぼ毎日10:00-13:00まで講座を受講して、
  それからは自習勉強をこなしていました。」

Q: 「一般的に公認会計士試験は3000時間以上勉強が必要だと言われていますが、
  一日どのくらい勉強したのですか?」
A: 「講座を受講したのは1回生の12月からですが、2回生の初めに
  過去問を集中的に解く講座があってその成績が振るわなかったことから、
  8月くらいから本気で気合いを入れました。
  合計では、3000時間弱集中的に勉強したと思います」

Q: 「将来は、どんな公認会計士を目指しますか?」
A: 「周りに起業したいという学生がいるので、
  『夢のサポート』をしたいと考えています。
  大手のクライアントの監査で経験を積んで、
  将来的にはベンチャー企業の支援をしたいです」

Q: 「受験生、後輩へのメッセージをお願いします」
A: 「人との関係、周りとの関係、講師との関係が重要だと思います。
  私も、周りからの支援があって、試験勉強が厳しい時も支えてもらっていました。
  人との関係が一番重要なので、大切にして下さい。
  またスポーツ健康科学部だから「簿記」は直接関係ないから取らないのではなく、
  企業に就職するにせよ簿記を取っておいて損はないので、
  ぜひ可能性を広げるという意味で簿記に興味を持って下さい」

日本のスポーツ健康科学系の学部で「簿記」を開設しているのは、
立命スポ健
ぐらいだと思います。

普通、「スポーツ健康科学部で簿記?」と不思議に思う人が多いと思うのですが、
マネージメントの学びに簿記の知識が重要であるとの信念から、
学部設置以来、「簿記入門」を開講しています。

スポーツ健康科学は、「ヒトを中心として、遺伝子から社会まで」を扱う
文理融合の学際的な研究分野です。
今回、Daichi 君が、スポーツ健康科学から「社会」への
新たなアプローチを生み出してくれました。
ぜひ受験生の皆さんやスポ健の後輩学生も、
続いていってもらいたいと思います。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を

2015.11.21

平和ってなんだろう

今日の写真は、先日赤目四十八滝に行った時の写真。
何番目の滝か、何という名前の滝か、一切覚えていませんが・・・

小雨の混じる曇り模様でしたが、ちょっとしたハイキングになりました。
何も準備せず行きましたが、思ったより歩くのね・・・

そうそう、しばらく滝シリーズ?が続くかもしれません。


さて、今日のテーマは平和。
今日は、最初から決めていました。
なんと珍しい・・・
↑自分で言う事でもない気がしますが(笑

こんなに簡単に決まったのは、パリでのテロがあったからです。
そして、大学の教学理念が「平和と民主主義」だからです。

そもそも、平和ってなんでしょうか。
辞書によれば、「争いのない穏やかな状態」だそうですが、
どんな状態でしょうか。
平和でない事を、想像できるでしょうか。

テロが起きると、テロ・・・そして、テロをひき起こした集団を非難する、
と言う事が一般的に行われます。
その上で、報復攻撃が行われます。
今回のテロの後、即座にフランスがISの拠点を空爆しました。
目には目を、歯には歯を、という精神ですね。
そして、憎悪は憎悪を生みます。

これは国家レベルでの話。


一方で、個人レベルではどうなのでしょうか。
集団としてのISとISの中で暮らしている人との意識の違い、
想いの違い、はどうなのでしょうか。
この個人レベルでの話が、テロなどの時には抜き去られ、
そもそも、なぜそんな個人がテロを行うような事になっていったのか、
という部分は、置き去りにされていきます。

昔、ボスニア・ヘルツェゴビナで、内戦が激しかった頃、
民族間での対立・・・憎悪が激しくなっていきました。
単純に言えば、知り合いが殺されて、その報復に殺した民族を誰でも良いから殺し、
さらにその殺された民族の知り合いが・・・という報復のループです。
しかも、住んでいるところが近かったため、わずか100メートルほどの距離で、対峙しました。

ただ、その中でも個人としては、民族を越えた恋愛も当然あって、
ボスニア・ヘルツェゴビナから脱出しようとした民族も宗教も違うカップルが、
橋の上で撃たれて死んでしまう、という事がありました。
この事は、悲劇の象徴として、しばしば取り上げられました。
例えば、47Newsでは、だいぶたってから、
http://www.47news.jp/47topics/ningenmoyou/141.html
のように取り上げています。


ここまで、平和でない状態を取り上げてきましたが、
平和に向かって、何ができるのでしょう?
何が憎悪のループを断ち切れるのでしょう?
国家レベル、個人レベルで、たぶん、色々と違いはありますが、
一つあるのは、国家を作るのは個人でしかなく、
個人個人が変えるための行動をしていけば、
きっと何かが変わる、と言う事です。

なんとなく、まとまったのか、まとまっていないのか、
自分でもわからなくなってきましたが、長くなったので、このあたりで。

ではでは。
みち
ちょっと湿っぽい記事でした。そういえば、最近、呼んでいると言う反応がちょっと返ってきて嬉しい・・・ただ、BKCのトレヴィの泉、という洒落はそのまま・・・そういえば、学生が、そういう名前なんですか?と真顔で聞いてきました。そんなわけないって・・・