[ 2018年06月 ] の記事一覧

2018.06.30

スポーツインテリジェンス in KOBE

とても暑かった6日26日(火)は講義の後、神戸に向かいまいした。

特定非営利活動法人スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構(通称SCIX=シックス)
の総会に参加するためです。
SICXは、神戸製鋼所のラグビー部を母体として、
元ラグビー日本代表監督であった平尾誠二さんが理事長になり2000年に設立されました。
SCIXがこだわってきたのは知=Intelligenceです。
スポーツにおける戦略・戦術や人材の発掘、
育成に関する様々な知(インテリジェンス)の認知とコーチングとは何か?という2つのテーマを中心に
SCIXは様々な活動をおこなわれてきました。

簡単に活動内容をご紹介すると、
毎年夏に数回、スポーツ・インテリジェンス講座として、
知見豊かな代表チームやトップチームの指導者や元アスリートの
指導論やリーダー論から人材育成のポイントを学ぶことを目的とした講座が開催されます。
また、ヴィッセル神戸、神戸製鋼所ラグビー部(コベルコスティーラーズ)、
関西学院大学アメリカンフットボール部と合同の
フットボールコーチングセミナーなども定期的に開催されています。
SICXの歩みを振り返ってみると、
神戸製鋼所、神戸市、大学、神戸製鋼ラグビー部、
SICXといった産官学民の連携もいち早く取り組まれていたように思います。
当然、トップラグビーチームが運営するNPOですので、
コベルコスティーラーズの現役選手とOBが指導するラグビークラブもあり、現在80人ほどが所属されています。
男女の7人制ラグビーがオリンピック種目と採用された2009年ごろからは、
女子選手の活躍の場の提供と普及発掘にも非常に注力しており、
私の修士時代の研究では調査対象組織にもなっていただきました。

SIXCの事務局は、引退した元コベルコスティーラーズの選手たちが代々引き継ぎでいます。
ここ数年は、立命館大学経済学部ご卒業の元トップラグビー選手Kさんが事務局の担当で、
今回の総会でも前に座って資料の説明をされていました。(写真を撮らせてもらえばよかったですね)


2019年、神戸市は第9回ラグビーワールドカップのホストシティでもあります。
今回の総会は、神戸に本社を構える企業のトップチーム、
そしてそれを母体とするNPO団体の役割は大きいという認識の中で進んでいきました。


私自身、ほとんどラグビーやスポーツマネジメントの知識を持ちえない時から、
SCIX設立の構想を関係者から直接伺うことができ、
20年近くその活動を近くで見ることができました。
こういう経験もまた、
スポーツマネジメント領域に対する知的好奇心が高まった理由だと思っています。
20年という時間の中で、会長にお伴していた一人の秘書が大学に務める一人の研究者になりました。
2019年のその先を見据え、
このような場所で私は必要とされる人材になれるのか、一つ宿題を持ち帰ったように思います。

SCIXの詳細はこちらからhttp://www.scix.org/

写真は神戸センター街
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#スポーツ×Intelligence
#2019RWC
#Beyond 2019
#ラグビー選手やや多め、エアコン設定温度やや低め


2018.06.29

スポーツ健康科学セミナー I

こんにちは、嶋村です。今日のブログを更新することを完全に忘れておりました。。。危なかった、ぎりぎり。最近いろいろ忙しくていろいろ切羽詰まっております(笑)


まあ、そういういろいろ切羽詰まった状態なんですが、昨日はスポ健の1年生の授業に少しだけ参加してきました。各先生がどのような研究をしているのかを紹介するために1年生に向けて自分の研究を話すのですが、とりあえずゼミも持ってない P 担当の僕の研究の話を聞いて誰が喜ぶのだろうという疑念とともに話してきました。伝わったどうかはわかりませんが、割と多くの人が熱心に聞いてくれたようでとてもありがたかったです。なんか変な関数が出てきたり素粒子が出てきたりで大変でしたが、写真を撮ってくれた hitomi 先生曰く、「ガチで突っ走ってましたね」らしいです。。。まあ大雑把に言うと、「言語学は科学だよ」、「人間が言葉を話せるって不思議だよね」、「人間の脳には遺伝的に言語を話すための仕組みがあるんじゃないかな」って話です。スポ健に全く関係のない話なのに、一生懸命聞いてくれた学生さんに感謝です。まあ、最初に「NHKの科学特番を見る感じで聞いて下さい」と言ったのがよかったのだろうか。。。


ちなみに一緒に発表したのはは ゆ 先生と ab 先生で、しっかりスポ健の専門に関する話だったので、僕の浮いてる感がさらに強調された感じでした。。。ゆ 先生はスポーツの振興に関してスポーツをする人、スポーツを見る人など様々な視点から議論されていたと思います。ab 先生は、滋賀県の食材に関して地産地消の話やスポーツ選手の食事の話などをされていたと思います(insofar as I understood ですが)。


一つ心残りなのは、学生さんの質問で「新しい言語を習得する時の秘訣はなんですか」と聞かれたのですが、「センスと努力です」と答えてしまったところです。もう少しマイルドなことを言えばよかったのかなと。。。ただし、答えを変える気はありません(笑)。ここでの「センス」とは、これまできっちり勉強してきて例えば品詞などメタ言語的な概念が使える能力を持っているかどうか、物事を論理的に考えることが出来て、暗記ばかりを強要する一見無秩序な学校文法に何かしらの規則・秩序を発見することができるか、などなど。個人的な意見ですが英語ができる人は他の科目もそこそこ出来ます。。。「僕は理系だから英語はね~」って言っている大学の先生も英語で論文を書いていたりします。。。まあそんなもんです。


ではまた来週。

2018.06.28

食欲旺盛でした。


こんにちはshinoです。

今週は非常に蒸し暑いですね。
雨はそれほど降っていませんが、かなり暑いです。
体調を崩していないでしょうか?


今週水曜日の1回生基礎演習の私のクラスでは、海老先生に朝食実習を行っていただきました。

前日より大学に泊まる予定だったので、
前日の夕食は、キャンパス内のレストランでバーベキューを行いました。




煙の中でも、みんなガッツリお肉を食べてました。
一緒に泊まるので、テンションも上がり、みんな元気でした。楽しかったです。

夜は学内の宿泊施設での就寝だったのですが、みんな異様に元気だったので、ちゃんと眠ったのか、少し心配していました。

翌朝は、早朝からFB+1の方々をインストラクターに迎えて、高強度インターバルトレーニングを行いました。みんな、フラフラになりながらも、元気にこなしていました。


  さすがです。

トレーニング後は、GATの学生さんたちによる救急処置のデモンストレーションと、応急処置のレクチャーを受けました。



これらがすべて終了した後は、お待ちかねの朝食実習です。

伊坂学部長、海老先生から、朝食実習を行う意義、朝食を摂る大切さ、みんなで食事をする意味をお話ししていただた後、いよいよ食事開始です。




他の先生方、2回生のオリター、AA達から聞いていた通り、
かなりおいしかったです。

朝食は時間が無くて、ついついおろそかにしてしまいがちなのですが、
1日の始まりであり、1日活動する上で、非常に重要なものであります。

みんな、たくさんお代わりもし、用意していただいた食事は全て食べ切ったということでした。

前夜のバーベキューも、朝食も、うちのクラスは食欲旺盛でした。

このおかげで、昨日は1日しっかり頑張れたと思います。

栄養も健康だけでなく、スポーツにも非常に重要な要素であることを実感しました。

大変勉強になりました。ありがとうございました。


2018.06.27

読んでみてください!!

スポーツ健康科学部では、「スポーツ」をキーワードに
横断的に、自然科学から人文社会科学まで、広い領域を
学ぶことができます。

私たちの学部で学ぶ学生は、一人の例外もなく、
いろんな意味で、「スポーツの好きな学生たち」であると
言っても過言ではないと思います。

それは、私たちの学部の大きな魅力であり、強みです。

では、スポーツとは何でしょう。

広瀬一郎著『「スポーツビジネス論」講義─スポーツは
いかにして市場の商品となったか』創文企画 2012年


この本は、スポーツビジネスをテーマとする私のゼミで
今、テキストとして使用している本です。

この本の著者、広瀬一郎さんは、大変残念なことに、昨年、
急逝されましたが、広瀬さんは、本学スポーツ健康科学部の
創設から5年間、客員教授を務められ、この本はその時の
大学院での講義録をもとにまとめられたものです。

この本では、スポーツの成り立ちからその意義を紐解き、
今日の社会において、スポーツに期待される使命、課題までが
述べられています。

スポーツマンシップ─高校野球の選手宣誓の際に必ず使われる
言葉ですが、高校球児はスポーツマンシップの意味を理解
しているでしょうか。
高校球児だけではなく、私たちはみな、スポーツマンシップの
意味を理解しているでしょうか。

それは甚だ疑問だと言わざるを得ません。

スポーツはそもそも、19世紀におけるイングランドのパブリック
スクールでのエリート教育の教材として完成されました。
オックスフォード大辞典によれば、スポーツマンとは、
「Good Fellow」であると定義されています。

すなわち、スポーツとは、人を「良き仲間」、「良き社会人」
として育てるものなのです。
そして、スポーツマンシップの基本にあるものは、「尊重」の
精神です。

お互いを尊重しあう。
対戦相手を尊重し、ルールを尊重し、審判の判断を尊重する。
それは、お互いが相互に認め合い、理解し合い、高め合うことを
意味します。

ですから、スポーツマンとは、こういうことを理解し、体現している
人たちであると言えるでしょう。
したがって、より良い社会の実現の中心的存在であってしかるべきです。
何という誇らしいことでしょう。

スポーツは深い。
その意味を知った時、その素晴らしさに目の前が大きく拓けるに
違いありません。

健康問題など肉体的な意味だけではなく、そういう社会的な意味でも、
スポーツは今日の社会で必要とされているのです。

みなさんもぜひ、この本、読んでみてください。
少し難解ですが、挑戦のし甲斐がありますよ。
素晴らしい本です。
お薦めします。


Apollo

2018.06.26

バタフライ大人気

「スポーツ指導実習(水泳)」の授業では、泳ぎをどう教えるか、
どのようにコースを使えば有効か、体のどの部分を支えるかなど、
指導の視点および実際の指導スキルを学びます。

基本的には、受講生自身の泳力を高めることには視点を置いてい
ませんが、少なくとも、それぞれが実感し、泳ぎの構造がどうな
っているか、どの動きが難しいかなどを知ることが重要です。
また、どこを支えてもらうと泳ぎやすいかをペアになり探ること
も指導能力を向上させる鍵となります。

そこで、近大4泳法を一通り習得するのですが、多くの受講生が
苦戦するのは、背泳ぎとバタフライです。

背泳ぎは、25mプールのあちこちで泳ぎ止まる姿が見られます。
経験のある人も多いかと思いますが、鼻から水が… そして、
ツ~ン… 鼻を押さえ、首の付け根をトントンと、ツ~ンが
去るのを待っています。先日は、鼻血のアクシデントも。

バタフライは、イルカのようなドルフィンキックに手こずります。
なかなかうねりを出せない。出せても、手とのタイミングが合わ
ず、やはり苦戦します。最後の仕上げの呼吸も、タイミングを
合わせるのが至難の業。

それでも、今学期の受講生には、なぜかバタフライが大人気です。
「好きな泳ぎで25m」の合図に、全員が一斉にバタフライをした
のには驚きました!
「えぅ、バタフライ?しかも、ウォーミングアップで…」

受講生に理由を訊くと、気持ちがいいという答えが返ってきます。
ひとかき・ツーキックでグイっと進むことができる気持ちよさと
そのせいで一番楽に泳げると言います。確かに、よく見ると、
背泳ぎやクロールで苦戦している受講生、特に男子の受講生が
バタフライでは力強く、グイグイ進んでいます。

一度に両手で水をとらえることにより、クロールよりも推進力
があるように感じるのかもしれません。呼吸数が少ないことも
あり、バランスを崩さないこともその要因だと思います。

そして何より、テレビなどで観る「かっこいい」と彼らが言う
バラフライを自分が泳いでいる!それがまたモチベーションを
アップさせています。

授業では泳ぎの撮影をしているので、刻々と変化する自身の映
像を確認できることもいい効果をもたらしていると思います。

これまでは、最後に回していたバタフライをもう少し早い時期
に実施してみようと思います。

2018.06.25

Spalding University

今年の春、卒業したDaiki君から、嬉しい知らせを聞きました。

 Spalding Universityの大学院から合格通知が届きました!
 とのこと。

    

昨年、TeradaM先生、Danmatsuさんと一緒に、アメリカの複数の大学をまわり、当方のGATプログラムについて説明し、立命館大学スポーツ健康科学部でのGATプログラムを修了した学生を、大学院で受け入れてくれるよう交渉してきました。

 そのときに、Spalding Universityでは、アメリカでATCを取得した本学出身の松野さんが、教員として働いていることもあり、今年、GATプログラム修了生を受け入れてくることになりました。
 おかげで、GATプログラムとして、ESUとSpalding Universityの2つの進学先が確保できています。これからもGATプログラムで頑張る学生が安心して学べるように、今後も提携先を増やしていきます。

 Daiki君は、夏からSpalding Universityにいきますが、来週からNATAのコンベンションで、卒業論文での研究成果を発表します。一足先に、多くのATC関係者とあって、研究のディスカッションだけでなく、ネットワークも広げられるようです。
 
 卒業生の活躍を楽しみにしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今日は、BKCで食マネジメント学部の開設記念行事が開催されます。お隣の学部の教学と施設を拝見させてきます。
【忠】

2018.06.24

若手研究者海外挑戦プログラム

これまで何度か紹介した通り、スポーツ健康科学研究科では、多くの大学院生が国際学会での研究発表に積極的に取り組んでいます。また、英語での論文投稿にも比較的早い時期からチャレンジをします。研究の世界に国境はありませんので、グローバルな視点から研究活動を推進して欲しいと教職員も様々な面からその活動を支援しています。

 

これに関連して、若手研究者の海外での研究活動(留学)を支援する制度も増えています。例えば、優れた若手研究者が採用される「日本学術振興会・特別研究員制度」においては、採用期間中の海外留学が可能です。さらに最近では、「若手研究者海外挑戦プログラム」という制度が新たに開始されました。この制度は、「大学院博士課程後期課程に在籍する大学院生が3ヶ月〜1年程度海外の研究者と共同して研究に従事する機会を提供する」ことを目的としています。留学に際しては、往復航空費、滞在費および研究活動費が支給されます。今回、この制度を活用して、私の研究室のSahiroさんがイギリスに3ヶ月間留学することになりました。


 



 

彼女はスポーツ健康科学部の1期生(20104月入学)で、学部在籍時は体育会ボート部に所属し活躍してきました。また、3回生からは私のゼミに所属し、その後、大学院に進学をしました。誰もが認める努力家で、日本学術振興会・特別研究員(DC2)への採用に加えて、国際誌にも多数の論文を発表しています。その他、今年度は民間の助成団体から2つの研究が研究助成を受けています(大学院生としては珍しいケースです)。博士課程後期課程での海外留学はかなり以前から計画し、そのための準備を続けてきました。今回状況が整い、留学が実現することになりました。

 

海外での研究活動には大きなチャレンジを伴います。研究活動だけでなく、日々の生活も勝手が日本とは異なります。ただしその中で逞しく研究活動に取り組むことで、国内での研究活動だけでは得られない貴重な経験をすることが可能です。また、「国際的に優れた研究成果がどのようにして創出されるのか?」このことを直接自分の目で確認することができる、これも大きなポイントです。

 

写真は、研究室でのミーティングにおいてSahiroさんが留学に向けた意気込みを語っている風景です(写真が暗くて申し訳ありません。。。)。隣でその姿をじっと見つめる博士課程前期課程1回生の後輩二人も印象的です。身近な先輩が海外で挑戦する姿を見ることで、数年後この二人が海外での研究活動に挑戦する瞬間が来るかもしれません。

 

Sahiroさん、海外での研究活動を存分に楽しんで来て下さいね。行ってらっしゃい!

 


 

2018.06.23

本物を見る重要性


先週、国際平和ミュージアムに訪れた際、
ボランティアの方から、
インターネットでなんでも検索できる時代に、
過去にあったものを自分の目で見て確かめてほしいというお話があったことを記しました。

私は、博士論文の原稿に、トップに、
「学問をしてゆくに、実物を能く観察して、実物を離れずに、物の理法を観てゆくと云うことは、何よりも大切なことだ。
どれ程理論が立派に出来上がって居ても何所かに、実物を根底にする真実性が含まれて居なければ、
即ちそれは空論だ、空学だ。取るに足るものではない 會津八一」という言葉を貼り付けていました。

會津弥一博士(文学)は新潟県生まれの歌人、書家など様々な顔を持つ早稲田大学の教員でした。
正直私もその程度しか知りません。
なぜ、會津弥一博士に興味を持ち始めたのかというと、
會津弥一博士が、大学機関に図書館の設置をするのと同じぐらい博物館を置くことの重要性を主張していたと知ったからです。
すなわち、学ぶ上で本物を見ることの重要性を説き、
自費で実物の資料を購入し、また日本出始めて学生を率いて実習旅行を行ったとされています(早稲田大学 會津八一記念博物館HPよりhttps://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/)。

私が、スポーツを対象に研究の道を志した理由の一つとして、「今この時代を生きているから」と感じたからです。
すなわち、研究の対象としているスポーツは、時にリアルタイムで、実物をみることができます。
私の場合、博士論文書くことだけが目的になってしまって、恵まれた実践の場をおろそかにしないように、
また、恵まれた環境を活かす研究をするという使命感に似た気持ちによって、冒頭の言葉を博士論文の原稿に貼り付けていました。

現代、ありとあらゆる情報が簡単に手に入る中、あるいはたくさんのスポーツに関わる現場がある中、
適切な情報と環境を選択していく力も必要です。
時に間違うこともありますが、本物に触れ、本物を見続けることで
本物を見る目と力は養われていくのではないでしょうか。

會津弥一記念博物館は、
横山大観と下村観山の合作「明暗」という直径4mもある日本画を所有しています。
「早稲田ウィークリー(2011年5月19日掲載)」によれば、
「明暗」は「大学で学ぶことによって暗闇から明るい世界へと進む」という意味が込められているそうです。

先週の平和ミュージアムを訪問し、博士課程にいるときに
時間を見つけては會津弥一記念博物館に通っていたことを思いだしました。


写真は會津弥一が学生に向けた自筆の「学規」
引用:新潟市 會津八一記念館HPより http://aizuyaichi.or.jp/


#スポーツは現在進行形
#だからこそ理論も大切
#理論と実践+本物を見抜く力を
#記念博物館そのものが美しい
#「明暗」は常設ではありません

2018.06.22

京都の話

こんにちは、嶋村です。今週も特にこれといって書くことがないので、今週は京都の話をしたいと思います。まあ僕のブログは他の先生のに比べてあまりスポ健に関係無いことを書いているようですが、そもそも僕の専門が関係ないので仕方ないと思ってください。それに割と気に入ってくれている人もいるようです(笑)


さて初回の hitomi 先生へのリプライにも書いたように僕は大学でレアキャラです。と言っても週3回くらいは大学います。それ以外は自宅か鴨川かどこかのカフェにいます。そして論文を読んだり書いたりしています。京都にはいい感じのカフェがたくさんあります。場所的には三条大橋の近くのスタバが好きなのですが、最近は人も多いし別にスタバのメニューが好きってわけでもないので、あちこち昔からよく行くカフェに行って作業をしています。


というわけで先日は姉小路通にあるカフェに行って、論文を書いてきました。


ここのカフェは学生時代から利用していて、すごくどうでもいい話ですが奥さんと最初のデートでお昼を食べたカフェでもあります。ここのいいところは本がたくさん置いてあって自由に読んでいいというところです。小説からエッセー、ノンフィクションまでいろんな本があります。小説に関して言えば、芥川や太宰といった古い純文学から村上春樹や村上龍、三浦しをんみたいな割と新しい小説まで色々あります。ちなみに詳しい場所は内緒です。ただ京都に住んでいる(住んでいた)友達は結構ここを知っていたので割と有名なのかも知れません。ちなみにちょっとしたパン屋さんにもなっていますが、とても美味しいです。ツナとトマトとアンチョビのサンドイッチがおすすめです。


このような生活スタイルは学生時代から全く変わっていません。僕は学生時代もよく鴨川の近くのカフェに行ってビールとサンドイッチを注文して論文や専門書を読んでいました。恥ずかしながら、完全に村上春樹の影響です。。。しかし、こういうことをしてもなんだか普通のことになってしまうのが京都の良さなのではないかと思います。大阪のオフィス街で真昼間からビール飲んでたら「なんだこいつ」となりますが、京都では「なんだ、昼から学生がビールを飲んで勉強しているのか。まあこれはこれでこういう人もいるな」となる気がします。京都は観光都市であるとともに学生の街でもあります。規模的には割と小さな都市ですが、老舗のライブハウスがあったり不思議な本屋さんがあったり雑貨屋さんがあったり。。。いい古着屋さんも多いです。こういう感じの街で多感な学生時代を過ごせたというのは文化的によかったと思うし、今も住んでいますが、飽きることはありません。


ってスポ健は滋賀でしたね。。。あはは(すみません)。。。


(PS: 今回の大阪北部で起きた地震で被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。小学生の女の子が亡くなられたというニュースも聞きました。自分も娘がいるのでとても辛いニュースでした。。。1日も早く再建されること、そして平穏な日常が戻ることを願っています。)


2018.06.21

皆さん大丈夫でしたか?


こんにちはshinoです。

今週は大変な1週間でしたね。
地震の被害は大丈夫でしたか?
雨も降り続いていいます。土砂災害などにも気を付けるようにして下さい。


さて、私は先週土曜日に
神戸で開催されたラグビー日本代表とイタリア代表の試合にメディカルとして出務してきました。

前週、同じ対戦カードで日本代表はイタリア代表に対し素晴らしい試合を行い、見事に勝利しました。
その影響と、神戸での代表戦は珍しいこともあり、たくさんの観客が来てくれていました。
私は試合開始2時間ほど前にスタジアムに入りましたが、
途中の電車から、たくさんのサポーターが日本代表のジャージを着て乗っていました。
スタジアムの前にも試合前から結構盛り上がっていました。




来年のワールドカップを見据えたトレーニングを我々メディカルも兼ねており、
本番と同じ体制で臨みました。
私は、今回、Immediate Care Lead Doctor(ICL)という立場で、
いつもの脳震盪の判定をするマッチドクターではなく、
マッチドクターやチームドクターのサポートを行う役目でした。

つまり、グランド内で、チームドクターがサポートを要請した場合、
最初にグランドに入っていく予定でした。

スタジアムに入ると、設備の確認、搬送のトレーニングなどを入念に行います。
さらに、レフリーやチームドクター達とブリーフィングを行い、様々な対応を確認します。
2時間以上前には会場に入りますが、試合前にしなければいけないことが結構あるため、
なかなか忙しいです。

試合中は、メインスタンドの最前列に座り、
何かあったらすぐにグランドに出ることができるように待機しています。





試合結果は、皆さんご存じだとは思いますが、日本代表は惜敗してしまいました。残念でした。

また、今回は大きな怪我人が出ることは無く、我々の出番はほとんどありませんでした。

試合終了後も結構バタバタします。
試合後に体調が悪くなったり、怪我が判明したりすることもありますので、
しばらくは医務室で待機しています。

観客がスタジアムを無事に出て、選手が何も問題ないことを確認したら、
我々の仕事は終了となります。

結局、試合後に少し仕事がありましたが、大きな問題は無く、全て無事に終了いたしました。

来年のラグビーワールドカップが無事に終了するように、
トレーニングを積んで、レベルアップしていきたいと思います。