とても暑かった6日26日(火)は講義の後、神戸に向かいまいした。
特定非営利活動法人スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構(通称SCIX=シックス)
の総会に参加するためです。
SICXは、神戸製鋼所のラグビー部を母体として、
元ラグビー日本代表監督であった平尾誠二さんが理事長になり2000年に設立されました。
SCIXがこだわってきたのは知=Intelligenceです。
スポーツにおける戦略・戦術や人材の発掘、
育成に関する様々な知(インテリジェンス)の認知とコーチングとは何か?という2つのテーマを中心に
SCIXは様々な活動をおこなわれてきました。
簡単に活動内容をご紹介すると、
毎年夏に数回、スポーツ・インテリジェンス講座として、
知見豊かな代表チームやトップチームの指導者や元アスリートの
指導論やリーダー論から人材育成のポイントを学ぶことを目的とした講座が開催されます。
また、ヴィッセル神戸、神戸製鋼所ラグビー部(コベルコスティーラーズ)、
関西学院大学アメリカンフットボール部と合同の
フットボールコーチングセミナーなども定期的に開催されています。
SICXの歩みを振り返ってみると、
神戸製鋼所、神戸市、大学、神戸製鋼ラグビー部、
SICXといった産官学民の連携もいち早く取り組まれていたように思います。
当然、トップラグビーチームが運営するNPOですので、
コベルコスティーラーズの現役選手とOBが指導するラグビークラブもあり、現在80人ほどが所属されています。
男女の7人制ラグビーがオリンピック種目と採用された2009年ごろからは、
女子選手の活躍の場の提供と普及発掘にも非常に注力しており、
私の修士時代の研究では調査対象組織にもなっていただきました。
SIXCの事務局は、引退した元コベルコスティーラーズの選手たちが代々引き継ぎでいます。
ここ数年は、立命館大学経済学部ご卒業の元トップラグビー選手Kさんが事務局の担当で、
今回の総会でも前に座って資料の説明をされていました。(写真を撮らせてもらえばよかったですね)
2019年、神戸市は第9回ラグビーワールドカップのホストシティでもあります。
今回の総会は、神戸に本社を構える企業のトップチーム、
そしてそれを母体とするNPO団体の役割は大きいという認識の中で進んでいきました。
私自身、ほとんどラグビーやスポーツマネジメントの知識を持ちえない時から、
SCIX設立の構想を関係者から直接伺うことができ、
20年近くその活動を近くで見ることができました。
こういう経験もまた、
スポーツマネジメント領域に対する知的好奇心が高まった理由だと思っています。
20年という時間の中で、会長にお伴していた一人の秘書が大学に務める一人の研究者になりました。
2019年のその先を見据え、
このような場所で私は必要とされる人材になれるのか、一つ宿題を持ち帰ったように思います。
SCIXの詳細はこちらからhttp://www.scix.org/
ゆ
写真は神戸センター街
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
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#2019RWC
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#ラグビー選手やや多め、エアコン設定温度やや低め