[ 2017年05月 ] の記事一覧

2017.05.31

今年度初の学会はアイルランド (2) :「文化」編

現地滞在中、街中でも学会でも日本人に会うことはほとんどなく過ごしました。そんな中で観てきたアイルランドの様子を、今回は、旅日記のような内容で。

今回、ダウンタウン真っ只中からは少し外れたところにある宿をとりました。そこは、18世紀の建物を今も使っているところでした。タイミングよいことに、ある日の夜、宿の中にあるホールでアイリッシュ・ダンスや音楽を楽しめるショーがあるよ、と勧めてもらいました。せっかくなので参加したところ、各国から観光などで訪れた人たち(思いのほか多く、80名ほど)と一緒に過ごす夜になりました。近くに座った老夫婦が親切だった上に、ブラウニー・ケーキを分けてくれて、一緒に頬張りながらの時間でした。

さて、この土地での独り言/印象的だったことをいくつか。

 ・家のドアの色が一つ一つ違っていて、これを眺めながらの散歩はかなり楽しめました。歩数計はあっという間に万歩でした【表紙の写真】。
 ・地元の人はお喋り好きで、早口! 最初は圧倒されつつ、陽気さいっぱいの雰囲気と勢いで何とか過ごしました。

 ・バスを降りるとき、運転士さんに Thank you と「必ず、みんな」一声かけること。なんとも礼儀正しい!
 ・歩行者用の信号機、赤、青、そして”黄色”の3色なのですが、ほぼほぼ機能していないこと(どうして黄色があるのかなぁ ???)。

 ・ホテルで朝食をとっていた時のこと。そこで流れていた音楽はすべて日本の古典的な曲(荒城の月、ふるさと…等々)だったこと。スタッフさんはそれが日本の曲だとは知りませんでしたが、聴き慣れていたようでしっかり鼻歌できていました。
 ・私が一人で座っていると、他にも場所はあるのに、すぐ近く、なんなら隣にグループで座ってくること(私さえよければ、そのままそこにいて彼/彼女たちの話を聴いていても平気な様子。パーソナル・スペースの感覚が日本人とは違いそう…)。
 ・コンビニSPARの開店時に出てくる焼きたてクロワッサンが美味!!! だったこと(夕方は売り切れ)。

 (アイリッシュ・ブレックファーストの一部: 大量 & 塩味きつめ… ^^;)

数日だけの滞在でしたが、顔なじみになって仲良くなった地元の人も何人かできるほど、快適で親しみやすいところでした。特に金曜日は、盛り上がろう! とあちらこちらでダンスパーティーや音楽が行われていたようですし、アイルランドのラグビーチームの試合もあっていっそう賑やかな首都ダブリンでした。

 ( 欧州No.1クラブを決めるハイネケンカップ:アイルランドチームLEINSTER、夜はこのチームを地元の人と応援。でもこの日は敗けちゃいました…)

ippo

2017.05.30

高知へ・・・

 5月中旬の猛暑もひと段落という感じになりました。昨年、高知県から関西に引っ越して感じた事は、「春が長い」という事です。日中は高知より暑く感じる事もありますが、朝晩は涼しく、吹く風も心地よいので、ずいぶんと過ごしやすい日々が長く続きます。ただ、夏物の服をいつ出せば良いのか悩みます。(ちなみに高知ではゴールデンウイークに衣替えを完了していました)

 先週の木曜日・金曜日と故郷の高知県に行ってきました。岡山からJR瀬戸大橋線、土讃線を特急「南風(アンパンマン号)」に乗り、高知に向かいましたが、瀬戸内海の美しい海と島、吉野川の創る大歩危小歩危渓谷、高知平野の田園風景を楽しみながらの移動でした。四国山地を抜ける時は、川に沿って走ったり、トンネルを抜けたりと列車が結構な勢いで揺れます。土讃線を走る車両は「振り子列車」と言われ、カーブが多く続く線路を車体を傾けながら高速で走り抜けるため、車両の重心を振り子で移動させながらの走行をします。高知駅に着いた時は、すっかり乗り物酔いをしてしまいました。

目的は、高知県内の小中学校において体育授業改善に関する研究を行っており、その実施に関する打ち合わせと、既に授業に取り組んで頂いている学校の授業を視察する事でした。
I町とS町の学校教育の現状を調査するために、両町の教育長さんとお話をさせて頂きましたが、学校教育を向上させるために様々な取り組みをされており、教育成果をあげている様子を伺いました。
 その後、いくつかの学校を訪問させて頂き、体育授業を見せて頂きました。先生と生徒が学習課題に熱心に取り組んでいる様子を観て、元体育教師である私の「授業したい・・・」という思いが沸々と沸いてくるのを感じました。

 高知と言えば、太平洋と「カツオ」に代表される新鮮な魚ですよね。
 K中学校の校長先生と学校近くの漁港にある食堂に昼食を食べに行きました。新鮮なカツオ・カンパチ・イカの刺身を頂き、改めて高知の魚の美味しさを認識しました。

2017.05.29

Original  (創意) 

先週の朝食実習は、基礎演習のCクラス(Hassy先生担当)でした。
今回の集合写真は、全員写っているはず。



朝食実習のときの、『今日のひと言』は、「あいコア」(ICORE)精神の、
3番目 Original  (創意)です

あいコア精神については、次のキーワードです。
        I  Integrity   高志
C Challenge 挑戦
O Original 創意
R Research   研究
E Effort        全力

 Original は

 辞書で引くと色んな意味が出てきます。
 現物、原型、原本。もともとのもの、という意味ですね。

 研究論文で言う、originalは、原著論文といわれ、論文としての新規性が高い場合に認められます。ちなみに論文、データとしての価値は高いが新規性が認められない場合は、資料論文として区分けされます。

 また、作品、製品などでも、「オリジナルなもの」として表現される場合があり、唯一無二、独創という意味でも使われます。

 では、どのようにすれば、オリジナルなものを生み出せるようになるのでしょうか?

守 破 離

 といわれる言葉があります。これは、まずは恩師の教えを守る(守)。その教えをマスターしたら一度自分なりの工夫を加えて検討してみる(破)。そして、恩師からの学び、自分の工夫を往還しながら、自分流に到達する(離)。という考え方です。

 高校まではテキストがあり、解答がありました。いわば基本問題を解く時代(守)。
 大学ではその基礎力を使いながら自ら応用問題を設定し様々な考え方に触れる(破)
 そして、卒業論文、大学院の学びを通じて自らの考え方で原著論文をまとめる(離)

 この守破離を通じて、『創意』して、オリジナルな研究を行い、社会のどの局面においてもこの考えを活用・展開できる人財になって欲しいと願っています。

 そのような創意できる人財、イノベーションできる人財が、これからもっとも求められる人財です。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の木曜日、金曜日に、全国スポーツ系大学協議会・全国体育系大学学長・学部長会議が、びわこ大津プリンスホテルを会場に開催されました。当番校として、本学部の先生方、職員のみなさん、学生、院生のみなさんに手伝っていただきました。BKCのツアーでは、ICナビの学生が大活躍で、参加者のみなさんから賞賛の声をたくさん頂きました。また、教職員のみなさんのおもてなしにも大満足されていました。本当にありがとうございました。



写真は、びわこ大津プリンスホテルの37Fにある【ab】先生プロデュースの「BIONA」での懇親会あとに撮りました。
 【忠】

  





2017.05.28

沖縄からヨーテボリへ

先週末は久しぶりに日本に一時帰国し、沖縄で開催された日本栄養・食糧学会に参加してきました。学会誌の編集委員会の会議やランチョンセミナーと院生のポスター発表など、盛りだくさんだったので、沖縄の気候を楽しむ時間はありませんでした。。とても残念。

日本栄養食糧学会でのランチョンセミナーの講演を無事に終え、翌日の早朝の便で沖縄を発ち、スウェーデンのヨーテボリに入りました。ヨーテボリではExercise Metabolismと題した学会が開催されており、運動と代謝に関する沢山の研究発表や講演が行われていました。Cell Symposiaと題したシンポジウムの一つであるこの学会は、分子生物学の分野の学術雑誌では有名なCell MetabolismやCell Reportsなどを出版してるElsevier社が主催しています。

学会会場では本学会のシンポジストの一人でもあった、オランダのマーストリヒト大学のLuc van Loon先生と、オランダで実施予定の共同研究についての打ち合わせを行いました。マーストリヒト大でもヒトを対象とした運動・栄養に関わる臨床試験を実施したいと考えています。とても楽しいディスカッションができました。向こうでの生活もとても楽しみです。



さてExercise Metabolismの学会では博士後期課程のK君がポスター発表を行いました。レジスタンス運動が糖代謝を調節する分子メカニズムを解明する重要な研究データです。沢山の参加者とディスカッションをして大盛況だったようです。
ちなみに、ポスターの右下に張ってある×マークの札は、ポスターを写真に撮ってSNSで公開することを許可するかどうかの意思表示だそうです。SNSでシェアして良いよ、という発表者は裏側の○マークの札を掲げていました。最近は学会発表のデータがその日のうちにSNSで共有されるので、とても便利ですが、いろいろな問題もあるようで、この意思表示の札はその対策の一環でもあるようです。



学会二日目の晩は、シンポジウムの演者の方々と交流する夕食会が開かれました。何と水族館の中の一室で食事できるという貴重な機会を頂きました。食事も美味しかったですが、まるで海の中にいるような雰囲気での食事と研究に関するディスカッションはとても楽しい想い出になりました。


satoshi



ヨーテボリも全く街を見て回る余裕がなかったのですが、かろうじて晩に一枚だけ写真を撮りました(笑)




2017.05.27

運動の効用

古代ローマの詩人、ユベナリスの皮肉を込めた格言(と言われている)「健全なる精神は健全なる身体に宿る」の解釈は人それぞれに任せるとして、健全な身体と健全な精神との関連性については心理学的には根拠のあることと言えますし、また、日頃から経験されていることでもあります。写真は家の近くの奈良市鴻ノ池総合運動場(ネーミングライツで、なら電フィールドに名称変更)での市民体育大会の様子です。陸上競技場をはじめ、体育館、武道場で多くの種目が行われていた中で、最も活気を呈していたのがゲートボールでした。運動をできる幸せ=良好な健康状態を反映しているかのようでした。

運動・スポーツを行った動機について、内閣府の調査を基に整理してみると、楽しみや気晴らしといった心理的、目的的動機は減少する傾向にある反面、健康・体力つくり、肥満解消のためといった身体的、手段的動機と、友人や中間との交流、家族のふれあいのためにといった社会的、手段的動機が増加していることがうかがえます。
「肉体はひとつの大きな理性である」(ニーチェ)といわれているように、運動と精神機能との関係は高齢者ほど顕著になっています。若いときには運動習慣の有無による記憶力には違いの見られなかったのに、中年期では13%、60歳以上では23%もの差の見られることが報告されています。たかが運動、されど運動。“運動がすべて”老ブロガーの信念!(ハル)

2017.05.26

新企画☆教員インタビュー




ウッチ―先生を発見!誕生日おめでとうございました(昨日)。廊下でたまたまお会いしたJoe先生もご一緒にパシャリ。ウッチ―先生とは同い年。お互い、キャリアの中で大事な時期ですね、頑張りましょう!


さて今日は新企画、以前から「やってみたら?」と言われていた若手教員へのインタビューです。
杉浦の限りある人脈の中から、勝手に厳選した面白そうな先生を紹介していく不定期コーナーです(これで終わる可能性もある)。

タイミング的に「ここしかない、そして、この人しかない」と思い、この方にオファーしました。

大塚光雄先生です!



…ごっつ実験中!
ビビりながら入っていったら(もちろんアポはとってましたが)、「大丈夫ですよ~」と快くインタビューに応じてくださいました。

大塚先生・栗原先生・伊坂先生の論文“Timing of Gun Fire Influences Sprinters’ Multiple Joint Reaction Times of Whole Body in Block Start“は、Frontiers in Psychologyに掲載され、先週から今週にかけて多くのメディアで取り上げられました。

研究の内容は論文やこちらの学部の記事、オンラインニュースなどをご覧ください。
ここでは、第1著者である大塚先生の生の声をお届けしたいと思います。


―まずは論文の研究に関して、この研究の着想はどんなものだったのですか?
大塚先生:もともと400mハードルの陸上選手で、コーチもしてるんですが、現場でよく「ピストル音のタイミングがどうやこうや」という話題が出るんですよ。「あのスターター、ちょっとピストル鳴らすタイミングが遅かった」とか。
ピストルを鳴らすタイミングって、最終的にスターターの主観で決まってるんですね。なので選手の反応時間も変わるだろうな…っていう現場の経験がきっかけでした。

心理学用語に心理的不応期(Telford, 1931)っていうのがあって、陸上の現場でもあるだろうっていうので調べたのが今回の研究です。陸上選手は基本的に動作の再現性が高いんですが、反応時間に関してだけは再現性が低くて、そこだけ低いということは外的な要因が影響してるのだろう、きっとそれはスターターのピストルを鳴らすタイミングだろう…と思いました。

ニュースでは全身反応時間が取り上げられがちですが、他にも関節ごとの反応時間をとっています。肩が一番最初に反応します。これは簡単に言うと、物理的に脳から一番近いからです。肩は100ms下回る反応時間をみせます(※100ms=0.1秒)。腕が先に動いて、脚が動く、という順番です。


(別の実験の最中でした)

― へー、肩が最初に反応するとは意外でした。実験中、なにか大変だったことなどはありましたか?
大塚先生:学外から一流選手に来てもらって実験していたので、事故があったらあかん…と思って神経使いましたね。
ちなみにまだ続編もあります。投稿準備中です。

―それは楽しみですね!メディアの反響はいかがでしたか?
大塚先生:プレスリリースに9社反応が来て、全部取り上げてもらいました。ネット掲載70件超え、yahooトップ、NHKの朝のニュースでも流れました。
タイミングがよかったです。ちょうど桐生選手がフライングしてしまったのと、10秒を切る、切らないの話題が出ている時期だったので。

―では最後に、学生に向けて一言。
大塚先生:これは完全に僕の興味から始まった研究で、先行研究がどうこうとか、流行りの研究とかじゃないんですよ。ぜひ自分の疑問を大事にして、自分が楽しめる研究をしていってください。



15分程度お話を聞かせていただきましたが、あれだけ話題になってもおごらず、真摯に研究に向き合う姿勢が感じられました。
現場と研究をつなぐという強い想い、私も見習わなければなりません。

大塚先生、ご協力ありがとうございました!

ほかの若手の先生、突然お願いすると思うので覚悟だけしておいてください。

Hitomi

2017.05.25

本日のスポーツ健康科学セミナーI

こんにちは、shinoです。

今朝は昨日からの雨が降って、うっとおしい天気でしたが、午後からは雨も止んで、すっかりいい天気になりましたね。

本日は、ippo先生のスポーツ健康科学セミナーIの授業に教員紹介ということで登壇させていただきました。

コーディネーターは、Joe-T田先生にしたいただき、
はるちゃん先生、satoshi先生、私という、
偶然にも、本日は、ほぼ、あいコアの星ブロガーで占められていました。

Joe-T田先生に、事前の打ち合わせとして、
『学生時代に、どんな学生生活を送っていたか?』をテーマに話をして欲しいと言われてました。

トップバッターは、学外研修中のsatoshi先生が、音声入りのスライドを作成し、披露されました。
satoshi先生と私は年が近いのですが、私と違って学生時代から非常に大きなビジョンをもって、
いろいろなことにチャレンジし、取り組み、成果を出されていることに感心しました。

次に、はるちゃん先生が、激動の学生時代の話をされました。
私が到底経験することもないような厳しい状況の中、非常に苦労されながらも、学業に専念されて来られた様がとても印象的でした。



3番目に私が話をしたのですが、他の先生たちとはと違って、ありきたりですが、高校時代のことや、浪人生活を送ったこと、大学受験(学部の選択)などについて話をしました。

ここではなかなか話せないような内容や、もしかしたら授業にふさわしくないような内容??も、少し織り交ぜながら、自分の経験してきたことで、皆さんのこれからの学生生活に何かいい教訓となるようにと思って、話をしました。
面白い話をしすぎたので、伝わったのかが、チョット心配ですが・・・・

次に、Joe-T田先生が、熱く、ご自身の学生生活の話をされました。
先生は本学出身ですので、先輩の助言として、学生たちには分かり易かったと思います。



どちらの先生方も、時代は違えども、学業に対する熱意がひしひしと感じられました。

講義を受けていた学生たちも、興味津々で聞いていたと思うのですが、私も非常に興味深く、楽しく拝聴させていただき、勉強になりました。


最後に全員で登壇して、みなさんにこんな学生になって欲しいということを順番に話したのですが、
どの先生も、いろいろなことに興味を持って、何事にもチャレンジして欲しいという気持ちを強く伝えていました。

この学生時代が、一番エネルギーに満ち溢れていて、一番自由に、本当に興味のあることに、集中して取り組むことができる時期だと思います。

ぜひ、学生生活を有意義に過ごして、満喫してくれることを願います。

2017.05.24

今年度初の学会はアイルランド (1) :「学会」編

学会に出かけてきました。場所はアイルランド。初上陸でした。

さて、気がかりだったアイルランドの天気。週間予報では、曇り、曇り/雨、曇り/雨、…の日々でしたが、実際はお天気に恵まれ、傘を使ったのは学会会場からバス停に行く間の1回だけでした。
 (この日の天気は晴れ、のち曇り、のちヒョウ、のち雨、のち七色の虹!)

今回の学会は、職場・組織の現象(人間関係、リーダーシップ、ワーク・モチベーション、キャリア…)を心理学で理解し、実践的な示唆を得る、それを活用してみる、という研究に関する成果発表の場でした。
 (学会初日:受付時間前の様子。少しずつ人が集まってきました)

【学会で印象的だったこと】
 ・リーダーシップの研究動向が変化してきたこと -変革型リーダーシップから次のステップへ。
 ・旅行(その楽しい記憶)の重要さが実証されていたこと -仕事パフォーマンス/well-beingを促進するそう。
 ・発表会場の形が一つ一つ異なっていたこと -大講義室のタイプもあれば、ある会場は、迫りくるような狭さで階段教室。ある会場は、横長の部屋で10くらいの円卓が置かれたタイプも。

 (かなり横長の部屋:この両端にスクリーン:どっちをみようかな?)

 ・女性研究者がひときわ目立って、元気だったこと -Keynote speakers 7人のうち5人が女性・・・たまたま!?。
 ・クッキーが堅かったこと… -コーヒーブレイクのときに出されたクッキー、ボッリッ! ボリッッ!!

学会開催中の一日をkindness dayとして、友好的な関係を築きましょうと謳ったシートが配布されました。これのおかげか、いつにも増してよりよい雰囲気の学会だったと思います。どのようなポリシーで、例えば具体的に何をすればよいか(のリスト)が明文化されていること、一層の促進を図るときに大切なことなのかもしれませんね。

【表紙の写真】 学会会場のボード Take what you need! Leave what you can! : 参加者が思い思いに寄せ書き (^^)

ippo

2017.05.23

教員採用審査対策

 先週火曜から「五月晴れ」の日が続いており、日差しは次第にきつく感じるようになりましたが、吹く風は清々しいですね。火曜日に「あいコア会(スポ健親睦会)」がありましたが、開会前に琵琶湖畔を歩いていると観光遊覧船の”ミシガン”と遭遇しました。大きな船ですね・・・さすが琵琶湖。

 教職を目指す4回生の皆さんは、教員採用試験(審査)に向けて熱心に勉強をしています。教員採用では、一次審査として筆記試験がありますが、その内容も一般教養・教職教養・教科専門と出題範囲は広く、理解するためには多くの時間を必要とします。それぞれ参考書や問題集と真剣に向き合っています。また、二次審査でも、実技審査・面接審査・模擬授業審査と続きます。昨年度はスポ健から現役で9名が小学校、中高等学校の教員として採用されていますが、今年も一人でも多く現役合格出来るように頑張っています。

 教職を目指す有志が、教員採用対策の「自主ゼミ」を立ち上げて日々勉強に励んでいます。筆記審査対策、水泳やマット・武道など実技練習について場所を確保して取り組んでいます。
 コモンズのプールでは水泳の練習、アリーナでマットの練習、BKCジムのアリーナでは、【O本】先生から柔道を教えてもらっています。


 面接練習では、志願者学生が「教員を志望する理由・自己PR」を1分間で発表し、その中からキーワードを面接官役の学生抜き出して質問を10分間行い、思考を深める練習を行いました。この練習によって、教職を目指した具体的なきっかけや実際に教員になった場合、どのような指導が出来るのかを確認する事が出来ます。何度も練習を繰り返すと、次第にどのような答えをすることが教員採用の場合必要なのかが理解できるようになります。

 模擬授業では、30分程度で導入部分の指導案を作成し、5~10分程度の模擬授業を行います。学習の目標を確認すること、生徒の学び方を確認すること、教員の立ち位置、机間巡視、声の大小、視線の配り方、言葉遣い、表情などに気を付けながら練習をするのですが、初めは慣れないので戸惑う場面が多々見られます。「面接」や「模擬授業」は慣れる事が大切ですので、何度も繰り返し練習を行いましょうね

2017.05.22

Challenge (挑戦)

さわやかな五月晴れが続いています。

朝トレのときの青空が素晴らしく気持ちが良いです。



今週の朝食実習は、基礎演習のCクラス(Shine先生担当)でした。
前方から集合写真を撮ったのですが、スマホ撮影が不慣れで、前方両サイドの方、写ってなくて失礼しました(Shine先生申し訳ない)。

『今日のひと言』は、「あいコア」(ICORE)精神の、
2番目 Challenge (挑戦)です

あいコア精神については、次のキーワードです。
   I  Integrity    高志
C Challenge    挑戦
O Original    創意
R Research 研究
E Effort 全力

 チャレンジは、スポーツだけでなくビジネスでもよく使われ、日常良く聞く言葉です。
 良く聞く言葉だけに、改めてチャレンジを考えてみるとなかなか定義するのは難しいものです。
 もちろん、人それぞれにチャレンジの考え方があります。今日の言葉では、これまで研究室で議論してきたもの、私なりに考えてきたもの、スポーツ健康科学部の学生に身につけて欲しいものなどの観点から次のようにお話ししました。

  Challenge (挑戦)とは

ありたい想いを
実現する
日常の営みである

 チャレンジというと非日常の“凄いこと”と見えがちですが、そのようなスペシャルな活動も含めて、その土台となる日常での日々のコツコツとした活動そのものがチャレンジであると話しをしました。もちろん、そのコツコツとした積み上げは、ありたい想い(将来のビジョン、目標)を達成するためのものであることを意識しておく必要があります。日々の営みを保証する第一歩は、朝ご飯。しっかり食べましょうということで、「いただきます」の合掌で楽しく朝食を頂きました。



今回、同じ卓袱台の友になっていただいたメンバーの写真を載せました。みなさん、元気でキラキラしてました。将来の大きな方向性も聞かせてもらいました。高校の先生(校長)、シャラポワ(プロテニス選手とモデル)のような二刀流の働き方、俳優、スペシャルなテニスコーチ、栄養サポートなど、多岐にわたるものでした。みなさんの想いを実現できるように、大学、学部、先生方を活用下さいね。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は、写真の3名が来てくれました。


写真右は、1期生の下SK君。卒業後アメリカの大学に編入し、卒業し、まもなくATCになる予定です。
写真真ん中と左は、今年3月に卒業した4期生で、これからATCを目指してアメリカの大学に編入するM田君とチアキさん。チアキさんは、『Beyond Boarders』に掲載されたポスターにサインをしてくれました。みなさん、益々頑張って、i-coreの星として輝いて下さい。
 【忠】