[ Sun ] の記事一覧

2018.02.18

carnavalその1

ここオランダのマーストリヒトではこの時期になるとカーニバルが開催されます。マーストリヒトでは歴史的に1133年には最初のカーニバルの記録が残っているとか。

もともとは厳しい冬の間にため込んでおいた肉やバターなどの食材を冬の終わりに(腐ってしまう前に)皆で食べきってしまい、そのあとは春の収穫まで最低限の食事で生活していくという行事だったそうです。

実際にカーニバル(オランダ語ではcarnavalあるいはvastenavondと言います)を自治体単位のイベントとして実施しているのはここマーストリヒトのあるLimburg地方ともう少し北にあるBrabant地方のみで、アムステルダムなどオランダの北部では開催されないそうです。

驚きなのは、このカーニバルの3日間はほとんどの店が閉店し(飲み屋以外)、小学校から大学まで、教育期間も休日となることです。National Holidayではないのに休日になるほど、このカーニバルは地域の人にとっては重要なイベントのようです。
(息子が通う現地の幼稚園は1週間以上も学校がお休みになります)

キリストの復活祭であるEaster Sundayから数えて40日前がAsh Wednesdayと呼ばれており、さらにその前の3日間(今年は2月11日の日曜日から13日の火曜日まで)がカーニバルです。
Ash Wednesdayから40日間は元来は絶食期間だったそうですが、南オランダでは実際に信仰している人が少ないので、現在ではその習慣はないようです。


カーニバルを迎える週末の金曜日(2月9日)は大学での仕事も午後4時には切り上げて、研究棟内のミーティングルームで立食パーティーが始まります。
もともとは南部のイベントなのでオランダ北部出身の人にとっては色々と言いたいこともあるようで、それぞれの地域の人の話を聞くのもとても面白いです。

立食パーティーの後はそのまま街に繰り出して翌日まで引き続きパーティーが続きます。

行政や大学関係者はこぞってカーニバル前の金曜日に皆で街に出かけてお祝いするのが習慣のようですが、街のバーを貸し切ってのパーティーの雰囲気は騒がしくて、ちょっとついていけない雰囲気でした(笑)

実際のカーニバルは翌々日の日曜日からスタートします。
この様子についてはまた次週ご報告したいと思います。

satoshi

2018.02.11

オランダの研究環境

マーストリヒト大学の研究施設は、現在滞在しているDepartmen of Human Biologyが医学部の研究棟と隣接していることもあり、臨床研究に関してはとても充実しています。

健康な若年者からICUの患者まで様々な健康状態や体力の被験者を対象として日々調査を行っています。
長期間被験者が滞在できるベッドを備えた実験室が複数あり、臨床実験が1日に同時に数カ所で進行している状況をよく目にします。

立命館大学にもある基礎代謝を測定するメタボリックチャンバー(就寝時間も含めた1日のエネルギー消費量を測定する機器を備えた部屋)はなんと5つ備えられており、体組成や脳機能の評価に用いるMRI(10テスラを含む)に関しても複数あります。
様々な分野における高機能機器が研究・教育のために備わっています。

興味深いのは、例えばMRIに関しては大学側が直接管理しているのではなく、一般企業がその機器の管理運営を行っていることです。




大学側からすると、一定の費用さえ支払えば測定から画像解析まで研究に必要なプロセスを一括してやってくれるというメリットもありますし、企業側と共同研究を実施することでその他様々な相乗効果があるようです。

Dr. van Loonの研究室では多種多様な機能性食品を用いた臨床研究を行っていますが、同時に病院の管理栄養士や医師と連携して入院患者に対する筋量や筋機能の維持・増加に関連する介入も積極的に行っています。

特に大きな病気や怪我をして入院される患者さんは、長期入院や治療による筋肉量の低下が顕著で、その結果、退院後のリハビリやその後の生存率にさえも悪影響を与えることが分かっています。
入院時においても筋肉量を低下させないような介入方法の開発はとても重要なのです。

デンマークでは現在共同研究が進んでいますが、ここオランダでも是非国際共同研究をスタートできるように残りの滞在期間を有効に使いたいと思います。

Satoshi



2018.02.04

ヤーセケの牡蠣

マーストリヒト大学ではクリスマスの後から新年2日までが冬休みとなり大学が閉鎖されました。その間に学内の様々なメンテナンスが行われるため、基本的に学生・教員は大学に立ち入ることが禁止されることになります。もちろん病院は別ですか。

この休みを利用してオランダの北にあるオランダのゼーラント州のヤーセケまで日帰りの旅に行ってきました。ヤーセケは牡蠣やムール貝を養殖することで有名な街で、1870年代から続く老舗の牡蠣の養殖所も存在します。近年のオランダは遠洋漁業よりも沿岸漁業が漁業の中心となっているようです。

数ある養殖所の中でも評判の良かった養殖所を訪問しました。ここは養殖所が保有するレストランの外に牡蠣の養殖所が目の前に広がっており、その風景と海を見ながら食事をすることができます。



通常生牡蠣というとまさにそれをそのまま食べるようなイメージですが、ここでは生牡蠣も複数種類あり。さらにそれぞれの柿をいろいろな形で料理したメニューが用意されています。
オランダ全土だけでなくベルギーにも牡蠣が輸出されていることもうなずける美味しさでした。

ここでは牡蠣の養殖に関する展示があったりツアーなど様々なイベントも準備されているようです。残念ながらツアーはオランダ語のみで、内容が理解できないため断念しました。。

世界中から観光客が来るような大都市アムステルダムとは少し違った雰囲気のヤーセケですが、オランダ人、特に地元の方が好んで来る場所のようです。
牡蠣はとても美味しかったので、できれば帰国前にもう一度行きたいな。

satoshi


2018.01.28

Gaia Zoo

今日はマーストリヒトの隣街ヒールレンにある動物園に行ってきました。

オランダのマーストリヒトはコペンハーゲンと比較すると市内にある公園の数が限られています。充実した遊具を揃えた広い公園もあるのですが、それらは皆有料になっています。さらに秋から来た我々にとって運が悪かったのは、これらの屋外施設は冬になると凍結して滑ったりのケガの危険性などから、春まで閉鎖されてしまうことです。
その結果、子供が遊べる場所が冬の間は極端に少なくなってしまいます。

今回行ってきたGaia動物園は比較的近距離にあるのですが、これまで行くチャンスがありませんでした。

ホームページを見るとオランダ語、フランス語、ドイツ語、英語の4カ国語で情報を見ることができます。しかし事前にオンラインでチケットの購入方法を探すとそのリンクがあるのはドイツ語とオランダ語のみでした。オランダではオンラインで支払いをする場合、電車の切符の購入も含め多くの場合オランダの銀行で発行されるデビットカードを使用することが求められます。クレジットカードが使えない場合が多いので、現地の銀行口座持っていないととても不便です。

またデンマークでもそうでしたが、海外のクレジットカードがたとえ利用できたとしても、別途に手数料を請求されることが多く、後で請求額を見てびっくり、ということも旅行者には多々あるようです。

さて、動物園までは電車とバスを使ってマーストリヒト駅から1時間ちょっとで到着です。バス停の直ぐ目の前が動物園なので、徒歩での移動も全く苦になりません。

動物園内ではWi-Fiが無料でアクセスでき、動物園のアプリをスマホにダウンロードすることでGPSを使って自分の現在地や近くで見れる動物や動物の説明、そして子ども連れにとって何気にありがたいのが、レストランやトイレなどを自分の位置から直ぐに特定できることです。


特に敷地が広いこの動物園内ではこういったアプリで施設を回りやすくする環境はとても有効だと思いました。また子供が遊べる遊具もいたるところに設置されていて、動物を見飽きた子供も長い時間園内で遊ぶことが出来るような工夫もされています。

さて、肝心の動物ですが、、動物の種類は多いのですが、冬場だからなのか敷地が広い割にそれぞれの種類の動物は平均して少し少なめな感じがしました。

satoshi

2018.01.21

森の幼稚園(その2)

前回から引き続き、息子が通っていたデンマークの幼稚園についてご紹介したいと思います。デンマークの郊外にある森の幼稚園(Institutionen Stockholmsgave Centrum)は朝コペンハーゲン市内で園児をバスで迎えた後、9時から15時ぐらいまでが保育時間になります。
幼稚園はその名の通り大自然の中に施設があります。教室棟の中にも一定の遊具や教材は置いてありますが、子供たちは多くの時間を外で自然と共に学びます。園内には動物が飼育されていたり、様々な農作物が育てられておりそれらを栽培し収穫・食することもカリキュラムの1つとなっています。

午前と午後にスナックが提供され、昼にはランチも出ます。お昼ご飯はオープンサンドイッチやスープなどでシンプルです。
スナックは基本的にリンゴ、にんじん、きゅうり、オレンジや、バター塗ったライ麦パンなど提供されていました。

クラス構成としては縦割り保育で3〜6歳までが、一クラス20人がまとまって教育されています。1クラスにに対して先生が3人配置されているのもその特徴です。




日本の幼稚園のように、制服等は一切ありませんが、唯一用意しなくてはいけないのが雨ガッパと長靴です(雨の日でも外で遊べるように)。基本的には屋外で遊ぶ時間がとても長いのが特徴ですが、集団で学ばせることもあれば、個人が好きなことを自由に取り組む教育方法もコンセプトのようです。木を切って工作したり、動物達と触れ合ったり、昆虫を発見したりと様々なことができます。

個人的に面白いと思ったのはこの幼稚園には男性の保育士が大勢いたことです。息子のクラスの3人の担任のうち2人が男性でした。

またこの幼稚園では、スマホのアプリをつうじて幼稚園での活動・学びを画像とテキストで見ることができます。日報のような形で園児の活動を垣間見ることができるシステムです。もちろん、個別にIDとパスワードが配布されているので、園児の保護者しか閲覧することができません。

この幼稚園には安心して子どもを預けることができる、という評価にも頷ける気がしました。

satoshi

2018.01.14

森の幼稚園(その1)

今回はヨーロッパ生活における子どもの幼稚園を紹介したいと思います
。5歳になる息子はデンマークにいた時も現在のオランダでも現地の幼稚園に通っています。もちろん言葉はデンマーク語とオランダ語が中心となるため、コミニケーションはほとんど取れていない状態ですが(汗)、特にデンマークの幼稚園での生活は本人にとっても、とても楽しかったようです。

デンマークで生活を始めた際に子どもが通うことのできる幼稚園は、コペンハーゲン市内にも複数あったのですが、近隣ではなくあえて郊外の幼稚園に入園しました。この森の幼稚園(Institutionen Stockholmsgave Centrum)はデンマーク人にも大変人気なところだそうで、空きを待つ園児もいるほどだそうです。我々がデンマークに来た際には、たまたま空きがあったので入園が可能でした。

朝はコペンハーゲン内の決まった場所になんと大型の2階建てバスが子供達を迎えに行きます。8時半にピックアップされて郊外にある幼稚園に向かい、午後は15時半にバスがまたコペンハーゲンまで送ってくれます。



送迎場所になっている場所の建物には別に部屋が用意されており8時半より前に子供を預けたい保護者は先にその部屋に子供預けておいて出勤することもできますし、逆に15時半に迎えに来ることが難しい場合も17時くらいまでは同じ場所で子供たちが幼稚園から戻った後も少しの時間保育してくれます。

デンマークは大学等の教育については全て無料ですが、幼稚園に関しては有料です。ただ収入に応じて国から補助が出るため、結果的には日本の幼稚園に比べるとかなり割安になるのではないでしょうか。

僕自身が幼稚園を訪問できたのは、我々がオランダに立つ直前のご挨拶に伺った時のみでしたが、自然の中にある幼稚園は本当に素敵な環境でした。

satoshi



デンマークからオランダに移動する前に念願の「本場デンマークのレゴランド」を訪問することができました。子どもはもちろん楽しんでいましたが、大人が一番レゴランドの魅力にはまったような気がします。

2018.01.07

NUTRIM Symposium

今日はマーストリヒト大学の学科内でのシンポジウムがありました。School of Nutrition and Translational Research in Metabolism(NUTRIM)は設置されてから今年が25周年だそうです。そのため記念シンポジウムも行われましたが、中心となるのは大学院生の発表です。

まず最初に、大学院のコンセプトや運営状況について大学院課のコーディネーターから最初に説明がありました。博士課程の大学院生の研究活動がマーストリヒト大学の推進力の源であることをデータに基づいて話をされたのは印象的でした。

大学の博士課程における教育理念や、卒業生の就職先、なぜ今博士号の獲得が社会的に求められているのか、等についての話がありました。単に専門分野の研究力を養うだけでなく、コミニケーションスキルや創造力、チームワークやリーダーシップなど、立命館大学のスポーツ健康科学研究科でも推進している共通したスキルを大学院課程における教育目標として掲げているのは嬉しい驚きでした。

オランダでは社会的に経済に何かしら貢献している人口全体の約7%が博士号を有しているとのことです。ヨーロッパの中では決して高い数値ではないそうですが、それでも社会人の7%の人が博士というのはとても興味深いデータです。

ちなみにマーストリヒト大学の大学院における博士課程の在籍期間は平均4.5年だそうです。4年のプログラムですが、これは多くの院生が在籍中に就職が決まり、両立しながら修了を目指すことが理由だそうです。

今年は異なる分野から77のポスター発表が行われました。ポスターは2分間の口頭発表の後、3分間の質疑応答を審査員が順番に実施し、専門分野ごとにまとめられたポスターの中で優秀と判断されたポスターが午後の本審査で口頭発表する機会が与えられます。




午後の口頭発表は2枚ほどのスライドを使った発表ですが、こちらも質疑応答が行われ、最終的に優秀ポスターが表彰される、というシステムがとられています。これも博士後期課程の教育プログラムの一環として実施されています。

毎年の進捗報告を兼ねているので、ポスターによっては必ずしも結果・考察までまとまっておらず、今後の研究計画を示している場合もあります。しかしその内容に関わりなく、フリーディスカッションの時間は皆ポスターの前で熱心に同僚とディスカッションしていました。

内容としてはスポーツ栄養学から臨床栄養まで様々でとても幅広いですが、共通した認識としてはすべての研究結果を運動・栄養指導の現場に活かすというTranslational Research(橋渡し研究)に焦点をあてたシンポジウムになっています。

個人的にはとても興味深かったのは、学科が運営するシンポジウムとしては珍しく、この分野に貢献をしている世界でも有数の研究者を招待し表彰すると同時に記念シンポジウムを開催することです。
今回はNIH(アメリカ国立衛生研究所)で長年にわたりサルコペニア(加齢に伴う骨格筋量と筋機能の低下現象)の研究を実施しているDr.Luigi Ferrucciの講演でした。研究内容はもちろんですがサルコペニアの概念についての話やコホート研究の難しさなど、研究アプローチに関する話も大変参考になる貴重な講演でした。

http://www.mintonline.org/event-nutrim-symposium.pdf

全体として学内のシンポジウムというよりは、独立した学会の年次学会のようなレベルの高いイベントで大満足です。

satoshi

2017.12.31

修道院での口頭試問

先日博士課程の口頭試問を見学をする機会に恵まれました。
現在滞在しているマーストリヒト大学のSchool of Nutrition and Translational Research in Metabolism(NUTRIM)ではたくさんの博士課程の学生が所属しています。

今回は直接は関わりのない他の研究室の大学院生の口頭試問でしたが、博士課程修了までの手順は全学同じのようで、基本的に博士後期課程は4年で修了を想定したプログラムになっています。

口頭試問はメインキャンパス内にある教室棟で行われました。ここは以前は修道院だった建築物を改装したらしく、そのデザインに先ず目を奪われます(ブログ下の2枚目の画像)。

大学内の博士課程の口頭試問は全て同じ会場で実施されるそうで、毎週のように予定が詰まっている、とのことでした(特に金曜日は口頭試問の後にパーティーが続くので特に予約がぎっしり詰まっているとか)。

口頭試問の前に、院生は審査員の先生が迎えに来るまで控え室で待機します。この控え室、牢獄のような重々しい雰囲気のドアで閉ざされていますが、中は落書きでぎっしり!
これはこれまで過去の口頭試問を受けた院生が皆記念に名前と口頭試問の試験日を書き込んだ跡だそうです(写真左下・右下)。



口頭試問の流れとして、まずスライドを使った10分間程度の比較的短いプレゼンテーションを行います。その後なんと5人のOpponents(副査)から次々と質問が降りかけられます(写真左上・右上)。

それぞれの副査が約10分弱の質疑応答を行い1時間後に合図が出て完全にそこで審査が終了します。

今回の発表者の??は睡眠の乱れ(夜勤による時差ぼけなど)に関する研究を行っていて、睡眠が身体の代謝調節(血糖値の制御など)に及ぼす影響を調査していました。
(実際に被験者を外から光が全く入ってこない、時計もない部屋に数時間管理することで、昼間の晩の感覚を麻痺させるそうです。。)
個人的にはとても興味のあるトピックでかなり真剣に聞き入ってしまいました。

Opponentsからの質問内容は建設的で細かい基礎的な質問というよりは、より論理的に研究全体を総合的に思考することが求められるような質問が多かったです。
15分ほどして、審査の結果が報告され、何とその場で学位授与!プロセスが早い。
そしてその後はもちろんパーティーです。

口頭試問は午後に行われたのですが、実は数名のOpponnetsの先生方が講演するセミナーが同日の午前中に実施されました。フロリダ大学のKaryn Esser教授を含め、体内時計の分野のトップの研究者が講演するのですから、それは盛大なセミナーで、まさに学会のシンポジウムそのものの雰囲気でした。

我々のスポーツ健康科学研究科も学外から招聘副査をお招きしますが、そういった先生方に別の時間を割いて頂いて、学部・研究科全体に講演したして頂く、というのも将来的には面白いかも。

皆さん、どうぞよい新年をお迎えください。

satoshi

2017.12.24

クリスマスマーケット

これからクリスマスシーズンが始まりますがオランダ全土の至る所でクリスマスマーケットが展開されます。クリスマスマーケットはいわゆる出店が立ち並ぶマーケットで、もともとはドイツ発祥だそうですが、オランダでも各地で開催されています。

クリスマスマーケットでは洋服からクリスマスのオーナメント、デザート類を含む食品まで様々な物が売られています。日本のお祭りを少しイメージさせる雰囲気ですが、地元の人にとってクリスマスマーケットはこのシーズンには欠かせないイベントとなっているようです。

今住んでいるマーストリヒトのクリスマスマーケット(写真右下)もオランダのクリスマスマーケットのトップ10に入ります。

https://www.iamexpat.nl/lifestyle/lifestyle-news/top-christmas-markets-netherlands-2017

特にオランダでも有名で、ヨーロッパ全土から多くの観光客が訪れるのが、マーストリヒト駅から電車で15分ほどの距離にある隣町のファルケンブルフにあるGemeentegrotの洞窟内のクリスマスマーケットです。




マーストリヒトの洞窟も有名ですが、このファルケンブルフの洞窟も、もともとは建築材として用いられる石灰石(limestone)を採掘していた採石所跡です。
オランダは石造建築が多いことからもこういった採石跡としての洞窟が多く見受けられます。

戦時中は洞窟が避難場所としても利用されていたそうですが、クリスマスシーズンになると、この洞窟内がクリスマスマーケットで華やかに輝きます。マーストリヒトの洞窟も一度見学に行きましたが、その時は洞窟内がひんやりして暗く少し恐かったです。

ファルケンブルフの洞窟内のクリスマスマーケットで最も古くから開催されていて有名なのが、Gemeentegrotのマーケットです。Gemeentegrotの洞窟は眩しいくらい明るくて、暖かく活気に満ちていました。

焼きたてのワッフルも美味しかったな〜。

皆さん、Prettig Kerstmis! (メリークリスマス!)

satoshi

2017.12.17

シンタクラース

オランダには11月になるとシンタクラースがやってきます。そうです、サンタクロースではなく、”シンタクラース”です。シンタクラース(聖ニコラウス)は、赤いマントと冠、そして長い白い髭が特徴で、見た目はサンタクロースそっくりです。 


この聖人は、毎年11月中旬、「ピート」と呼ばれる大勢の従者をつれて、”蒸気船”に乗ってやってきます。オランダでは12月5日の晩にサンタクロースのように子供たちのお家に訪れて、プレゼントを置いて行くと信じられています。
(悪い子はスペインに連れてかれるそうです。。)

オランダ人に尋ねたところ、オランダ人の子どもは主にシンタクラースからプレゼントをもらうのが風習で、日本のようにサンタクロースからクリスマスにプレゼントをもらうことのほうが希なんだそうです。

見た目はサンタクロースそっくりですが、付き人のピーとを引き連れてくるところもサンタクロースと大きく異なる特徴です。多くの子供たちはこのピートに扮して、まるでハロウィーンのように着飾ってイベントに参加します。

11月18日の土曜日にマース川を渡ってシンタクラースがやってくるイベントには大勢の家族連れで、街は大賑わいでした。この日から12月5日(シンタクラースの誕生日)まで街の様々なところでイベントが繰り広げられます。

歌や踊り、子ども達とのゲームなど、イベントも様々です。この時期にスーパーで売られているクッキーのKruidnoten(クラウドノーテン)は茶色い小石のようなクッキーですが、シナモンやショウガの味付けが絶妙で結構食べ出すと癖になります。



大学でも12月5日までは至る所でクラウドノーテンが振る舞われます。ちょっと食べ過ぎたかな。。

長男が通っている現地の保育園では12月5日の朝はシンタクラースが登場するイベントがあり、ものすごい人だかりでした。同じ研究室の先生の娘さんも幼稚園に通っているのですが、前日4日の晩は興奮して眠れていなかったそうです。子ども達にとって、シンタクラースはとても大事なイベントです。

こういった異なる文化に触れることができるのも、ヨーロッパ生活の醍醐味ですね。

satoshi