[ 2013年11月 ] の記事一覧

2013.11.30

研修会

  今日は滋賀県スポーツ推進委員を対象とした研修会が湖南市の市部文化ホールで開催され、100名以上の指導員さんが集まり、午前は講義、午後は実習に参加されました。僕は午前中の講義を担当し、サルコペニアについて、そしてその予防策についての具体的な運動法を紹介しました。

  午後は草津市に戻ってこの夏に健康バンドのリーダーとして認定された方々が新しく立ち上げた運動教室に参加しました。リーダーの方々以外にも新しく17名の方が運動教室に参加され、筋力トレーニングの意義と健康バンドの実践に取り組みました。今日はゼミ生のM君がトレーナーになってしっかり運動していただきました。

  筋力トレーニングの輪が少しずつ広がっていくことを期待し、今後も指導者養成に携わっていきたいです。

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satoshi




2013.11.29

スポーツにおける非営利団体の活動─USF

こんにちは。

今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目「現代社会の要請・変貌するスポーツビジネスの展望」はUnited Sports Foundation代表理事、諸橋寛子さんのご講義でした。

「USF─日本のスポーツにおける非営利団体の必要性と役割、活動」

 

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講義ではUSFの設立経緯、これまでの活動、今後の展望、今日の社会でスポーツを通じて貢献する意義、そこでの非営利団体の活動について語られました。

この講義への特別協力もUSFの社会貢献活動です。

今後、USFとスポーツ健康科学部は、学術交流協定をさらにいろいろな形で具体化していきます。

ご期待下さい!!

BULLCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.11.28

プチ・パワトレでらくらくエクササイズ

本日は、大学院前期過程Hamaさんの研究内容を紹介させていただきます。タイトルは「低負荷パワートレーニングによるサルコペニア予防のための運動処方プログラムの開発」です。最近、身体活動は10分ずつ細切れで行っても、一度に連続して行っても効果はさほど変わらないと言われています。しかしこの効果は、筋トレでは実証されていません。そこで、Hamaさんの修士学位申請論文では、中高齢女性(5565歳)を対象に低反復回数を用いた低負荷パワートレーニングを6週間実施したところ、筋量の低い群の体組成の変化と筋力の増加が確認され、低反復回数を用いた低負荷パワートレーニングは、身体機能改善に有用であることが示されました。具体的なトレーニング内容は、先日「日産ディーゼル」という雑誌の、2013年10月号に掲載されました。高齢者の転倒防止トレーニングに是非ご紹介ください。sana

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2013.11.27

学習の秘訣を伝授。

こんにちは。ma34です。

先日、京都府のとある高校の英語科レシテーションコンテストを参観してきました。
さらにそこで、英語学習についてのポイント・学習の秘訣をぜひとも高校生に伝授して欲しいとのことで、少しお話をしてきました。

スポ健の「学習科学論」でお話する、「記憶」や「外国語学習のしくみ」をふまえて、
これから大学受験に向けて本格的な学習をはじめる高校1年生に、
「単なる暗記ではなく、意味付けることを意識した学習」「既に学んでいる日本語の枠組みとは全く異なる外国語の枠組みに意識するための、違いに目を向けた学習」の2点について
具体例をだしながらお話していきました。

高校生は・・・寒い体育館でしたが、一生懸命聞いてくれる生徒さんが多く、とても嬉しかったです。
私は自分の「単なる暗記」ばかりの受験勉強に大いに反省をしていて、(その後ほとんどが剥がれ落ちた学力だったので)、是非大学の1回生や高校生のときにこそ、こういうお話をしたい!と考えていました。
ですので、今回、高校生にこのようなお話ができてとても良かったと思っています。
何より、へえ、立命館大学のスポケンというところで、こういう話も聞けるんだ、と思ってもらえればこの上ない嬉しさです。

彼らの真剣な眼差しと、頷きながら聞いてくれる姿勢に、また一週間がんばろうと思えた時でした。

ma34.

2013.11.26

学生からの本のススメ

 毎週火曜日の朝は、3回生のゼミで始まります。前期から始まった、ゼミ長Takashimaくんによる「朝のひと言」がシリーズ化し、後期に入ってからは学生(Sugaくん)からの「本のススメ」のコーナーになりました。学生自身が大切にしていること、自分の好きことや得意なことを、ゼミの中に自ら提供しようと思ってくれるようになったことがとてもありがたいと思っています。

 朝一番の担当Sugaくんは、いったいどれほどの本を読んでいるのだろうと感心するほどで、その中から毎回選りすぐりの本を紹介してくれています。興味をもった他のゼミ生も刺激されて読んだり、私も今から"読もう"と、手元に取り寄せてみました。

 司馬遼太郎さんの本もあれば、倒産寸前の会社を超V字回復した実業家の本などなどです。自分自身でも考えていることがあるらしく・・・、そのうちまた紹介したいと思います。今日のゼミでは、どんな本が飛び出すのか、楽しみです。 【ippo】

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【左】3回生の12名。卒業するころはどうなっているでしょう?   【右】今日の1時限開始早々のゼミ風景。本の紹介中です。
卒業アルバムのカメラマンさんに撮って頂きました。








 


2013.11.25

3回生ゼミ生の活動

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4回生の卒業論文が佳境になっていることは多くの先生のブログにあるとおりです。かなり急ピッチで研究を進めている4回生もいます。無事に4年間の集大成がまとまることを願っています。

3回生は1年後の卒業論文作成に向けて、総合実験を始めています。バイオメカニクスの実験は、ひとりではできません。また、機器操作、解析方法も事前にしっかり学んでおかないと卒論の実験ができません。そこで、総合実験を企画して、それぞれが計測する側、被験者に分かれながらデータを取ります。ただし、データ解析はグループ(チーム)ではなく、それぞれが見たい(明らかにしたい)テーマで解析して、その結果をプレゼンするようにしています。そのような実習、演習を繰り返しながら、個人でテーマを設定して、卒業論文に取り組んでもらうようにしています。

 

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回生ゼミ生は、前日ならびに早朝から積極的に準備を進め、1時限の90分で効率よくデータを取得できるまでになりました。実際に本実験をするには、多くの協力のもとにチームとして詳細なデータを取得する必要があります。このまま順調に、実験技術を磨いて、自らが明らかにしたいテーマに切り込んで欲しいと願っています。





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 <今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

いよいよ3回生の就活が来月から本格的に始まります。他学部に比べて少し動きがゆっくりしているような気がしています。こちらも準備が間違いなく必要です。それぞれのキャリアを見据えて、しっかり活動を進めて欲しいです。写

真は、先日、日本テレビへキャリアの相談に行ったときのものです。色んなキャリアの可能性を見据えて、業界、業種をしっかりと学んで突き進んでください。

【忠】

 

 












2013.11.24

「辺境たる東北」が教えること?!

『辺境からはじまる 東京/東北論』(赤坂憲雄・小熊英二編著、明石書店)が刺激的で面白い。「東日本大震災」と原発事故後に東北ゆかりの若手研究者が集まって研究会を開き、その毎月の報告者たちが書いた論文をまとめたものだ。その「まえがき」には次のようにある。

・・・共通した問題意識がある。それは、「東京」と「東北」、「中央」と「辺境」の関係に象徴される近代日本、現代社会のありように対する問いかけと、それを変えようとする模索である。もちろん、ここでいう「東京」も「東北」も、「中央」も「辺境」も、実体ではない。それはある関係の中で作られた概念である。逆にいえば、問われるべきはその関係である。それゆえ「辺境」の問題は、地理的な意味での「東京」にも存在する。・・・「辺境」からはじめるとは、幻想の中央にむかって憐れみを乞うことでもなければ、遠くの誰かの災害を思いやることでもない。それは、自分の足元から、現代を問うことにほかならない。

こうした厳しい言説に到底敵うものではないが、私にも同じような問題関心があったのを思い起こしている。共同研究「日本における中山間地域の活性化に関する地域マネジメント研究~経営学・マーケティング・ケアの視点から~」で、健康づくり支援の「教育的な営み」を拠り所とした「ケア」の問題に迫ったことがあった。京都市内や丹後地域のいわゆる「僻地校」での教育実践をめぐる問題は、「中山間地(僻地)」と「都市部」との関係の中で作られた問題ではないかというものだった。そして、311日の「東日本大震災」のことは、丹後半島付け根の伊根町に調査に行っていた時に知ることとなったのだが、それ自体が何かしらの縁であるのかも知れない。

「中山間地」での問題は、地理的な意味での「都市部」にも存在するのではないか。健康づくりの「教育的な営み」の実践にもとづく検証がなされなければならない。そのような元々もっていた問題関心に加えて、「東日本大震災」の災害の状況に直面することとなった。そこでは、法的拠り所である「学校保健安全法」の枠組みの下で健康づくりがどのように保証され、その土台にある安全がどのように確保されていたのかについての検証こそが重要になってくる。問題関心の拡大・深化といったところだろうか。

郷里・石巻やその周辺を襲った巨大津波被害を目の当りにしたのは、共同研究作業の最終盤でのことだった。少なからず精神的な動揺があって、十分吟味することなく書き連ねた論文となってしまっていた。それだけに、健康づくりの分野から現代を問う研究作業が改めて準備される必要があったし、その進展も求められるものだった。

『辺境からはじまる 東京/東北論』は、まだまだ漠然とした問題関心に対して大きな刺激を与えてくれるものだったし、やはり漠然とした課題意識に対してはかなり明確な針路を示してくれるものだった。「辺境」からはじめることに学びながら、研究作業を少しはまとまったものにして行きたいものだ。  mm

2013.11.23

アロニアで筋量増加?

先日、京都の製薬会社が主催する機能性食品の素材に関するセミナーに参加してきました。
神戸大学名誉教授の市橋正光先生が「若々しく健康な皮膚を維持するために」というテーマで、紫外線の皮膚に与える影響についてお話をされましたが、大変興味深く聴講しました。

日焼け止めのクリームの重要性と、特に幼児期に大量に紫外線を浴びることのリスクをデータとともに示されたので、少し日焼けするのが怖くなりました。

僕は今年我々の研究グループでの研究結果が論文掲載された「ウルソール酸」という素材の筋肥大効果について話をしました。ウルソール酸は日本国内でもアロニアという食物に含まれる成分です。動物実験では脂肪減量や筋量の増加が示されており、機能性食品として発売されれば、介護予防に向けたトレーニングとの組み合わせにも有効かもしれません。とても楽しみな素材です。

アロニアについての詳細は
http://www.sapporo-mogoo.jp/feature/expert/02/
よりご覧になれます。

satoshi

2013.11.22

USF特別協力講座・NFL協定科目、今日は3×3の戦略的展開!!

こんにちは。

今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目は、

「3×3─日本の新しいスポーツ市場に戦略的に挑む」

ゼビオ株式会社常務執行役員・クロススポーツマーケティング代表取締役、中村考昭さんのご講義でした。

 

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ゼビオグループがなぜスポーツの普及に取り組むのか、なぜバスケットボール、なぜ3×3なのか、それがどのように新しいスポーツ市場の創出に繋がるのか、そして、どのようにビジネスに結び付け、収益を得るのか、きわめて戦略的なグループとしてのレバレッジについて、詳細にご講義いただきました。

今日も教室に満員の学生諸君が熱心にご講義に聞き入りました。

来週は、United Sports Foundation代表理事の諸橋寛子さんのご講義です。

お楽しみに!!

BULLCO

 

 

 

 

 

2013.11.21

健康運動指導士・資格認定試験迫る

 いよいよ4回生が、初めての健康運動指導士資格認定試験に臨みます。
 試験日は、11月23日(土)、場所は大阪市住之江区の大阪アカデミアです。養成校大学生の合格率は40~50%と、かなり難しくなっています。
 これは1000ページにも及ぶ養成テキストすべてが試験範囲となっており、科目も健康づくり施策から生活習慣病、運動生理学、バイオメカニクス、健康づくりのための運動に関する理論と実践を幅広く網羅しているためです。
 今回は、5名の4回生が受験します。3月試験はまだこれよりも多くなると見込んでいます。毎金曜日の3時限目に試験直前対策をしてきましたが、これだけでは合格できません。教科書の読み込みを中心に自学自習を行わなければ合格の切符はいらないでしょう。
 それにしても受験者が少ない。。。せっかく履修科目をクリア―しているならば、是非3月試験にチャレンジしてほしいと思います。
 人生何があるかわかりません。備えあれば憂いなし。特に、病院、フィットネス、大学院進学(実は大学教員になろうとしている人は取っておいた方がいい)希望の学生は受けておくと有利です。頑張ってチャレンジしてください。sana


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