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2017.09.22

自己流ストレス・マネジメント

お疲れ様です。Hitomiです。
今日はグッと寒くなりましたね。あいにくのお天気なので気分もへこみがちですが、エレベーター前のベランダでは、nao先生のガーデングのお花達が色鮮やかに咲き誇っています。空が曇りでも、こういうところに色があるとやっぱりいいですねぇ。


衣笠では、先週の記事を見てくださった事務のO田さん(スポ健立ち上げの頃にこちらにいらっしゃったそうです!)&O倉さんが、猫写真を見せてくださったり、猫情報(なわばりがあるので他の建物に行くと別猫がいるらしい、等)を教えてくださったりと思いがけず楽しいコミュニケーションがありました!可愛いは正義です。

というわけで水曜日に1週間ぶりにBKCに戻ってきました。戻ってきてあらためて後期の予定を見ていたら思ったよりカレンダーが埋まっていました。んん?
結構、キャパシティがいっぱいになってきた予感がします。といっても、もともと平均的に不安が高いタイプなのでおそらくそもそものキャパシティ量がアメリカ土産のショットグラスくらいしかありません。
そして、今抱いた不安は最悪の状況を勝手に予感させ、さらなる不安を呼び寄せます。これはまずい。非常にネガティブなスパイラルに陥りかけている。

さぁ、こんな時どうするか。まず、一つ目の方法は私が精神的に強くなり一人でこのストレスを跳ね返すこと。…いやいや32年間この性格と付き合ってきたわけですから。もう手遅れ。今から性格を変えている時間はない!
ではどうするか?二つ目の方法。社会心理学でストレスを緩和するための方法と言えば、ソーシャル・サポート!他者からの援助を求めることです。


ソーシャル・サポートはこのように①評価の過程と②実際にストレスがかかった後の心身の健康に効果をもたらすと言われています。前者は愚痴を言ったり弱音を吐いたりできる人間関係があることで不安をやわらげ、状況を気楽に考えたりできるようになります。後者は、実際にストレスが生じるイベントに直面した後で、落ち込んだ気分を上向きに回復させたり、問題解決のための有益な資源や情報を獲得することに貢献します。

私の場合、今必要なのは前者ですね。まだ来ていない未来、ストレスを生じさせる可能性のある事柄に対して不安を感じています。「きっと大丈夫だ!」という気分になることが必要です。

続いてソーシャル・サポートの種類です。ソーシャル・サポートは大きく分けると以下の2種類に分けられます。



ふむふむ。私の場合、道具的サポートは授業の仕方を教えてもらったり効果的な時間管理についてアドバイスをもらったりすることですね。これは同僚の先生に求めるのが良いでしょう。また飲みに行きたいです。
ただ社会情緒的サポートは私以上の仕事をこなしている方々には言い辛いですね。自分の無能感を感じてしまうのでかえって危険です。

社会情緒的サポートは誰から提供されると効果的かというと、配偶者・家族・恋人…う~ん、独り身のアラサーに鋭い刃が突き刺さります。ということは友人感覚でお話しできる同業者以外の方…

事務さん…!!

ということで前置きがすごく長かったですが、今日のランチはS村さんとD松さんにお付き合いいただきました…!私がしゃべってばかりでしたが、すごく良い気分転換になりました…。ありがとうございます。



私のプチカウンセリング?以外にもFDのことやS村さんの旅行の話を聞くことができてとても楽しかったです。

事務さん達に、道具的サポートだけなく社会情緒的サポートまで提供していただいているおかげでなんとかやっています。いつも感謝しております、ありがとうございます!
他の方々も、よければまたご一緒してください。

よくへこむくせに、しぶとい性格なのでたぶん大丈夫でしょう。
よし、回復したところで後期も頑張ります!よろしくお願いします。

Hitomi


2017.09.15

ねこあつめ in 衣笠キャンパス

お疲れ様です。Hitomiです。
BKCに姿を見せないので「あいつサボってやがるな」とお思いの皆さま、違うんです。今日は…というか今週は、BKCではなく衣笠キャンパスでお仕事中です。
身体的に疲れはしないものの、集中力を使う仕事が中心なので終わる時間にはふらふらです~。


↑いつ来ても立派な図書館

昼休み、ネタ探しがてら散歩をしていたところキャンパスの中庭で猫を発見しました。
猫…!(喜)
昔は実家で飼っているのもあり犬派でしたが、猫も結構人に懐くということを知ってからツンデレな態度もまたオツ…と思えるようになりました。
そもそも猫とか犬とか以前に動物が大好きです。大学時代夏休みに北海道の牧場で数週間住み込みのバイトにチャレンジしたくらいには動物好きです。
(動物関係の仕事に興味を持っていましたが、この時体がついていけずに1週間寝込み、散々迷惑をかけたうえで肉体労働は向かないことを自覚しました。切ない思い出…)

看板を見るに、どうやら猫達はここに居ついている様子。



アイドルのおっかけのごとく毎日通って3匹確認しました。涼しい時間帯がねらい目のようです。



しかし、衣笠キャンパスにはよく来ていますが猫がいることはまったく気づきませんでした。
ブログのネタ探しと思って注意してみてみると色々気づくものですね。

来週の火曜まで衣笠に通う予定ですが、それまでに新しいにゃんこに会うことはできるのでしょうか!?
こうご期待!!

Hitomi

2017.09.08

種を育てる ―定籐先生の集中講義―

Hitomiです。
今週、月曜日から木曜日にかけて生理学研究所の定藤規弘先生をお招きし、大学院生対象の集中講義が行われました。
定籐先生は脳科学研究の第一人者であり、fMRIという機械を使って人間の高次な脳機能を解明する研究をしておられます。



以前の記事でもちらっと書きましたが私もfMRIに関する研究に興味があったので、ちゃっかり院生さん達に交じって講義を聴講させていただきました。

今回の講義では、fMRIの仕組みについてご説明いただいた後、模倣に始まり共同注意、自己/他者の識別、メンタライジング、語用論(皮肉や比喩)、向社会的行動など様々なヒトの社会能力に関して、脳科学の観点から現在明らかになっていることをご紹介していただきました。

fMRIの仕組みについては、ある程度知っていることを前提として進んだので、本当に事前の勉強会に出ておいてよかったです…!勉強会を開いてくださった【敦】先生とK原先生、メンバーの皆さんに感謝です…
※勉強会ではこちらの本を分担して読んだのですが、定籐先生も教科書としてよい本だとおしゃっていましたよ。
福山秀直監訳(2016) fMRI 原理と実践,メディカル・サイエンス・インターナショナル,ISBN: 978-4-89592-854-0

門外漢の私でも大変分かりやすい説明をしていただき、4日間余すところなく面白く感じました。

普段あまり触れない内容としては点字の研究がとても興味深く、人間の脳が自分の身体状況に合わせて思った以上に適応していることが分かって驚きでした。
自分の関心に近いところで言えば、sharing(共有)に関する話が面白く、グループ内での一体感や規範、価値観、チームワーク…といった集合的な信念の形成と関係しそうだなぁと思いながら夢中で聞き入っておりました。

また、研究の内容ももちろんなのですが、ご紹介いただいた研究一つ一つの実験デザインの精緻さ(いかにうまく自分の見たい影響を測定できるようにデザインするのか、という意味で)は、本当に見習いたいと思いました。学生時代から教員や先輩達に「実験の結果は、データを取る前には決まっている。(事前にいかによく考えて、デザインを組んだかで決まる)」と言われてきましたが、改めてそうだということを実感しました。


↑もはや院生・教員関係なしに質問&ディスカッション

さらに、アクティブ・ラーニングとしてオーディエンスひとりひとりの研究の話も聞いていただきました。私も恥ずかしながら色々と相談させていただきましたが、とても真剣に話を聞いてくださり、こちらが1話したことに対して10以上の情報を返していただくような状況で…「集中講義来てよかった…」と静かに目を閉じて天を仰ぐ気持ちです。

その中で、研究を“作物を育てること”に例えておられたのが印象的でした。
研究のアイデアは「種」であり、たくさんの種の中からよく育つものを見つけて世話をしていく、すなわちたくさんのアイデアの中から、実証されるものを見つけ出し、言語化(論文化)して世に出すことが研究であるということです。(間違ってたらすみません)
そのためには、一つのアイデアに固執しすぎないようにすること、アイデアが埋没して忘れ去られないように、自分の考えを言語化してノートに記録すること、それを定期的に見返して、考えなおしたり整理したりすることなどが有効であると教えていただきました。

ちなみに、私が院生時代に力づけられた言葉に「涙と共に種を蒔く人は喜びの歌と共に刈り入れる。」というものがあります。
研究に行き詰まって苦しい時もありますが、それを乗り越えて大きな花を咲かせられるように頑張っていきたいです。
(意外と研究アイデアを出してあーだこーだと議論している時が一番楽しいですけどね)

定籐先生、本当にありがとうございました!
また、アレンジしてくださった【敦】先生にもお礼申し上げます。

Hitomi

2017.09.01

愛を叫べ

Hitomiです。
最近、右からも左からもおめでたい話題が聞こえてきてびっくりしっ放しです!

ご本人達は「(結婚しても)変わらないですよー」と言っていましたが、なんとなく表情が輝いて見えるのは私の気のせいではないはず。
「安定」からは程遠い仕事ですから、共に歩むと決めた奥様の覚悟も相当なものだったと思います。
仕事に研究に家庭生活に、さらに飛躍されますことをお祈りしています!!

そしてもう一つ素敵な話題が。
ab研のK崎さんのご就職が決まったとのことで、送別会に顔を出させていただきました。
初めてお会いした時はあまりの美人オーラに思わず圧倒されてしまいましたが、話してみたらすごく気さくで面白い方で…くだらない話題にもお付き合いいただき、学生時代に戻ったかのようにお腹を抱えて笑いながらお喋りできたのがいい思い出です。

同領域だと気軽に「ではまた学会で~」ができるのですが、専門が違うとそうもいかないのでちょっと寂しいですね。
でもだからこそ、つながったご縁を大事にして、こちらから会いに行きたいと思っています。

また東京でぜひ飲みましょう!

Hitomi

2017.08.25

第2弾☆教員インタビュー(後編)

先週に引き続き嶋村先生のインタビューをお届けします。引き延ばしているわけじゃない、絶対。
ちなみに嶋村先生はこんな感じの方です。娘さんかわいい!!




では、前の質問に関連して…ご専門である言語学の面白さは?
言語学といってもいろんな言語学があるんですけど、僕がやっているのは「理論言語学」というものです。皆さんがおそらく人文学の一部として思っているものよりは、どちらかというと理系っぽい…たとえば、いっぱい定式があって、データを収集して仮説をたてて検証していく…というようなステップを踏んでいますので、自然科学分野に近い手法を使ってやっています。

言語というのは、ヒトの脳の特性のひとつだろうと考えています。人間の体の成り立ちというのは自然の原理に従っているはずなので、人間の持っている言語も自然界にある原理に従っているだろうという考えでやっています。

そうなってくると、いろんな言語の共通点を探すということですか?
そうですね。「普遍文法」という仮説を立てて、それをより信頼性の高いものにしていこうという試みです。
特に関心があるのが、ヒトがいかにして言語を獲得するのか?という点です。子どもは、だいたい4~5歳で大人と同じくらいの文法能力を持っているといわれています。人間の言語は、語数(単語)は有限ですが、作り出す文っていうのは無限なんです。たとえば、今僕が話している文は、今はじめて作られた文で、70年生きたとしたら毎日文が作られてすごい量になります。
そういった無限の文を作り出すシステムは、習慣形成(刺激と反応)によって作り出すことができるのかどうかを考えたり…
??その場合の「刺激と反応」というのは、具体的には?
たとえば、子どもが文を発して、お母さん、お父さんに「よく出来ました」と言われてそれを習得する、怒られたらやめる、といったことですね。
言語に関しては、あまりそういうことってない気がしませんか?むしろ、「…でちゅよ~」という言葉を使ってあえて親が子どもに寄せて行くこともあります。これは母親語というのですが…つまり、親が子どもに対して与える言語の情報というのは不完全であるということです。
しかも、「こうじゃありません」という直接否定証拠は働かないんです。たとえば、ある子が“Nobody likes me.”を“Nobody doesn’t like me.”と間違えたとする。その時、親が何回なおそうとしても子どもはなおさない。子どもは、自分でなぜこの文が間違いなのかを理解できるまではなおさないんです。

そういうことを考えていくと、複雑な文を作る能力がいつの間にか備わっていることってとても不思議なことに思えてきます。これは、この能力が生得的なものなのか(それとも、経験を経て後天的に獲得したものなのか)という問題につながってきます。
人間は、ゼロから言語を習得するのではなくて、生まれながらに正しい言語を生成するための設計図のようなものを持っていて、それを基盤にして言語を習得しているんじゃないか…ということですね。

言語学を知ったらいい事があるかどうかは…分からないですけど(笑)、人間の知性に対する見方が変わるかなぁと思います。言語って当たり前じゃないですか?勉強ができる、できないってあると思うんですけど、日本語を話すことについてはみんな天才的な能力を持っていると思います。そんなすごいことを当たり前のように出来ているということが、人間の知性というものを考えるうえで、面白いなぁ…と思いますね。

なるほど~、言語学も面白いですね!
最後、英語の先生ということで英語が上達するためのアドバイスはありますか?
う~ん…文法をしっかり理解することですね。あとは発音ですが…発音にも文法がありますからね。日本語と英語の違いを理解しておくといいと思います。
たとえば、英語の場合、子音と子音がぶつかると次の子音が落ちます。But Iの場合「バット、アイ」ではなく「バタッイ(※表現できないですがめっちゃいい発音)」ってなりますよね。日本語は子音で終わることはないので、そういったことは起こりません。
今言ったように闇雲に読むのではなく、なぜそういう発音になるのかということを理解して真似してみるといいと思います。英語のルールを知っておいて練習するのと知らないで練習するのは違うはずです。
なるほど…
まぁ、あとは自分で話すことが大事ですね。英語が上手に話せるようになるとリスニングも上達すると思います。
道のりは遠いですが頑張ります…(いつの間にか自分の相談に)
英語が話せるようになると、楽しい事がいっぱいありますよ。


…というわけで、実は他にもお子さんのこととか色々と聞いたんですが、さらに長くなりそうなのでカットです。写真でご勘弁ください。30分くらい喋っていたんですが、文字にするのは10~15分くらいが限界ですね。

他領域の研究の話はやっぱり面白いです。特に言語学者はこれまで身近にいなかったのでとても興味深く話を聞くことができました。

というわけで、嶋村先生ありがとうございました!
お手製カレーをいただいたら、また報告します。
さぁ、次は誰に出てもらおうかな。

Hitomi

2017.08.18

第2弾☆教員インタビュー(前編)

Hitomiです。夏休みはネタがないので困りますね。
というわけで、今週は教員インタビュー第2弾です。第1弾で終わるかと思いましたが、ちょうどいいところに英語の嶋村先生がいましたので、広島土産の三好ピオーネジュレ(おすすめ)を対価にインタビューを受けていただきました。

嶋村先生はブロガーではないので、まず簡単な紹介を…
嶋村先生は現在、英語Pをはじめとする語学の授業を担当されています。フルブライト奨学金でアメリカの大学に留学されていた優秀な先生です。同じタイミング(2016~)で赴任したということもあって色々とお世話になっています(特に初年度は書類作成や手続きが複雑なので情報共有できて助かりました…)。
経歴だけ見るとすごすぎて話かけづらい…と思いきや、とにかくマイペースでとにかく服装がラフです。「空気など読まぬ」という無駄に強い意思を感じます。去年、教員ラウンジで院生と間違われて受付の事務員さんにものすごい不審な目で見られていました。ちょいちょいこういうので笑わせてきます。

さぁ、そんな掘り下げたら面白そうな嶋村先生に用意した質問は以下の4つ(順不同)です。
「研究を始めたきっかけは?」
「専門(言語学)の面白いところは?」
「英語が上達するための方法は?」
「スパイスカレーの作り方」※インタビュー直前の雑談で京都の美味しいカレー屋さんの話をしていたら「最近、自分で作る」と言い出したので質問に入れました。

↓それでは、インタビュースタート(青字=私、黒字=嶋村先生)

じゃまず、スパイスカレーの作り方から(笑)
(笑)
僕、カレーが好きなんですけど、最近、簡単に作れるスパイスカレーのレシピ本を買いまして…、基本のスパイス3つ、コリアンダーとターメリックとカイエンペッパーを混ぜて炒めたりしながら作ります。
本格的ですね(笑) カレー作りは趣味なんですか?
料理が趣味なんですけど、だんだんといろんな凝ったものを作り出して、最近スパイスカレーに挑戦してみました。
いいですね。いつかみんなでカレー会をしましょう(笑)
ぜひぜひ(笑)

※「今日コロッケ作ります」と言っていたので、「写真送ってください」と言ったら律儀に送ってくれました。ちゃんとBefore/Afterです(笑)



じゃあ、真面目な内容に。研究を始めたきっかけは?
大学の最初の頃は経済学部だったんですけど、当時はあんまり真面目な学生ではありませんでした(苦笑)。ただ、本を読んだり音楽を聞いたりするのが好きで、アメリカやイギリスのバンドの中に政治的な発言を積極的にする人達がいたんです。
ある時、音楽雑誌のインタビューで、RADIOHEADのトム・ヨークがチョムスキーの本について言及しているのを読んで…当時、アメリカがイラク戦争を始めた時期で、そのあたりの内容だったと思うんですが、そこで出てきたチョムスキーという人がMIT(マサチューセッツ工科大学)の言語学の先生だと知って「どんなんやろな」と思って調べたのが最初です。
意外なきっかけですね。
音楽を聞いていて良かったです(笑)

長くなったので後編(来週)へつづく→

Hitomi

2017.08.11

高知と読書とカツオと台風

Hitomiです。
各地で猛暑が続いているようですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
立命館大学は本日より夏季一斉休業に入りました。帰省や旅行などアクティブに過ごすもよし、前期の疲れを癒してまったり過ごすのもよし、そんなの関係ねぇとばかりに仕事や研究に邁進するもよし。
いや~、何をしようか考えている時が一番楽しいですね。(そして結局一瞬で過ぎる)

先週、読書会で高知に行ってきましたので今日はその様子を。
毎年定期的にやっているもので、“制度”に関する本を複数人で分担して読み、その場で議論するという内容の会です。今年読むのは「暴力と社会秩序」。



社会秩序の変化を暴力の制御という観点から説明し、社会科学の新たなモデルを提案するという意欲的な内容です。歴史的事例が多く、世界史に詳しくない私にはなかなか読み進めるのが難しい内容だったのですが、他の参加者の方々の手を借りてなんとか理解できました。

読書会で興味深いのは、他の研究者の議論を聞けることです。進化心理に詳しい方、哲学に詳しい方、社会学に詳しい方、文化心理に詳しい方…本を一つの題材として各分野の相違点・共通点が見えてくるのでとても勉強になりました。

最近の学生は本をほとんど読まないと聞きます。1日の読書時間が「0」の大学生が50%近くいたという調査結果もありましたね。膨大な課題が出ている中で読書時間を確保するのは、時間的にも精神的にも難しいかもしれませんから、読書会のように学生同士で分担して読むのもよいのではないでしょうか。

さて、高知までは陸上ルートで、岡山まで新幹線、そこから特急・南風で向かいました。南風では、たまたま取った席が、【司】先生のブログでも登場したアンパンマン電車の中でした。
アナウンスもあの声なんですよ。かわいい!


※前日夜入りしたので暗い…

懇親会では、カツオが出ました。分厚いのに生臭くなくてすごく美味しかったです。さすが本場!



もうちょっとゆっくりしたかったのですが、台風の影響が危ぶまれたので電車が止まる前に退散。高知~岡山間では隣の席のおじさんが昨今にしては珍しくよくお話になる方で、アラン・ドロンについて熱く語られ、『太陽がいっぱい』という映画を必ず見るようにと念を押されました(笑)
こういう一期一会の出会いも出張の醍醐味ですね。

それでは皆様、よい夏季休暇をお過ごしください!

Hitomi

2017.08.04

圧倒的感謝っ……!

Hitomiです。
今週頭に誕生日だったので(かの有名なハリーポッターと同じ日です)、例の張り紙を出していただきました。去年は学会で不在で送っていただいたので、実際に体験するのは初めてです。嬉し恥ずかし。
同僚の先生から「おめでとう」なんて言ってもらえるのは論文が通った時と就職が決まった時くらいだったので、血反吐を吐くような努力もなしにお祝いの言葉をいただくと「いやいや、ほんと、ただ過去に生まれたってだけですから…」と感謝以上に恐縮です(笑)
でも、1年に1回くらいこういう日があるのもいいですね。この場を借りて恐縮ですが、ありがとうございました。


さて、今日の話題。
昨日のshino先生の記事でもありましたが、早稲田塾のイベントで私も模擬講義をさせていただきました。

私がやったらむしろ応募者減るんじゃ…と一抹の不安を抱きつつ、「それは私が考えることではないッ」と開き直っての1時間。
マネジメントコースの模擬授業ということで、集団意思決定と社会的手抜きに関する内容にしました。
ざっくり言うと「個人でやるよりチーム(集団)でやったほうが成果は上がるはず」と信じがちですが、ちゃんと集団を理解して、気をつけるべきところを気をつけないと生産性は簡単に下がってしまうよ、というお話です。
参考図書は以下の2点。
亀田達也(1997) 合議の知を求めて―グループの意思決定, 共立出版 
釘原直樹(2011) グループ・ダイナミックス ―集団と群集の心理学―, 有斐閣

一方的に話しっぱなしでは受講生も退屈だろう…ということで、個人&チームで実際に古典的な研究で使われていた問題を解いてもらいました。


クイズを解く課題なので、shino先生のグループワークとはまたちょっと違った雰囲気だったかもしれません。
けっこう正解にたどり着いていたチームがあってびっくりです。

大学時代、授業でいろいろな実験の話を聞くのが私はとても好きでした。日常的な疑問をいかに実験状況に落とし込んで検討するのか…という先人達のアイデアそのものに、高校時代に思い描いていた“頭の良さ”のイメージを大きく覆されたものです(もちろん、高校の授業も「もっと勉強しておけばよかった!」ということばっかりですが)。楽しい反面、自分の研究となるとそこが難しくて大変なところになるんですがね…。

単に調べたり覚えたりするだけではなく、自分で考えて検証する楽しさがちょっとでも伝わっていたらいいなぁと思います。

Hitomi


2017.07.28

「復習」とは、自分の学習への決着をつけるためにあるッ!

Hitomiです。
いや~、やってしまいました。この記事、時間が空いたからと月曜日にさくっと書いて準備していたんですがうっかりそのまま月曜にあげてしまっていました。ご連絡いただいて慌てて下げたんですが、ほんとご迷惑おかけしました。
授業期間中のルーチンが崩れるとすぐこれなんだから…。早く授業のない期間のリズムを作らないといけません。

※最終発表会の様子

というわけで気を取り直して。
授業が終わったということで、私自身も自分の授業を振り返ってみたいと思います。
私がメインで受け持っている「調査方法論」は、前半座学,後半演習形式の,小テストあり,グループワークあり,レポートありの盛りだくさんの内容です。
昨年も受け持っていた授業なんですが、今年はほかの授業でどんな経験をしているのかがある程度分かった状態からのスタートだったのでとてもやりやすかったです。

去年と変えたのは以下の3点。
・グループワークの際,座席の配置を縦3列から横2列ごとに一班に変更(話し合いがしやすいように)
・前半6回終了した時点で小テストを実施して理解度を確認
・教室内をできるだけ回って学生を当てる(居眠り防止)
いずれも去年の授業の最後,感想で学生に挙げていただいた改善案を採用させてもらいました。どれもとても有効でした。

以下,今年の受講生からもらった感想抜粋(一部内容をできるだけ保ったまま改変)です。

【反省点】
1.授業の難易度
・難しい内容ではあったと思う。
・15回で学んだ内容は少し難しかったように感じました。
・専門用語の説明をもう少し詳しくしてほしい。
→説明不足で申し訳ない。こちらもできるだけ改善しますが、説明との相性もあると思うので、引っかかった部分はぜひ本などで自主的に勉強してみてください。

2.統計
・最後のp値などの授業をもっと詳しくやってほしかった
・統計に関する内容は論文を読むときにとても重要になってきて、他の授業(研究入門)などでも使ったので、もう少し早くから時間をとって教えてほしかった。
・t検定における有意性が何を示すのか、確実に理解することができなかったです。
→この授業は方法論の授業なので,統計に関しての説明は時間が足りませんでしたね。統計についてもっと知りたい人は「スポーツ統計学」の受講をお願いします!!

3.グループワーク
・班員全員がちゃんと話し合いに参加してたわけではなく、数人への負担が大きかった。
・班のメンバーの活動や貢献度を均等にできなかったことが悔やまれた。課題を班の誰か一人が提出となると、やはり仕事の量が変わってきてしまうのではないかと感じた。
・一人で準備することが多かったので、少し考慮してもらえる制度があればうれしい。
→グループワークの難しさを痛感します。実際には、さぼっていた人は最終の個人レポートの内容がひどいのでだいたいそれで差別化できているのですが、全員の評価を可視化できるわけではないので学生の相対的な不公平感はもっともだと思います。
「積極的にやっている人にプラスの評価を」とありましたが、全グループの状況を把握するのは難しいので、さて、どうしたものか…。来年度の課題です。

3.その他
・授業中のパワーポイントを真ん中のモニタに映してるいると思うのですがたまに映っていなくて後ろの方の席に座っていると重要な部分が見れなくなります。そこの改善を来年はよろしくお願い致します。
→本当ですか!?すみません。教員側だと気づかなかったり忘れてしまったりすることがあるので、授業中に遠慮なく言ってください。

・パソコンのトラブルで時間がとられてしまい、全グループが発表することが難しくなってしまったので、トラブルがあることを想定して対策をするのは大切だと思った。
→本当にそうですね。反省です。来年から予備のPCを準備することにします。

・スポ健へのリクエストだが,各授業の根幹をなす通年の到達目標をもっと明示してほしい。そうすれば、たとえば日本語表現法や、英語P、Sの必修科目が,研究者になったときに必要なスキルなのだという目的意識をもっとしっかりと持って授業に臨むことができる。新入生オリエンテーションである程度は触れている事項だとは思うが、もう少し掲げてもいいと思う。
→なるほど。基礎演習なんかで、必修授業の意義について考える機会を設けるのもいいかもしれませんね。

【ポジティブな意見】
・従属変数と独立変数についてよくわかった授業であった。
→ありがとう。先生方、独立変数と従属変数は叩き込みました。

・授業を欠席する回数が多く、抜けた授業をカバーするのが大変だと感じました。授業のパワポなどをアップしていただいていたのでなんとか理解することができました。
・レジュメが手元にあったおかげで、先生が言った言葉を聞き逃しても理解できるようになっていてよかったと思いました。
→授業資料に加えてレジュメ作ったりアップしたりするのが大変だったので、役に立っていたと分かってうれしいです。

・卒業論文に向けて、良い勉強になりました。
・英語Pで実施したアンケート調査に基づいて、調査方法論を受講することが出来ました。
・研究入門とつながっていてとても分かりやすかった。
→他の授業とつなげて考えたり,卒論に生かそうという姿勢が素晴らしいと思います!

・パワポの作り方などがすごく参考になった。
・パワーポイントで他人に物事を伝えるときに、重要な基本事項を教えてもらったことがほかの場面でも役立ちました。
・個人的には前で話すのが苦手なので前で発表する練習をもっとしたかった。ガンガン研究と発表を繰り返すのはどうでしょう。日本語で発表する機会が意外とないのです。
→数十分しかやってないにも関わらず、この感想が多かったのは意外でした。プレゼンについて需要があるのかな?

・最終レポートを通して確実に知識を自分のものにできるようにしたい
→まだ終わってないですもんね。がんばって!!

・先生の授業をまた受けたいです!調査方法論以外で・・・またお願いします。
→泣いた;;

・ありがとうございました。もう一度復讐します。
→ありが…んん!?

とりあえず次年度の目標は、グループワークの評価方法の改善と一人ひとりの状態を把握することですかね。もっとTAを活用する必要があるのかな。後期の授業も頑張ります。

Hitomi

2017.07.21

to be continued…

今週水曜日をもって前期セメスターの授業が終了となりました。ひとまずお疲れさまでした。

授業の準備に明け暮れる毎日が終わってほっと一息です。
私の受け持ちの授業はレポート提出の形式なので、テスト期間は台風の目のような時間です。8月はレポート祭典採点かぁ…。がんばる…。

そんなこんなで一息つきつつも、ちょっと寂しい時期でもあります。
基礎演習では、半年間クラスについてくれたオリターさんといったんお別れです。

本当に半年間よくクラスをまとめてくれたと思います。元気で明るく協力的で、1回生のよいお手本でした。

オリターさん自作のPVが流れたり…


1回生からお礼のサプライズプレゼントがあったり…


企画から運営まですべて自分たちで動くというのは、なかなか大変だったのではないかと思いますが、これがやりがいや自信となり、個々人のさらなる今後の活動につながってくれたら幸いです。

一方で、基礎演習はまだまだ続きます。
後期は引き続き変わらぬメンバーで、ゼミナール大会に向けて準備が始まります。
研究活動という点では、はじめの一歩ですね。
AAさんは、ここからさらに本領発揮してくれるはずです。期待をしています。

それにしても、基礎演習が終わったということはブログのネタがなくなるということ…(笑)
う~ん、困ったな。ネタは随時募集中です。

Hitomi