[ 2017年09月 ] の記事一覧

2017.09.30

後期が始まり

 普段何気なく通る学内の周回道路ですが、周囲の植物が確実に季節の移り変わりを教えてくれます。毎年のことながら、この時期、辺り一面に漂う金木犀の何となく甘い感じのする香りに秋の到来を感じると共に、後期の始まりとこれから特に感じる1日の短さに4回生は卒論への“焦り“を感じ始めているように見えます。

 今日は第1回目のゼミ、肌の色からも夏期休業中の活躍が推し量れますが、卒業論文の進捗状況はまさに多様そのものといった感じでした。以下のようなテーマ(仮の仮)について紹介してもらいましたが、皆我が身のこと、それなりに真剣に考えているように感じられました。

 ・集団的効力感とチームパフォーマンスとの関連性について

 ・笑いの効用~ストレス解消効果の精神生理学的検証

 ・競技意欲と学生競技引退イメージとの関連性について

 ・GoNoGo課題におけるオープンスキルとクローズドスキル選手の特性について~脳波を中心に

 ・高校部活動における指導者の影響~回想想起とその後のコミットメント

 ・対人関係からみたパフォーマンスに及ぼす応援の効果について

 ・試合展開とルーティンがもつ心理的効果について~テニス選手を対象に

 ・大学陸上競技部における各ブロック長のリーダーシップと競技力との関連について

 ・楽観主義・悲観主義傾向と競技特性について

 ・競技選手の原体験と競技継続性とパフォーマンスの関連性について

 ・サッカーにおけるペナルティーマークからキックまでの心理的動揺とパフォーマンスとの関係について

 ・運動学習におけるフィードバックのタイミングと内容の違いがパフォーマンスに及ぼす影響について

 心理の特性かもしれませんが、テーマだけでなく、方法論的にも臨床から実験的手法ま

で多岐にわたりますが、お互い牽制し合うのでなく励まし協力し合って研究を進めていっ

てもらいたいと願っています。(老ブロガー・ハル)


2017.09.29

まるで光ったメロンだな!

Hitomiです。いよいよ後期が始まりましたね。
第1回目の授業は初めましての学生さんも多いので、こちらもドキドキです。

今日も無事に終わって安心しつつ、くたくたになって研究室に戻ってきたところ、事務室から「メロンを食べにいらしてください」の連絡が。
ナイスタイミング!



というわけで、事務さんや他の先生方と一緒に美味しくいただきました。やっぱ疲れた時に甘いものは格段ですね。
以前スポ健にいらした先生からのいただきものなのだそうで…、どうもありがとうございました。
(何気にタイトルも復活。まさかこのセリフを使える日が来るとは)

さて、後期が始まったということは杉浦ゼミも再スタートです。
うちはまだ卒論生がいないので他のゼミに比べたら危機感は低いかもしれませんが、後期は以下の2つを必ず成し遂げてしてもらいたいと思います。

①3人一班で1つの研究を行い、個人でレポートとしてまとめる。
②自分の卒論のテーマと仮説を決める。

ゼミナール大会の上位版と、来年度に向けた準備です。
断言しますが、結構大変です。頑張ってください。

また、長いようで短い大学生活、ゼミ・卒論だけではなく充実した日々を送ってほしいので、「ゼミ以外のことでもいいよ」を条件に、「2017年度後期の目標」をボードに書いてもらいました。




顔出しNGが一人いますが(笑)、十人十色の大学生活。どんな風に成長していくのか楽しみです。

期待しています。

Hitomi

2017.09.28

後期授業が始まりました。

こんにちは、shinoです。

今週から後期の授業が始まりました。
大学はまだ始まったばかりなので、夏休みの生活リズムが抜けきれず、なかなか大変だと思います。
皆さん、夏休みは有意義に過ごせましたでしょうか?

私が関わっているラグビー競技では、
8月末より日本のプロ、社会人の最高リーグであるトップリーグ2017-2018シーズンが開幕しています。

私は主にマッチドクターとして参加しています。
マッチドクターとは文字通り、試合に対して配属されるドクターで、
毎試合2名が各試合に割り当てられています。

先週末、大阪の万博記念競技場で行われたトップリーグの試合に
マッチドクターとして参加してきました。



以前にも書きましたが、マッチドクターとは、
チームドクターや、レフリーなどと連携し、
選手が安全にプレーすることができ、かつ、試合が円滑に進むように、
怪我の治療やサポートを行います。

ラグビー競技に携わるドクターにとって特徴的で、皆が一番気を使っていることは、
試合中に脳震盪の判定を速やかに行う必要があるということです。

マッチドクターは各試合2名配置されていますが、
そのうちの1名は、試合中はピッチ(コート)のすぐ横に待機して、自分の眼で試合を追いかけながら、
選手が倒れていないか、おかしな動きをしていないか、
などをチェックしていき、必要があればピッチ内に走っていきます。

もう1人は、試合中はピッチと少し離れた場所で、ビデオを観てチェックしています。
例えば、選手が倒れていた場合、
なぜその選手が倒れたのか、何が起こったか、
などをビデオを巻き戻して繰り返し再生したり、スロー再生を見ながら確認していく作業をしています。

2名のマッチドクターは、各自の役割をこなし、無線でやり取りしながら、
脳震盪を中心に怪我を判定していくのです。

大体は、1試合の前半と後半でピッチサイドとビデオ確認を交代していきます。
私は今回は前半はピッチサイドで、後半はビデオで試合を観ていました。
この試合では、脳震盪や大きな怪我をした選手は出ませんでした。
良かったです。



国際試合では、このようにしてドクターが怪我に対して迅速に対応していくのが普通です。
日本でも2019年のワールドカップ開催を見据えて、
昨年度のトップリーグより導入されています。
毎試合後にドクター間で情報共有しながら、
より良い仕事ができるように日々努めています。

トップリーグは、CS放送のJ sportsで全試合放送されていますので、
試合を観る機会がありましたら、
選手が怪我をした時に、メディカルがどのように動いて対応しているかにも注目してみてください。

2017.09.27

スペインでのカンファレンス

現地に到着して数日後、所属のところで2日間にわたってカンファレンスが行われました。組織におけるwell-beingを促進するために、あるいは人的資本の発達に向けて、葛藤解決に至るには、といった様々なテーマが並びました。そこには、スポ健でも毎年行われている院生の研究報告会を兼ねたものでした。

朝9時、学部長・機構長からの挨拶。そのあと、なにか話が続くもののすべてスペイン語なので???の状態で過ごしていたら、いきなり自己紹介が始まりました。30分ほどかけてなごやかな雰囲気になったところで、いよいよ院生の発表へ。

一人の持ち時間30分。発表時間を区切ること(日本でよくある1鈴、2鈴…)はありません。でもほどよい時間で発表を終えると、担当教員(座長という名のもとで)3名からのコメントや質問が投げかけられます。1日目は、これが19時ころまで続きました。調査で各地に出かけている院生も多いようで、スカイプでの発表は当たり前(就職も、自分たちで国を越えて探し、飛び立っていくそうです)。

いいなと思ったのは、このカンファレンスの中で、他大学から関係領域の先生を招待して、1時間ほどの講演をはさんでいたところ。論の組み立てやプレゼンの仕方など、院生が(私も)自分の内容と比べながら聴けたと思います。
(マーストリヒト大学Ute Hülshegers先生の講演:いま話題のマインドフルネスとは、今起きている経験について、内的/外的に注意を向けることで、心の安寧を維持・向上していくこと。その理論と実践についての研究が紹介されました)。

私にとってのただ一つの問題点は、お腹がすきすぎたこと(こちらに来て、よくお腹がすいています)。14時からのランチ(街中では、この時間ころまで料理が出ない、出せないところも珍しくありません。でも15時をすぎた頃にはいったん多くのお店が閉まります)... これでもスペインでは「早め」のランチです。こちらのランチの開始時間はとにかく遅く、そして長い時間をかけます。ちなみに、この日のプログラムでは1時間半ほどとってあり、パエリアの麺バージョンを食べながら先生方と一緒に食べました。

このくらいスペインの人たちは、食事の時間を大切にしていますし、それぞれの人の "こだわり" がみえてくる場面でもあります。忙しい教員はここで食べながら情報交換をしていますが、昼間のこの時間(毎日10時半ころにコーヒーの時間があり、先生を中心に、あるいは院生や研究員の人たちと一緒に数人でカフェに出かけます)は、気分転換をして次の仕事へのエネルギーを蓄えるのに欠かせない大切なものだそうです。「これこそマインドフルネスの効果が得られるよ!」とのこと。

【表紙の写真】家の近くのカテドラル(サンタ・マリア大聖堂)の礼拝堂にあるステンドグラス。「最後の晩餐」で用いられた聖杯の可能性が高いとされているものが、このステンドグラスの下に!
他にも、この聖堂には魅力がたくさんです。すでに3回+α… 行きました。

ippo

2017.09.26

スポ健運動会

 本日から後期セメスターが始まりますね。講義と体育会・サークルなどの両立、バイトをする方は更に忙しい日々が続きます。朝昼晩の食事をしっかりととって、規則正しい生活を心掛けてください。

 9月24日(日)は、スポーツ健康科学部の運動会が開催されました。昨年は雨で中止になりましたが、今年は爽やかな秋晴れの中でしたね。
 私は午前中だけの参加となりましたが、その様子を少しだけお伝えしたいと思います。運動会全体のついては、記録(写真)をとっていた学生さんもいたので、別の機会で確認していただければ幸いです。よろしくお願いします。

 当日は、9時過ぎにコモンズに行きましたが、既に早朝から実行委員の皆さんが準備を頑張ってくれていて、会場準備、パワーポイント確認作業や万国旗の取り付け作業を行っていました。事前準備を含めて大変な作業量だったと思います。ご苦労様でした。


 私事ですが、中学校の体育教員として「体育祭」の企画・運営を長年行ってきました。体育祭の目標、体育祭を行うことによって生徒にどの様な力を身に付けさせるのか、また開会式から種目、演技、応援、閉会式などの具体的な方法、保護者・地域との連携など多くの事を企画して実施する事が求められてきました。
 皆さんの動きを見ていると、すぐにでも学校などで対応する事ができるなぁと感心しました。

各組の団長紹介と組みわけが発表された後、アイスブレーキングを行い各組の団結を強くする取り組みが行われました。自己紹介や人間知恵の輪、「台ちゃんゲーム(1m四方の台に何人乗れるか)」など楽しい内容でした。



 午後からの種目説明も事前に撮影した動画で説明があったので、とても理解しやすいと思いました。(学校でも取り入れると児童生徒が理解しやすいですね)


 企画運営する学生さん・参加する学生さんとも、趣旨を理解して「協力して楽しもう」という温かい雰囲気が感じられました。楽しい時間をありがとうございました。
 
【司】

2017.09.25

立命館慶祥中高への訪問

 9月19日から9月21日まで、新札幌駅から車で10分のところにある、学園の付属校・立命館慶祥中学/高等学校を訪問してきました。
  

(立命館慶祥中高の今年のパンフレットはなかなかインパクトがあります。是非ご覧ください。)
  http://www.spc.ritsumei.ac.jp/pamphlet/

 今回は、生徒、教職員、保護者の方々に、スポーツ健康科学部の魅力を伝えさせてください、と久野校長にお願いしたところ、快く準備をしていただき、3日間の滞在で、みなさんと充実した交流をさせていただきました。迎え入れていただきました執行部の先生方をはじめ、行き届いたアテンドをしていただきました保健体育の先生方、本当にありがとうございました。
 
  
 
 初日は、中学1年生から高校2年生を対象に、速く走るための科学的な研究についてという依頼があり、「スプリントのバイオメカニクス」という内容でお話ししました。力学的な話も少し入れたので中学生には少し難しかったかも知れませんが、「速く走りたい」という思いをもって、みなさんしっかり聞いてくれました。当初、30名ほどと聞いていましたが、教室などに案内の張り紙をしていただき、70-80名の生徒さんに集まってもらいました。

  

 模擬講義の後、スポーツ健康科学研究科院生のKS井くん、OK谷くんによる、「あすらぼ」の出前サポートで、陸上部の生徒を指導していました。課外のスポーツの高大連携も、スポーツ強化センターのサポートのおかげで、人的な交流もできました。

  

 課外の見学のあとは、スポーツ健康科学部に興味をおもちの保護者に集まっていただき学部の説明と質疑応答をさせていただきました。非常に関心が高いのに驚きながら、ただ、いつも学部説明の冒頭でつかう、スポーツ健康科学部という名前からイメージされる「アスリート、体育教員、トレーナー」だけではありません! というところは、まだまだ浸透しておらず、社会一般としてまだまだ、「アスリート、体育教員、トレーナー」のみというとらえ方がされているようです。この点の改善のためにも引き続き、少なくとも本学部の教学内容と進路先について訴えかけていく必要がありそうです。

 2日目は、先生ならびに生徒の中で、スポーツ健康科学部に関わって情報交換したい人が自由にふらりと立ち寄ってもらい交流させてもらいました。そのあと、TV会議にて大学の会議に参加の後、立命館慶祥中高の教員会議に参加させていただきました。15分ほど時間をいただき、スポーツ健康科学部の特長、教学内容、魅力を話をさせていただきました。本学への理解を広げられたように感じています。直接指導される先生からも、本学部の魅力を伝えてもらえることを願っています。

   

 最終日は、高校3年生30名(スポーツサイエンスコースの生徒も含め)に、スポーツ健康科学部の学部説明とともに、「スポーツ健康科学が拓く未来」というテーマで、これから求められる人財、未来像を話題提供して、グループワークを通じて、20年後の未来像、そのときに解決すべき社会課題などについて議論してもらい、発表してもらいました。短時間にも関わらず、非常にスマートにグループワークして、議論をまとめるところは、さすが立命館慶祥高校の3年生ということを実感しました。是非、この中から多くの生徒さんに志望してもらえることを願っています。

 3日間、本当に充実した出会いと交流をさせてもらいました。生徒、先生、職員のみなさんも、本当にいつも気持ちの良い挨拶で迎え入れていただきました。また直ぐに伺いたいという気持ちにさせていただきました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 今週末の日曜日、10月1日に、BKCのスポーツ健康コモンズで、
皆さんの「挑戦したいを応援する」運動フェスティバルを開催します。どなたでも参加できます。こどもから高齢者まで参加できるプログラムを用意しています。
普段運動しない人でも、「挑戦」していただける内容となっております!
http://www.activeforall.jp/topics/224/
【忠】

2017.09.24

PhD defence(その2)

前回から引き続き、コペンハーゲン大の博士後期課程のRasmusの口頭試問・公聴会について、ご報告したいと思います。
博士論文が無事に学外審査員(南デンマーク大学のDr. Caserottiとバーミンガム大学のDr. Greig)からOKをもらうと、口頭試問・公聴会をスケジュールします。

今回の口頭試問・公聴会はBispebjerg Hospitalの大講義室で行われましたが、大学院生や教員がほぼ全員出席してました。(その理由は後でご説明します)

流れとしては:

1)院生の口頭発表(全て英語)
2)”opponents”(学外審査員)からの質問(全て英語)
3)審査結果の発表

という順番です。

まず、本人からの口頭発表ですが、ただただ見事!という印象です。



デンマーク人は大学の専門授業は運動生理学も含め、英語の教科書を使って勉強します。
そのため、英語の専門用語にも精通しており、学内での研究発表や国際学会での発表でも流ちょうに英語で発表するだけでなく、レベルの高い質疑応答で激しい議論を繰り広げることができます。。

が、何と、南デンマーク大学のDr. Caserottiとバーミンガム大学のDr. Greigからはそれぞれ30分ずつの質疑応答がありました。(主査・副査からの質問はありません)



まさにお互いに立ち話をするかのように、議論を続けます。基本的には教員から質問の攻撃を受け、それを何とか凌ぐ、という感じでしたが。。聞いている方も疲れるくらい、延々と続きます。

そして、学外審査員からの質疑応答が終わると、審査員が会場の聴衆を残したまま、別室に移動して直ぐに審査を行います。

およそ5〜10分後に、審査員が戻ってきて。

正式に学位授与を推薦します!
と宣言し、盛大な拍手で祝福されます。

で、そのまま、研究所で祝賀会です(笑)



興味深いのは、発表を行った院生と研究所のメンバーだけでなく、院生の家族や友人、被験者の高齢者など、様々な人たちが祝賀会に訪れて、Rasmusを祝っていたことです。

日本の審査システムとあまりにも違って驚くことも多かったですが、院生自信が研究者として自立することを大学が促し、また学位が確定すれば(タイムリーに)皆で盛大にお祝いする、という習慣はとても貴重だと感じました。

satoshi


下の写真は近所のローゼンボー城の写真です。
素敵な公園の中にあるので、眺めも良い。

2017.09.23

秋期シーズンを迎えて

 時折残暑の名残を感じますが、朝の冷えた大気、夜の虫の声などはさわやかな秋の本格的な到来を告げているように思われます。お彼岸も近いせいか、野の彼岸花(曼珠沙華)がいくつも赤い花を咲かせています。

 体育会の各クラブは厳しい夏期合宿を終え、今年の後半戦の覇を競う秋季リーグが始まりました。部長をしていたアイスホッケー部の夏期合宿後の大学アイスホッケー交流戦苫小牧大会での対東洋大学戦での学生の見せた闘志は、部旗に掲げられている凌雲の志を見事に体現してくれた試合展開であり、見応えがあり、決して多くはないがこれまでの試合観戦で最も戦うことの本質を示してくれたものと感激しました(歳甲斐もなく震える思いがしました)。

  関東のトップクラスの強豪校を相手に、「挑戦者なのだから思いっきり行ってみよう」といいながらも、結果が気になり一層自信を無くしがちとなってしまいました(第1ピリオッド(6-0)、第2ピリオッド(3-0))。しかし、最終の第3ピリオッドでは全く別チームのように、どちらが9得点をあげたのかわからない試合展開で、完全に東洋大学のお株を奪い10と相手を0点に封じ込めることができました。この第3ピリオッド直前の主将(ゼミ生の小菅君)の檄「正直、この大差で関東の強豪校に逆転することは難しい。しかし、ただ負けるために北海道まで来たわけではない。爪痕を残そうではないか。同じ大学生に対して怖がって当たりにいけない根性無しはこのチームにはいらない。」攻撃は最大の防御なのに、心理的には完全に競技不安や予期不安に取り憑かれ、よく言えば守りに徹し過ぎ?実は堅くなって滑りが悪くなっている状態となっていたところに、この檄の効果は大きかったと思います。試合の流れを変える=気分を変える=行動を変えることでもあるといったことをこの試合展開で共有することができたと思います。今期の秋季リーグが楽しみでもあります。(老ブロガー・ハル)

2017.09.22

自己流ストレス・マネジメント

お疲れ様です。Hitomiです。
今日はグッと寒くなりましたね。あいにくのお天気なので気分もへこみがちですが、エレベーター前のベランダでは、nao先生のガーデングのお花達が色鮮やかに咲き誇っています。空が曇りでも、こういうところに色があるとやっぱりいいですねぇ。


衣笠では、先週の記事を見てくださった事務のO田さん(スポ健立ち上げの頃にこちらにいらっしゃったそうです!)&O倉さんが、猫写真を見せてくださったり、猫情報(なわばりがあるので他の建物に行くと別猫がいるらしい、等)を教えてくださったりと思いがけず楽しいコミュニケーションがありました!可愛いは正義です。

というわけで水曜日に1週間ぶりにBKCに戻ってきました。戻ってきてあらためて後期の予定を見ていたら思ったよりカレンダーが埋まっていました。んん?
結構、キャパシティがいっぱいになってきた予感がします。といっても、もともと平均的に不安が高いタイプなのでおそらくそもそものキャパシティ量がアメリカ土産のショットグラスくらいしかありません。
そして、今抱いた不安は最悪の状況を勝手に予感させ、さらなる不安を呼び寄せます。これはまずい。非常にネガティブなスパイラルに陥りかけている。

さぁ、こんな時どうするか。まず、一つ目の方法は私が精神的に強くなり一人でこのストレスを跳ね返すこと。…いやいや32年間この性格と付き合ってきたわけですから。もう手遅れ。今から性格を変えている時間はない!
ではどうするか?二つ目の方法。社会心理学でストレスを緩和するための方法と言えば、ソーシャル・サポート!他者からの援助を求めることです。


ソーシャル・サポートはこのように①評価の過程と②実際にストレスがかかった後の心身の健康に効果をもたらすと言われています。前者は愚痴を言ったり弱音を吐いたりできる人間関係があることで不安をやわらげ、状況を気楽に考えたりできるようになります。後者は、実際にストレスが生じるイベントに直面した後で、落ち込んだ気分を上向きに回復させたり、問題解決のための有益な資源や情報を獲得することに貢献します。

私の場合、今必要なのは前者ですね。まだ来ていない未来、ストレスを生じさせる可能性のある事柄に対して不安を感じています。「きっと大丈夫だ!」という気分になることが必要です。

続いてソーシャル・サポートの種類です。ソーシャル・サポートは大きく分けると以下の2種類に分けられます。



ふむふむ。私の場合、道具的サポートは授業の仕方を教えてもらったり効果的な時間管理についてアドバイスをもらったりすることですね。これは同僚の先生に求めるのが良いでしょう。また飲みに行きたいです。
ただ社会情緒的サポートは私以上の仕事をこなしている方々には言い辛いですね。自分の無能感を感じてしまうのでかえって危険です。

社会情緒的サポートは誰から提供されると効果的かというと、配偶者・家族・恋人…う~ん、独り身のアラサーに鋭い刃が突き刺さります。ということは友人感覚でお話しできる同業者以外の方…

事務さん…!!

ということで前置きがすごく長かったですが、今日のランチはS村さんとD松さんにお付き合いいただきました…!私がしゃべってばかりでしたが、すごく良い気分転換になりました…。ありがとうございます。



私のプチカウンセリング?以外にもFDのことやS村さんの旅行の話を聞くことができてとても楽しかったです。

事務さん達に、道具的サポートだけなく社会情緒的サポートまで提供していただいているおかげでなんとかやっています。いつも感謝しております、ありがとうございます!
他の方々も、よければまたご一緒してください。

よくへこむくせに、しぶとい性格なのでたぶん大丈夫でしょう。
よし、回復したところで後期も頑張ります!よろしくお願いします。

Hitomi


2017.09.21

台風と学会

こんにちは、shinoです。

先週末から連休にかけての台風はすごかったですね。
九州の被害がすごかったようですが、近畿もかなりの暴風雨でした。
皆さんは被害には合いませんでしたか、大丈夫でしたでしょうか?

先週に少し告知したように、
私は先週末に奈良で開催された第31回日本靴医学会学術集会に参加してきました。
スタッフとしてお手伝いをしてきたのですが、時間ができた時には発表を傍聴していました。




受付の写真です。この受付カウンターでお手伝いをしていました。

以前のブログにも書きましたが、奈良医大整形外科が主催の学会なので、
恒例のせんとくんが居ますね。写真の奥に写っています。



また、土曜日は予想外の大雨で、会場内に雨漏りしているところがありました。

台風が近付いていたこともあり、参加者は思っていたよりは、
すこし少なかったような気がしましたが、会場内はかなり盛り上がっていましたよ。

医学会なので、医師の参加が多いのですが、看護師や理学療法士など、
病院で働く医療スタッフの方たちが参加されています。
いろいろな職種の方がされていますので、一口に靴といっても、
様々な視点からの研究、発表が行われています。
もちろん、スポーツに関係した靴のセッションもあり、
今後の研究のアイデアに生かせそうなものもありました。

学会は土曜日の午前中で終了し、午後からは市民講座が開催されました。


私は午前中で学会の仕事も終えましたので、
午後からは別のセミナーを受講しに神戸に移動しました。

参加したセミナーは、高齢者の股関節の骨折(大腿骨骨折)に対するものでした。
これは、受講者として参加しました。
整形外科医師のためのセミナーなので、手術を中心とした治療の話が多いのですが、
今回のセミナーでは、リハビリテーションの話や、睡眠障害に対する話など、
多岐にわたっており、これもまた非常に興味深く、今後の講義や研究に役立ちそうな内容がありました。


先週末は学会→セミナーと、なかなか忙しかったのですが、
かなり勉強になったので、有意義な週末を過ごすことができました。