2016.09.06

市民体育大会

季節は、秋らしさが感じられるようになってまいりました。秋といえば、運動会!最近では春に行われることも多くなってきておりますが、やはり秋空のもと体を動かす気持ちよさは不変のものであります。
先週末より大津市民体育大会が皇子山総合運動公園など(計13施設)にて開催されており、これに参加してきました。

本市民体育大会は、昭和41年に第1回大会が行われ、今年で51回を数える歴史ある大会で、大運動会、卓球、バドミントン、ソフトボール、バレーボール、ソフトテニス、弓道、乗馬、スポーツ拳法、水泳、なぎなた、グラウンドゴルフ、テニスと、実に多様な競技種目に、市内の36の学区からの代表選手らが出場し、日頃の親しんでいるスポーツの集大成として、また、スポーツの生活化の機会とするため、さらに、地域コミュニティの活性化を図ることなどを目的に行われています。さながら、全市を上げたミニ国体といったところです。

この日は、台風の接近による天候悪化が心配されましたが、幸いにも好天に恵まれ、多くの市民のみなさんが各学区に分かれて、参加されていました。

開会式では、オリンピックの聖火を彷彿とさせる炬火の入場と炬火台への点火がなされました。(最終ランナーとして炬火台へ点火しているのは、越大津市長)


開会式の終了後の準備体操につづいて、いよいよ、今年度より大会プログラムに復活した大運動会の始まりです。
大運動会の競技内容は、「玉入れ、ジャンボボールリレー、800mリレー、1000mウォーク」です。どの種目も、体力・運動能力の多様な方が安全に楽しめる内容となるように工夫されていました。
このうち私は、玉入れとジャンボボールリレーに出場しました。
ジャンボボールリレーでは、学区の第1走者を仰せつかり、日頃全力で走る機会がないなか怪我などをしないように留意しながら割り当てられた50mを全力で走りました。ジャンボボールの受け渡しに苦戦し(次走者の方をジャンボボールで突き飛ばしてしまうという失態!)、結果は芳しいものではありませんでしたが、出場メンバーのみなさんと互いに健闘を讃えあいました。また、競技後学区のテントに帰ると、学区の皆さんより「よくがんばった!」と暖かい言葉と拍手をいただき、清々しい気持ちになり、出場してよかったなという気持ちになりました。
本大会を企画・準備・運営いただいた教育委員会、各自治連合会、体育協会のみなさまに感謝申し上げたいと思います。



かつての東京オリンピックが行われた昭和39年(1964年)のすぐあとに始まったこのような市民体育大会は、全国津々浦々で春や秋に開催されております。また、企業も一度は廃止になった社員大運動会を復活させているところもあるようです。さらには、運動会を企画・運営する会社も出てきているとも聞いています。

今後、2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリ・パラ、2021年関西ワールドマスターズゲームといった世界規模のスポーツイベントが控えており、こうした体育大会や運動会は、ますます盛り上がり、市民の運動への興味・取り組みは拡大することになりそうです。

スポーツ健康科学部・研究科は、こうした地域社会を活性化することを目的としたスポーツイベント、スポーツクラブを企画・運営することができる人材も育成しております。卒業生・修了生がこうした領域でもさらに大きく活躍してくれることを期待したいと思います。



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