2017.05.12

どうして『(1人)20分』だけなのよォオオオ~!

Hitomiです。

今週の基礎演習はHassy先生&Moto先生のクラスと合同授業で、教員の研究紹介をしてきました。教員個人の研究を知りつつ、コースの雰囲気も掴んでね、という趣旨の企画です。


(笑い要素ありの、さすがのプレゼン!)

他の先生の話をしっかり聞く機会は意外とないのでワクワクします。

特にスポ健は様々な領域の先生が集まっているので、普段とは全く違う観点で研究を見ることができるのも楽しいです。研究室に戻ってからHassy先生のおっしゃっていたオキシトシンの研究を速攻で探しました。

あぁ、別の合同授業も潜り込みたい!


そういえば、ここでは私の自己(研究)紹介をしていませんでしたね。

私は「集団間関係」と「地位」の研究をしています。集団内での地位や集団自体の地位(たとえば大学の偏差値など)が高いか低いかによって、他者に対する否定的な評価や攻撃行動が変わってくるよ、という研究です。

この研究を始めた理由は複数ありますが、そのうちの一つは、もともと自分自身が人と比較して落ち込みやすいタイプだったからです。しかも、それを素直に認められず、(表には出さないものの)見下しや攻撃性につながって結局自己嫌悪でさらに落ち込む…という負の循環に苦しんでいたので、この心理を客観的に見て、社会や集団の構造的な側面から何とかできたらいいなという思いがありました。言ってしまえば、究極は自己理解のために始めた研究です。

ただ、こういった研究は、差別の原因の解明や紛争・戦争の防止にも貢献することができのかもしれないと分かって、ようやく自分の研究の面白さ(のようなもの)が理解できました。ここに至るまでに数年かかっています(笑)自分の研究の良さを、ちゃんと人にプレゼンできるようになったのは大学院生のころかな?

スポ健に赴任してからは、これまでの研究で培った技術や知識を生かして、集団内の上下関係の在り方やスポーツが倫理観や平和に及ぼす影響なんかを研究してみたいなぁと思っています。

なんだか最後は採用書類みたいになってしまいましたが(笑)、社会心理(私の専門)は身近な問題をテーマにした学問だと思いますし、社会に出てから改めて役立つと実感する知識も多いです。私も教員になってから何度もリーダーシップやチームワークの論文を読み直しました。やっぱり実践は難しい!興味のある方いらっしゃいましたら、気軽にお声がけください。

スポ健の先生方は本当にすごい方々ばかりなので、学生の皆さん、ぜひ先生方のことを知って、積極的に「利用」してください(もちろんいい意味で)!


………しかし、Hassy先生、Moto先生、一体、いつ、そんなにたくさんの研究をして、論文を書いておられるのですか!?ホントにスーパーマンの多い学部です。見習わないと…

「誰のための授業?」というほど、私が楽しんだ1時間半でした。

Hitomi