2017.06.02

君の名は。

今年は特別にスポ健オリジナルの名刺を作っていただきました。
縦型珍しい!白×赤のコントラストがかわいいデザインです。

裏にはあいコア精神が!
ありがとうございます。学会でばらまきます。

そういえば…、今、PCでこのブログをご覧の方は左側のサイドバーの部分をご覧ください。
そう、そこです。白黒の部分です。
そこをちょっと下にスクロールして「教員」の欄の私の名前の部分をご覧ください…

※2017年6月1日現在


Hitomo (笑)


間違っている(笑)思わず笑って担当者さんに「これ、ブログのネタにしていいですか!?」と聞いたところ、謝罪とともに快く「OK」をいただきました。ネタを提供してくださった時点で謝罪なんてよかったのですが、「じゃあ…しばらくこのままにしておいてください」とちゃっかりわがままを言ってしまいました。

ちなみに私は人の名前が全く覚えられないタイプでよく間違えます。T田先生とU田先生が大混乱だった去年の今頃がなつかしい…。

以前、研究会後の懇親会中に田岡さん(仮)を「田村さん」と呼び続けたことがあるのですが、間違いに気づいて慌てて謝罪したところ、「名前なんてものは識別記号の一つで、『僕のことだな』って分かった時点でその機能は果たされているんですよ」と逆に慰められてしまったことがあります。
あれは感激したなぁ。私も田岡さん(仮)のような器の大きい人間になりたいです…。

名前と言えば、最近「顔を見たらその人の名前を当てることができる」という面白い論文を読みました。
知り合いではない人の顔写真を提示して、4~5個の選択肢の中から本当の名前を当てるという課題をすると、期待値を有意に上回る(要するに、適当に選んで当たる確率よりも高い)正答率が得られたそうです。

イメージとしてはこんな感じです。(女性の先生方、お名前をお借りしました。)



※即席で作ったので細部が再現されていません。実際は笑顔ではなく無表情で、ちゃんと背景も消してあります。ピースサインもなし。履歴書用の写真みたいな感じです。これを20~25問くらい繰り返します。

記事(英語):http://www.apa.org/news/press/releases/2017/02/look-like-name.aspx
論文:Zwebner, Y., Sellier, A., Rosenfeld, N., Goldenberg, J., & Mayo, R. (2017). We look like our names: The manifestation of name stereotypes in facial appearance. Journal of Personality and Social Psychology, 112(4), 527-554. doi:10.1037/pspa0000076

どうやら、これには「予言の自己成就」が関係しているみたいですね。
名前には、知らず知らずのうちにステレオタイプが形成されており、無意識に自分の名前のイメージに沿った表情や振る舞いをしてしまっているそうです。
※ステレオタイプ…固定観念。たとえば、「日本人は礼儀正しい」とか「関西人は面白い」とか、カテゴリーに付随するイメージのようなものです。

“Bob”は丸い顔というステレオタイプがあるそうです。へー、知らなかった…
日本だと“タケシ”は強そう、とかそんな感じですかね。

最初「ほんまかいな!」と思ってしまいましたが、言われてみるとたしかに名前のイメージってあるかもしれません…。最近はいわゆるキラキラネームというやつもありますから、若い人ほど難易度が高そうです。(「キラキラネームっぽい顔」というステレオタイプもありそうですが)

選手のキャッチコピーなんかでも同じようなことが起こりそうですね。意外とモチベーションやパフォーマンスに影響を及ぼしているのかも。

「ひとみ」は…う~ん、綺麗目の女性らしいイメージだなぁ…おっかしいなぁ……
名前に恥じない自分を目指して精進します。

Hitomo

P.S. 来週こそ…タイトル…!!