2017.10.01

ペーパーアイランド

コペンハーゲンにはペーパーアイランドと呼ばれるストリートフードを楽しめる観光スポットがあります。
ハーバーの真ん中に位置するロケーションからは、オペラハウスと劇場(Royal Playhouse)が一望できます。



デンマークと言えばスモー・ブロー(オープンサンド)やフリカデラ(豚肉と仔牛肉のハンバーグのようなミートボール)などいくつかの代表的な食べ物がありますが、ここではデンマーク料理だけでなく様々な国際的な料理を楽しむことができます。

コペンハーゲンは日本食や中華などのアジア料理はもちろん、イタリア、フランス、ドイツ料理など様々な国々の食事を楽しむことができる街です。
そんなコペンハーゲンを象徴するかのようなストリートフードがこのペーパーアイランドに集約されているといっても過言ではありません。

コペンハーゲンに来客が来たときに真っ先にお勧めする有名な観光スポットでもあります。
もともとは国が所有する土地(Procurement Association of the Danish Press)で印刷に利用する紙の倉庫だったそうです(paper islandの由来ですね)。



その再利用を国が模索する中、試験的に実施しているのが、このストリートフードだそうです。
今年で国からの土地の借用期間が終了する予定だそうですが、いつも大混雑しているので、このストリートフードに関しては大成功しているのではないでしょうか。

オープンサンドことスモー・ブローはその名の通り1枚のパンに挟むのではなくバターなどを塗ったパンの上に様々な食材をのせて食べるデンマークの代表的な料理の1つです。
研究所でも昼ご飯にスモー・ブローを食べるデンマーク人が多いです。


興味深いのはデンマーク人がスモー・ブローを食べるときにはパンの上に野菜やハム・チーズなどをのせ、それをフォークとナイフで丁寧に食べることです。
通常のサンドイッチのように両手で持ってがっつくということがないので、口に運ぶ一口のサイズが小さく、自然に食べる量も少なくなるように思います。
お皿やコップが大きいと、無意識に食事や飲料の摂取量が増加することはこれまでの研究で多く報告されていますが、もしかするとこれもデンマーク人に肥満が少ない理由の一つ?かもしれません。

satoshi