2017.11.05

オランダ、マーストリヒトより

今回からオランダでの生活を中心とした情報を発信していきます。

オランダのマーストリヒトはアムステルダムから南に電車で約2時間半の距離にある人口12万人程度の街です。マース川が街を突き抜けるように南北に流れており、街を行き来する度に橋を渡ります。



ベルギーとドイツの国境に隣接しているため、オランダ以外の文化を感じることができます。事実、他国との距離が本当に近く、街の周囲220kmが他国との国境で、たった6kmがオランダ領に含まれます。

マーストリヒトから空港まで電車で移動する際には、マーストリヒトからアムステルダムの空港に行くより、ベルギーのブリュッセル空港の方が1時間程度早く到着するくらいです。

マーストリヒト大学を中心として、国際的なネットワークも幅広く、ヨーロッパはもちろん、アジアからも沢山の留学生が大学で学習・研究に取り組んでいます。

マーストリヒトはオランダで最も古い町とも言われており、その歴史はローマ人がマース川に橋を作った1世紀から始まっています。マーストリヒトは「マース川を渡る街」という意味を持つそうです。



マース川が中心にありその西側が繁華街、東側に行政関係の施設や大学などが点在しています。

デンマークと同様に、街の移動はその多くが自転車で、通勤時間は自転車道が詰まりそうになるほど沢山の自転車が行き来します。今住んでいるアパートから研究室までは、街の北西から南東に街を横断するとイメージの移動ですが、自転車なら15分あれば余裕で移動できる距離です。

マーストリヒト大学では、Luc van-Loon教授の研究室にお邪魔します。運動と栄養摂取が筋肉に与える影響を検討する様々な臨床研究を実施している研究室で、この分野では世界のトップといっても過言ではないくらいの業績を生み出しているとても活発な研究拠点です。

今後はここでの生活もブログをつうじてご紹介していきたいと思います。

satoshi