2018.10.06

学べることへの感謝

秋学期になって1回生の「基礎演習」も
大学生活に慣れることより、
大学での学び、研究に焦点を当てる時間が増えてきました。
今週の基礎演習は、「論文の書き方」を学ぶための講義がK先生によって実施されました。


「論文とは何か」という理解は研究を進める上で不可欠です。
1回生の時から卒業論文の話を聞いてもまだ先のように思えるかもしれません。
しかしながら、「学位」に値する論文を書くには
知識やスキルのほか、考えること、乗り越えることを身に着けていく必要があるでしょう。

一方、研究について学ぶ2回生の授業、
「研究入門」の第一回目の講義は台風の影響で休講になってしまいました。

今年度、様々な災害が続き、休講も増えています。
休講になることを皆さんはどのように捉えているでしょうか?

私が修士課程に進学する2011年3月11日に東日本大震災が起こりました。
その被害は繰り返し繰り返し報道され続けました。

社会人大学生という不安と期待を目前にし、
私にできることは何か、ということを考え続ける時間が続きました。
その結果、まずは目の前にあることを精一杯努めていくことである、という結論に至りました。
そのことは今日に至るまで私を支えるエネルギーの源です。
特に、立命館大学に戻ってきた今年度、災害の度にその時の気持ちを思い返しています。

授業、課題、発表、レポート等々、逃げたくなることも多いかと思います。
しかしながら、学べることへの感謝の気持ちを持つと、
どこかしらエネルギーが湧いてきます。
新学期を迎え、なぜ、学ばなくてはならないか、も大切ですが、
なぜ、大学に通えているのか、なぜ学ぶことができるのか、
ということを考えながら過ごして欲しいと願います。

写真は1回生全員に対する基礎演習
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#K先生、ご講義をありがとうございました
#感謝はすべての原動力
#共に学ぼう