2019.01.01

事始め

2019年、新しい年が始まりました。
みなさんは、どのようなお正月を過ごされていますか?
わたしは、のんび~りとと思いながら、今日がブログの担当日…
「事始め」を大切にしてきたわたしにとって、はつの事始め破りかも。

「事始め」
若い学生のみなさんにはピンとこない。そんなことばになっているのかもしれません。

「事始め」には2つの「事始め」があります。
「お正月事始め」といえば、お正月の準備を始めることです。
地域によって異なりますが、12月8日、あるいは、12月13日に行われます。
お雑煮を作るための薪を山に取りに行くことが、事始め最初の行事だったようです。
今は、生活が便利になり、こんなに早くから準備を始めることはなくなっていますね。
また、欧米から入ってきた様々なイベントが目白押しで、お正月に対する関心が薄らいでもいます。

2つ目の「事始め」は、新しい年になり、何かを始める最初の日で、1月2日になります。
一般的には、新年の初日から行動をするよりも、新年初日の元旦ははゆっくりと過ごし、
2日から事を始めると長続きすると言われています。また、家事のすべてが女性の役割とされて
きた日本では、元旦だけが女性が家事労働から解放され、ゆっくり過ごせる日でもありました。

また、1月2日は「姫始め」とも呼ばれます。このことばの由来には多くの説があり、今も
定まっていません。昔は元旦に「強飯(こわいい)」という固く炊いたおこわを食べました。
今だとお赤飯になるのでしょうか。それが、1月2日は「姫飯(ひめいい)」という柔らかく炊いた
ご飯に戻り、そこから「姫始め」ということばになったという説が有力です。

1月2日の事始め。みなさんは何から始めますか?
わたしは、恒例の「書初め」からのスタートです。

よいお正月をお過ごしください。