2019.05.23

反省。

<RecOだより162>

511日、今年で3回目となる「比叡山一日回峰行」に参加しました。

平安の昔より伝わる比叡山の「千日回峰行」についてはご存知の方も多いのではないでしょうか。

詳しくは、比叡山のHPを見ていただければと思いますが、回峰行は文字どおり比叡山の峰々を縫うように巡って礼拝する修行です。法華経中の精神を具現化したものといわれ、山川草木ことごとくに礼拝します。千日回峰行は7年間かけて行われますが、最初の3年間は、1日に30キロの行程を毎年100日間行じます。

一日回峰行は、この実際に行者が巡る修行の道を、延暦寺僧侶先達のもと、比叡山の自然や霊気を感じながら、巡拝します。午前2時から出発し、峰を下り、朝、律院で大阿闍梨のご加護を受けた後、根本中堂まで登ります。途中、こんな景色も目にします。


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一昨年参加した日は台風の影響で「今までにない大雨」の日。そして昨年は「今までにない暑さ」と言われた日でした。

いずれも遅れることなく、山を降り登ることに精一杯で「登山が目的ではありません。競争でもありません。祈ることです」という目的には程遠く、今年はそれを旨に臨みましたが、ちょっとした気の緩みがあったのか、下りで転倒。


その際、右ひざを捻った事は感じていたのですが、「折角ここまで来たのだから」という煩悩に勝てず、最後まで登りました。が、帰宅してから立てなくなるほど腫れ、次の日医師より「右膝関節内側側副靱帯の炎症。3週間はジョギング禁止!」を言い渡される結果に。


自業自得。何とか登り切れたからよかったものの、途中で皆さんに迷惑をかけていたかもしれない、と猛省しました。「止める勇気も大切です」という先達のお言葉が身にしみました。


さてその後、517日の新聞に「東大関貴景勝(22)=千賀ノ浦部屋=が夏場所5日目の16日、「右膝関節内側側副靱帯損傷にて、今後約3週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し、休場した」との記事を発見。

全く同じだ(!)と驚きましたが、

はい。一緒にするのは、あまりに失礼な話です。


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