本日は、卒業研究(論文)の中間発表会が開催されました。
夏休みに、調査や実験を終えて結果の分析に取り組んでいる者、やっと予備実験が終了し、これから本実験が始まった者など進捗状況には個人差がかなりあります。
秋季リーグ戦が始まり、ちょっと休憩中の学生や、とにかくのんびりと構えた学生にとっては良い刺激となったと思います。
私の専門演習(ゼミ)に所属する多くの学生は、日頃の練習や試合での事例に焦点を当てたテーマ設定をしています。
各競技の特性などについて話を進めることは、私にとって知らなかった事などを学ぶ機会になっており、とても楽しいです。
一例を紹介しますが、秋川君(硬式野球部)は、野球のピッチャーにおいてブルペンで投げた場合の球速は、実際のマウンドで投げた時と比べると約10㎞/hほど遅くなると言います。
またブルペンで全力で投げても15㎞/h以上も遅くなる選手は、少なくはないと言います。
テレビなどで、150㎞/hと表示されますが、常にその球速で投げられる訳ではないようですね。
試合での球速が速くなるのは、マウンドの高さや勾配の違い、特にバッターに対する勝負意識が影響しているのではないかと秋川君は言います。
「打たれたくない」という意識ではなく、「お前には、この球が打てるか!」という意識で投げているそうです。
スポーツには、「ヘェー、そうなんや~」という事象がまだまだあります。
学生らに教えてもらったことを、また紹介させて頂きます。
nao