こんにちは、かわいです。
後期は、新しい授業が2つと、受講生に合わせて授業の流れが変わる授業が1つ
ある関係で、準備に追われています。
(というわけで、ブログは短くなります、ご容赦ください。)
(あと、ラグビーとバレーの応援にエネルギーを注いでいました。)
夏の間に準備が完了している!、、、などということはなく、毎週準備で勉強です。
副産物もあり、自分自身にとっても、気づかされることの多い実験を取り上げたり、
エピソードを紹介したり、理論的な説明を試みたりと、ぐちゃぐちゃしています。
(こういうプロセスを孵化(インキュベーション)と名付けられています。)
(何も生まれなくても、インキュベーションと呼べるのかどうかわかりません)
授業中も、「よくわからないんだよな」と何度か口にしていますが、謎が多いです。
例えば、記憶についての話題を紹介しています。
間隔をあけて復習するのがいいとか、自分で自分にテストするのがいいといった
ことはおおむね合意が得られています。が、ある方法とある方法を比べる実験は、
条件が込み入ってくるからかあまりなされないようです。
しかも覚える対象が、変われば真反対の結果も出ることがあったりして、どう整合
的に理解すればいいのか謎です。
疑問が尽きないどころか、謎に遭遇する日々ですが、学生の皆さんに
「日々、疑問をもって考えましょう。単なる疑問ではなく、考えたくなるような謎
をときましょう」と言っている身としては、しっかり考えねばなりません。
同僚の先生が紹介しれくれた本の中で、研究を指導する際に、
「それは疑問だけれど、謎ではないね」
「そこに疑問はあるが、謎はないね」といった
コメントがされると聞きました。
大学の中での学びと研究者の知的探求がつながっている、というより、
研究者の知的探求につながるように大学生の学びを実現できるかどうか
が大学の教育を考える上で大事になるのかもしれません。
かわい