2020.02.08

ラグビー観戦者調査と「#にわか」ファン、そしてそれぞれのこれから

ラグビーワールドカップ(2019RWC)が終わり、今年度もトップリーグのラグビー観戦者調査が始まっています。
新しいゼミ生2人とと頼りになる3回生とともに、ノエビアスタジアム神戸で開催されたトップリーグの観戦者調査に参加してきました。
このところトップリーグのチケットの売れ行きが良く、チケットが取れない状態です。
ノエビアスタジアム神戸で開催された試合も超満員になりました。

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さて、219RWCの影響を受けて、スタジアムにはどの程度の「にわかファン」が来場しているのでしょうか。
予測を立てながら、早稲田大学の松岡宏高教授の記事をご覧ください。
https://news.yahoo.co.jp/byline/matsuokahirotaka/20200115-00159094/


2019RWCでの好成績、そして各地で満員のスタジアムを実現できてしまった今、
「にわかファン」が今後どれぐらいスタジアムに足を運び続けてくれるのか、
みるスポーツとしてのラグビーをどのようにしてスポーツビジネスとして健全に維持していくかは、大きな課題です。

(ゆ)20200208-02


日本ラグビーフットボール協会主催試合の観戦者調査は今シーズンで4シーズン目になります。
その間、前述の松岡先生が統括をして下さり、昨シーズンより立命館大学の学生も調査員として参加をしています。
今回の調査は、京都先端大学の足立研究室とご一緒に調査を実施しました。
両大学とも観戦者調査への参画が初めての学生も多く、今回立命館から参加した学生のうち新ゼミ生の2回生2二人も初めての観戦者調査でした。
彼ら2人はそれぞれラグビー部と準硬式野球部に所属しているため、昨年から調査に参加したいと思いながらも部活動と重なってしまっていたようです。
難しいデータ収集でしたが、初めての調査とは思えないぐらい状況を読みながらうまく調査をコントロールしてくれたように思います。

(ゆ)20200208-03

これまで日本各地で観戦者調査に各地の大学生たちが調査員として参加してくれています。
その大半が、調査によって初めてスタジアムでラグビーを観戦しています。
2019RWCまでの調査では、調査に参加してくれた学生には、自分たちが関わったラグビーだと感じながら2019RWCを迎えて欲しいと思い続けてきました。
調査をコーディネートするとき、私は学生調査員に、観戦者調査は「未来を創る仕事」と伝えています。
学生がデータを収集し、研究者たちが分析し、実務者たちが戦略に役立てる、----現在を知り、分析し、未来を創る仕事です。
調査後に2人と満員のスタジアムで立って観戦をしながら、「する・みるだけではない」スポーツと関わる素晴らしさを感じてくれたように思います。
これからも、自分たちが未来を創るんだという誇をもってスポーツに携わって欲しいと思っています。

最後に、経年的に続いているラグビー調査の日本ラグビーフットボール協会側の統括は、立命館大学ラグビー部のOBの方であることもここに記しておきます。

写真は超満員のノエビアスタジアム神戸 
撮影:ゆ&ラグビー部のT君
写真の無断転載はご遠慮ください。

#にわかファン
#前座試合は神戸製鋼OB対新日鉄釜石OB
#京都先端科学大学の皆さん、ありがとうございました