今回紹介するのは、2回生の馬場浩平君です。
パンサーズのOL(オフェンスライン)の選手です。
このOLというポジションは、活躍しても、ビッグプレーしても試合会場のアナウンスで名前が呼ばれないポジションです。ひたすら自分を犠牲にして、RB(ランニングバック)の走るコースを作り、華麗にパスを投げるQB(クォーターバック)を守るために要塞を作ることが役割です。
でも少しAF(アメリカンフットボール)を知っている人は、「今年のパンサーズのOLは強いな!」と攻撃力を評価します。馬場君たちが強いから、今年もまた優勝争いできるのです。
馬場君は、「自分は不器用なので、OLしかできないです」と謙虚に話してくれますが、2回生なのに、ベンチプレスが155kgとチームで2番目の記録を持つ筋トレの鬼です。
また獰猛(どうもう)なDL(ディフェンスライン)の突進を素早く止める敏捷性のトレーニングにも励んでいるそうです。時間があったらチームを1ヤードでも前に進めることを考えているそうです。
チームの雰囲気について尋ねると、後輩から先輩に遠慮なく意見が言え、また先輩も昔の体育会のような無理難題を後輩に課すことはないといいます。また日々の練習では自分に厳しく、試合では一致団結するといった雰囲気が最高だと馬場君は話します。他大学にない力だと。
馬場君はこれまでの試合に出場しているけど、「やはりスタート選手としてチームに貢献したい」と言います。「自分は頑張る」とういうのではなく「自分はチームに貢献する」と言うこのポジション特有の表現ですね。
パンサーズの試合を応援に行くと、どうしてもパスを成功させたQB、長いパスをキャッチしたWR(レシーバー)やRBの華麗な走りに拍手します。またディフェンス陣がQBやRBをめがけてタックルする姿を「かっこいい」と感じます。
観客席の仲間たちに見てほしいのは、馬場君らOLがQBのコールで機敏に動き、敵選手から受けた衝撃(痛み)に耐え、真っ先にハドル(作戦タイム)に戻ってチームの士気を高める姿です。こういったOLの活躍を応援してほしいと願っています。
ぜひ模造紙に「馬場ガンバ!」といったメッセージを書いて、多くのパンサーズの仲間を応援に行きましょう!
私も昨年の甲子園ボウルや今年の正月のライスボウルで、「十亀ガンバレ、居林ガンバレ」というメッセージを持って多くの仲間たちと応援してきました。今年も関西大学戦(11月12日)優勝決定戦(11月27日,関西学院戦)に行くつもりです。
【shine】