今日の写真は・・・
島根県大田市にある仁摩サンドミュージアムから。
そのサンドミュージアムにある世界最大の砂時計です。
この砂時計、1年を計る砂時計で、
年末に綱をかけて多くの人で引っ張って、ひっくり返します。
さりげなく、年末つながり(笑
ちなみに、ネットから引っ張ってきた写真ではなく、
自分で撮った写真。
念のため・・・
さて、今週の皆さんのブログは卒業論文ネタばかりでした。
なので、気分転換で、違うネタを・・・と言いながら、あまり考えていませんが・・・
まだ、年末振り返りは年度内の最終担当の来週ネタにしたいので、まだ早いし・・・
ここのところ、時間があまりなく、条件反射のように書いていたので、
じっくり書こうとすると、逆にネタに困る・・・独り言ですが・・・
そうそう、独り言で思い出しました。
色んな問題意識が自分の中にごちゃまぜにあるのですが、
「反転授業」と言われるものをネタにしようっと。
今の大学での学びのスタイル・授業は、大学ができた時から変わっていないとも言われます。
または、それ以前から・・・ですね。
元々、色々な学習は、世界中で宗教と結びついても行われていたのですが、
(日本でも学僧という言葉がありますが、経典を理解するために学びます)
テキストを精読し、先人の知恵を理解していく、というスタイルは変わっていません。
そしてまた、それを教えるのは先達であり、書写と解釈が続いてきました。
これは自然科学系でも変わらず、書写が数式と実験に置き換わっただけかと思います。
そんな中で、今言われているのが、知識を社会での行動や実質的な理解につなげるために、
考える・動く、と言う事を中心とした学習・授業です。
学ぶことそのものは、自宅で行い、教室と言う場では、解決するための理解を中心とする、というスタイルです。
特に取り上げられるようになったのは、学習のサポートとして、
ネットを利用した仕組みが使いやすくなり、またアクセスがしやすくなったことともつながっています。
つまり、いつでも知識は身につけられるのだから、学校で知識を教授しても仕方がない、という事です。
これは、私自身は、良く分かります。
必要なキーワードさえわかれば、ネットで検索さえかければ、
専門家の意見や解釈をいつでも見る事ができますし、理解できなければ質問する事もできます。
つまり、単なる知識の教授は、ネットで充分、と言う事です。
(異論はあるかと思いますが、将来的には確実に、コンピューターの深層学習(ディープラーニング)の結果が検索に反映され、周辺情報まで含めて一気に得る事ができるようになると思います)
昔からの知識の偏在は、知らないことを知っている事、につきました。
つまり、情報から隔離してしまえば、知らないので疑問を持ちようがない、と言う事です。
そのため、専制的な政治を行うところの多くでは、情報のコントロールが政権維持のキーでした。
(このあたりも異論があると思いますが、私はそう考えています)
ところが、先にも出したネットの存在により、一般的な知識の偏在・情報からの隔離は、ほとんどなくなりました。
(組織内の機密情報などはありますが・・・)
それは、幼稚園児でも小学生でも同じで、
興味を持てば、どこまででも調べて、場合によっては専門家並の知識を手に入れる事も可能です。
こうなると、自律的学習と、学習そのものの応用が学びの中心となっていきます。
そのための反転授業、です。
ついでに言えば、今、メディアも転換期にあたっています。
メディアとは、テレビなどのいわゆるメディアだけでなく、
マクルーハンが言うようなコミュニケーションの基盤となるありとあらゆるメディア(媒体)です。
一方通行のメディアの魅力が薄れ、双方向性が求められるようになり、
またメディアで表出した事は、忘れ去られずに、どこかに記憶・記録され続けます。
こうして記憶・記録されたことは、何らかの時に表出していきます。
ネットが出てきた頃には、ネットの情報は、くず(garbage)ばかり・・・と言われてきましたが、
現在も多くの情報は、興味のない他の人にとってはどうでも良いくずばかりです。
ただ、誰かに価値があること、が重要ともなっていて、
どんなくず(garbage)でも、消えることなく、用いられる価値を持っています。
つまり、先にも出したように、メディアに記録さえされれば、消えることなく残り続ける・・・
という時代となりました。
で、話を戻すと、こういった社会での学びや子どもたちにとってのメディアと学習は、
少しずつ変わりながら、30年もたてば大きく変わっているでしょうね、
と言う事です。
そして、教育機関である大学も変わっていかなければなりません。
なんとか、変えていきたいし、自分も変わっていきたい、と思いますが、
けっこう時間がかかるかと思っています。
それは、最初のキーワードに戻って・・・
今の学生に尋ねても、誰も返事をせず、基本的には教員が教卓で独り言を話し続けないと、
90分間の時間が持たないからです・・・
さて、ここで最初に戻ってきました。
教員の独り言の時間を減らすことそのものが、反転授業のキーになる、という・・・
最初は沈黙の時間かもしれませんが、それを変える事が・・・できないかなぁ。
今回は、だいぶ長くなりましたので、このあたりで。
みち
長くなったのは・・・最近短い、とつい先日怒られたからです・・・意地でも長く書いてやる・・・ではなくて、書き始めると普通に長くなっていく・・・ブログとしては読みにくいのでは・・・と思いますが、たまには、いいでしょうね。という土曜日担当なのに木曜日に書いている独り言でした(笑。ちなみに合計2288字だそうです(笑