[ 2017年08月 ] の記事一覧

2017.08.21

ASB2017 in Boulder

ASB(America Society of Biomechanics)、アメリカバイオメカニクス学会が、コロラド州ボルダーで、8月上旬に開催されました。コロラド大学ボルダー校が会場でした。

 写真にあるように、ロッキー山脈を眺めるところにあり、1600mの高地です。マラソン選手の高地トレーニングのキャンプ地としてもよく知られています。
  
 プレコングレス・チュートリアルでは、「リーダーシップ」のセッションがありました。バイオメカニクス学会におけるセッションには馴染みがないテーマですが、リーダーシップを備える人財を送り出す学部としては、非常に興味があり参加しました。開催者の意図は、「我々、指導的立場にあるシニア研究者は、それぞれの経験を積んで組織、研究グループをマネジメントしている。しかし、理論的に学んできておらず、学会としてもリーダーシップをしっかり押さえておく必要性を感じているので、このセッションを設けました」とのこと。
やはり、どの組織、グループを運営するにあたっても、リーダーシップを理論と実践で学ぶことは極めて重要であることを示唆しています。ここでの内容は、省略しますが、ippo先生の『リーダーシップ論』で十分カバーされているものでした。

 学会の初日のオープニングレクチャーは、非常に興味深く、動物の動きを2台の放射線カメラで撮影し、骨格の動きを3次元解析して、皮膚の上からでは分からなかった動きのメカニズムを明らかにするものでした。今後、この手法を用いた人間の動作解析も進むようです。実際に、膝の動きについての解析ビデオも紹介されていました。ただ、放射線を使うのでどの程度の被爆線量かが気になります。いずれにしても、計測技術は年々進歩しています。

 学会では、色んな出会いと、旧交を温める機会も得られます。
 少し紹介すると、次の写真は、ジョージア工科大学で研究させてもらったときにお世話になったGregor博士です。20年以上のつきあいとなりました。いまも本当に快活で、「先日、神経制御に関わる長い論文をまとめたよ!」と話してくれました。この写真を撮影してくれたのは、Kuri先生がUSCでお世話になったKulig博士です。
  

 もう一人の出会いは、Eakin博士。テキサス大学で研究させてもらった時に、実験などで大変お世話になりました博士号を2つ(たしか物理学と情報工学)もつ俊才で、ピンチングに関わる研究で数多くの論文をまとめています。12年ぶりの再会でした。
  

旧交を温められ、元気をもらいました。
  

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 映画を観る機会は、今はほとんど海外のフライトの時のみになっています。今回のフライトで、『ビューティフル・マインド』(ロン・ハワード監督)という、2001年のアメリカ映画を観ました。ノーベル経済学賞を受賞した、実在の数学者を扱った映画といわれています。作品の構成に引き込まれてしまいました。
 1期生のAyakoさんが先週の土曜日に、ふらっと大学に来てくれました。夏休みのため帰省していて、その途中にわざわざ立ち寄ってくれました。長距離ランナーとして実業団でも活躍し、いまは南船橋のららぽーとにあるユニクロで勤務されています。お近くのスポ健OB/OGは是非立ち寄って下さい。
   

【忠】

2017.08.20

Zollverein Coal Mine(ドイツ・エッセン、その2)

ドイツのエッセンにヨーロッパスポーツ科学会議にて院生の発表が終わった後、エッセンにある、ツォルフェアアイン炭鉱遺跡は2001年にユネスコの世界遺産に登録されています。

https://www.zollverein.de/service/english-page

 


1986年までは2.4億トンの石炭が掘り出され、毎日8,000人の労働者が炭鉱地帯の地上と地下で働いていたそうです。現在は炭鉱の跡地に博物館も設置されており、エッセンの観光名所の一つになっています。


 

とにかくこの遺跡群の広いこと!とてもじゃないですが、半日では歩いて全てを見て回るのは無理でした。

 

 

博物館も以前、工場施設だったと思われる建物の中に建設されてますが、博物館に繋がるエスカレーターは石炭を運ぶ通路(?)だったのか、とてつもなく長い。。(上から見下ろしてみました)

 

 

博物館内に入るのは有料ですが、遺跡群の敷地内は自由に地域の住民が出入りしていて、犬の散歩をしていたり、バンドが野外でライブ演奏の練習をしていたり、複数の飲食店もありました。

イメージしていたユネスコ世界遺産とは少し異なる印象でしたが、地域と上手く融合している雰囲気が楽しかったです。

 

satoshi

 

2017.08.19

偶然の出会いから今日が-恩師はありがたきかな

    毎年お盆が近づくと“青山クラブ”(母校の軟式庭球部・ソフトテニス部OB会)から、卒業生の親睦と現役部員の激励・支援を兼ねて親善試合の案内が届きます(いつも都合が悪く不参加)。今年は部長兼監督兼コーチとしてご指導を頂いた“恩師の喜寿のお祝い”を兼ねるということでほぼ四十年ぶりに会にだけ参加してみました。
 先生は大学卒業後新潟高校に着任し、以来38年間体育教員として全く移動もなく過ごされ(前例無しとか)、ご自身の国体選手としての輝かしい実績以外に、インターハイ出場選手を多く育てられました。小生の頃(1964年~67年)はまだ着任3年目で、教員としてか或いは選手としての人生かに迷っておられたのか、先生のクラブの指導方針については納得できず常に反発をし、学内校友誌に主将として小生なりのクラブの在り方を述べたりしました。でも、反発しつつも強く惹かれ、この先生との出会いがなければ今の自分もなかったのではと思っております。「おまえは体育教師に向いていない。でもこれからはおまえのような教師が必要となってくる。」と、入試の実技試験に備え、ご自身の脚の怪我にもかかわらず冬の寒い柔道場で練習相手をしてくださった日々のことは今も鮮明に覚えています。半世紀が経ちました!


 テニス部OB・OG 120名からの出席者のなかで小生が最年長者とかで乾杯と挨拶をさせられましたが、紅顔の美少年・美少女?がなべて白髪(有れば良い方)。でも、恩師を中心に昔を懐かしみつつ、コートで培った様々な想い出は一層先輩後輩の結びつきを深め、まるで1枚の布のように、縦と横のそれぞれの糸がしっかりとむすばれている感を強めました。(老ブロガー・ハル)

2017.08.18

第2弾☆教員インタビュー(前編)

Hitomiです。夏休みはネタがないので困りますね。
というわけで、今週は教員インタビュー第2弾です。第1弾で終わるかと思いましたが、ちょうどいいところに英語の嶋村先生がいましたので、広島土産の三好ピオーネジュレ(おすすめ)を対価にインタビューを受けていただきました。

嶋村先生はブロガーではないので、まず簡単な紹介を…
嶋村先生は現在、英語Pをはじめとする語学の授業を担当されています。フルブライト奨学金でアメリカの大学に留学されていた優秀な先生です。同じタイミング(2016~)で赴任したということもあって色々とお世話になっています(特に初年度は書類作成や手続きが複雑なので情報共有できて助かりました…)。
経歴だけ見るとすごすぎて話かけづらい…と思いきや、とにかくマイペースでとにかく服装がラフです。「空気など読まぬ」という無駄に強い意思を感じます。去年、教員ラウンジで院生と間違われて受付の事務員さんにものすごい不審な目で見られていました。ちょいちょいこういうので笑わせてきます。

さぁ、そんな掘り下げたら面白そうな嶋村先生に用意した質問は以下の4つ(順不同)です。
「研究を始めたきっかけは?」
「専門(言語学)の面白いところは?」
「英語が上達するための方法は?」
「スパイスカレーの作り方」※インタビュー直前の雑談で京都の美味しいカレー屋さんの話をしていたら「最近、自分で作る」と言い出したので質問に入れました。

↓それでは、インタビュースタート(青字=私、黒字=嶋村先生)

じゃまず、スパイスカレーの作り方から(笑)
(笑)
僕、カレーが好きなんですけど、最近、簡単に作れるスパイスカレーのレシピ本を買いまして…、基本のスパイス3つ、コリアンダーとターメリックとカイエンペッパーを混ぜて炒めたりしながら作ります。
本格的ですね(笑) カレー作りは趣味なんですか?
料理が趣味なんですけど、だんだんといろんな凝ったものを作り出して、最近スパイスカレーに挑戦してみました。
いいですね。いつかみんなでカレー会をしましょう(笑)
ぜひぜひ(笑)

※「今日コロッケ作ります」と言っていたので、「写真送ってください」と言ったら律儀に送ってくれました。ちゃんとBefore/Afterです(笑)



じゃあ、真面目な内容に。研究を始めたきっかけは?
大学の最初の頃は経済学部だったんですけど、当時はあんまり真面目な学生ではありませんでした(苦笑)。ただ、本を読んだり音楽を聞いたりするのが好きで、アメリカやイギリスのバンドの中に政治的な発言を積極的にする人達がいたんです。
ある時、音楽雑誌のインタビューで、RADIOHEADのトム・ヨークがチョムスキーの本について言及しているのを読んで…当時、アメリカがイラク戦争を始めた時期で、そのあたりの内容だったと思うんですが、そこで出てきたチョムスキーという人がMIT(マサチューセッツ工科大学)の言語学の先生だと知って「どんなんやろな」と思って調べたのが最初です。
意外なきっかけですね。
音楽を聞いていて良かったです(笑)

長くなったので後編(来週)へつづく→

Hitomi

2017.08.17

今日は静かです。

こんにちは、shinoです。

暑い日が続いています。
今週はお盆の期間と重なっているせいで、
大学構内に居る人も少なく、閑散としています。
なので、余計にセミの声が大きく響き、暑さを増しているような気がします。

休み中で書くことも少ないので、
本日は皆さんに少し知っておいて欲しいことを書きます。

皆さんは『AED』のことを知っていますでしょうか?
我々のいる立命館BKCキャンパスのどこに設置されているか知っていますか?



写真は立命館BKCキャンパス ラルカディア1Fに設置されている『AED』ですが、
スポ健の皆さんは、ここにあることが、さっと頭に浮かんできましたでしょうか?

『AED』って、一度は聞いたことがあると思いますし、
最近、かなり浸透してきていますので、
何となく、何をするものなのかは知っていると思います。

『AED』とは、(自動体外式除細動器: Automated External Defibrillator) のことで、
様々な原因で、心臓がけいれんし血液を全身に送ることができなくなった状態(心室細動)に陥った心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための機器です。

よく医療ドラマなどで電気ショックを与えるシーンがありますが、
それを一般の人、誰にでも分かりやすく利用できるようにした器械です。

総務省消防庁のHPを見てみますと、
平成26 年中の、
一般市民がAEDを使用した傷病者は 1,030 人であり、そのうち1ヵ月後の生存者は519 人、1ヵ月後の生存率は50.4%でした。一方、心肺蘇生を実施しなかった場合の1ヵ月後の生存率は8.4%となり、約 6.0 倍と高くなっており、
さらに、一般市民がAEDを使用した傷病者のうち、1ヵ月後の社会復帰者は446 人、1ヵ月後の社会復帰率は43.3%であり、心肺蘇生を実施しなかった場合の1ヵ月後の社会復帰率の4.3%と比較して約10.1倍高くなっている。
というデータが報告されています。

心肺蘇生を必要とする傷病者が現れた場合、
いかに早く、その場にいる人が、心肺蘇生を開始し、AEDを使用するかで、
その人の命が助かる率や、社会復帰できる率が大きく変わってきます。

スポーツの現場でも十分に起こりうることです。

そのため、現在はあらゆる施設での『AED』の設置が義務づけられています。

スポ健では、2回生が受講選択する私の基礎スポーツ医学外科系で救命処置や心肺蘇生の授業と実技を行います。その時に、もちろん、『AED』の話も必ずします。

また最近では、いろいろな場所で、救命処置や心肺蘇生の講習なども開催されていますので、
夏休み中に機会があれば参加してみてもいいかと思います。

『AED』の使い方は簡単です。



このように、説明が貼っていることも多いですし、
何よりほとんど器械が言葉で説明してくれます。
順番にその通りにすれば、問題なく使えます。あわてる必要はありません。
電気ショックの必要があるかどうかも器械がちゃんと判定し、言葉で教えてくれますので、迷わず使ったらいいと思います。

ただ、どこに設置されているか知らないと使えません。
使用する施設のどこに『AED』が設置しているかは、必ず確認しておく必要があります。

立命館BKCキャンパス内にの設置位置はHPで確認できます。
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/hoken/RMAED.html

この機会に、皆さんも普段利用している施設のどこに設置されているか調べてみてください。

2017.08.16

危機感が生むもの

夏休みに突入し、8月もずいぶんと日にちが過ぎています。
今年のippoゼミ4回生は、卒業論文への危機感が強いからか、夏休みに卒論への自主的な取り組みが本格化してきました。

その勢いに乗って、ゼミはまた一段とチームらしくなってきました。自分のテーマだけでなく、仲間のテーマに耳を傾けて相談し合うカタチが、すばやく、ごく自然な流れで生まれるようになりました。
ツッコミも激しくなり、にぎやかなディスカッションの場ですし、そのおかげで卒論の進度も急に上がってきたように思います(本人たちがそう実感できると言っているので、何よりなことです)。

(研究室前に、学生たちの靴が並び始めました!)

一緒に考えて、1本1本自分の研究を作っていく活動の中では、学生たち一人一人の特徴がちらりちらりと姿を現してきます(素が出てくるようになったり、変化もしたりといろいろです)。
おもしろいのは、ゼミでの付き合いが2年目に入ってくると、卒論の取り組みの様子で、部活動のチームでその学生がどんな動きをするのか見えてくるような感覚になるときがあります。ときどき、そんなことをその学生本人(たち)に伝えながら、彼/彼女たちのプレイスタイルやリーダーシップのあり方を自分でどう見ているのかを教えてもらっています。


そんな学生たちが ”はまり”始めると、昼ごはんを取るのも忘れる集中力はすごいものがあります。これまでのスポーツで培われたものかもしれません。
卒論が追い込みの時期に、シーズンの山場を迎える部活等があります。ippoゼミの4回生は、今までよりもそれに該当する学生が多いので、この勢いがプレイにも反映されてこれまでの努力がしっかりと報われる努力になることを切に願っています。

【表紙の写真】実物はとっても大きなシューズたち(この大きさにも見慣れてきました)。大事な試合に向けて、しっかり学生たちをケガから守ってくれますように…(祈)。

ippo

2017.08.15

合格祈願

 朝晩、少し涼しく感じるようになり、吹く風にも季節の移り変わりを感じる頃となりました。お盆を迎え、帰省や観光などで各地に行かれている方も多いのではないでしょうか。道中、お気をつけてください。
 
 今日は、8月15日、終戦記念日です。太平洋戦争においてアジア各地で戦闘が繰り返され、国内外で多くの方々が犠牲となりました。大戦で犠牲となられた皆様やその後ご苦労された皆様に心より哀悼の意を表したいと思います。
 私(昭和35年生まれ)が幼かった頃は、戦地に行かれていた方々が祖父や父親の世代でありましたので、生々しい戦争体験を直接聞く機会がありました。終戦から72年が経ち、戦争の記憶は薄れるばかりです。某国のミサイルの脅威やそれに対抗する大国に挟まれ、今ほど日本人としての良識が問われている時はありません。太平洋戦争での苦しみを風化させることなく正確に後世に伝え、戦争の愚かさ、平和の大切さを真剣に考えていかなければなりません。

 話は全く変わります。スポーツ健康科学部4回生で教員を目指している学生さんは、現在教員採用試験と真剣に向き合っています。ほとんどの皆さんが一次試験を突破して二次試験へと進んでいますが、二次試験では「模擬授業」や「集団討論」「個人面接」を実施する自治体が多くあります。微力ながら私も皆さんとそれぞれ時間を調整して、模擬授業や面接の練習を頑張って行っています。皆さんの思いが叶うことを祈っています。
 ということで、先週の土曜日、自宅から歩いて「長岡天神」まで合格祈願に行ってきました。自宅から「西国街道」を西に、長岡京市まで歩を進め、長岡天神に行きました。


 立派な鳥居をくぐると大きな池があり、多くの亀が甲羅干しをしていました。



 その後、社殿(拝殿)に上がり、皆さんが教員採用試験に合格できるように参拝させて頂きました。

【司】

2017.08.14

アクティブでいこう!

みなさん、夏休みはいかがお過ごしでしょうか?

暑さが年々増しているような感覚がありますが、これは年を重ねているせいでしょうか?
いずれにしても体調管理には、より一層注意を配る時期です。

あまりクーラーが普及していなかったこどもの頃、夏は窓を開け放ち、すだれ越しの風でしのいだものでした。

若い頃には暑さには強い、ということで30になるまでは、クーラーをかけて寝たことはなく、団扇、扇風機でがまんできました。今は、とうてい難しいですね。

夏にはついつい、うでーっとなり、そのままの勢いで、秋もウダウダしてしまい、ついついものぐさが身についてしまいます。そのようにならないための朗報が一つあります。

 

表題にありますように、
アクティブでいこう! ものぐさ→アスリート化計画

というテーマで、日本科学未来館で、COIの研究成果を展示してもらっています。

下記のHPならびに、紹介の動画をご覧下さい。今年の11月22日まで、開催されています。
     

受験生の皆さんには追い込みの夏ですが、日本の科学研究の最先端に触れてもらい、モチベーションを上げてもらうのもよろしいかと思います。

暑い夏をそれぞれのスタイルで乗り切っていきましょう!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
   
先日、上記のことで、日本科学未来館へ訪問した折、館長の毛利 衛さん(宇宙飛行士)にお会いする機会を得ました。毛利さんは研究者でもあり、今は館長として日本の先端科学を世界へ発信し、こどもたちの未来をより良くする研究を広めることをミッションに活動されています。お会いできて感激し、さらに科学研究の発展に尽くすことを励ましてもらいました。
【忠】

2017.08.13

マウリッツハイス(オランダ・ハーグ、その2)

オランダのハーグを訪問した際に有名な美術館であるマウリッツイハイス美術館を訪問してきました。

https://www.mauritshuis.nl/nl-nl/bezoekinformatie-japans/



外観は大きな屋敷みたいです。地下から入りますが、真横の河川よりも低い位置に入り口があり、不思議な感覚に陥ります。

(川が氾濫したりしないのかな、と心配になるくらい)

 

広々とした部屋に絵画が展示されています。とても最先端だなと思ったのは、美術館内は無料でWi-Fiが繋がるのですが、美術館のアプリが配信されており、美術館内の案内から個々の展示物の詳細な説明まで全てがスマホのアプリ上で確認可能です。

絵画の説明は英語での音声ガイダンスもあります。通常は音声ガイダンスは有料で貸し出しているのが一般的かと思いますが、アプリ利用は全て無料でした。



作品リストから興味のある作品を見つけて、地図上でそれがどこに展示してあるかを確認できるので、時間が無い場合は興味のある作品だけをピックアップして鑑賞することもできます。

 



平日に訪問したからか、特に観光客でごった返している様子もなく、美術館内は比較的空いていました。オランダを代表する画家のレンブラントの「デュルプ博士の解剖学講義」やフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」も含め、多くの作品をじっくり自分のペースで楽しむことができるのがマウリッツイハイスの魅力の一つだと思います。

 

satoshi

 

2017.08.12

研修会に参加して

 過去4年間の“ツケ”がまわって、5年間の研修単位数をこの1年間で取得しないと資格が失効するといった非常事態のため、土曜/日曜は研修会に出席することが多くなってきました。参加する度に思うことではありますが、集中講義は行う方よりも、聴く(聞くではなく)方が我慢を強いられ、苦痛?だと、学生の気持ちに思いを馳せる機会になったりしています。



  もう40年以上も前になりますが、院生時代に幼稚園の“体操のお兄さん”をやっておった時に出会った園児の発達の遅れ、偏り、歪みといった発達課題を抱えた子ども(クラスの一人くらいはいました)が、練習を繰り返しているうちに何かの拍子に克服し、うれしさのあまり跳びついてきた場面が忘れられず、“運動がすべて”といった考えを持つようになり、その後、関連する運動プログラムに関する本を2冊ほど記しました(共著ですが)。

今回の研修会のテーマは「発達障害児の不器用さを考える~発達性協調運動障害について~」でした。発達性協調運動障害Developmental Coordination Disorder; DCDは年齢相応の協調運動(粗大運動や微細運動)ができないことではありますが、単に苦手意識があるだけではなく、年齢があがると対人関係やコミュニケーションにも大きく影響し、自己評価が低くなることにもつながります。DCDはまた単独の特徴というよりも、案外多いのが自閉症スペクトラムAutism Spectrum Disorder; ASDが合併している場合です。ASDの特徴としては、視覚優位(見えないものがわかりにくく、話し言葉が苦手)、2つ以上の情報処理が苦手(○○しながら△△する)、情報の重要性を整理できない、記憶が良い等々があげられています。

発達課題を抱えた子ども達が、それを乗り越えて行くためには、構造化された発達運動トレーニングとそれを支える人が必要なことは言うまでもありません。その為の具体的な方法・内容についてはふれませんでしたが、またの機会にしたいと思います。(老ブロガー・ハル)