2018.03.11

オランダでの自転車通勤

オランダもデンマークと同じで自転車での通勤や通学が一般化されている街です。
都心であるアムステルダムはもちろんですがここマーストリヒトでも自転車専用道路がほぼ全ての一般道に設置されており、マーストリヒト市内は自転車の方が車よりも速く移動できることも多いです。

僕もこちらに引っ越してきて直ぐに中古の自転車を探しましたが、ちょうど新学期が始まる時期と重なり、大勢の学生が中古の自転車を探していて、町中の自転車屋さんのどこに行っても手頃な価格の中古自転車がなかなか見つかりませんでした。

デンマークもそうでしたがオランダでもたとえ中古の自転車とはいえ、かなり高価で日本であれば新品の自転車が余裕で買える値段です。今住んでるマンションはもちろんですが、大学にもきちんとした駐輪場があります。公共施設では駐輪場に個別のロックのかかった駐輪施設も設置されています。より安全に自転車を保管できるので(かつ雨を避けれる)ので人気なのかもしれません。

デンマークと同様に、マーストリヒトも自転車専用の道路はしっかりと整備されているので、車との接触等の心配をする必要は少ないですが、こちらはスクーターのような原付も自転車道を走るので、少し注意が必要です。

遠くの街から通っている大学院生や教員もマーストリヒト駅から自転車をレンタルして大学に来ているようです。駅でレンタルできる自転車は通勤のICカードを利用すると基本的に無料で自転車を借りることもできる(?)そうです。

マーストリヒト駅の駐輪場は以前まで屋外で、かなり煩雑に自転車が並んでいて雨にさらされるような状態でしたが、今年に入ってから新しい地下の素晴らしい駐輪場がオープンしました。今まで以上に大量の駐輪が可能となり、レンタルサイクルも同じ場所で簡単に手続きできます。



デンマークではヘルメットを被って自転車に乗る人が多かったのですが、オランダではほとんど見かけることがありません。また、スマホをいじったり、イヤホンで音楽聴きながら自転車こぐのもよく見かけます。安全面では気になる部分ではありますが、唯一おまわりさんに止められるのは無灯火で晩走ることだけのようです。

デンマークでもそうでしたが、ここオランダでも自転車通勤や通学が何の不便なく自然にできる環境があって初めて市民の生活習慣に自転車が定着するのだと感じました。
またこういったオランダの自転車道などへの投資が環境汚染を防ぎ、市民の健康増進にもつながって一石二鳥の効果を得ていることを実感しました。

satoshi

下の写真はコペンハーゲンの朝の通勤の様子