2018.05.13

就職活動が本格化しています

今日は就職活動に関する話題です。多くの4年生(4回生)は就職活動で慌ただしい日々を過ごしています。エントリーシートの提出、企業研究、面接など、これまでの学生生活で経験したことのない活動が連日続きます。就職活動期間では、スーツを着用して大学に来る学生もみられます(授業後に、説明会や面接があるため)。もちろん、この期間も大学では授業がありますし、体育会に所属する学生は日々の練習もあり両立は容易ではないでしょう。

2019年3月卒業予定の現4年生は3月1日から企業説明会などがスタートしましたが、2ヶ月が経過し若干疲れや焦りが出てきている学生もみられます。また、説明会や面接などは大阪や東京で行われることも多く、移動に伴う苦労(身体的な疲労、経済的な問題)も大変なものです。「就職活動はどう?」と話を聞く中でも表情が曇り、明らかに自信を失っている学生もみられます。一方で、この就職活動中に「社会で働く」ということに真剣に向き合い、自分の特性や将来に関して時間かけて考えることで学生は大きく成長します。7月頃まで活動が続く長期戦になる学生もいますが、強い気持ちをもって良い企業と巡り会うことを願っています。

さて、4年生が就職活動で奮闘している一方で、3年生についても就職活動に関わる動きを開始しています。5/8(火)、5/10(木)の両日には、「第1回進路・就職活動ガイダンス」が開催されました。本学のキャリアセンターによる企画ですが、スポーツ健康科学部からは両日合わせて150名程度の学生が参加しています。「3年生といってもまだ5月。。。早すぎるのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、何事も動き出しは早いほうが有利です。また、3年生の夏頃からはインターンシップを開催する企業も増えますので、自分が目指す業界について勉強を開始することはきわめて重要です。

私もガイダンスの一部に出席したのですが、キャリアセンターのスポ健担当の職員から今後の支援計画や進路選択に関わる情報提供がありました。その話は明快で、非常に勉強になりました。その中で「最終的には自分で決めること」という言葉が印象に残りました。実は、私も普段から学生に対して同じことを繰り返し話をしています。私のゼミ生の中でも複数の企業から内定を頂き、1社に絞り込む過程で悩みに悩み抜く学生がいます(就職活動中の現4年生からすると贅沢な悩みでしょうが。。。)。「先生どうしたら良いでしょう?」「どちらの企業も魅力的です」「もうわからなくなってきました」と相談をされます。就職する企業によっては仕事の内容も勤務地も異なり、親を含めた周りの意見もあり、自分で決定することは難しいかもしれません。けれども、「周り(特にご両親)に十分相談した上で、最終的には自分で決めなさい。そして、その決定に自分で責任を持ちなさい」と指導しています。



ガイダンスの当日、キャリアセンターからは、「ガイダンスレジュメ版」と「冊子版(読込用)」の2冊が配布されました。資料を2冊に分けている点にまず驚き、次に、内容が非常にわかりやすく整理されている点に驚ききました。多くの大学教員は就職活動に関してはプロフェッショナルではありませんので(大学教員になるための選考は一般企業での選考とは大きく異なります)、豊富な情報・知識・支援の経験、そして何よりも熱意をもったキャリアセンターの職員の方々から丁寧なサポートを受けることができる体制は本当に貴重で心強い限りです(本学では就職に向けた支援活動はとても充実しています。あとはそれを学生自身が活用するかどうか。。)。私(教員)の立場としては、ゼミなどの小集団の授業の中で「自分の特性(長所と短所)」「社会人としての夢」などをじっくりと考える機会を何度か設けることができればと考えています。また、3年生自身においては、どういった企業があるかを調べる「業界研究」を行うことが就職活動の第一歩になりそうです。