2018.08.12

卒論への取り組み

前期の授業も終わり、学生にとっては長い夏休みが続いています。夏休み期間中は学部生と顔を合わせる機会は一気に減ります(大学院生は研究のために変わらず登校しています)。ただし、卒論に取り組む4回生とは頻回に連絡を取り、進捗状況などを確認しています。

卒論への取り組みはゼミによって様々ですが、スポーツ科学コースの私のゼミでは全員が独自の実験を行いデータを収集します。実験を行う場合、規模が大きい場合にはデータの収集に2-3ヶ月を要する場合もあります。そのため本心では「夏休みはゆっくり。。。卒論は後期から。。。」と言ってあげたいのですがそうもいかず、夏休み中に実験を行うことが増えています。

卒論を行う際には実験の計画段階から大学院生も関わっています。各学年上限12名のゼミ生の実験を効率よく行う上では大学院生の協力は欠かすことができず、本当に助けられています。同時に、大学院生は学部生を「指導」する機会を得る中で、大きく成長していきます。学生は普段は「学ぶ」側にいるわけですが、「教える」側も経験することで学びの効果が自体が大きくなる・・・これは学生を指導する中で強く感じることです。写真は実験データの解析で用いる統計ソフトを使い方を学ぶための勉強会での1シーンです。ここでも、大学院生が講師役を担当してくれました。



お盆休みが終わると、卒論への取り組みは一気に加速します。また、来月は大きな学会もあり、そのための準備も始まります。授業のない夏休み期間ではありますが、決して「休み」ではなく、大学では様々な取り組みが着実に進行をしています。

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