2018.08.19

定期試験の採点を通して

8月に入り前期の定期試験の採点を終えました。前期は200名程度が受講する講義を2つ担当していたこともあり、採点には想像以上に時間がかかりました(2科目を合わせると答案用紙は1600枚弱。1枚1分で採点しても27時間弱かかります。。)。定期試験における試験の方式は教員により様々ですが、私は必ず記述(論述)式の問題を含めています。採点が大変になることは十分に理解しているのですが、授業への理解度を把握する上では文章を書かせたいという考えでこの形式を継続しています。

毎年のことながら採点をしていて感じるのは、授業時に配布するコメントシートに熱心に書き込みをしていた学生は定期試験の出来も良いということです。これはまず外れがなく、「学びへの意欲」が「授業への理解度」に直結しています。また、定期試験の問題は簡単ではないのですが、「よくここまで勉強したなぁ」と採点しながら感心することも度々あります。逆に、採点をする中で、「この箇所は十分に伝えきれなかった(上手に教えられなかった)」と反省することもあります。特に、今回3回生以上が受講した「エクササイズプログラミング論」は学生の多くが2回生で受講する「トレーニング科学」を発展させた講義内容です。ただし、昨年度、研究専念のため私が授業を担当しなかったこともあり今年度の授業の進行が難しく心配をしていたのですが、定期試験でも苦戦をしていました。採点をしながら反省・・反省・・の連続でした。

学生への成績の開示はまだ先ですが成績を受け取った際には「終わったこと」で済ませるのではなく、前期の自らの学びを振り返る良い機会となることを願っています。

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