2019.01.13

キャリアセミナー

月曜日に、スポーツ健康科学部の学生を対象にしたキャリアセミナーを開催しました。昨年の11月、12月にも同様のセミナーを行っており、今回が第3回目となります。

最初に登壇された株式会社LAVA Internationalの高下様は、我が国では平均寿命が大きく延伸しているのに対して、健康寿命(健康で、日常生活に制限のない期間)には著しい変化がなく、平均寿命との間に約10年の差があることを示したデータを提示されました。また、スポーツに関わる業界においては、機能やデザインに優れた製品(スポーツ用品)は数多く販売されている一方で、それらの製品を実際に活用して運動を行う環境(場所、機会など)の不足している点を問題提起されました。すなわち「モノ」から「コト」への発想の転換が必要であり、ホットヨガスタジオを全国に展開し、手軽に運動をできる場を提供しようとされている現在のお仕事に至った経緯を説明されました。

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次に、株式会社栃木ブレックスの多田様に登壇頂きました。株式会社栃木ブレックスは、プロバスケットボールのB. LEAGUEに所属するリンク栃木ブレックスを運営している会社です。多田様からはご自身の経歴やプロバスケットボールリーグの現状や課題に加え、「キャリア」とは何かということについてご説明頂きました。特に、「働くというのは誰かのために何かを創っていく作業である」というメッセージは印象に残りました。

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最後に、株式会社リクルートライフスタイルの千葉美沙希様に登壇頂きました。千葉様はスポーツ健康科学部の2期生で、学部時は女子陸上競技部で選手として活動されていました。今回は現在取り組まれている業務の内容に加えて、学部3-4回生にかけての就職活動時のご自身の考え方、当時の悩みや葛藤などを説明されました。ご自身の就職活動の開始時には卒業後のキャリアややりたい仕事が明確でなかった中で、キャリアに関わる判断軸を確立することで自分に適した業界や職種を選択された経験を、わかりやすく紹介して頂きました。

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今回、登壇された3名の講師には2つの共通点があります。1つ目は学部時に体育会に所属し、競技に取り組まれていた「学生アスリート」であったという点です。2つ目は転職を経験されている点です。また、いずれの講師の方々も仕事を通して成し遂げたいこと(目標)が明確であり、その判断軸に応じてご自身のキャリアを選択されてきた点も共通していると感じました。年始早々での開催となりましたが、参加をした学生にとって素晴らしい機会になったであろうと確信をしています。

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