2019.02.10

年度末に向けて

2〜3月は授業のない期間です。この期間は4回生は卒業旅行をしたり、4月からの新しい環境での生活に向けての準備を行います。1〜3回生は実家に帰省をしたり、課外活動やアルバイトに力を注ぐなど様々な過ごし方をしています。さて、教員は何をしているかと言うと、後期の成績をつける、次年度の授業の準備、学会などによる出張など・・・こちらも様々です。私に関しては、3月末までは多くの時間を研究に費やしています。研究実施に関わる研究費は年度単位の会計となることが多く、この時期は年度末に向けての追い込みとなり複数の研究が同時に進行しています。

そのような中、先日、低酸素実験室では学部3回生のKurumiさんが大学院生のサポートを受けながら実験を行っていました。人工気象室(温度、湿度、酸素濃度などを変えることのできる特殊な実験室です)を用いて、暑熱環境での運動に伴う筋肉での代謝の様子を調べています。学部生にとってはすべてが初めての経験ですが、大学院の先輩と共にチームを構成し計画的にプロジェクトを進行する過程で、連絡・報告・情報の共有の方法など、実践的な力を身につけていきます(これらは社会に出て仕事をする上で必要となる基礎力です)。

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私の研究室では、今年度末に大学院生以上のメンバーの半数以上が就職のため所属が変わるという転機を迎えます(私はこれを2019年度問題と呼んでいます)。2019年度問題に向けての対策も必要なのですが、現時点では今年度末で大学を離れるメンバーを中心に、日々、研究を進めています。これから新たに始動するプロジェクトも複数ありますので、3月末までの1ヶ月半が最後の追い込みとなります。

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