ただ、その過程は決して平易なものではなく、したがって成果を国際発信できる喜びはひとしおです。
そんな中、最近、ある意味「ようやく」学術論文として2つの論文が国際発信できることになりました。
1つは昨日本学部・研究科のHPでも紹介されましたが、
実は7年前に企画・遂行した研究です。。。
「ようやく」論文となりました!
これは、データの積み上げに時間を要したこと、特許関係の観点もありますが、、、
やはり私の責任で、それらをまとめるのに時間がかかってしまいました。。
ただ、最近Nature Metabolism
に掲載されたTakahashiらの論文では
運動誘発性の乳酸が脂肪細胞を刺激し、そのことが糖・脂質代謝を好適に調節し、代謝システムの改善につながる可能性を示唆しており、今回の私たちの論文で用いた乳酸を基軸にしたサプリメント効果とリンクする可能性があるかと考えていますので、重要な知見を提示できたのではないかと思いました。
もう1つは、順天堂大学の宮本先生との初めてのコラボが、スポーツ医学分野の主要な学術誌であるMedicine & Science in Sports & Exerciseに掲載が決まりました(まだ採択が決まったばかりで、HPでの紹介はもう少し後になります)!!
先生は、予備校時代からの付き合いで、大学での学部、クラブ活動、大学院も同じの親友です。
分野も大きくは同じですが、バイオメカニクスがご専門(私の専門は運動生理・生化学で少し異なります)の先生とは、いつか分野横断型のコラボをしたいな・・と言っていました。
今回、本学の男子陸上競技部の選手に協力を仰ぎ、筋剛性とパフォーマンスの関係を解析し、まとめました。
25年前に出会った際は(年齢バレました?)、まさかこうして一緒に仕事ができるとは考えもしませんでしたが、こうして成果を発信できることになり、大変うれしく思っています。
出会いからの月日を考えると、「ようやく」と言えるのではないでしょうか。
実際、現在も「筋質」をキーワードに共同研究をさせてもらっています。
今後の展開が楽しみです。