2019.09.20

LaTeX の話は休み。。。

こんにちは、嶋村です。さて今日は LaTeX 講座の3回目をやろうと思ったのですが、僕も若干飽きてきたので、3回目は来週にしたいと思います。(笑)というかいちいち TeXShop のスクリーンショット撮って説明するのが面倒臭いんですよね。。。なんで来週頑張ります、楽しみにしていた人、すみません。(笑)けど流石に LaTeX の話が3週間連続ってしんどいでしょ?(笑)


僕自身は相変わらず走っていて、12月に奈良マラソンに出ることになりました。うちの実家の真前を通るので僕の両親も応援してくれるそうです。あと最近またスパイスカレーを作ってそれに添えるアチャール(インド風漬物)も作りました。今日の写真はチキンカレーと鯖と豆のカレーのあいがけにピーマンのアチャールとトマトと玉ねぎと青唐辛子のアチャールです。全て混ぜて食べると美味しかったです。奥さん曰く「職を変えたらカレー屋をすれば?」ということでした。(笑)


さて今週の火曜は教員の FD 研修会がありました。朝早くから夕方くらいまでがっつりあって疲れましたが、まあ僕もそれなりに頑張って発言しました。それで議題の一つにどのように(後期)博士課程の学生を増やしていくべきかというのがありました。得てして博士課程は修士課程に比べて学生が少ない傾向にあります。特に人文系はそうですね。というのも理系の博士はまだ企業などでの研究職の仕事があるかもしれないですが、人文系は一旦博士になってしまうとアカデミアに残るしかほとんど道がないからです。もちろん教員免許の資格などを持っていたらなんとかなることがあるかも知れませんが、博士を取りに来る人の多くが望むのはそういうポジションではないと思います。


僕は言語学の博士(Ph.D.) なので世間的には人文科学の分野を研究していることになります。まあ最近の言語学は自然言語処理、AI など工学系とのコラボレーションもあるので純粋に人文科学と言えるかどうかはわかりませんが、少なくとも僕がやっていることは人文科学です。少なくとも科研費の分類では。(笑)


さて博士過程で博士になるのは大変です。まあ日本と海外では程度の違いがあると思いますが、僕がいたアメリカの大学院では毎年何人かの人が諦めて辞めていきました。僕はなんとか終わらせることができましたが心が折れそうになることが何度もありました。


博士過程に進むと概ね2つの心配があります。学費と将来職を得れるかです。僕は以前にも話しましたが学費は全てタダだったので、前者は大丈夫でした。後者に関して今でも悩んでいます。特にこれまでいろんな人に喧嘩を売りすぎたので、研究の業績はそこそこあるとは思うのですが、僕のことを贔屓にしてあげようということはなかなかないようです。(笑)自分の信念を曲げずに貫き通すか、それとも大御所にヘコヘコして安定を取るかはなかなか難かしいチョイスですね。。。特に日本のアカデミアでは後者の傾向が強いということを最近聞きました。。。真偽のほどは置いておいて、もしそうならやってしまった。(笑)


けれど今でもアメリカ時代の指導教官のスージーとジョナサンには感謝してるし、何より尊敬できる先生でした。あとスポ健に入ってからも色々サポートしてくれている Atsushi 先生にも感謝ですね。僕と Atsushi 先生の共通点はちょっとハッキリ物事を言ってしまう関西人ということですね、程度の差はありますが。(笑)まあなので頑張っていれば手を差し伸べてくれる人もいます。


博士課程への進学は自分の才能(研究テーマも含めて)を信じることが出来て身を削っても続けるという覚悟があるのなら選ぶべきだと思います。どっちが欠けていても来るべきではないと思います。僕の日本で通っていた大学院の話ですが、その時の知り合いが修士から博士に上がるときに試験で落とされてしまいました。それは「もうこれでやめなさいよ」という先生からの、ある意味愛情のあるアドバイスだと思います。彼はそれを理解していないようでしたが。。。安易に博士過程に進むべきではありません。みなさんも研究者になりたいなら考えてみてください。大学院は死ぬほど忙しいし、寝る時間もありません。それでも研究に興味があるなら、専門知識を深めたいなら、そして新しい知識を生み出したいなら大学院に来る価値はありますよ。大変ですがね。


ではでは。