多くの競技において、全国大会(インカレ)が始まっています。
その中で、女子駅伝、男子駅伝が熱い戦いを繰り広げています。
立命館大学内では、常に上位(3位以内)に入る戦績を残している女子チームが注目されてきました。
しかし、男子駅伝チームも負けてはいません。
大学駅伝と言えば箱根駅伝が脚光を浴びていることから、高等学校の優秀な選手のほとんどが関東に集まっています。
その関東勢に常に戦いを挑んでいるのが立命館大学男子駅伝チームの猛者たちです。
第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走大会では、関東の強豪校を破り6位に入賞しました。
長距離パートのリーダーであり、100名を超える陸上部全体の主将を務める岡田浩平君は5区を任されアンカーに順位を落とすことなく襷(タスキ)を繋ぎ、総合6位と大健闘しました。
この出雲の大会は、選手一人一人が走る距離が短いため高速駅伝と言われています。
少しでもブレーキがかかると順位を落としてしまう大会です。
7位以下には、箱根駅伝で活躍している強豪校が多く、それらのチームを破ったのです。
続いて、11月3日には名古屋を出発し伊勢神宮までを繋ぐ秩父宮杯第51回全日本大学駅伝対校選手権大会が開催されました。
出雲駅伝と違って各区間の距離が長いことから、箱根駅伝を目指す関東勢のチームに有利な大会です。
岡田君は、一区を任され1位通過チ-ムから26秒差で襷を2区に繋ぎました。
岡田君は、大会前に私のゼミの中で、緊張している自分、不安会を感じている自分を仲間に語っていました。
陸上以外の競技を実践する仲間たちは、「そっかー、確かに緊張するよな~」と聞き入っていました。
ゼミの仲間らがじっと聞く姿は、岡田君の緊張を和らげる支援(サポート)になっているように感じました。
立命館大学は、いくつかの関東の強豪校を抑え12位で大会を終えました。
しかし岡田君は、「8位(シード権)に入らなかったことが悔しい」と語ってくれました。
また「短距離、跳躍や投擲といったパートの仲間の全員が名古屋から伊勢にかけて応援してくださり、さらに在校生のご父母や多くの卒業生の応援によってRの襷を繋ぐことができた」と感謝していました。
駅伝は、立命館大学のRを繋ぐ選手の汗と苦痛と戦う姿を応援することが魅力ですね。
nao