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2019.11.09

ラグビーワールドカップ2019日本大会

11月2日、2か月にわたって開催された第9回ラグビーワールドカップが幕を閉じました。
今回開催されていたワールドカップは、15人制ラグビーの世界一を決める大会です。
観客動員数は延べ170万4,443人を記録し、日本代表が初のベスト8への進出を果たした決勝リーグでは、
日本対南アフリカ戦のテレビ視聴率が40%を超えるなど 、高い関心と熱い声援を受ける大会でした。
また、決勝戦は、前日本代表を率いていたエディジョーンズ氏が率いるイングランドと決勝リーグで日本代表を破った南アフリカとの対戦となりました。
結果は南アフリカが優勝。
日本代表は世界一のチームに敗れたわけですから、もうしばらく日本代表の健闘を称えるニュースが聞けるのではないでしょうか。

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今回開催されたラグビーワールドカップの注目すべき点は他にもあります。
何よりもアジア圏で初めて開催された大会だったということです。
世界的な競技力の高さは一般的に「世界ランキング」と呼ばれる指標があります。
ラグビーにはこれとは別の「Tier(階級)」というグループ分けがあり、
Tier1(ティアワン)は、世界の強豪国10か国で構成され、
北半球の6代表チームと南半球の4代表チームが所属しています。
北半球は、イングランド、ウェルズ、アイルランド、スコットランド、フランス、イタリアの6か国です。
南半球は、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの4か国です
日本はその下の階級であるTier2に位置付けられています。
日本代表は今大会でTier1に所属する世界の強豪国に果敢に挑み勝利し続け、
大きな感動をもたらしてくれましたが、
Tierのグループ分けは歴史的な背景が影響をしており、
世界ランキングに対応して変更されることはありません。
過去8回のラグビーワールドカップがすべてTier1に所属する国で開催されていることを考えると、
今回の大会をアジア初のワールドカップとして日本に招致したラグビー界の功績も素晴らしいものだと感じています。

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今大会期間中、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会からワールドカップの再招致の意思があることが表明されました。
早くて12年後になるのでしょうか。
2015年、2019年大会を通じて「みるスポーツ」としてのラグビーへの関心は高まりつつあります。
引き続き、国内でどのように人々の関心を維持し、スタジアムへと導くかは課題となっていくでしょう。
プロ化の構想も持ち上がっていますが、詳細はまだ不明です。
課題も山積かと思われますが、多くの人を魅了した素晴らしき大会がこの国で開催された感動を忘れないでいたいと思います


写真は東京スタジアム3位決定戦の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください

#3位決定戦
#上皇様と上皇后様もご観戦
#スタジアムにあたたかい空気が流れる
#W杯ロス
#2023年大会の開催地はフランス

2019.11.02

OIC FESTIVAL


お天気に恵まれた10月27日(日)にOICで学園祭、OIC FESTIVALが開催されました。
アコースティックギターに夢中になっているゼミ生のT君がステージに立つというので、OICに立ち寄ってきました。
いつもスポーツの試合会場ばかりに通っているせいか、私は、ついつい「みる」という動詞を使い「みに行きます」と言ってしまいます。
しかしながら、T君は「聞きに来てください」と「聞く」という動詞を使います。
音楽がメインなのですから、T君のいう「聞く」の方が適しているのでしょう。

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ということで20分間のステージをしっかり聞かせて頂いてきました。
大学に入ってからアコースティックギターを始めたそうですが、多くの人の前で堂々とパフォーマンスをされていて驚きました。
T君の写真と動画をゼミ内で共有したところ、「本当に楽しそうにみえた」「こんな一面もあるんだ」と少し驚いたようです。

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同じエンタテインメント業界としてスポーツと音楽は非常に近いところがあります。
プロスポーツイベントの演出やファンクラブのオペレーションはレコード会社が担当している場合も多いです。
また、私に十分な知識がなくて詳しくはわかりませんが、アーティスト(ミュージシャン)たちは何時間にもわたるライブを数日間こなします。
そんな彼らがアスリートと同じようなトレーニングに励むのも興味深いところです。

T君が最終的にどうするかわかりませんが、せっかく音楽を楽しんでいるのだから、スポーツと音楽の視点を取り入れた卒業研究に取り組めることも提案しています。
OIC FESTIVALに訪れたことで、同じ学園に集まった学生であっても多様な趣味を持ち活躍していることを知ることができました。
スポーツ健康科学部で学ぶ学生さんには、スポーツ以外の興味のあることに対して、スポーツを通じで何ができるか、ということも考えて欲しいなと思う時間となりました。

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写真はT君のステージの様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください

#癒される演奏でした。
#何よりも本人が楽しそうでした。
#12月1日(日)にBKCでソロでステージに立つそうです

2019.10.26

フロンティアメイカー育成講座

先週、立命館大学の東京キャンパスにて企業人に向けた「フロンティアメイカー育成講座」の開講式が開催されました。
フロンティアメイカーは「未来に働きかける力」を「既存の概念を超えて」創造することをテーマとした有料のプログラムです。
10月18日(金)から12月21日(土)のうち、全6日間にわたって、東京キャンパスと大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)で開講されます。
APUでは宿泊を伴った合宿形式となっており、今盛り上がっているラグビーワールドカップのキャンプ地も見学の予定です。
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フロンティアメイカーは、企業人が仕事をしながら週末や夜間に学ぶ講座です。
私も仕事をしながら大学院へ通い、修士号、博士号を取得しましたが、おそらく、一般的には極めて稀なケースです。
また、すぐに大学院へ進学!と思えたわけではありません。
これまで多くの方から質問を受けてきたことは「どれぐらい大変ですか?」ということです。
この質問を受けるということは、社会には学びたい大人たちがたくさんいるのではないかと感じてきました。
私の回答はいつもシンプルで「楽しくて仕方ありませんでした!」です。
確かに睡眠不足も続き、食事をする時間すら忘れてしまうことが続きましたが(現在に至る)、
手探りだったものがつかめる感覚や、年齢を重ねても新しいことに挑戦できるワクワク感の連続でした。

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「童心へ帰る」というのもこの講座の持つテーマの一つなのではないかと感じています。
「革新」、「挑戦」、「新たな発想」、「時代を創る」など巷にはいろいろな言葉があふれています。
新たな刺激というよりも、どこか聞きなれてしまっている感も否めません。
その一方で、「挑戦をもっと自由に」は、若者だけに対するエールではありません。
確かに組織にいるとしきたりやルールなど様々な規制もあり、また配慮も必要です。
しかしながら、発想は自由です。
無理なんだと思わず一歩踏む出すことで大人だって変われます。
フロンティアメイカーは、子どものころにおもちゃをもって想像の世界で遊んだような感覚思い出し、「想像から創造へ」を学ぶ講座という側面も持っています。
「想像から創造へ」は、常日頃教員として学生に対して発信していますが、大学生と異なり、我々大人が学ぶ強みは、年齢、経験、知識を重ねたからこそできることがあるということだと思います。

「フロンティアメイカーJr.」として現役の学生たちも運営に携わり、私のゼミからはK君が全スケジュールにスタッフとして参加しています。
ゼミ生が運営を担っている姿はとてもうれしいものです。

写真はフロンティアメイカーの開講式と講義の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#今日はTリーグへ訪問
#卓球大会の開催も?
#そのあとはクルージング
#だけど私はBKCで補講

2019.10.19

オープンゼミ

2回生の小集団、研究入門は3回生の専門領域へとつながる大事な授業です。
また、この時期2回生は、来年度のゼミが決定していきます。
今週ゼミを紹介するオープンゼミが開催されました。
昨年は着年一年目ということもあり、一人で淡々と話しをしました。
最近、2回生から「どんなことをするゼミですか?」とよく問い合わせを受けていました。
そのため、今年は、私よりも「どんなことをしているか」をよく理解している3回生のゼミ生たちの力を借りることにしました。

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ゼミ内で、オープンゼミの日程に参加してくれるゼミ生を募ったところ、ラクロス部3人が率先して手を挙げてくれました。
次の週には、トライアスロン部のK君も参加してくれるとの連絡をくれました。
彼らは日頃、部活動等々でゼミの自主的な活動に参加する時間が作りにくい状況です。
参加したかったであろうゼミ合宿も部活動のため、不参加でした。
彼らはゼミの自主的な活動に参加できない分、常日頃からゼミ単位の活動には意識的に積極的になろうとしてくれています。
今年度のゼミは、13人のうち、男子が12人、女子が一人です。
また、13人のうち4人の男子が運動部に所属しています。
ですので、ラクロス部3人とトライアスロン部1人だけですと、「体育会ゼミ」として認識してしまう可能性もあります。
そこで追加で手を挙げてくれたのが、ゼミ長さんです。いつも全体を穏やかにまとめてくれます。
オープンゼミの事前打ち合わせをしましょうと声をかけたところ、なんとすでに発表用のスライドを作成してくれていました。
様々なことに積極的に参加しキャンパス内外で様々な業務に追われていることと思いますが、時間を割いて準備してくれていたようです。
また、サッカーの指導や観戦に熱心なN君もギリギリまで参加できるかどうかわからないとのことでしたが、前々日に「いけるようになりました」と連絡をくれました。
ゼミのおよそ半数の6人が忙しい中参加してくれたオープンゼミは、なんとも心強いものになりました。

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一通りの説明をし終えた後は、大きく2つのグループに分かれて、ゼミ生が個別に質問を受けてくれました。
私は自分の気持ちを少し説明しただけです。
3回生たちは4回生がいない分、相談相手がおらず不安な時もあるかと思いますが、それはそれで楽しんでくれています。
そんな彼らが初めてゼミに後輩を迎えます。
現2回生が今日の3回生の姿を通じてどのような来年の自分を想像したのでしょうか。
新しいゼミがスタートした時に聞いてみようと思います。


写真はオープンゼミの様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#思ったよりも人数が多くて
#3回生たちが緊張してました
#どんなメンバーになるか楽しみです

2019.10.12

夏休みの活動報告と秋学期への抱負

約一か月間アメリカ、ニューヨークやボストンのスポーツビジネスをお届けしてきている間に秋学期が始まっています。
学生たちがキャンパスに戻り、賑やかです。
秋学期は、引き続き小集団のクラスを複数担当しています。
1回生の小集団、基礎演習では、第一回目の授業で、夏休みの活動報告と秋学期の抱負を語ってもらいました。
旅をしたり、ひたすら部活・サークル活動に没頭したり、日本一あるいは世界一を目指したり、とそれぞれが色鮮やかな夏休みの活動を報告してくれました。

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聞き手を惹きつける内容とユニークなスライドを準備しており、また堂々と発表していたことが大変印象的です。
互いに笑いあいながらの発表となりました。
秋学期の抱負として多く見られたのは、「自分から行動を起こす」「やりたいことを見つける(する)」です。
その中には、部活やアルバイトも含まれていましたが、「学業が本業」「学業は優先させる」といった言葉も続いていました。
春学期に思っていたように単位が取得できなかった学生もいたようで、「フル単!」も多くありました。
反省や失敗をしながら目標を立てているようでした。
また部活・サークル活動に力を注いでいる学生たちからは「文武両道」という言葉が目標として掲げられ地ました。

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そんな1回生たちの学びの集大成は、スポーツ健康科学部版のSDG's「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」について考え、発表することです。
スポーツを通じて、社会を豊かにしていく、平和に貢献するというのは、スポーツにかかわるすべての者の使命です。
私たちは何ができるのか、その他メイドのような学びや知識が必要なのかを仲間ともに考え抜く時間にしてほしいと思っています
1回生のアドバイザーを務める2人のAAさんたちは夏休みもこのSDG'sの取り組みに注力してくれています。
また最後に一緒に笑って泣いてという時間がもてるような秋学期の基礎演習になることを願います。

写真は
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#力作のスライドでした
#授業-手を抜かない
#秋学期の抱負は、15回目に確認

2019.10.05

Fenway Park in BOSTON

先週までニューヨークのお話をしてきましたが、そのあとにボストンに立ち寄ってきました。
主な目的は、地域とスポーツチームの関係性を知ること、そしてFenway Parkに訪れることです。
Fenway Parkはメジャーリーグのアメリカンリーグに所属するボストンレッドソックスの本拠地です。
ずいぶん前に新聞でボストンレッドソックスの記事を読んだ時から、長年、私の世界で訪れたい場所、ベスト3に入っていました。

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今回は大変恵まれたことに、Fenway Parkのみならず、レッドソックスの傘下でAAAに所属するPawtucket Red Soxに本拠地にもお伺いし貴重なお話をお伺いすることができました。
昨今、特にスタジアム・アリーナで展開されるプロスポーツチームではスタジアムビジネスの重要性が指摘されています。

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その中でも注目されてきたのがスタジアムの滞在中に観戦者に提供されるサービスの質です。
学術的には「サービスクオリティ」という概念で研究が進められており、試合の勝敗に関わらず観戦者に満足を提供することを目的としています。
そのため、スタジアムのここ数年現在開催中のラグビーワールドカップの試合会場やキャンプ地にも複数訪れてきました。
今回渡米することで「試合会場」として機能性や街のシンボルとしての存在感の向上だけではなく、そこにいるだけで便利で特別で誇らしくなれる場所であることことの力強さのようなものを感じました。

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Fenway parkは、メジャーリーグの中で最古のスタジアムです。
それ故の不便さもあるとは思います。
しかしながら、レフトスタンド側に「グリーンモンスター」と呼ばれる歪な形の巨大な壁を備え、
独特の色で覆いつくされた最も古いスタジアムは、100年以上も人々を魅了し続けています。
2013年4月に起こったボストンマラソンのテロの時にもレッドソックスの存在は人々の力になったようです。
シーズン中にもかかわらず選手たちは例年よりもより一層街に寄り添う活動を続けながら、その年レッドソックスはワールドシリーズのチャンピオンに輝きます。
Boston Strong-B(e) Strong (強くあること)を掲げ、すべての試合でボストンのエリアコードが背番号としたユニフォームが試合中のダグアウトに掲げられていたそうです。
短いボストンの滞在でしたが、デジタル化が進んでも変わらない何か、を旅の終わりで感じることができたように思います。
非常に保守的であることを強みとしつつ、デジタルを使ってどう色鮮やかに「スポーツをみせる」のかがこの時代の鍵なのでしょう。
スポーツが持つ力は様々な側面があります。
それが何なのかを整理していくのが研究者の役割何だろうなと思うと、巨大なモンスターが目の前に立ちはだかっていますが、研究者となってボストンに訪れられたことをうれしく思っています。


写真はFenway Park
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#アメリカの最も歴史が長いスタジアムの観戦者になった日
#スポーツが持つ力
#Boston Strong:B-strong

2019.09.28

US Open Tennis 2019

ニューヨークの滞在中は、世界規模のスポーツイベントであるテニスのUSオープンも開催中でした。
女子の準決勝を観戦してきました。
準決勝が2試合行われるため、第二試合の試合は何時に始まるかわかりません。
また、観戦した試合は真夜中まで決着がつかないという厳しい条件下にありました。
そんな中、参加した大学生達と同じ世代の19歳、ビアンカ・アンドレスクが勝利した試合は大変すばらしいものでした。
試合が終わった会場は両選手の健闘と新しいヒロインの誕生にあたたかい拍手が送られました。

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USオープンの観戦の目的は、大会を支えるスポンサー企業の関わり方です。
ここ数年、実務、学術ともにスポンサーシップのアクティベーションの注目度が高まっています。
USオープンには、アメリカンエキスプレスな複数の企業がついています。
スポーンサーのアクティベーションの一つは、これらの企業がUSオープンの会場で観戦者に試合以外の楽しみやホスピタリティを提供し、企業の認知度や好感度を高めることにあります。
このような取り組みには、デジタル化が進む昨今、マーケティングで注目されている「Wow!」と言える経験を数多く演出しているという特徴もあるように思います。

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中でもわかりやすい形で力を入れていたのがアメリカンエキスプレスです。
アメリカンエキスプレスのカードホルダーには、USオープンの試合の解説が聞けるラジオの無料配布、
ラウンジの提供などがありました。カードをホルダーでなくても、
写真でご覧いただくような「テニス」を題材にした楽しめるアトラクションが用意されいました。
日本でも随分とみられるようになってきましたが、スポーツイベントにおけるデジタル化の勢いは止まりません。

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スポーツイベントの演出やかつての看板がデジタル化されていることはもちろんですが
エンタテインメントやその場で得られる「体験」を豊かなものにするにはデジタルが中心となっています。
滞在中、他のエンタテイメントはどうなのかと有名な美術館も覗いてみましたが、やはりデジタル化が進んでおりメールアドレスを入力すると後から記念写真を送ってくるような、USオープンと似たような仕掛けもみられました。
これらの体験はほぼ個人情報との引き換えです。
NYスポーツビジネスプログラム2019における鈴木さんのご講義の中にもありましたが、
USオープンの観戦者はプロ野球やアメリカンフットボールの観戦者よりも高学歴、高世帯収入層が観戦に訪れます。
高所得者層をターゲットにした企業がスポンサードしているという特徴も見られ、
スマートフォンを用いて、観戦者をうまく周回させる仕組みも取り入れられていました。

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その一方で、予想に反してスマートフォンを用いてUSオープンの会場を楽しむ観戦者は少なかったように思います。
自ら現地に足を運ぶことで得られた収穫は大きいものでした。


写真はUSオープンの会場
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#久々にテニスをしました、10球程度打つ
#やや遅めに腕が筋肉痛
#ニューヨークについてはこれで終わり
#NYスポーツビジネスプログラム2019

2019.09.21

スポーツビジネス & スタジアム in NY

9月の初めにニューヨークでスポーツビジネスツアーに参加してきました。
今週は、ニューヨークのスポーツビジネスに関してご紹介します。
今回はとても多くのプロスポーツの観戦の機会に恵まれました。
スタジアムに行くこと=「試合を観戦する」ということが多くの人にとっての目的です。
私の場合は観戦よりも、多くの観戦者がスタジアムで得られるエクスペリエンス(経験)を確認(体験)すること、それを生み出すスポーツチームの戦略やスタジアムの在り方を学ぶことが目的です。

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ニューヨーク州にあるニューヨーク市は、アメリカを代表するいくつかのスポーツチームの本拠地です。
いくつか挙げるとまずアメリカ4大スポーツとして、野球(MLB)、アメリカンフットボール(NFL)、バスケットボール(NBA)、アイスホッケー(NHL)が挙げられます。
この中からMLBは、ヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアムとメッツの本拠地であるシティ・フィールドでのスタジアム視察と試合観戦をしてきました。

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NFLは、ジャイアンツとネッツの本拠地であるメットライフスタジアム視察、
NBAとNHLは、ニックス(NBA)とレンジャーズ(NHL)の本拠地であるマディソン・スクエア・ガーデンの視察に参加してきました。

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少し話がそれますが、国内外のスタジアムで一般に向けた有料のスタジアムツアーが実施されています。
是非観戦だけではなく、スタジアムツアーにも参加してみてください。
スタッフの方々とのお話もとても学びになります。

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4大スポーツ以外として、ニューヨーク・シティFCの試合の観戦もしてきました。
ニューヨーク・シティFCは、MLBのヤンキースと同じヤンキースタジアムです。
野球のフィールドがサッカーのフィールドに変更されていました。
4大スポーツに比べ、アメリカでは歴史の浅いサッカーですが、2万人近い観客が入ります。
なぜそれほど集客できるのかか、というところにたどり着きませんでしたが、非常に興味深い現象です。

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同じ街にあり、「試合」という同様のプロダクトをスタジアムで提供しているスポーツチームですが、
「試合」の他に「スタジアムでどのような経験を提供するのか」、はそれぞれのチームで異なります。
それを体験できたことは私にとって大きい出来事でした。

日本と全く異なるの点を挙げると、スタジアムへの荷物の持ち込みが極めて制限されていることです。
テロ対策もあるのでしょうが、約40cm×40㎝×20㎝のカバンが一つしか持ち込めません。
リュックサックのような背中に背負うタイプのものはダメです。
パソコン、ipadの持ち込みも禁止されており、通信機器で持ち込めるのはスマートフォンだけと捉えて問題ないでしょう。
アメリカではスタジアム観戦はほぼ手荷物のない状態で来るのが常識になっているようです。
持ち込めない荷物を持ってきた場合、近くのコインロッカーに荷物を預けるか、コインロッカーが場合は捨てるという選択しかありません。
常に大きな荷物を持ってスタジアムに通ってきた私にとっては慣れないため、不便さも感じました。
その一方で、テロが起こるかもしれないという心配からは解放されたように思います。

決定的に日本と違うのは、飲食物の持ち込みが一切禁止ということです。
その割に、スタジアムでの飲食物は値段が高めの設定でした。
ハンバーガーは15ドル以上、飲み物は5ドル以上、普通のアイスクリームが6ドルが一般的でした。
ですので、スタジアムでは飲食に30ドル近くの出費が必要です。
スポーツマーケティング領域では、欧米の事例を学ぶことが多いです。
その際、日本のスタジアムの飲食物に関して、「スタジアムの名物フードを」「スタジアムの飲食物の充実を」という意見が出がちですが、そもそも前提条件が異なることを体感することができました。
では、日本もスタジアムで飲食物の持ち込みを一切禁止するとどうなるのか?
それでも2万人、4万人、8万人観客をスタジアムに呼び込むプロスポーツイベントの在り方とは?
大学に持ち帰って、学生たちとディスカッションをしていきたいと思います。

写真はNYのスタジアム
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#「エクスペリエンス」を体験する
#ともかく夜の観戦が寒い
#一日の平均歩数が15,000歩ぐらいになっています
#NYスポーツビジネスプログラム2019

2019.09.14

スポーツビジネスツアーin NY

9月のはじめ、スポーツビジネスの勉強に、ニューヨークに行ってきました。
学会への参加ではありませんでした。
Apollo先生やJin先生からご紹介いただいた大学生を対象にしたツアーへの参加です。

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企画をされているのは、NY在住のスポーツマーケティングのコンサルタントである鈴木友也さんです。
日本のスポーツマネジメントであれば実務者、研究者の中でとても有名な方です。
私は、今回はじめてお目にかかったのですが、これまで多方面で鈴木さんのお名前を伺いしてきました。
このツアーは、単に観戦等を通じてNYのスポーツビジネスに触れるだけではありません。
午前中は、鈴木さんによるスポーツビジネスの講義やニューヨーク大学でも講義が組み込まれています。
直接ニューヨーク大学のHollander教授とコミュニケーションをとらせていただく機会にもなりました。
そのほかニューヨークで活躍される日本人の方々の講義もあり、非常に内容の濃いものでした。
それらの講義を受けた後、午後はスタジアムへの訪問や観戦を通じて、現場から学ぶという経験ができました。
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参加者は33人、そのうちオトナ4人で、学生は29人です。
全員がスポーツマネジメント系の学会で名を連ねる大学から参加してきています。
立命館大学からは3人の学部生が参加していました。
お土産を買う時間どころか、お昼ご飯や寝る時間を確保するのも大変な過密なスケジュールの5日間でした。
その間、参加者に加え企画サイドである鈴木さんたちスタッフのオトナが4人とともにほぼすべての行動を共にをしてきました。
学生のみならず、オトナ達も含め、全員で感じたことや学びを共有する時間が設けられていたこともあり、これからの授業に向けてアイディアも浮かぶ滞在でした。

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写真はNYのシンボルと講義の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください

#短くて長かった5日間
#物価が高くてびっくり
#来週はNYのスポーツビジネスをご紹介します
#NYスポーツビジネスプログラム2019

2019.09.07

カップヌードルミュージアム大阪池田

8月28日から国際学会GAICSが大阪で開催されました。
GAICS1は、スポーツだけではなく、5つの学会の合同学会で、様々な領域の研究者が一堂に集います。
今年の春ごろから、私のもとに理事会から学会ツアーを担当するようにリクエストがあり、
バスをチャーターして、「カップヌードルミュージアム大阪池田」と「大阪企業家ミュージアム」をご案内してきました。

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カップヌードルミュージアムは、安藤百福発明記念館とも言います。
安藤百福は日清食品の創業者というイメージでしたが、ミュージアムに訪れると「発明家」であったことが良く理解できます。
安藤百福は、1934年に立命館大学の専門学部経済科を修了され、立命館大学の名誉博士でもあります。
そのため、予約の時からとても丁寧にご対応いただいきました。
ご訪問当日も、受付で「ゆかりのある大学からお越しいたただき、ありがとうございます」とお声をかけていただきました。
学会ツアーには私以外に
台湾5人、オーストラリア2人、マレーシア1人、アメリカ1人、カナダ1人、
フランス1人、フィンランド1人、トルコ1人、マルタ島1人、日本1人の研究者が参加されました。
大人も楽しめる体験型ミュージアムとなっています。
世界で一つだけのオリジナルカップヌードルを作ることから始めました。
カップヌードルのカップを自分でデザインし、オリジナル、シーフード、カレー、トマトの4種類のスープから一種類12種類の具材の中から4つのトッピングを選び、5,460通りから自分だけのカップヌードルを作ります。

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消費期限は1か月です。
参加された研究者たちが、日本滞在中に毎ヌードルを召し上がるのかどうかわかりませんが、終始子どものようにはしゃぎ、写真や動画を取り、とても大事そうに「マイカップヌードル」を持って帰っていらっしゃいました。
また、安藤百福が記したた書をみながら、どのような意味があるのか、と繰り返し質問を受けました。
漢字に強い台湾の研究者たちも交えて楽しいディスカッションをしてきました。

カップヌードルミュージアムの後には「大阪企業家ミュージアム」に訪問してきました。
ミュージアムでは、英語のスライドを用いて日本語で講義もしていただきました。
両方のミュージアムで強調されていたのは困難を乗り越えること、忍耐力なしにしてイノベーション起こりえない」ということです。

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講義はすぐに終わる予定でしたが、そこは研究者たち、スライドに書かれた言葉の定義を質問したり、
スライドはもっとこうしたほうが良いとアドバイスしたりとディスカッションが尽きませんでした。
今回の学会ツアーは一人ですべて請け負っていたため、準備や手配は大変でしたが、参加者の皆さんと理事会のメンバーがとてもが満足してくださったとのことで、無事に終わって一安心しています。

写真は学会ツアーの様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください
#カップヌードルミュージアム、楽しいです。
#大人が子どものようにはしゃぐ
#シーフード味の人気が高い