私の専門分野の学会発表でしたが、時間的にぎゅうぎゅう詰めのプログラムの中で、ポスターセッションで有意義と言えるディスカッション出来なかったことが残念なので、次回、2013年開催予定地のオーストラリアでは、もっと研究を発展させて、オーラルで発表しようと考えています!
恐竜博物館でWelcome Receptionがありました。(写真:上2枚)小さな頃から恐竜が大好きです。どのようにして大きな生体を維持してきたのか、その生体にとても興味があります。もう実験でメカニズムを明らかにすることが出来ないからこそ想像が広がり興味深いです。さらに、どのようにして滅びてしまったのか、世界では様々な論争が繰り広げられていますが、誰もその現場に立ち会った事がないからこそ不思議な魅力を感じている気がしています。
さらに、不思議な発見がたくさんありました。Merton collegeの中庭(左)、入ってすぐ(右)。どうして芝生に入ってはいけないのに、こんな広い空間があるのか???
しかも、オックスフォード大学のほとんどの敷地内には意味をなさないレンガの壁があったり。。。まるで「不思議の国のアリス」の世界でした。謎が多いのですが、美しい外観、が「自由な思考?」や研究にも反映されているのかもしれません。外観を大切にするからこそ、1300年代からの建物が人為的に傷つけられずに残っているのかも!?と勝手に想像していました。
自転車とロンドンバスのツーショット(左)。大学時代に授業で習ったMorrisらのロンドンバスの車掌と運転手の心疾患リスクの研究を思い出し、ツール・ド・フランスニュースをやっていた影響もあり、思わず撮ってしまいました。今回のレース、日本人は出ていなかったのが残念です。。。
そして、私が一番書きたかったこと・・・Roger Bannister選手のことです!(左上:記念碑)
Roger Bannister選手は「brick wall」(レンガの壁:越えられない壁)と言われていた1マイル4分の壁を世界で最初に破った中距離ランナーです。
彼の話は大学院の時に読んだ「パーフェクトマイル」の掲載写真のランニングフォーム、特に膝から下の足運びが本当にきれいで一目惚れでした。トップアスリートというだけでなく、神経科学を専攻している医師でもあり「文武両道」を完璧にこなしているという魅力に引きつけられました。3分59秒4という記録は、1954年5月6日、オックスフォード大学のトラックで出した記録です。学会とは関係ないのですが、かなり感動しました。(写真は明治大学の鈴井先生が撮影してくださいました!鈴井先生のゼミには箱根のランナーが3名もいらっしゃるそうです。運動免疫に興味があるのでしょうか。夏期に訪問予定です(^^;))
かなりマニアックなのですが・・・YouTubeで発見しました。
( the four minute mile )
( Roger Bannister-1954-First Four Minute Mile (HQ-Full Race) )
学会会場でもあるオックスフォード大学、セントキャサリンカレッジの食堂ですが、まるで「ハリーポッター」の世界でした。研究活動をするなら、ここが一番かも!?と思ってしまいました。大学院の同期が卒業後、ポスドクとして「キングスカレッジ」で3年間働いていたので、イギリスは良い!!と聞いていたのですが、予想以上でした(^^)いつか私も!という気持ちになりました。
今回も国際運動免疫学会の旅は終了。。。ほとんど国際学会は一人旅なので、毎回、空港で日本に帰りたくないモードに陥ってしまうのですが、機内で切り替えて戻ってくるパターンです。終了と同時に次のステップ目指して、いつも通りのマイペースでスタートを切っています。
毎週、書きたいことが増えてしまい...前回の続き、研究の戦略!?は書けなかったので、またの機会に!と思っています。香