[ 2011年10月 ] の記事一覧

2011.10.21

循環

Hassyです。

今週の火曜日は、教授会のない火曜日ということで、午後のひとときを研究セミナーを聞きながら過ごそうと企画された「サロン・ド・アプレミディ」の第3回が開催されました。今回はMoto先生が世話人ということで、Moto先生がみっちり指導してもらったという筑波大学の前田清司先生のお話を聞くことができました。

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私も大学院生の「運動生理学特論」の授業等で、運動中の血流再分配(運動中は、活動している筋肉がエネルギーや酸素を必要とするので、活動筋への血流量は高まるが、内臓などの非活動部位にはそれが抑制されるのです)の説明をするときに、前田先生のエンドセリンやNOのデータを見せて解説するのですが、さすがに前田先生、その歴史や生理的意義を丁寧にわかりやすく説明していただき、院生だけでなく私も聞き入っておりました。ありがとうございました。
途中、先生が院生に血流再分配を意識させる質問をなされ、「運動生理学特論を受けた院生は誰か答えてくれ〜」と思っていたときに、院生のJo君がバシッと答えてくれました。素晴らしい!

また、後半にはインターナショナルな学術論文の書き方を、院生に対してお話して下さいました。正直、私も院生のときにこんな話が聞ければ、、と今の院生を羨ましく思った次第です。最後のMoto先生の締めの言葉にもあったように、これで院生も論文が書ける!と思いますで、楽しみにしています。

循環系つながりで、先週の金曜日に、鹿児島での心不全学会学術集会で「乳酸の生理的意義」について話してきました。乳酸がエネルギー基質として重要な働きをすることは、興味深いながらも、やはり物議を醸すテーマであるようで、臨床応用に繋がる更なるエビデンスが期待されます。

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火山灰がやはり印象的でした。
それを克灰袋というものに詰めて、回収してもらうのだそうです。

また、厳しいスケジュールでしたが、隆文先生のアドバイス通り、きびなごとさつまあげと芋◯◯のお湯割りを堪能してきました。さらに黒豚の角煮と酒めしも格別でした。初鹿児島でしたが、また行きたいです。


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2011.10.20

襷リレーと仲間のがんばり

 ippo先生から襷リレーしたブログも無事に半分まで走り続けてきました。

今週末、全日本大学女子駅伝が仙台で行われます。私にとって仙台は第二の故郷です。震災後、初めての仙台となりますが、しっかり応援に行ってきます!


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火曜日、2回生の鈴木悠梨さんが心のこもった「応援ガイド」を手渡しにきてくれました。この手渡ししにきてくれた行いも懐かしくて、遠い昔!?を思い出し、とても感動してしまいました。こういうちょっとした心遣いが何事においても大切だと感じました。これ1冊あれば、ばっちり応援できます。立命館の選手の応援はもちろん、博士課程の2年目まででしたが選手として学連に所属させてもらっていたので、震災の影響で練習もままならなかったであろう東北学連選抜の学生さんも応援しています。Shine先生のブログにもありましたが、スポ健の学生さんもエントリーメンバーに入っているので、選ばれると良いなあと願いつつ、チームの優勝を応援しています。

 1区から6区、私も時々ジョギングしていた場所ばかりなので、復興しつつある街の写真などなど、たくさんアップしたいと思います。もちろん、アップシューズ持参で行ってきます。


 さて、先週土曜日、助手の光O先生が2ヶ月の研修でアメリカに出発されました。5階と6階の助手・助教・ポスドク部屋のムードメーカーがいなくなると、やっぱり少し寂しさを感じます。兄弟のように仲が良い栗Hara先生は、以前に戻るだけだ...とおっしゃいながらも一番寂しそうでした。先週、忠先生の研究室で行われた光O先生の壮行会に飛び入り参加させて頂きました。懐かしいバイメカの研究室を思い出しました。M1のKazumiさんがいろいろ準備してくださって、仲間に入れていただき、本当にありがとうございました!Kazumiさんはラボで女性1人、とても細やかなところまで気がつき、本当に逞しい限りです。私が院生だった頃、2年上の先輩らが、バイメカの研究室には珍しく男性1人だったような。。。厳しい中にも女性らしい優しさがあり、運動生理系の研究室で女性一人だったM1の私をとてもかわいがってくださいました。今でも先輩との年賀状のやりとりは怠りません。もう10年以上も繋がっている先輩ばかりです。別れは大嫌いですが、繋がって発展して行くことは大好きです。


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忠研究室の厳しい!?若手研究者の先生方です。なぜこのタイミングでこの写真!?と思われるかもしれませんが。。。先月の栗Hara先生のお誕生日のお祝い写真で、なかなか見られないスリーショットです。(こんな朗らかな一面もあります。)

数十年後、院生のみなさんが研究者として一人で歩み始めた時、「あの頃のミーティングは蒼々たる面々でのミーティングだったなあ。。。」と懐かしく思い出す日がくるのではないでしょうか?!




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また、いつの写真!?と思われるかもしれませんが、7月にRecOスタジオでの院生さんが考えたメニューで食卓を囲みました!(掲載したくてたまらなかったのですが、機会が見つからず、今になりました!abc.先生、不意打ちですみません。。。)

襷をいただいたippo先生、M1のKazumiさん。美女のツーショットです(^0^)







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左:M1女性陣Koniさん、Keiさん、Kazumiさん

abc.先生のもと、とても細かなところまで気がつく3人です。さそってくださってありがとうございました。とてもおいしかったです!

右:男性陣。みんな食べるのに必死でした。私もですが。。。


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完成!

お昼のが残ったんで。。。と言いつつも、気持ちがこもっていて本当においしかったです!

授業でドタバタしていた時期で、お昼には参加できずだったので、とても嬉しかったです。

ありがとうございました!また、楽しみにしています(笑)






 仲間が頑張っている姿、良い方向に進んで行くことは、自分も頑張ろうと励みにできるのでとても大好きです。昔、スポーツとはほとんど縁がなかった数学教師の父から、他人の成功を喜んでいる時間があったら、自分を磨け!とよく叱られましたが、体育教師の母は逆で、他人の成功を一緒に喜べる人間に育ってほしい、とこっそり言われたことを思い出しました。父には申し訳ないけれど、仲間の成功や幸せは素直に喜べる人でありたいと思っています。スポ健の学生さんも、お互いがそんな仲間であって欲しいと願っています。自身の考え方、気持ち次第かもしれませんが、自身がどんなに辛い状況下であっても、仲間の成功は自分を高められるきっかけにもなると思っています。


 O先生が成長して戻って来られ、また、研究のお話、たくさんのポジティブなお話をうかがえる12月を楽しみにしています!きっと、アメリカからもブログを見てくださっていると期待して「ファイトです(^0^)!」香








2011.10.19

晴れわたった青空と「平和」と

1018日昼休みに、「世界報道写真展」の一環としての記念講演会がエポック立命21ロビーであった。来年2012年が、国際平和ミュージアム開設20年ということで、大掛かりな記念企画が予定されているが、そこに繋がる企画だ。

とくに、BKCの学生にとっては、衣笠キャンパスに併設された国際平和ミュージアムに足を運ぶことすらなかなか難しい状況にある。そんな学生が、「平和」について考える機会を提供してくれるのが、今回のような一つ一つの地道な取り組みだろう。

記念講演講師の國森康弘さんは、フリーのフォトジャーナリストとして、取材活動を重ねている。イラク、ソマリア、スーダン、カンボジア、ブルキナファソなどで紛争や貧困の状況を取材(「案内ビラ」参照。)するだけでなく、国内では、医療現場や少子高齢問題などの取材も行なっている。

つい先日、「現代人とヘルスケア」の授業で、WHO憲章の「歴史的意義」について語ることがあった。そこでは、①健康が定義され、②健康の権利性が謳われたことを挙げたが、その根底にある「基本理念」にも立ち入って語った。未曾有の大惨禍をもたらした第二次世界大戦が終結した直後の時代背景を考えれば、「平和主義」を見て取れるだろう。結局、「平和でこその健康」の姿がそこにはある。

そんな、授業内容との関連もあって、多少「アナウンス」の時間も頂戴して、学生に参加の呼びかけをし、「チラシ」も持って帰ってもらった。その中の一人でも多くが、問題関心をもち、世界報道写真展に足を運んでもらいたいし、出来れば、国際平和ミュージアムにも足を伸ばしてもらいたい。何と言っても、立命館学園の教学理念が「平和と民主主義」を謳っているのだから。

講演を聴講し、展示された多くの写真を拝見した。日常生活が「平和」であることへの感謝の念がじんわりと沸き起こってきた。健康に限らずスポーツにおいても、そして、スポーツ健康科学の学問の進展においても、「平和」であることの意義は重大なものがあるのだろう。爽やかに晴れわたった青空を仰ぎながら、そんな思いを巡らせていた。 mm

2011.10.18

BIWAKO。

<RecOだより80 >


本日4限(16時20分〜)第5回RecOセミナーを開催します。

今回のテーマは「火育」。

生きる力を育み、地域コミュニティ再生(活性化)を促す手法のひとつとして、火に親し み火を学ぶ「火育プログラム」の紹介です。

「火育」を切り口とした「防災」教育との関 連、防災プログラムの実践などについて理解を深めます。当日参加、若干名受け付けます。

詳しくは、スポーツ健康科学部事務局まで。




さて、今年は「びわ湖の日」が制定されて30周年。
秋も様々な取り組みが行われています。


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写真は、先日、研究室を訪れてくれた、経営学部の中江隆史くん。経営学部プロジェクト研究で、葦(よし)舟をつくり琵琶湖周遊を計画しています。この来訪後の10月10日、この舟で沖島横断に成功したとのこと。
おめでとう!






1994年までは、滋賀でも琵琶湖から淀川まで下る本格的な葦舟を作っていたらしいのですが、団体の高齢化に伴い、現在は当時の技法もほとんど残っていないとのこと。地元のみなさんの力をお借りして計画進行中。

今後もこのプロジェクト、応援したいと思います。


これから、11月26日には、25万人で手をつなぎ、一つの輪になってびわ湖を囲む「抱きしめてBIWAKO」が控えています。

この試みは、1987年11月8日、滋賀県大津市の第一びわこ学園(重症心身障害児施設)を支援するための資金作りとして初めて実施され、212,900人が参加。琵琶湖一周235kmが一つにつながりました。
今回はその時以来25年ぶりの実施とのこと。
せっかく滋賀で学ぶ私たち。
ぜひ参加してみてはいかがでしょう?

詳しくはこちら↓
http://dakibiwa.com/project/index.html
【abc.】


<今週の別腹>

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10月9日、今年も華やかに大津祭りがとり行われました。
今年は天気にも恵まれ、過去最高14万人の人出だったそうです。
大津祭りといえば「ちまき」。
写真は旧東海道にある「餅兵」さんのもの。絶品です。
収穫祭である秋祭りの、豊かさを堪能しました。




2011.10.17

「歩くこと」と思索

先週のブログで、歩くことについて感じていることを書きました。一定のリズムでの歩行周期は、思索に影響するのでは?という考えも書きました。

 

紀元前の話ですが、アリストテレスが率いた哲学者のグループは、ペリパドス学派あるいは逍遥学派ともいわれていました。これはアリストテレスが弟子たちと歩きながら(散歩しながら)議論をしたところからその名がつけられています。京都の哲学の道と同様に洋の東西を問わず、ゆったりと歩くことは思索を巡らせるのに良い刺激となるようです。

 

一定のリズムでの歩行周期は、一定の運動強度を与えることに也、心臓のリズム(拍動)も安定します。さらには、呼吸も安定するようです。【哲】先生の研究によれば、動作(筋収縮)と呼吸と心拍の拍動がカップリングして合目的に活動することが明らかにされています。

 

ご存じのように、「呼吸」は自律神経系に制御されていますが、ある程度の強さの運動までは、意図的にゆっくり、早く、強くなどの調整を行うことができます。ヨガ、ピラテスなどで、呼吸法が大事にされるのは、呼吸により自律神経系活動を整える効果があるからでしょう。

 

いずれにしても、不思議ですが、「歩くこと」は一定のリズムをとりやすく、そのことが呼吸のリズムを決め、そして自律神経系、脳神経系に何らかの影響をもたらし、思索を深めてくれるのかもしれません。

 

是非、気候の良いこの時期に、歩きながら「歩くこと」についての考えを巡らせて下さい。

 

≪今週のちょと、もっと、ほっと話≫

先週の水曜日に、【mm生】先生のブログにあるように全学協議会が開催されました。午後6時半から約5時間にわたって、学友会、院生協議会、教職員組合、生協、常任理事会の各パートが、教学、学園生活、今後の大学の方向性などを白熱して議論しました。今後、確認文章の確定までさらに詳細が詰められていきます。

 

【忠】

 

 

 

2011.10.16

NS 研 α が開催されました

秋の長雨が続いていますが、
みなさん、いかがお過ごしですか?

10/14 (金) に、インテグレーションコア一階の
アカデミックラウンジで、第11回 NS 研 α が開催されました。

今回は、立命館大学総合理工学研究機構研究員の
黒澤 裕子 先生に、講師をお願いしました。
黒沢先生は、女子栄養大学で、博士の学位を取得後、
アメリカの University of Cincinnati で、
脳血管疾患(脳卒中)や、クレアチンとクレアチンリン酸の代謝について、
研究を重ねてこられました。

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今回は、「クレアチンとクレアチンリン酸:
骨格筋および脳のエネル ギー代謝における役割と、今後の展望」

というタイトルで発表されたのですが、
私の専門である「言語」と「クレアチンとクレアチンリン酸」という
普段の言語学の研究は、全く聞き慣れない単語が結びつく内容で、
非常に参考になり、大変、興味深かったです。

次回 は、12/10 (土) に、国立スポーツ科学センター
亀井 明子 先生 を講師にお招きする予定です。

学部生、大学院生、立命館関係者を問わず、
スポーツ健康科学に関心のある人は、ぜひ参加し、
スポーツ健康科学領域の学際性に触れてもらえると幸いです。

それでは、また。失礼致します。
             敦


2011.10.15

長距離選手の二人の仲間

登場頂いた仲間から新しい仲間を紹介してもらっています。今回は、前期に紹介をしてもらっていたけど、インタビューする機会を持つことができなかった二人にお話を聞きました。

IMG_0075.JPG三井綾子(あやこ 写真左)さんと加藤未有(みう 写真右)さんの二人です(2回生)。二人とも、女子陸上部長距離パートの選手で、三井さんは都道府県駅伝大会で広島代表、加藤さんは長野代表で活躍した選手です。

 

スポーツ健康科学部の先生方からは、とても勉強熱心で仲のいい二人組だと評価をもらっています。でも、グランドでは厳しいライバルでもあります。長距離のメンバーは10月23日に行われる全日本大学女子駅伝(杜の都駅伝、仙台)に出場することを夢見て毎日の練習を行っています。

 

二人とも「十倉コーチの自分たちに考えさせ、行動に移させる指導に出会えて本当に良かった」と話してくれます。また、十倉コーチは練習を押し付けるのではなく、いつも悩み続ける自分たちを支えてくれる存在であると言います。

そんな日々が楽しくて、入学して今日まで、時間がとても早く過ぎてしまい、残りの2年と数カ月を悔いのないように勉強と陸上の両立にに頑張りたいと話してくれました。本当に真面目な二人です。

 

三井さんは、出身高校の先輩である田中華絵さんのように5000m、10000mの選手としてユニバーシアードで戦いたいと、加藤さんは岩川先輩のようにハーフマラソンで戦いたいと高い目標を持っています。加藤さんにはぜひ大阪国際女子マラソンで走ってほしいな~個人的に願っています(仲間を応援したいですよね)。

 

三井さんは将来、スポーツ関連企業で活躍したいと、加藤さんは地元の長野に戻って県民や市民の健康行政といった仕事をしたいと少しずつですがキャリアプランを持ち始めているそうです。

加藤さんは家光先生の生理学の授業がとても新鮮だったそうです。三井さんは、「やっぱり長距離は、おにぎりです~(栄養学)」と三井さん流の笑顔と語り方で教えてくれました。

 

今回、彼女らからレース中の呼吸の辛さ、思ったように脚が動かない辛さ、そして数々の故障とも闘いながら頑張っている汗と涙のお話を聞かせてもらったのに、なぜか楽しい雰囲気になってしまいました。二人の明るさと大学が好きという熱い気持ちだろなと思いました。ぜひクインススタジアムで走る仲間にエールをお願いします。

 

【shine】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

2011.10.14

成長の跡

Hassyです。
何人かの先生のブログにもございますが、授業が始まり一層忙しくなっております。

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今年もやってきました、「基礎理科」!
私の必殺技、最後方からのポインター攻め!
(後方に席する学生も一時的?に気が入ります)

化学担当の私は、受験勉強の化学ではなく、スポ健学生としての化学を意識して、授業を展開しています。
時には生化学の要素も大いに入ってきますが、そちらの方が面白いのではないでしょうか?


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上の基礎理科と同じ曜日には、更に大人数の「スポーツのサイエンス」も開講しております。
これは私の代名詞?であるマイクが欠かせません。
TAさんに撮ってもらった写真がピンぼけするほどよく動き回るようにしています。
そして不意にマイクを学生に向け、質問するのです。
これも大きな部屋での講義では効果大です。

やはり運動や健康に対する興味、そしてその科学的な面に対する新鮮味なのか、皆興味深く参加してくれているように思います。

その間、実験室では、、、というと、
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院生の◯藤さんがウエスタンブロッティングで彼女が着目するタンパク質発現の解析に取り組んでいました。

先週、脂肪蓄積で非常に興味深い結果を彼女が出して来ていて、それは勿論「再現性」を確認することが自然科学では鉄則なのですが、今回は違った側面での評価(タンパク質発現の解析)をしようというものです。結果が楽しみです。

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ふと実験台上を見ると、何やら新しいものが、、、?
何か試薬が入っていたような容器の上部がカットされている??
これは、マイクロピペットと言って、非常に微量の液体を正確に測り取り、注液できるもの(生化学では必須のアイテム)があるのですが、その先につけるディスポーザルのチップというものを一時的に廃棄するものとして、学部生のO9村君が知らぬ間に設置してくれていたものです。

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また、高圧蒸気滅菌して廃棄するプラスチック類も、こまめにきちんと処理してくれています。

ラボは自分たちで創っていく、という姿勢がとても大事で、それが垣間みれて大変嬉しく思っています。


2011.10.13

創造していくこと!

 変なタイトルですが、先週から本格的に授業が始まりました!

話下手な私は、授業をするのは、プレッシャーなのですが、たくさんの学生さんと話しができるので大好きです。後期は「スポーツ方法実習:エクササイズ」という科目を担当しています。トレーニングルームで、自分たちでトレーニングスケジュールを組んで、プログラムを立て、各自の目標を持ちつつ、2人1グループでメニューを考えながらトレーニングを実践してく授業にしています。スポ健の学生さん以外に、理工学部、生命科学部の学生さんも受講しています。

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スポ健2年、勝見さん(左)、國島さん(右)。バランスボールを使ってトレーニング!丸い大きなボール!なのですが、いろんな方法があります。私も前期の早朝テニス部(忠先生、Jin先生、ippo先生とのテニスサークル(笑))で、忠先生からちょこっと伝授していただいた「技」があるので、来週、みなさんにご紹介!と思っています。


 様々な学部の学生さんが受講しているので、スポーツの現場だけでなく、社会人になった時の協調性、リーダーシップ、コミュニケーション能力などを養うということを大切にしています。初回、「トレーニングってなに?」という話から始まりました。毎回、トレーニングに関連する基本的なことを少しずつ話し、15回の中で、自分の身体の変化を気づきながら自身でアレンジする!ということも目的の1つにしているので、時には簡便にできる体力テストを行ったり、Izumi先生が考案された、Tabata protocolをアレンジしたトレーニングを紹介しようと思っています。実技、指導実習を伴う授業は、教壇で行う講義とはひと味違って、身体を使う、動かすという中から、学ぶことが可能なので、学生さん同士で面白そうなトレーニングを紹介し合ったり、いろんな方法を編み出しながら学んでいるように見えます。「自分たちで授業を作る」というように指導することの難しさも感じつつ、私自身も学生のみなさんから学んでいます。


 さて、先週土曜日は高大連携の乙訓高校の卒業研究の測定でした。伸先生、光O先生のご指導を受けながらバドミントン部の生徒さんたちが動作測定をしました。


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生徒さんのアイデアを一工夫して、伸先生が「悪いイメージと良いイメージのスマッシュにどんな違いがあるか?」というようなことを、伸先生のご指導のもと、自分たちで測定しました。いつもながら、本当に伸先生の頭の回転の早さ、行動力、素晴らしいなあと感じます。なかなか私には真似できませんが、とても勉強になっています(^^;)





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ラケットにマーカーをはりつけ...マーカーつきの全身タイツを装着!これで自分の姿をスティックピクチャー(棒人間?!)として現すことができます。ここから解析しなければならないのですが。。。私にとっては、遠い昔?...授業で習ったバイオメカニクスがとても懐かしいです。



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自分たちで動作のチェック!伸先生、光O先生の目が真剣です。



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光島先生も生徒さんたちの姿をパシャリ!いつもご苦労さまです。測定中、やっぱり女の子らしく...タイツをはいた瞬間、「わー、もじもじくんやー」とか、待ち時間があると漫画「ワンピース」のおはなしで盛り上がったり(私も大好きなのですが)、ホッとさせてくれる一面がありました。この中から、もしかしたら本格的に研究者を目指す生徒さんが出てくるかも!?と思った瞬間でした。






 自分が手がけた研究は、とてもかわいくなってきます。苦労した末に失敗したり...いつまでも大切な思い出になって心に残って行くものです。だから、きっと院生のみなさんも、大変さを感じていると思いますが、ご指導くださっている先生方も同じ気持ちなので(それ以上かもしれません!)、今という時間を大事に、精一杯過ごして欲しいなあと感じています。香









2011.10.12

AA(アカデミックアドバイザー)に期待する!

1回生の基礎演習クラスでは「ゼミナール大会」に向けた準備が始まって、いよいよ学生たちも、本格的な「研究活動」への一歩を踏み出す頃となった。そんな時、基礎演習クラスの学習・研究支援のAA(アカデミック・アドバイザー)2人が研究室を訪ねてきて、暫し懇談した。2人とも、昨年担当した基礎演習クラスに所属していた学生で、気心も知れている。(もちろん、その想いは、私の一方的なものであるかもしれないが。)

専ら、「ゼミナール大会」に向けた、研究活動の支援をしてもらうことになるのだが、確固たる「活動・支援」方針といったものを持ち合わせているわけではない。何しろ、我が学部は開設して2年目の途上なのだから。しかし、AAの学生は、昨年、後期が始まってから急ピッチで「ゼミナール大会」に向けた活動に取り組み、論文作成、プレゼンテーションを遣り遂げた「実績」を持っている。この実践の到達点が重要だ。

基礎演習での「研究活動」は、グループ活動が中心だ。昨年の同じ時期、AAの学生たちも、グループ員の協同作業に随分とこころを砕いて奮闘してきたはずだ。自分たちが昨年体験した短期間での研究活動について、「生の声」で実践的で具体的に話すことは、随分と基礎演習クラスの学生たちを勇気付けるし、作業の上でも大きな支援となることだろう。一見、「まどろっこしい」ようにも見える、地道な取り組みが研究活動の基本に位置づくものだし、そうした取り組みは、「教えて学ぶ」ことにも繋がり、きっとAAたちが「卒業研究」に取り組む上でも大きな力となるものだろう。

1012日は、4年に一度の「全学協議会」が開催される。ここに集うのは、①学友会 ②院生協議会 ③教職員組合 ④生活協同組合 ⑤常任理事会だ。学生そして院生にとっての「学びの質」や学園での学生生活をどのように保証し豊かなものにしていくのかが中心的に議論される。AAたちの活動は、こうした全学的な議論の中核に据わる「教学改革とその到達点」を語るのに欠くことのできない、基礎部分に位置づいている重要なものなのだろう。AAたちとの懇談の中では、そんなことも想ったりしていた。  mm