前期の授業も今週で14週目。
残すところまとめの一週間を残すのみとなってきました。
今日は衣笠で開講している教養ゼミでの授業をご紹介します。
9日は、同じ時限に開講されている「教育課程論」(荒木寿友先生、文学部)の授業に参加させてもらい、「ワールドカフェ」を体験しました。
(実は荒木先生は私の大学院時代の先輩で、
同じ時限に同じ建物で授業があるんだったら、合同でやってみない?というお誘いを
いただいたのでした。ありがとうございました!)
ワールド・カフェというのは、1回生の基礎演習の後の時間のサブゼミで
AAさんも企画されてやっていましたが、
堅苦しい雰囲気ではなく、カフェのようなくつろいだ、リラックスした雰囲気のなかでこそ、
「対話」がうまれ、そこから創造的なアイディアが生まれてくる・・・という実践です。
今回は教職をめざす学生さんの集まりであったので、
「10年後、こうなっていて欲しいという未来のために、学校教育が貢献できることは何か」
というテーマで、和やかなムードのなか、話し合いが進められました。
普通、このような難しいテーマを授業であつかっても、
あまりアイディアはでてきませんよね。
でも、難しいテーマだよね、、、とつぶやきが聞こえつつも、
例えば私が加わっていた班では、
「ちょっとくらい変わった経歴の先生がいてもいいよね」
「先生が輝いて、楽しそうに生きていたら、子どもたちも学校が楽しくなって、生きることが楽しくなるよね」
という意見だったり、
「お父さんが頑張って働いている姿を見せられるような、そんな授業があってもよいね」
「普通科でも、自分たちで野菜を育てて販売したり、ジャムを作って販売したりできたら
社会に出る前に社会の仕組みを体験できてよいよね」
という意見も出ていました。
受講生の感想を見ると、
これまでゼミや授業で習ってきたことや、自分自身の体験を踏まえて、
色々な人と考えを交流できたことがとても楽しかったようです。
私自身、授業方法として得るものも多かったうえ、参加していて楽しかった貴重な時間となりました。
後期の教養ゼミ(BKC)でも、やってみようかなあ。。
【追記】
先週の基礎演習では平和ミュージアム見学の感想について、一人ひとりに語ってもらう時間(1-2分でしたが)をとりました。それぞれが自分の目で見たことを自分の言葉で語っていました。
友人の感想に、みな、耳を傾けていた様子が印象的でした。
私は、「まずは平和ミュージアムを知ってもらいたい」と話したのですが、
ある一人が「ミュージアムに行っただけでは意味がない。」「何か行動しなくては何も変わらない」と発言してくれたことに、嬉しく思いました。
「スポーツと平和って、ぜんぜんつながらんやん...」と最初につぶやいた人も、
「つながりを探していくことが大事」と話していました。
思った以上に皆が自分の身近な問題として感じてくれたようでした。
今後も考えつづけていってほしいテーマだと思います。
ma34.