何とか、Webでの成績報告を終えて、暫し「充電」の夏季休暇に入れた。何時もながら、成績評価をする時には、担当した学生の内の何人かの顔が浮かんできて、そこで交わした言葉や具体的な指導方法などについて、大いに反省させられる。一方で、交わした言葉や具体的な指導の甲斐があって技術的に上達したり、思考や論述において向上したことを確かめることにもなる。成績評価は、自らの「教育的な営み」がどれ程充実したものであったのかが突きつけられる問題だ。
日常的な活動振りを思い起こしながら、出席簿に記載された○◎△×を頼りに総合点を弾き出し、A+、A、B、C、Fの評価を行う。何時もながらのことではあるが、この夏は、何処か特別の思いを抱いているのかも知れない。
その大きな理由は、4回生の「専門演習」にあると思う。スポーツ健康科学部一期生の彼らが、いよいよ卒業の年度を迎えている。そして、目下、「卒業論文」の作成に精力を傾けている。もちろん、それと平行して「就職活動」にも精を出し、将来の進路を開拓しつつある。
サークル活動や学外でのボランティア活動に加えアルバイトと、今時の学生も結構忙しい。毎回の授業に全員が揃うことはなかったものの、「肝心な」時には皆が「結集」してくれた。比較的「緩い」と評される専門演習担当者の下で、良く辛抱して学んでくれたと思う。今年前期の彼らなりの「卒業研究」活動には、目を見張るものがあった。この夏をどのように乗り切って、後期に、どのような「成果物」を提示してくれるのか。大いに楽しみにしているところだ。
そんな思いも乗せて、「暫し充電」の大きな行動は、家族皆での帰省だ。あの3.11から2年5ヵ月が過ぎる郷里の復旧・復興振りを確認するのが大きな目的。5月の連休にも皆で足を運んだところだが、3ヵ月の間には何かと変化はあるものだ。「卒業研究」に勤しんでいる「ゼミ生」に負けじと、「新しい発見」と行きたいところだ。 mm生