[ 2013年10月 ] の記事一覧

2013.10.21

嬉しい報告

先週の金曜日に、大学院博士後期課程2年生の二人が研究室にやってきました。

るい顔をした二人から、「学振の特別研究員に採択されました!」と嬉しい報告を受けました。スポーツ健康科学研究科初の採択です。

さらに彼らから、「ドクター1年のときの授業で、研究申請書の書き方、アピールの仕方を先生から習ったおかげです。」と褒め上手にまでなっていました。もし、少しでも彼らの申請書に役立っていれば、教員としては嬉しい限りです。その授業は、大学院博士後期課程1年の後期科目で、【Haru先生、成弘先生、ippo先生】と合同での授業で、研究申請書を個人ごとに書かせる、チームとして書かせることを大きな課題にしています。若手の研究者として益々発展してくれることを期待させてくれる報告でした。

 学振の特別研究員:正式名称は、日本学術振興会特別研究員。優れた若手研究者に自由は発想のもとに主体的な研究課題を選んで研究できるようにする制度。研究奨励金(毎月初任給程度の額がもらます)、さらには研究費も出ます。一人前の研究者として扱われます。本学部の多くの先生もこの学振の特別研究員経験者です。

 <今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

卒論作成に向けて、4回生もそろそろ本格になってきました。残り時間でどこまで深く掘り下げられるか、楽しみです。

【忠】

 

 

 


2013.10.20

「風が吹けば桶屋が儲かる」が学校保健??

毎週金曜3時限目は「学校保健」の授業。先日、「受講者名簿」が出来上がってきた。157人の受講だ。受講者数が不明の1回目の授業には、昨年度の予測から130部の資料を準備して行ったのだがぎりぎり間に合ったのも頷ける。そして、「基礎調査」に回答を寄せたのが122人だった。参考までに、調査項目を紹介しておきたい。

1. 現代日本において、一番の「健康問題」は何だと考えますか? 

2. 現代日本の子どもたちにとって、一番の「健康問題」は何だと考えますか?  

3. 貴方自身が一番関心をもっている「健康問題」は何ですか? 

4. 3.に関して、その問題を解決しようとした時に、どのような事が必要だと考えますか? 

5. 貴方は、なぜ、この講義を受講するのですか。

以上の項目に、限られた時間内ではあったが、出来るだけ詳細に記述してもらった。夫々の「回答」の中身に関してここでは省略させていただくが、5.については、「教職」のために受講していると応えた学生が48人、それ以外の学生が74人だった。

48人の学生にとっては「必修」の科目である。「学校保健」は、確立された制度の下で、「保健管理」と「保健教育」を二本柱として、学校教育の場での健康づくりを担っているもので、その主たる対象は子どもたちだ。そして、教師として勤務するのであれば、必然的に「学校保健の担い手」として期待される。とくに、「保健体育免許」を持った教師であれば、その中心的な役割が期待される。それだけに「教職」志望の学生には、そうした自覚を持って学習を深めて欲しいと思っている。

 もちろん、学校教育の場での健康づくりとは言っても、決して学校に留まる問題ではない。健康の問題は、その「主人公」たる1人ひとりの「心と体」の問題であり、それは、子どもたちにとっても同様のことだ。学校生活を行う子どもたちには家庭での生活そして地域社会での生活がある。だからこそ、「人とコトとモノとの関係性」の言葉が示すように、社会に拡がりを持ち、社会との結びつきの中でこそ健康づくりは達成されることになる。それが「健康の社会化」を強調する理由だ。

この「健康の社会化」と関わって、もう1つ学生たちには考えてもらっている言葉がある。「時間的・空間的視野の拡大」(最初の授業で大きく板書した2つ目の「キーワード」)だ。「過去・現在・未来」の時間の流れの中で物事を考えて欲しいものだし、「身近で足元」の問題から「地球規模」の問題まで、「空間」についても伸縮自在に考えて欲しいものだ。

こうしてみると、「教職」志望の学生にとっては当然だが、それ以外の学生にとっても十分学習してみる「価値」のある「学校保健」ではある。「選択」理由は色々だが夫々に積極的な理由を記述していて、授業担当者としては励まされるものがあったが、それだけに「内容吟味」が大変重要だ。2回目の授業で語った「風が吹けば桶屋が儲かる」(ある1つの変化・刺激が連鎖的に波及性をもって種々の変化・影響をもたらす)式の隠喩がほとんど通用しない程に生活感覚も違う学生としっかりと向き合って行きたい。 mm

2013.10.19

親子エクササイズ

学生の任意団体であるチームゼロの親子エクササイズ教本が完成しました!
14種類+特別種目の構成です。

また、来週末の27日(日)の13時からBKCキャンパスにてイベントが開催されます。
親子ペアで参加希望・ご質問のある方は是非ご連絡下さい!
oyako.undo@gmail.com

自宅で親子がペアになって簡単にできる運動プログラムを分かり易く説明します。

















藤田




2013.10.18

日本スポーツマネジメント学会セミナー

こんにちは。

先週の水曜のことで恐縮ですが・・・

東京、恵比寿のMLBカフェで日本スポーツマネジメント学会主催のセミナーが開かれました。

 

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今回は、企業のスポーツリーグや団体に対するスポンサー価値を新たな手法で測定、提示するRepucomがサポートし、「スポーツスポンサーシップにおける情報価値」がテーマでした。

これまで日本では、スポンサー価値を広告の露出時間で測る方法が一般的であっただけに、新しい手法に関心が集まりました。

とても興味深い一方で、スポーツファンはパッションや強い思い入れを持っているケースが多く、一般の広告価値よりも多くの効果が期待されるとも言われます。

しかし、それを数値で表すことは困難です。人の心をどう表すか・・・ 課題ですね。

今回のセミナーでは、基調講演、パネルディスカッションに加え、ミニライブも行われました。

会場は華やかで、アメリカのプロスポーツの開幕プレスカンファレンスのようでしたよ。

BULLCO

2013.10.17

SPOKEN BRIDGE開催中

すっかり日が暮れるのも早くなり、日中も肌寒く感じるくらいの季節となりました。冬の足音が着実に近づいてきています。

本日、3回生を対象としたキャリア企画の1つ「SPOKEN BRIDGE」が開催されています。この企画は、4回生の内定決定者を迎えて、3回生が就職活動について質問し、自身のこれからの活動に生かそうとするものです。1つのテーブルに、内定決定者の4回生が2~3名、3回生が4名程度、全部で7テーブルで開催されています。EPOC21に今夜は宿泊し、明日も引き続き行われます。明日は、自己分析の手法に関してAKAS先生にお越しいただき、自身の大学生活の振り返りと就職活動に生かす方法に関して解説していただきます。お越しいただき、ありがとうございます!今日と明日でおよそ50名程度の3回生の参加を見込んでいます。小規模学部としては大盛況の人数です。この企画は、3回生の学生委員が中心となって実施されています。4回生は1期生なので先輩がおらず、独自で就職活動を実施してきました。苦労も多かったと思いますが、その分後輩たちに伝えたいという気持ちも高いようで、3回生・4回生ともに熱く会話が盛り上がっています。皆さんのこれからの就職活動に是非生かしてください!sana

 

 

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2013.10.16

ゼミ生の高校訪問

こんにちは。ma34です。

夏休みに3回生が母校の高校訪問に行ってきました。
その時に対応くださった母校の先生方より、お手紙(訪問に際してのゼミ生の様子などを評価頂いています)を受け取りました。

大学生になった今も、高校のときと変わらない目の輝きで、
こちらも嬉しくなりました。

と書いてくださっていました。

学部の皆さんそれぞれに、親御さんはもちろんのこと、小学校・中学校・高等学校と支え励ましてくれた素敵な先生方がいらっしゃるということを改めて感じ、そうした方々が1人の学生のさらなる成長をとても楽しみに見守ってくださっているということに感激した、そんなお手紙でした。

輝く目を持つ先輩に、きっと後輩さんたちも憧れて...スポ健に入学してくれるとよいですね!
ゼミ生たちの輝く目がますます輝くよう、私も試行錯誤しながら、挑戦していきたいと思います。

ma34.

2013.10.15

ひと夏で成長しました

 K村先生から預かり、そのまま研究室で一緒に過ごしている植物が、このひと夏で、大きく成長しました。このままいくと、どこまで大きくなってくれるのか、置き場所を考える日も近いかもしれません。

 1期生で入学してきた学生が最上回生になり、この夏、教育実習に出かけたり、実験に追われたり、最後の部活動・試合に汗を流したり・・・さまざまに過ごし、それぞれに進路を決めてきています。その中、みんな、なんとか無事に、卒業論文を仕上げてくれることを祈るばかりです。
 
 私自身も、体力?気力?を蓄えておこうと思う今日この頃です。  【ippo】

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DSC_0091.JPG左:7月の姿、 右:3か月後、10月今の姿。すくすくと成長中。





2013.10.14

陸上部OBOG記録会

秋晴れの清々しい季節になりました。各所で運動会が賑やかに開催されています。 

先週の土曜日に、クインススタジアムで陸上部のOBOG記録会が開催されました。今年の春、クインススタジアムが改修されたのを記念して、若手のOBOGが中心となって企画したイベントです。中には、子ども連れもいて幅広い年齢層が秋晴れの中、一日楽しんで汗を流していました。

懐かしいOBOGの元気な顔を見て、当方も元気をもらいました。大学の良いところは、卒業生が母校に帰ってきて、母校に活力を与えてくれることです。もちろん、大学も卒業生に活力・エネルギー・情報などを与えられるようにしておく必要があります。

 何よりも「帰ってきたくなる」「立ち寄りたくなる」存在でありたいです。

 是非、毎年開催して欲しいと願っています。

 <今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

大学院一期生で、現在専門学校に勤めているA井君が訪ねてきてくれました。研究室は私のところでは無かったですが、同じ領域で学んでくれ、社会人院生として頑張ってくれました。卒業生の訪問は非常に嬉しいものです。嬉しいとき、悩んだとき、相談したいとき、に母校が役にたてば何よりです。

【忠】

 

 

 

2013.10.13

ごく私的な話ではありますが・・・

1012()は、孫たちの通う小学校の運動会だった。生憎、昼からの仕事が衣笠であったため、午前中の観戦しか出来なかった。

5年生になる双子の孫は、それぞれのクラスで走りが一番速いようで、徒競走では最終組で一緒に走るようだ。また、クラス対抗リレーでは、2人とも最終走者だという。双子の「兄弟対決」が見られると楽しみにしていたのだが、午後からのプログラムになっていて、私は観戦出来なかった。

 午前中は、孫たちを応援する種目もなかったので、寧ろ、グラウンドの「広さ」を確かめようと、場内をあっちこっち移動していた。もともとあった小学校の敷地で、小中一貫校としての大改修が行われてきて、ここ3年間は、近くの市営野球場を使っての運動会だった。今回が、小中一貫校としてのキャンパス整備が完成して初めての「小学校の部」の運動会だった。

 以前のグラウンドでは一周200mのトラックだったものが、今回は一周160mになっているという。トラックが小さくなっただけでなく、設けられた「児童席」「保護者席」以外の余裕が殆ど無い狭隘さが感じられた。しかし、運動会だけであれば、「まあ、こんなものか?」の思いもあった。しかし、これを、普段の学校生活に引き寄せてみよう。小学生約700人そして中学生(まだ3年生はいない)300人にとって、遊び・授業・課外活動で、子どもたちが十分な身体運動が保障されるのか?と考えると話は別だ。「遊び場所が制限され、運動欲求が十分満たされてない」という様子を孫たちからは何時も聴かされていたが、正に、その状況が確認されたことになる。

 丁度、金曜日にあった「学校保健」の授業で、「学校保健安全法」の制度枠組みの中で、子どもたちの「健康づくり」や「安全」の問題について学生と考えたばかりだった。グラウンドでの写真撮影を行いながら、「立派な」校舎や体育館といった「建物」の狭間のグラウンドだという感じを強く持った。そして、まるで、子どもたちに「運動はしなくて良い」と言わんばかりの「キャンパス・デザイン」だということにも気付かされてしまった。

そんな思いを抱きながら、運動会場を後にして衣笠に向かった。仕事終了後に受けたメールでは、徒競走では他の子どもたちを引き離したところで双子の孫たちが競い合っていたこと、クラス対抗リレーでも「鎬を削って」いたことを知らせてくれていた。二人の颯爽と走る姿を直に見れなかったのは残念だったが、それは、家族が撮影したビデオで確認させて貰った。来年こそは、今年以上の「兄弟対決」を直に見たいものだ、との思いを強くした日となった。  mm

 

 

2013.10.12

ゼミナール大会の準備

 1回生の基礎演習は後期に入って本格的にゼミナール大会に向けた準備が始まりました。
それぞれのグループが調査・実験を実施し、そのデータに基づいて論文を作成します。
そして最終発表が領域別に実施され、予選を勝ち上がればファイナルステージにて最終発表を 1回生全員の前で実施します。

 今週はMoto先生とIppo先生が「論文の書き方」について説明を行ないました。自然科学系と社会科学系の異なる分野からの視点で要点のみをぎっしり詰め込んだ講義でした。
是非とも1回生の皆には調査・実験を通じて実践を通じた経験と、論文作成による知見をまとめる作業を通じて、2回生に向けての自身と弾みをつけてもらいたいです。
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satoshi