2014.09.20
[ 2014年09月 ] の記事一覧
2014.09.19
“地域で生きる”とは?
2014.09.18
体力医学会前日
さて、今回は私自身もシンポジウムで登壇しますので、発表スライドを準備しなければなりません。しかし、当然のことながら学生の発表準備が最優先、自分のことは後回しです。毎回のことながら自分の発表準備は思うように進みませんが(笑)、今日1日かけてしっかり準備をするぞ!!・・・とブログを書きながら心に誓っています。早めに長崎入りしますが、長崎の魅力に負けずにしっかりと準備をします。。。
2014.09.17
インターン学生が企画・運営した野球の試合に行ってきました。
月曜日の敬老の日には、子どもたちと義理の父母とともに、
愛祭~つながる。「球場(リアル)」
~京滋地区初のプロ野球「四国アイランドリーグplus」の公式戦
に行ってきました(滋賀、皇子山球場)。
徳島インディゴソックス VS 香川オリーブガイナーズの対戦でした。
このイベントを知ったきっかけは、1回生基礎演習のオリターを務めてくれた2回生のWくんが
チケットを売りに研究室を訪れてくれたことがきっかけです。
立命館大学、そして京都コンソーシアムで連携している他大学と、
四国アイランドリーグのインターンシップとして、この試合を企画・運営しているということで、
それは応援しないと!と、おじいちゃん、おばあちゃんの分もお願いしました。
実は、野球観戦が初めての私。球場に入ったのも2回目です。
ピッチャーの投げる球の速さ、特大ヒットを打ったときに響き渡る音、
そして満塁のときの会場全体が打者に見入る様子。。。
何もかも新鮮で、面白かったです。
今回の企画の目的は、
1. スポーツに興味のない子どもに関心を高めてもらう(うちの息子)、
2. 家族団らんの機会を与える(敬老の日ということで3世代で行きました)、
3. 四国のPR(すだちをもらえて大満足。このすだちが本当に美味しかった!)
ということで、すべての目的を堪能させていただき、帰ってきました。
途中、7回のイニング終了時には、電光掲示板に、「おじいちゃん、おばあちゃん、いつもありがとう」と、
息子から祖父母へのメッセージを載せてもらいました。
これもWくんをはじめ、学生さんたちの心づかいによるものでした。
おじいちゃんおばあちゃん孝行も出来たかな、と思います。
ありがとうございます。
なお、この企画(インターンシップ)については、事前の段階で新聞記事としても取り上げられていました。
⇒http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20140828000110
応援していた徳島は、この試合は惜しくも敗れてしまったのですが、
とても充実した、すばらしい企画でした。
学生の皆様、お疲れ様でした。そして、素敵な企画をありがとうございました!
ma34.
2014.09.16
生理的反応の不思議
2014.09.15
スーパームーン
先週の9月9日は、スーパームーンでした。月が最も日本に接近して、かつ満月(もしくは新月)であったものをこのようによぶそうです。
ネットで調べてみると、月の公転軌道も、地球を焦点の一つとする楕円を描いているために、地球と月との距離は常に一定ではありません。地球との距離が最も短い近地点では約36万キロメートル、最も離れた遠地点では約41万キロメートルといわれていて1割以上も違います。
9月9日の夜は見過ごしたので、写真は、翌日の朝に撮ったものです。早朝の明るさもありなかなか月を上手に取るのは難しい。でも、まん丸のお月さんを眺めているとなぜか、ほっとしますね。スーパームーンで、普段よりも近くにいて、大きく見えるはずなのに、普段から見過ごしているせいかそのような比較はできませんでした。
時には、月夜を眺めながら、暗闇を照らし、世の中を照らしてくれる月の持つ暖かさと包容力を感じてみるのも良いかもしれません。月の観察にも良い時候となってきた今日この頃です
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
9/13土から、国立スポーツ科学センターで、第23回日本バイオメカニクス学会が始まっています。日本のバイオメカニクス研究者が一同に集って、この分野の最新研究を議論しています。詳しくは来週のブログで。
【忠】
2014.09.14
スポ健な人 (13)
皆様、いかがお過ごしですか。
今週も、スポ健で頑張っている学生を紹介したいと思います。
今回、紹介する学生は、Chinami さん です。
Chinami さんは、現在博士前期課程の1回生 (M1) で、
塩澤研究室に所属しています。
では、Chinami さんにインタビューです。
Q: 「現在の研究テーマについて教えて下さい」
A: 「今は、最大随意収縮力に影響を及ぼす神経要因について研究しています。」
Q: 「難しそうなテーマですが、分かりやすく言うと?」
A: 「どんなアスリートでも、調子の良い時、悪い時があると思うのですが、
なぜ調子が良くなったり悪くなったりするのかを、
神経制御の観点から調べようとしています」
Q: 「なぜこの研究に関心を持ったのですか?」
A: 「学部時代は、あまりアスリートの研究について関心がなかったのですが、
大学院に進学して、現場に還元できる研究がしたいなと思って、
この研究を始めました。」
Q: 「昨年、ヨーロッパスポーツ科学会 (ECSS) で国際発表されていましたが、
実際に発表してみてどうでしたか?」
A: 「四回生の時でしたが、緊張で頭が真っ白になりました。
質問は聞き取れたのですが、言葉が出てこなくて、
もっと英語を勉強しないといけないなと感じました。
今は、論文を執筆しているので必要な表現を学んでいます。」
Q: 「今後の目標を教えて下さい」
A: 「とりあえずは、今の研究で成果を出して、
現場に最先端のスポーツ科学の知識を還元していきたいと考えています。」
Q: 「ありがとうございました。」
Chinami さんには、ぜひ目標を達成して、
どんどん成果を出してもらいたいと願っています。
それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
敦
2014.09.13
顧客が求める便益と価値を届ける工夫…
2014.09.12
言葉の表出
先週は言葉の認識についてお話しました。今週は、その言葉の音声表出についてお話したいと思います。先週も書きましたが、発達障がいのある人全員に当てはまるわけではなく、そういう人もいるということの一例です。
「あなたの第一言語は何ですか?」と訊かれたら、皆さんはなんと答えますか?私は「日本語です」となります。「では、第二言語は?」と訊かれたら、かなりお恥ずかしいながらも「英語です」と小声で答えると思います。
私の知り合いのお話をしたいと思います。先週もお話ししたあいまいな言葉が苦手な彼女です。彼女は言葉を音声で表出することにとても時間を要します。そのことを第一言語と第二言語という形で分析しています。
私たちが、自分の言いたいことを英語で話そうとするとき、頭の中で一生懸命「第一言語(日本語)」に合う「第二言語(英語)」を探し、置き換える作業をします。それと同じことがその方の頭の中で起こっています。「第一言語(数やシーン)」を「第二言語(日本語)」で置き換える作業です。もう少し具体的に説明します。先週お話したように、彼女にとってあいまいな言葉の認識と理解は非常に困難です。同じように感情の文章化も苦手です。彼女の場合、感情や形容詞が頭の中で「数」や「映像(シーン)」として湧き出ています。その「数」や「映像」に合う「第二言語(日本語)」を探す作業をするわけです。私たちが英語で話すためにする作業と同じです。これは、音声表出に限らず文章化でも同じです。こう考えるとどうでしょうか?非常に多くの時間を要するわけです。
では、例えば「dog」という単語はどうでしょうか?私たちはわざわざ「dog」を「犬」と、「第二言語」を「第一言語」に置き換えて考えることはなく、「dog」は「dog」として理解し会話を進めます。それは、私たちが幼少期から英語を学んできており、日常でもよく使う「dog」は「dog」として第一言語のように獲得しているからです。彼女の場合も同じで、名詞は名詞で認識し獲得しています。「犬」をわざわざ「数」に置き換える必要はありませんし、「数」としては認識していないわけです。
このように考えると、どれほど置き換えの作業に時間を要し、音声として表出されるまでにはさらなる時間を要することがお分かりいただけますでしょうか。決して他者との会話のキャッチボールができないのではなく、置き換え作業に時間を要するだけなのです。しかし、周囲がそれに気づくことはなく、「何が言いたいの」「はっきり言いなさい」「黙って何か文句でもあるの」と畳みかけられることが多くなります。そうなるとますます話せなくなる。話したくないのではなく、話せなくなるのです。
彼女がこのように自分のあいまいな言葉の認識や音声表出の特性について自己分析する・できるようになったのもつい最近のことです。それまでは、他者と少し違うプロセスであることに気づかず、会話がうまくできないことを悩み責めていました。決して他者との交わりを「求めていなかった」わけではなく、うまくいかないから「あきらめて」きたのです。それが、他者と交わりたい、日本語という言葉で伝えたいと強く願うようになり、自分について研究を始めた結果、様々なことが分かり始めています。
皆さんの周囲にも話したいのに話せない人、会話の輪から突然ポツンとする人はいませんか?交わりたくない、一人がいいんだろう、なんかムッとしているな、とならず、一度会話のペースを落とす、待つ、聞いてみる、をしてみていただけたらと思います。
言葉の認識・表出はほんの一例にすぎません。彼女にはもっと多くのプロセスや認識の特性が存在しています。また別の機会にお話ししたいと思います。
2014.09.11
大学院入試への出願が始まりました
先月から今月上旬にかけて、大学院への進学を希望する内部生(スポーツ健康科学部の学生)や学外の学生と話をする機会がありました。多くの学生が卒業後就職をするのに対して、大学院進学希望者は「+2年(博士課程前期課程の場合)」勉強をすることを志したことになります。就職活動や教員採用試験にチャレンジした上で、最終的に大学院進学を選ぶ学生、大学院進学1本に絞り早期から準備をしてきた学生など、幾つかのパターンに大別されます。