[ 2015年03月 ] の記事一覧

2015.03.21

卒業式・修了式…

本日、立命館大学びわこ・くさつキャンパス内の7学部8研究科の卒業式と修了式が行われました。

卒業生、修了生のみなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。
スポーツ健康科学部の2期生ならびにスポーツ健康科学研究科の4期生が、立命館大学びわこ・くさつキャンパスから巣立ちました。

学習、研究、課外活動、アルバイト、恋愛…
4年間、または2年間のキャンパスライフは、いかがだったでしょうか…
楽しいことやうれしいことばかりではなく、悲しいことや辛いことも数多くあったことでしょう。


祝辞で【忠】先生が「今日、家に帰って白い画用紙に目標とその目標をどのように達成するのかというプロセスの2つを書いて下さい。」ということを述べられていましたが、大学を巣立って、どういう人になりたいのか、またそのような人になるために、どのようなことに手掛け、何を積み重ねるべきなのか、それを今日、すぐに描き、画用紙に書き留めてほしいというメッセージでした。

閉式後、【忠】先生から聞いた話なのですが、イエール大学が大規模な卒業生に対する追跡調査をしているらしく、「1. 卒業後の目標を描いている」「2. その目標を成し遂げるために必要な手段やプロセスを理解し、明確にしている」「3. それを紙に書き記している」という3つの質問に全て“Yes”と答えた人は、調査対象者のわずか3%にしか過ぎないらしいのですが、その3%の人たちが社会で活躍し、確かな成功を収めているということでした。わずかなことですが、これをするかしないかで、これから歩む人生に大きな違いが生じるということ、明日への扉を開くために、ぜひ卒業生と修了生のみなさんは、【忠】先生のメッセージを真摯に受け止めてほしいと思います。

また【忠】先生のはなむけの言葉の中には、立命館大学が“creativity”を大切していること、そしてそれを社会へと巣立つ卒業生に強く求めたいとメッセージされましたが、これは、「+R 未来を生み出す人になる」という我々が学生を育てるための拠り所にしていることです。

大胆かつ慎重に、そして積極的でありながら、さりげなく謙虚に…
卒業生、修了生のみなさんの大いなる飛躍を期待しています。

Jin




2015.03.20

教員採用試験での英語能力待遇

大阪市教育院会が、今年夏の市立小学校の教員採用試験で、英語能力の高い受験者に「大幅」加点して優遇する制度を導入すると発表しました。英語能力の高さは、一定以上の英語の資格で判断するということです。小学校教員400人前後の採用に対し、1次、2次試験の両方で、英検の級、TOEIC、TOEFLなどの成績に応じ、総得点に20~60点を上乗せする方針です。英検1級であれば60点、準1級であれば40点、2級であれば20点の加算ということです。

小学校教員採用試験の場合、1次試験(筆記・面接)の総得点は600点、2次試験(筆記・実技・面接)は870点で、このそれぞれに対し20~60点の加点は非常に大きな意味を持ちます。他自治体と比較しても、全国最大規模の加点幅となるようです。

もちろん、この背景には小学校段階での英語教育を担う優秀な人材を集めたいというねらいがあります。大阪市は、2013年度から小学校英語の事業を開始したり、英語圏出身者が小中学校に配置され、生きた英語を教える取り組みを進めています。

そこで、英語教育ご専門のma34先生のお話しが思い出されました。小学校でもすでに英語嫌いが出始めていると。。。また、小学校では大阪市が進めているように、音声重視で、歌ったり会話したりする楽しそうな授業風景が見られますが、学年が上がるにつれ、あるいは中学校に入学すれば、突然その形態が読み書き・文法重視に変わります。この突然の変化に拒絶反応を示す子どもたちが多くないことが今の課題となってきているのだと思います。小学校英語導入が大切なのではなく、小学校から何をどのように導入して、それがいかに繋がっていくかこそが大切なはずです。早期に導入すればいいというだけでは英語嫌いの子どもをつくるだけのように思います。

二週間後には新年度がスタートします。本学部では、英語に力を入れていますが、新入生の皆さんがどのような英語教育を受けてきて、どのような感想を持ち、それらのことと英語の能力の関係を知りたいと思いました。

ma34先生の、「つまづくのは当たり前」という言葉が何度も思い出されます。何に「つまづいている」かを見つけられることが、次へのステップの足がかりとなるのだとも思います。新年度は、つまづきを一緒に考え、見つけることに視点を置いてみたいと思います。


2015.03.19

いよいよ

明日、朱雀キャンパスにて博士学位授与式が開催され、本研究科初となる2名の博士学位授与者が誕生します。スポーツ健康科学研究科が設置されて5年、研究科としても記念となる瞬間がまもなくやってきます。

博士学位授与者の一人であるM嶋くんは、明日の博士学位授与式において代表の挨拶を行います。彼は博士課程前期課程(修士課程)の修了時にもBKCキャンパスでの修了者総代として挨拶を行いましたので、代表の挨拶は2回目となります(非常に珍しいケースです)。今日は2人で予行練習を行いましたが、彼の人柄がよく伝わる、彼の想いが詰まった内容でした。これまで、論文、申請書の作成など様々な文書作成の指導をしてきましたが、今回の挨拶原稿には私はほとんど手を加えていません。正確に言うと、手を加える必要がありませんでした。本当に立派に成長してくれました。次のステージに向け、新たなスタートラインにつく準備は十分に整いました。

博士学位を授与される両名は、次年度からそれぞれ海外留学先(日本学術振興会・特別研究員)、国内の研究機関においてポスドクとして、研究者としてのさらなるトレーニングを積むことが決まっています。結果的に標準年限で博士学位を取得することになりましたが、ここに至る道のりは決して順調ではなく、たくさんの悔しい思いをしてきました。けれでも最後まで強い意志をもって努力を続け、明日の博士学位授与式に臨む両名に改めて拍手を送りたいと思います。

先ほど、M嶋くんからハードカバー製本された博士論文を受け取りました。「学位授与式前に直接、先生に渡したかった」という彼の言葉が嬉しかったです。

明日はこれまでの5年間の歩みを思い出しながら、学位授与式に出席いたします。

2015.03.18

スポーツと平和の写真展

こんにちは。ma34です。

 今日は、昨日17日よりインテグレーションコア1Fで開催している
平和とスポーツの写真展「Playing for Peace」を紹介します。
  こちらでもたびたび宣伝をさせていただきました。ようやく準備が整い、昨日から開催中です。

 この写真展は、イギリスのCoventry University にて2011104日に開催された写真展です。Coventry University Centre of Peace, Reconciliation Studies(「和解」の研究)に携わる教員や学生によってプロデュースされ、イギリスの the Peace Museum in Bradfordの共催のもと開催されました。

 当時、ちょうどロンドンオリンピック(2012)が開催される前であり、スポーツが持つ、平和創造の力についても多くの人に知って考えてもらおうと企画されたものです。

  このお話(データ)を国際関係学部の山根和代先生からいただいたのが今年の夏。ずいぶんと時間がたってしまいました。ひとりではなかなかできず、学生の力を借りたいと思っていたところ、春休みなら。。と声をかけてくれたのが2回生、1回生の有志でした。

 大学立の国際平和ミュージアムを持つ、ここ立命館大学で、そしてとりわけスポーツ・健康を学ぶ学生にこそ、スポーツが持つ平和創造の可能性についても知ってほしいと、かねがね思っていました。

 今回、年度末の卒業式やガイダンスの時期に合わせて、多くの人に見ていただき、「2020年に東京オリンピックを迎える私たちは、平和創造にむけて何ができるのか?」と考えてもらえる機会となれば幸いです。

 ぜひ、ご覧ください。そして、皆さんの感想を貼っていただくスペースも作りました(手作り感が満載です!)。ぜひ、感想を書いて貼って頂けますと大変嬉しいです。

◆展示日程と場所

 2015317日(火)~2015326日(木)

 @びわこくさつキャンパス インテグレーションコア1F


 どうぞよろしくお願い致します。 

 ma34。

 

2015.03.17

WS、腸内環境

Hassyです。

先月末ですが、本学客員教授で私の大学院でのmentorであるSada先生代表の科研費プロジェクトの共同・協力研究者、および大学院生を交えて、研究成果検討会を2日間にわたりアイコア1Fアカデミックラウンジにて行いました。
各自1時間程度の持ち時間でしたが、ディスカッションが盛んに行われ、時間が大幅に超過しました。
北海道教育大の森田先生にはskypeで登場してもらい、議論を交わしました。

やはり定期的にどっぷりと自分たちの方向性を話し合い、課題を浮き彫りにしていく作業は非常に重要だと感じました。大変成果のあった会であったと思います。

かつてこのブログも担当され、現在は東北工業大におられる香先生も、ご自身の研究準備(びわこ毎日マラソン)でお忙しい中、ご参加くださいました。
香先生は長距離選手の腸内環境とコンディショニングに関してご研究なされています。


丁度、研究会前に公共放送のとあるプログラムで香先生のテーマの腸内細菌に関することをやっていて、大変興味深い研究内容が紹介されていました。

100兆もの細菌が我々の腸内にはいて、大便の3分の1はそれが占めるらしいのですが、それらは肥満(関連して脂肪燃焼)やガン、性格などに関係することが主に動物実験で明らかになっています。
今後、ヒトを対象とした十分な研究が必要ですが、遺伝よりも食事などの外的環境に左右されるこの種々の腸内細菌の研究は、まさに香先生が取り組んでおられるように、スポーツ健康科学分野においても興味深い重要なものであると感じました。


2015.03.16

修了生同士の結婚

先週土曜日に、研究科1期生のひろき君と2期生のちあきさんの結婚式&披露パーティがありました。それぞれの勤務先の関係者ならびに、大学院のときの仲間、先生方も出席した、非常に和やかでかつ細やかな気配りと優しい雰囲気に包まれた会でした。

 

 ひろき君の勤め先は、産業用ならびにスポーツ用のゴーグル(サングラス)を製造販売している会社です。主賓のご挨拶として、社長より、当人が非常に頑張っていること、これからも大いに期待されていることを話され、指導教員として嬉しい限りでした。当人の才能と努力はもちろんのことながら、暖かく育てていただいていることに感謝の念で一杯となりました。ちあきさんの上司からは、「いつも素敵な笑顔で、気配り、心配りが良く、皆からも慕われ信頼されています」とのお言葉があり、指導教員のab先生も非常に喜んでおられました。ab先生が、お色直しのエスコート役に指名されたとき、「段取りと気配りがいつも素晴らしい」と褒めておられたこととも重なり、ご本人の人柄がキャリアに活かされ職場で愛されていることを感じました。

 

 ひろき君が皆さんの前で、何度となく挨拶する場面がありました。どちらかといえばシャイな性格ですが、しっかりとした言葉で想いを伝え、感謝を述べる姿に感激と感動を覚えました。「人は成長する」ことを実感し、学生時代という社会人への巣立ち最後の時期に関わらせてもらい、その後も折に触れて成長を感じさせてもらえる教員という役割に感謝しています。

 

 研究科修了生同士で初めてのカップルの幸せが、当人同士、そしてそれぞれの家族、職場、そして世の中の幸せへと波紋が広がるようにつながることを心より願っています。そのためには、日々の創意工夫が必要となるでしょう。これから、さらなる発展を楽しみにしています。

 

 次に会うときは、お互いに成長を確認できるよう、当方も頑張ります。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

日本バイオメカニクス学会は、2年に一回学会大会を開催しています。来年の2016年が大会開催年で、びわこくさつキャンパスで9月に開催します。実行委員長はAKN先生です。その第1回実行委員会が先週開かれ、いよいよ本格的な準備が始まります。この分野が、他の分野、隣接領域へどのようにつながるのか、広がるのかを考える大会になることを願っています。

【忠】

 

 

 


2015.03.15

アメリカ便り (22): DST

三月も半ばとなりましたが、皆様いかがお過ごしですか。
先週のこのブログで大雪となったことをお伝えしましたが、
今週は打って変わって、気温が最高10℃前後まで上がり、
私の普段過ごしている Marie Mount Hall 前も
一気に雪が溶け、春めいてきました!




先週は、最高マイナス1℃、最低マイナス16℃だったのが、
今週は、最高17℃、最低1℃のように、一週間で
ものすごい寒暖の変化です。
これほどまでに劇的に季節が変化するのは、
ここ10年で最も寒さが厳しかったからなのかもしれません。
(左が、先週のもの、右が雪が溶けた今週の写真です)

それに合わせてというわけではありませんが、
先週の日曜日 (3/8) から、Daylight Saving Time (DST) が始まりました。
DST は、日本では、「サマータイム」と呼ばれているものですが、
時間を早くして、日照時間が長くなったことを利用しようというものです。

アメリカ合衆国本土は、東西に長いので、東から西へ、
Eastern Standard Time / Central Standard Time /
Mountain Standad Time / Pacific Standad Time と四つの標準時があります
(東から西に行くほど、1時間マイナスになります)
加えて DST が導入されていますので、切り替え時には結構大変です。
携帯やパソコンなどはカレンダーが組み込まれていますので
自動的に切り替わってくれますが、車や時計などはすべて変更する必要があります。
もちろん人間も対応しないといけません。
夜中に DST に切り替わるので、いつもの調子で起きて、
携帯を見ると、1時間遅くて、朝からびっくりしました!

DST ですが、現在は、3月第2日曜日から、11月の第1日曜日までですので、
約8ヶ月間続きます。そのため1年の約3/4が、DST になり、
ほとんどが DST という感覚なので、
これでは1年中 DST でも良いのでは?と思ったりもします (苦笑)
(ワシントンポスト紙にも、DST を扱った記事が出ていました。
"5 myths about daylight saving time"
http://www.washingtonpost.com/opinions/five-myths-about-daylight-saving-time/2015/03/06/970092d4-c2c1-11e4-9271-610273846239_story.html
やはり DST の切り替えの週では、体が付いていけないて、
一種の時差ぼけになり、体調を崩す人が多いようです。)
日本では、導入されるという話が出ては消えますが、
どうなることでしょうか?

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を


<<街でよく見かける英語表現#22>>
日曜日に、高速道路を走っていると、電光掲示板に
"Change Your Clock!" と表示されていました。
街中の掲示板では、DST に対応できていないものも見かけましたので、
高速道路は、なかなか親切だと思いました

2015.03.14

競技かるた

千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(たつたがは) からくれなゐに 水くくるとは
在原業平朝臣(17番) 

これは、小倉百人一首の撰歌の1つであり、主人公・綾瀬千早が競技かるたのクイーンをめざす「漫画ちはやふる」の題材にもなった歌です。「熱血スポ根漫画」といっても過言ではない、この作品は、関連書籍を含め、650万部もの売上を誇る大作です。

この競技かるたを、「京の子どもダイヤモンドプロジェクト(京都きっず)」に参加する子どもたちに体験してもらい、日本の伝統文化を知るとともに、競技かるたの持つ礼儀、集中力、瞬発力、勝負での駆け引き、そして対戦相手をリスペクトするという特徴に触れ、フェンシングとバドミントンの競技に取り組む子どもたちの成長を促そうとするインテレクチュアル・プログラムを行いました。

そもそも「京の子どもダイヤモンドプロジェクト(京都きっず)」とは、優れた資質のあるジュニア選手の発掘・育成を行い、将来、日本を代表するアスリートとして国際大会でのメダル獲得をめざすとともに、その経験を生かし、確固たる考えと行動力を持ち、豊かで明るい社会の発展に貢献できる人材を育成するために京都府が取り組む事業です


その中の「インテレクチュアル・プログラム」をippo先生と私が担当をしているのですが、今日は、特別講師として、第56代準ミスクィーンでスポーツ健康科学部の1期生でもある本多さんと、本多さんと小学校からずっとともに競技かるたを続け、本多さんの後の立命館大学かるた会の主将を務め、この3月に本学を巣立つ飯田さんを招き、競技かるたの魅力を子どもたちに味わってもらうためのプログラムを実施しました。





最初は、「ちらし取り」という小倉百人一首の上の句、そして下の句を読んで札を取り合い、その後、恋愛、出世にも大きくかかわる歌を、昔の人たちがなぜ詠んだのかを学んだり、百首の歌には、百人の歌人の想いが込められているだけでなく、百首の歌に共通するテーマがあることを学んだりし、札をはじく、札を払う練習をして、札3枚と札7枚を用いた実践形式の対戦をするなど、京都きっずの子どもたちは競技かるたに触れました。

以外にも、学校や家庭で体験しているのかも知れないのですが、子どもたちの集中力や身を乗り出す姿勢、また札をはじく姿が様になっていること…本当に驚かされました。
この経験を、日常生活や競技に活かしてもらいたいものです…


















Jin


2015.03.13

卒業

表現は異なりますが、複数の先生方のブログに「卒業」のことが書かれています。来週には、卒業式も控えています。ma34先生にもご自身の立命館からの卒業のことが書かれています。「卒業」というと、嬉しい半面、なんとなく別れのイメージもあり、もの悲しい気持にもなるのではないでしょうか。

「卒業」
デジタル大辞泉には、以下のように記されています。
①学校の全課程を学び終えること
②ある段階や時期を通り過ぎること 

また、大辞林には、次のように書かれています。
①学校の全教科または学科の課程を修了すること
②ある状態・段階を通過すること
③一つの事業を完了すること

卒業には、2つの異なる意味があることが分かります。
1つは、学ぶ「終える」・「修了」するという、ある時点で、1つのことが終わり完結するという意味です。その一方で、全体の中(人生全体や夢への途中段階などなど)においては、一通過点に過ぎないという意味も含まれています。分かっていることのように思いながら、こうやって文字にして考えると、なるほど、その通りだなあと一人納得しています。送り出す側から見れば、卒業はある意味、職務の1つの完了の形であるとも言えます。が、卒業する側の人たちにとっては、卒業=新たな出発 となるわけです。学部生の皆さんにとっては、卒業=社会人のスタート であり、進学する人にとっては、卒業=大学院生活のスタート それぞれの人にとってそれぞれの卒業とスタートがあります。

スポーツ健康科学部を去られる先生方にとっても、スポーツ健康科学部からの卒業(と言っていいのか迷いますが・・・)=新しい生活のスタート となります。それぞれの先生方、学生の皆さんが、卒業の通過点を過ぎられ、ますます輝いた生活を送られることを応援したいと思います。



2015.03.12

将来に向けて

3月も折り返し地点となり、次年度のスタートまで約2週間となりました。来週金曜日(3/20)には博士学位授与式が、土曜日(3/21)には卒業式・修了式と大切なイベントが続きます。この時期、キャンパス内で学部生を目にすることは少ないですが、大学院生は通常通り登校をして研究活動を続けています。大学院1回生の学生は就職活動と研究活動を並行することが求められ、タイトなスケジュールで生活をしています。自分の希望する職種が絞り込めずに悩む大学院生もいるようです。また、博士課程後期課程への進学か就職か、悩んでいる学生もみられます。一方で、博士課程後期課程への進学を早々に決意した大学院生は、研究活動に没頭しています。いろいろな意味で、今後の人生の方向性を決定する大切な時期であることは間違いありません。大学院生に対してアドバイスをすることも多いですが、彼ら、彼女らの人生の方向性を決めるのは教員ではありません。自身で悩み考え決断をする、そして一旦決断した後は迷わない、前を見て進み続ける、こういった姿勢が重要であると感じています。

大学院生が就職活動と研究活動を両立させているように、私自身も研究指導、授業、大学での仕事など上手に両立させていかなければ!!と心に誓う毎日です。