[ 2018年03月 ] の記事一覧

2018.03.21

春呼ぶ火

Las Fallas(火祭り)が春を越えて初夏を招いてくれそう!と思った日もありましたが、最終日19日は冬のような寒さに戻ったバレンシアです。

(左側に黄色のクレーン車がいるの、見えますか?数日かけての大がかりな設置です)

さて、この祭り、かなり昔から続く行事です(なぜ伝統行事で、しかも火を使うのか…少し補足を)。それは、キリストの父親サン・ホセ(日本では、聖ヨセフの呼び名の方が馴染みがあるでしょうか)が大工だったことに由来しているそうです。大工職人たちは、サン・ホセを守護聖人として崇め、古い材木/張りぼての人形を集めて燃やしたのが、この祭りの原型だとか。

(今年の火祭り人形たち。右下:なぜか気になる存在。上の真ん中:1位に選ばれました!私もこれに投票しました)。

連日続くマスクレタ(爆竹ショー)はどんどん勢いを増し、夜中のマスクレタは、形容できないほどの凄さ・凄まじさでした。朝方まで賑やかで?うるさくて?二重窓のレジデンスの部屋でさえも眠れるか不安になる日が数週間続きました。

各団体が制作したそれぞれの火祭り人形たち(その数、500とも700とも言います)は、最終日に一晩で灰になり…。その様子は、いわゆる大火事です。これを毎年繰り返しているというのですから、驚きます。本当にここは、地理的な規模は小さいながらも、非常にダイナミックな地域です。

そんなバレンシアのマチを感じながら、(でもまだ、帰国2日前の勉強会・セミナーを残していますが)あと数日で帰国の途につきます。ですので、スペインからの便りは今回で最後です。

ここまでバレンシアの内容をお読みいただいた方々、本当にありがとうございました。研究メンバーや地元の人に恵まれ、バレンシアのことをとても好きになれたことは大きな財産です。今回のサバティカル期間に関わって、学部の教職員のみなさんはもちろん、ゼミの学生他、いろんな方々の協力がありとても感謝しています。こちらでは、日常生活・研究活動のどれをとってみても、どうひっくり返ってみても右往左往して迷子になったことしか思い出せないのですが、この日をこの地で無事に迎えられそうなことに、まずはほっとしつつあります。

次回のブログは、日本からです!
明日は、卒業・修了式ですね。おめでとうございます。お祝いの気持ちだけでも届きますように…。

【表紙の写真】街の中に登場した巨大オブジェ(のほんの一部)。

ippo

2018.03.20

恩師の退職と春の高知

 先週の木曜日、高知県で桜の開花宣言がありました。(今年は全国で一番だったようです)
 桜の標準木は高知城にありますが、開花宣言があって二日後・・・三分咲きという所でしょうか。高知城内では、場所によっては既に満開の桜もあり、多くの観光客・お花見の皆さんで賑わっていました。月曜日のニュースでは満開との報道もあり、一気に春本番ですね。
 
 ・・・というように、先週末に高知へ行く機会がありました。今回の目的は、大学生また教員時代に大変お世話になった高知大学 神家名誉教授が大学を退官される事となり、先生の最終講義と祝賀会に出席させて頂く事でした。

 先生は、器械体操がご専門であり、体育科教育に関しては、「体つくり運動」「器械運動」の指導法に関する著書を多数出版され、全国の体育実技指導者講習会の講師としても長年ご活躍をされていました。先生が高知大学附属小学校長の時代に附属中学校副校長として学校経営をご一緒させて頂きましたので、公私とも先生の生き方を手本とさせて頂いておりました。退官されることは寂しい事ですが、先生から学んだ多くの事を少しでも実践出来るように頑張らなければと改めて思う貴重な時間でした。
 
 という事で、先週のブログで高知の観光ルートを紹介しましたが、今回その通りに歩いてきましたので、写真を入れて紹介します。
 高知駅の南口には、土佐の幕末の志士である「坂本龍馬・中岡慎太郎・武市半平太(瑞山)」の銅像(レプリカで発砲スチロール製だと聞いています)があります。実際の銅像は、坂本龍馬が桂浜、中岡慎太郎が室戸岬、武市半平太が横浪スカイライン展望台にあります。

 高知駅から南へ歩き「はりまや橋」のオブジェを訪ねました。江戸時代の橋は、朱塗りの橋だったようで、その当時の橋を再現しています。橋の下には運河を再現した池があり、夜はライトアップされていて綺麗です。

 追手筋(先週のブログでは「大手筋」と書きました。訂正します。)を西に向かうと、高知城があります。高知城の追手門から城を見上げる最も美しい姿がこれです。城の主要門である「追手門(一般的には大手門です)」と天守閣を一緒に写真におさめる事のできる珍しい城です。城は国の重要文化財(一時は国宝だったのですが、法改正に伴い重文に)となっています。


 石段を上がり天守にきました。下から見上げると屋根や破風が複雑な角度で作られているために大きく見えるのですが、本丸まで上がると意外に小ぶりな天守なので驚く方が多いです。天守手前から横に屋根が奥に続いているのが本丸御殿です。


 高知城を後にして、西に10分程度歩くと坂本龍馬の生誕地があります。生誕地と言っても石碑がポツンと立つばかりで、現在は病院が龍馬生誕地「才谷屋」の屋敷跡に立っているので当時の事を偲ぶ事は出来ません。


【司】表紙は、酒飲みの国・土佐の「べろべろの神様」です。暖かくなると多くの県民がこの神様のようにべろべろになって街で楽しく酒を飲んでいます。

2018.03.19

年度最後のラボミーティング(M2修了記念)

 先週の土曜日に、大学院前期・後期課程の院生、ポスドク、助教の先生ならびに、OBが参加する中、今年度最後のラボミーティングを行いました。

 それぞれの年度まとめ・次年度計画を発表してもらいました。それぞれにしっかりと考え、熟慮した内容の発表で、予定していた時間をオーバーするほど活気にあふれたミーティングができました。

  

 今回、修士号を取得して修了するM2の4名については、TED Talk風に、この2年間の成長と発展を話してもらうようにお願いしました。それぞれに趣向を凝らした内容と、その中で、力をつけてきたこと、思い出、今後の計画なども織り交ぜた見事なプレゼンテーションでした!
ついつい聞き惚れてしまい、集中しすぎたため、トップバッターのS寶くんの写真しかとれませんでした。(D智くん、T金くん、M宅くん、申し訳ない)

 でも、安心してください。ポスドクのS田さんとM1のU野くんが、ビデオ撮影しておいてくれました。それを1日で編集してくれました。TED Talkと同様に、Youtubeで公開しています。


 読者の皆様もご覧頂き、修士修了者の成長を感じていただければ幸いです。

 読者の皆様もお楽しみください。


 ラボミーティング終了後は、学部卒業生も交えての懇親会となりました。密度濃く交流したゼミ生、院生が、来週3/22の卒業式・修了式で、巣立っていくのが、さみしくもあり、たくましくもあり、という気持ちです。彼ら、彼女らの巣立ちに相応しい、快晴となることを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
3/13 に大学スポーツコンソーシアムKANSAIの創設のプレス発表を行いました。
その様子を翌日の朝のNHKで、放送されました!
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180315/5849561.html

記念シンポジウムは、3/25(日)13時から大阪いばらきキャンパスです。
https://k4hara-a.wixsite.com/kansai-col-sports

 
 3/16 COI拠点の推進会議の最後に、全員で『ACTIVE5』でエクササイズしました。
毎朝、始業前に取り入れているBKCリサーチのメンバーはさすがでした! キレキレの動き、見事です。シニアの先生方もありがとうございました。

  
 3/16夕方に、国際的に有名な、ル・テタンジェ国際料理コンクールで、第2位になられた、びわこ大津プリンスホテルの坂田シェフ(写真右)のお祝い会があり、【ab】先生と行って参りました。このコンクールは、料理界のエベレストといわれるぐらい最高峰のコンクールで、日本人の受賞は2人目。前回の入賞は、坂田シェフの恩師・佐野グランシェフ(写真左)で、そのときは3位入賞。恩師を越える素晴らしい成果をあげられました。
【忠】

2018.03.18

研究の被験者

人を対象とした研究を実施する際には、一般的に被験者と呼ばれる研究の対象となるボランティアが必要になります。

被験者の募集(リクルート)に関しては、マーストリヒト大学では疾患を有する患者さんを対象としたり、ICU(いわゆる集中治療室)など既に入院している患者さんを対象とすることも多いようです。そのため被験者のリクルートもその担当医師を通じて行うことがあります。

若年被験者の場合は特に学生を対象とした試験者が多く学内の掲示板にはぎっしりと被験者募集に関するチラシが貼り付けられています。チラシの他にもFacebookなどのSNSを用いたりもするようですが、一番集まりが良いのは学内の掲示板へのチラシの張り出しのようです。

他の研究室も常に被験者を募集してるので、いかに自分のチラシが山ほど貼ってあるチラシの1番上に来るかを常に意識して他の広告に埋まってしまわないように貼り直しています。
学生の被験者に関しては留学生も多いため(ある研究では50%が留学生)、チラシに記載されている研究内容や連絡先などの説明も英語で書いていることが多いです。



トレーニング実験(被験者に特定の運動を実践してもらい、その効果を検証する試験)に参加している高齢の被験者さんとお話しする機会がありましたが、院生が親身に話を聞いてくれるとか、また研究についても詳細に説明してくれるので、研究自体に興味を持てる、研究に参加することがとても楽しい、とおっしゃっていました。
しっかりとした信頼関係が築かれているなと感じました。

学生の被験者に関しても他学部の学生を含め臨床研究内容自体に興味を持っている学生が多く、実験中も常に試験を実施している院生に質問したり、色々な会話をしながら研究の有用性や社会還元等についてディスカッションしている様子が多く見受けられます。

これは日本ではあまり見かけない状況です。実験に参加するボランティアへの認識や文化の違いもあるかと思いますが、被験者は常に何かを学ぼうとする意識も高いな、感じました。

最近は院生にオランダ特有の食べ物について色々教えてもらうことが多いのですが、分割写真の左下の”豆腐”の容器のようなものはkwakと呼ばれるヨーグルトです。脂肪分が少なく、タンパク質の含有量が多いので、筋肉の研究をやっている我々には色々な意味で”美味しい”ヨーグルトです(実際の味は酸味がキツいので、ジャムやシリアルなどと混ぜて食べるのが一般的なようです)。

写真の右下のたこ焼きのように見えるのは、オランダ風(?)パンケーキのPoffertjesです。粉砂糖をまぶして食べますが、こちらはフワフワ食感と甘みがマッチして最高のデザートです。

satoshi




2018.03.17

明日のアスリートを目指して

 初夏を思わせる暖かな日が続いています。キャンパスでは、在学生の先輩が4月に入って来る新入生や父兄をキャンパスツアーに誘い、彼らの説明に頷きながら、新しい生活の始まりに胸をときめかせているのか、上気した顔でいろいろ質問したりしている初々しい新入生の一団に会ったりしていました。目が会ったりした時には入学おめでとうと声をかけ、学部は何処かなと尋ねたりしていました。

 さて、本題の方ですが、先日縁?有ってリトル・パンサーズ(小学1年生から中学生まで100人あまりのタッグフットボールチーム)のメンタルトレーニングの機会を頂きました(チームの由来等については129日の忠氏のブログをご覧ください)。



中学生以上については経験があったのですが、小学1年生からのグループには、わかるかな?と不安でした。しかし、杞憂に過ぎなかったとも思えるほど、1時間もの間熱心に聞いてもらえましたし、子供たちはしっかりメモをとっていました(大学生とは違う!)。

タッグフットボールは面白い?どこが楽しいのかな?あなたの夢は?どんな選手になりたいのかな?からはじまり、上級生には“聞いて考え、実行する“ことの大切さを説明し、ワークとして「今日の練習で1番よかったこと、うまくできたこと、ほめられたことを思い出してください」それはどんな時でしたか?どうしてうまくいったと思いますか?その時の気持ちはどんなでしたか?1週間前はどうでしたか(毎週土曜日が練習日)。ほめられましたか?次もうまくやれる自信はありますか?そのためには何に気をつけたら良いと思いますか?等々、まずメントレの導入として、自己分析と振り返りをやってみました。何よりもタッグフットボールが大好き!楽しい!と思ってもらえることが子供たちのスポーツの出発点ですが、ボランティアの指導者の方々の指導理念として、あえて勝敗(結果)にこだわることでなく、日々の練習(過程)の充実の中で、それぞれのペースで成長し、アスリートにつながるんだといったことが共有されているように思えました。このクラブ出身者で大学でも活躍している選手がいるとのこと。一人でも多くの出身者が本学につながってくれることを願っています。(老ブロガー・ハル)

2018.03.16

仁義なきスポ健ファミリー

Hitomiです。
今年度最後のあいコア会に参加させていただきました。
今夜は教職員の歓送迎会も兼ねています。
のんきに楽しんでいたら全員分の写真を撮り忘れましたので、ほんの一部だけですが楽しそうな様子をご紹介します。


Joe先生→みち先生への贈る言葉。JJコンビももちろんですが、私はこのコンビも大好きです。


Sana先生→Kuri原先生へ。所属は変わってもスポ健にはいてくださるそうなので安心です。『今週のKuri原家』、連載してほしい(笑)


↑ Joe先生!あなたの出番はもう終わってます!(笑)  
Nao先生→司先生へ。品が良くて謙虚で知性があって、でも実はおちゃめで、「できた大人」というのはこういった方なんだなぁといつも思っています。
高知いいとこですよね!皆さん、絶対行かないと損ですよ!

この他にも、退官されるMasao先生や、異動・契約終了される事務の方々、来年度から新しく来られる研究員の方など、たくさんの挨拶が続き、和やかで盛況な会となりました。


かくいう私も、実は3月31日付で退職が決まっているのでご挨拶の機会をいただきました。
帰る時に「そういえば挨拶で次の移動先言ってなかったね」と言われて「あっ」ってなりましたので、どうかマグロで察してください。

ちなみにプレゼンターのpurple本先生は、私の指名です(交友関係が不明という理由で私だけ指名制度でした。ちゃんと友達います!笑)。
なんてったって毎週欠かさずジョジョネタに感想くれますから…ブログが繋いだ奇妙な友情です。

記念品はイギー!さすが(笑)

実は最初の頃、ご経歴と佇まいから勝手に「お金持ちのエリートかな?」と思ってたのですが、じっくりアメリカ話を聞いてみたらぶっとんだ行動力とすさまじい環境適応力のあるエピソードが次々と出てきて、すっかりイメージが変わりました。話の上手さも相まって大笑いしつつも、そういう思い切った面は自分には無いところなのでとても尊敬しています。
もったいないほどのあたたかいお言葉をありがとうございました。なかなか直接言えないのでこの場を借りて御礼申し上げます。



送別会も終わって、スポ健での生活とももうすぐさよならです。
このブログもあと数回か…ちゃんと思いの丈を書いとかないとな…と思っていたのですが、先ほど連絡が来て交替は4月中旬になることが判明しました。なんとまだ1カ月もあった。「スポ健ファミリーは足抜けできません」の意味がよ~く分かりました。

私の次の金曜日担当は…えっ、あの人!?うそ、すごい楽しみ。

というわけでまたじっくり、異動までの心境を書かせていただきます。

最後に、あいコア会の準備をしてくださったwest谷さん、Moto先生、良い思い出をどうもありがとうございました。

Hitomi

2018.03.15

暖かくなりました。

こんにちは、shinoです。

先週まで寒かったですが、
今週からはすっかり暖かくなりましたね。
かなり暖かい日が続くようなので、桜の開花が早くなるのは良いのですが、
花粉もすでに多く飛んでいるようで、私はすっかり眼が痒いです。

もう3月も半ばで、卒業式を来週に控えていますが、
すぐ来月から新年度も始まりますので、それに向けた準備も行っています。

以前このブログでも紹介したのですが、昨年度よりBKCキャンパスにある
スポーツ健康コモンズ内のカウンセリングルームで
週2回、1日2時間程度、アスリートに対するスポーツ傷害のカウンセリングをしています。



ここでは、私が中心になって、アスレチックトレーナー、学生トレーナーの方々と一緒に
スポーツ傷害に罹患している学生アスリートに
トレーニングやリハビリテーションのアドバイスや指導を行ってきました。

当初はなかなか周知されていなかったので、来てくれる人も少なかったのですが、
徐々に浸透してきまして、カウンセリングを希望する人数も増えてきました。
最近では、続けて通ってくれている学生もいるので、経過を把握できるようにもなりました。
とても良い事だと思います。

スポーツ傷害は、日常生活よりもさらに高度な回復が要求されるため
なかなか思うように改善しないこともあります。
さらに、目標とする大会や試合があることが多いため、
目標に向けた計画をしっかり立ててリハビリやトレーニングを行わなければいけません。

このカウンセリングの目的としては、
スポーツ傷害のために競技の復帰や継続を断念することがないよう、
学生アスリートへのサポートを行うことであり、
傷害からの早期復帰のためのリハビリテーションや、
復帰後の再発予防、重症化予防のためのトレーニングに関して
うまくアドバイスを行っていくことができたらと思っています。

ということで、
次年度も同じ体制で行う予定になりました。

Web上で予約することができますので、下記のURLから予約をして下さい。

https://reserva.be/supocommo



スポーツ傷害で悩んでいる人はいつでも相談に来てください。

あくまでもカウンセリングですので、治療ではありません。
アドバイスを行うということですのでご理解下さい。

2018.03.14

マスクレタ

周りの人たちに「いつまでバレンシアにいられるの?」と何度もたずねられ、そして最近は「準備はできてる?」と聞かれます。その理由は、3月に、マチをあげての伝統行事、火祭り(Las Fallas)があるからです。春を告げる祭りです。そんな会話をしているなか、大学の行き帰りに小さな春をみつけましたっ!
(右上:桜の花を見つけて、とびきり嬉しくなりました!)

このLas Fallasは、バレンシアの人たちが1年がかりで準備する大・大・大イベントなのです。その凄さは、2月最終週のある朝、開会宣言の爆竹音で目が覚めたあたりから、じわじわと体感できています。

(真ん中:マスクレタが終わった直後。えらいことです…)。

連日、マチをつんざく爆竹ショー(マスクレタ)の音と歓声で地響きがするほどの勢い。2キロちょっと離れた大学オフィスでもその迫力を楽しめるほどです。小さな子どもたちも、お父さんに火をつけてもらってあちらこちらで爆竹を鳴らして回ります。週末は、真夜中の爆竹ショーで朝方までみんな元気です(が、昼近くまで静まり返ります)。

バレンシアのマチ全体がこの祭り一色に染まりますので、いつも以上に忙しく人が行き交い、いろいろな装飾がなされていきます。このマチで生活してみて、このイベントがマチにもたらしているもの、その意味するところはとても深いと感じます。「根を張った伝統」のすごみです。
気になって仕方がない舞台裏。爆竹は柵の中に…一つ一つ手作業 (左上と下)/巨大オブジェは早めに街中に登場 (右上)。
飾り付けも大変!(下中)/あちこちで見かけるビールを運ぶ量は半端ではありません(下右)。

そんなイベントが、いよいよ明日15日から本番を迎えます。

さて、スペイン滞在も、残り10日ほどになりました。最初「半年は短い」と受け入れ教授に言われましたが、そうかもしれません。地域を知るにはよい期間でしたが、研究を練り上げるには日にちが足りず、最後、どこまで何ができるのやら…マスクレタの勢いをもらって過ごせたらと思います。

ippo

2018.03.13

「土佐」の高知へお越し下さい

 太陽の力が増し、暖かな日差しが降りそそいでいます。週末、いつもの散歩コース(桂川付近)を歩いていると、南からの暖かな、しかも結構強めの風が吹いていました。桂川の土手には、もうすぐ土筆(つくし)が顔を出します。月末には、京都にも桜の花が咲き始めるのでしょうか。

 今回は、私の出身地である高知について紹介したいと思います。
 高知と言えば・・・坂本龍馬の出身地(桂浜に銅像があります)と「鰹のたたき」のイメージが強いですね。坂本龍馬は土佐出身の全国的に有名な人物ですが、彼が活躍をしたのは長崎や京都ですので、活躍した痕跡はありません。生家跡、少年時代に過ごした道場跡や泳いだであろう鏡川などがある程度です。鰹のたたきも全国的に有名です。私が小さい頃は、たたきと言えば藁火であぶった鰹を薄く切り、玉ねぎスライス・ニンニクスライス・ネギを振りかけた上から、ポン酢をかけて食べるのが定番でした。最近は「塩たたき」が有名ですね。
 ※先日【Hitomi】先生のブログに、高知に行かれた事が書かれていました。有難うございます。

高知散策のおすすめルートです。
 ①高知駅から路面電車軌道に沿って南へ500m程歩くと、「はりまや橋」があります。江戸時代には、高知城の外堀が浦戸湾とつながっており、多くの物資が運河を通り出入りしていました。その運河に架かっていたのが「はりまや橋」です。現在、運河は埋め立てられてしまいましたので、橋を架ける必要が無くなったので「はりまや橋」自体がありません(最後のはりまや橋は「三翠園ホテル」の庭に移設させています)。よさこい節で純真・おうまの恋物語が謡われているので多くの方々が訪れますが、「えっ、なに」とがっかりするポイントでもあります。その点も含めて訪れて下さい。
 ※近くに公園があり、はりまや橋のミニチュアがあります。

 ②はりまや橋から少し北の通り、「大手筋」を西に真っすぐ向かうと高知城があります。高知城の追手門から城を見上げる角度が、高知城の最も美しい景観とされています。高知城は現存12天守の一つで、江戸時代の創建当時の姿を残しています。石段を上がると、三の丸には多くの桜が植えられており、三月末には多くの市民が花見をするところです。天守には、御殿も併設されており、当時のままの姿で残っています。天守最上階から高知市内を一望された後は、御殿の方へも行ってみて下さい。

 ③坂本龍馬の生誕地が高知市升形(マスガタ)と上町(カミマチ)との間にあります。現在は、石碑が立っているだけですが、土佐藩政時代は「才谷屋」と言って、土佐随一の豪商でした。間口は40m、奥行きも30m程あり、当時の繁栄ぶりが伺えます。
南側に「龍馬の生まれた町記念館」がありますので、是非行ってみて下さい。

 時間に余裕のある方は、桂浜や五台山(四国霊場31番札所「竹林寺」があります)へも足を伸ばしてみて下さい。桂浜では、坂本龍馬像の横に展望台が設置されていますので、龍馬と同じ目線で太平洋を望む事が出来ます。また、竹林寺の横の「牧野植物園」には世界的な植物学者の牧野富太郎氏が集めた植物が植えられており、植物に囲まれてゆったりとした時間を過ごす事ができます。

 高知の観光は、これからが良い季節となります。
 公益社団法人高知市観光協会発行のマップをご参照下さい
     (  http://www.city.kochi.kochi.jp/uploaded/attachment/61150.pdf  ) 

 「高知の人やから、酒がすごく飲めるでしょう・・・」。お会いする人に、高知出身ですと言うと必ず言われる事です。飲めない事はありませんが、それほど強くありません。残念・・・。
 酒飲みのイメージは「山内容堂」公にあるようです。容堂公は愛用のガラス製のグラスに日本酒を注ぎ、良く飲んでいたと聞きました。
 盃と言えば、高知には「べく杯」という盃があります。天狗、おかめやひっとこの面を盃に仕上げたものや、盃に穴が開いたもの、円錐状(底がとがっている)のものがあり、土佐の宴会「おきゃく」には欠かせないものです。

 また、宴会と言えば「箸拳(はしけん)」が有名です。一人三本の箸を持ち、その中から数本の箸を手に持ち腕で隠して前に出し、相手との合計本数を当てるというゲームです。
 以下、掛け声です。
  A さーこい
  B 三本(必ず三本と答えます)
  A 一本(一本か五本、奇数本を答えます)
 二人が隠していた箸を見せ合い、合計本数を当てた人が勝ち、酒を一杯飲むことが出来ます。
 ※勝つためには、Aが隠している本数を予想し、Bは三本になるように自分の本数を調整します。Aは、一本か五本になるように箸を持ちます。中々奥深い遊びですが、ハマると酔いつぶれますのでご注意を。

【司】


2018.03.12

草津イオンモールでのイベント 『ACTIVE5』

3/11(日)草津イオンモール1F イベントホールにて、
3分エクササイズ ACTIVE5の実演と講習を行いました!
  

BKCリサーチの皆さん、それから指導者の増田先生、ならびに、増田先生の指導をバッチリ受けて指導資格を持った、キッズ、学生、そしてスポ健院生(Oka)たちが大活躍でした。

オープンスペースのど真ん中で、なかなか用意した椅子に、ドンと座る人は少なかったですが、周り、特に、2F、3Fからも覗いてもらい、一緒にエクササイズをしていたこどもさん、大人が多数おられ、多世代に楽しんでもらえるエクササイズであることを、再認識しました。

 今回は初めてのイベントで、色々と試行錯誤もありましたが、どんどん広めていきます。
4月は、9日(月)、18日(水)、22日(日)、23日(月)と4日間開催します。

買い物ついでに是非立ち寄って、覚えてもらえれば、生涯にわたって使えるエクササイズとなります。下記から、映像、解説もみれますので、すぐに始められます。
http://www.activeforall.jp/active5/

来年の2月には、3世代(キッズ、一般、シニア)をチームとしたコンテストを行います。是非、ご家族、ご近所の方と、ACTIVE5を取り組んでもらい、来年のコンテスト目指してもらえると嬉しいですね。そして、笑顔、元気が溢れる街になることを願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
大学スポーツコンソーシアムKANSAI創設記念シンポジウム のお知らせです!
2018年3月25日(日)13:00〜16:40(受付 12:30~)
立命館いばらきフューチャープラザ3F コロキウム
参加費:一般 3,000円 (書籍『大学スポーツの新展開』込み) 学生無料(書籍なし)
https://k4hara-a.wixsite.com/kansai-col-sports

  
【忠】