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2019.09.13

LaTeX 講座 その2

みなさん、こんにちは、嶋村です。今日は LaTeX 講座の2回目ですね。今日も一緒に学んでいきましょう。(ちなみになんかフォントを変えると \ が出るみたいです。。。すみません。。。)


先週は最後に「次回はもう少し論文ぽくしていく」と書いたと思います。なので、今日はセクションの作り方と参考文献の書き方を示したいと思います。とりあえず、先週のファイルを開いてください。論文ぽいということなんで、僕は言語学の論文を書く体で書いていきますね。まあなんでタイトルは変えます。セクションを作るコマンドは \section{…} です。そうすると勝手に数字が入ったセクションが作られます。{…} にセクションタイトルを書いてください。ちなみにサブセクションは \subsection{…} です。サブサブセクションは \subsubsection{…} です。わかりやすいですね。以下のコードをタイプセットします。そうすると文章ファイルが出てきますね。


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このファイルで僕は今二つのセクションを作りました。Introduction と Subfields of Theoretical Linguistics というセクションです。各セクションの文章は \section{…} と \section{…} のコマンドの間に書いていきます。 


次に文献の引用の仕方ですね。さあでは package を導入しましょう。プリアンブルに参考文献を引用して文献表を作る package を書いてください。いくつかオプションがあるかもしれませんが僕は natbib という package を使っています。なので natbib を使いましょう。\usepackage{…} というコマンドで導入します。そして 参考文献を引用する場所、すなわち文章の最後( \end{document} の前)に\bibliography{…} と書いてください。そして{…} の中には自分が使う bib ファイルのファイル名を書いてください。はい、ここで BibDesk の登場ですね。BibDesk を開くと以下(2枚目)のような画面が出てきます。


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ここに自分の使う文献のリストを作っていきます。New+ のアイコンを押して手書きしてもいいのですが、面倒な人は Google Schalor に行ってみましょう。そして参考文献に入れたい論文を検索してみて下さい。じゃあ僕はアメリカの大学院時代指導教官だったボバリック先生の論文を引用したいと思います。それで星マークの隣の点々をクリックして下さい。そうすると以下のような画面が出ますね。


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そこで BibTeX をクリックして下さい。次の文字列を選択・コピーして下さい。


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そして自分の BibDesk に戻って、これをコピーして下さい。そうすると以下のような画面になり、ボバリック先生の論文がリストに追加されます。めっちゃ便利でしょ!


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さて TeXShop でこの論文を引用するにはこの論文を呼び起こすキーコードが必要です。BibDesk のリストをクリックして下さい。そうすると以下の画面が出ますが、Cite Key に bobalijo2002chains とありますね。これはGoogle Schalor が勝手につけた名前(Cite Key)なのでもしこれが嫌なら自分で変更することもできます。


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さて BibDesk を保存しましょう。そして保存先は前と同じフォルダにして下さい。使用するファイルは全て同じディレクトリに入れておく必要があります。ファイル名は practice.bib くらいでいいのでは?それから参考文献のスタイルを決めたいと思います。みなさん APA など色々な参考文献の書き方があるのは知っていると思いますが、僕は言語学でもメジャーな Linguistic Inquiry という雑誌のスタイルで書きたいと思います。そのスタイルファイルは linquiry2.bst というファイル名でネットから手に入れられるので、それも同じフォルダに入れておきます。みなさんはご自分の専門に合わせて bst ファイルを探してみて下さい。多分あるはずです。


さて当該論文を引用してみましょう。引用のコードは \cite{…} でカッコ内に Cite Key を書きます。ついでスタイルファイルも指定しておきましょう。\bibliographystyle{linquiry2} と書きます。

そうすると:



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となります。そしてタイプセットしてみましょう。そうすると ? と出てきます。あれ???


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ここからがちょっとややこしいのですが、TeXShop のタイプセットボタンの横にあるタブをクリックして BibTeX を選択して下さい。そしてタイプセットを押します。そしてもう一度 LaTeX に戻してタイプセットを2回押して下さい。そうすると:


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となるはずです(エラーが出ない限り 笑)。お〜なんと勝手に文献ができている!やった~!!となるわけです。これが、僕がワードに戻れないたくさんある理由のうちの一つです。ね、すごいでしょ?(笑)みなさんの BibDesk は今後研究していく中でどんどん更新されていくでしょう。そうすると一度リストにしてしまえば、今後は Cite Key を使って呼び起こすだけでいつでも引用できます。そして参考文献表は自動的に作られていくので、論文を書いた後に文献をチェックして文献表を作る必要がありません。


というわけで今日はこの辺で。まあちょっと雑な説明かもしれませんがみなさんも自分で色々調べて頑張ってみてください。次回はもう少し色々な package を使って論文を書き進めてみたいと思います。

2019.08.30

明日発表のスライドが終わりません。。。

みなさん、こんにちは、嶋村です。今僕は家の近くにある朱雀キャンパスで明日の発表のスライドを作っております。しかしまだ半分ちょっとしか出来てないので、今日はこの辺で(笑)


と行きたいところですが、まあさすがにこれだけだとまずいのでネタがないながらも何か書きます。。。


明日は Morphology and Lexicon Forum (MLF) という学会(というか研究会)があって、研究発表しに行きます。MLF は毎年一回開催されています。僕は何年か前に一回だけ発表しに行ったことがありますが、その時は東北大学でした。今回は神戸大で開催されるので近場です。けど、神戸大に行ったことがある人はご存知かと思いますが、神戸大に行き着くにはものすごい坂を登らなくてはなりません。。。ちなみに大学のキャンパス内も登りです。。。


なんの話をしに行くかは、MLF のホームページに要旨がありますので、興味があったら見てみてください(笑)。


あと何か書くことがあるかな~。。。まあだいたい毎週書くことを見つけるなんて難しいんですよね。僕、専門的にもここで書くようなこともないし、今は夏休みなんで学校のことも特にないし。前に「プライベートを切り売りして頑張ってますね」的なことを言われましたが、そうでもしないと書くことが無いんですよね。。。かと言って言語学の話を書いても「難しかったです~」というコメントをしばしば聞くだけだしな~。


というわけで来週からは数週間に渡って、LaTeX の基礎を解説したいと思います(笑)。以前簡単に説明したかも知れませんが、今回は LaTeX 使ってみたいブログの読者もいるだろうと勝手に想定して、何回かに分けて説明したいと思います。なので、もし「やってみよう!」と思っている人がいたら、ダウンロードしてインストールしておいてください。結構時間がかかります。ちなみに LaTeX はタダです!以下のページからダウンロードしてください。ちなみにこれは Mac 専用です。僕は Mac ユーザーなので Windows の人のことは知りません、自分でググってください(笑)。


https://tug.org/mactex/mactex-download.html


使いこなせるようになるともれなく Word を含む多くの WYSWYG ユーザーに対してあれこれ上から目線でモノが言えるようになるかも知れません(笑)。ははは、冗談ですよ。。。


ではでは、お楽しみに。

2019.08.23

猫の話

みなさん、こんにちは、嶋村です。暑い日が続いたと思ったら、今度は雨の日が多い。。。なんか早くも秋雨の時期らしいですが、僕個人としては早く秋・冬になって欲しいです。


今週もこれと言って書くことがないのですが、実家の猫の話を少ししたいと思います。先週末実家に帰ってきました。何度か話したことはあるかも知れませんが、僕の実家は奈良でして、昔平城京があったところに住んでいます。ちなみに今は平安京があったところです(笑)。


まあどうでもいい話ですが、僕は猫派です。今のマンションではペットを飼うことができないのですが、実家には猫(オス)が1匹います。スコティッシュフォールドという種類の猫で、結構ぽっちゃりしています。もう今年で 10 歳で、人間で言うと 60 歳近いのでだいぶおっさんです。それで彼がうちにやってくる前にアメリカンショートヘアーがいて(たしか)16 年生きて天国に旅立って行きました。亡くなった日のことをよく覚えていて、僕がまだ日本の大学院にいた時でした。修士2年目でその日は、動物の葬儀屋さんが亡くなった猫を引き取りに来たのを見届けてから大学に行きました。とても悲しかったのですが、なんの縁かわかりませんが、その日に今の奥さんになる人と出会いました。なんか不思議なもんですね。それで、修士論文の謝辞に「亡くなった猫に捧ぐ」的なことを書いたのですが、修論の口頭試験の最初の質問が「君は猫が好きなの?」だったことも覚えています。


実家の母も猫好きでして、結局アメリカンショートヘアーが死んでしまってあまり間をおかずに、今の猫が実家にやって来ました。そのタイミングでうちの奥さんと付き合い始めたので、今年で奥さんと 10 年一緒にいることになります。長いようで短い感じですね。


まあ今日はそんな感じで。またまた。

2019.08.16

風邪を引きました。。。

みなさん、こんにちは、嶋村です。今週はずっと風邪で、特に一昨日と昨日はずっと寝込んでいました。頭痛がとてもひどくて、今はもう大丈夫ですが、とにかく今週はほぼ寝ていました。まあそんなわけで、何も書くことがありません(笑)。


そうは言っても、今日はちょっといろいろ用事があったので、三条界隈を一人でウロウロしていましたが、鴨川の水量がとんでもないことになっていました。。。去年は川が氾濫して土手の一部が壊れていたという記事を書いたとも思います。今日の写真はその場所に近くです。水量は去年ほどではないですが、それでも(のんびりと?)土手に座っている人が割といて、なかなか肝が据わっているようでした。。。


郵便局の後、ずっと行ってみたかった中華屋さんに行きました。京都では有名な四川料理のお店で、麻婆豆腐が美味しいともことでしたので、風邪の治りかけに一汗かこうと行ってきました。僕は結構辛い食べ物が好きです。自分でカレーを作るときは、スパイスを入れ過ぎてしまい、奥さんからクレームが入ることもあります。。。それで肝心の麻婆豆腐ですが、唐辛子だけでなく山椒が効いていてとても美味しかったんですが、僕には量が多過ぎました。多分学生さんならいいのかも知れませんが、最近僕は1日1~2食のことが多く、お米をあまり食べないので、ご飯(小)と麻婆豆腐でお腹はパンパンになりました。。。よくガッチリした体育会系の人が食堂で丼飯を何杯も食べているというステレオタイプな描写がテレビや漫画などでありますが、あれってすごいですよね。。。多分、ああいう人たちの特性を象徴的に描き出すから、そういう描写が出てくるんだと思うんですが、「たくさん食べる」って一体人の性質のどの部分をシンボライズしているんでしょうね?「健康的」ですかね?けど食べ過ぎると太るわけですから「不健康」ですよね。なんなんだろうか。。。まあちなみに僕には無理です。丼飯は食べれません、多分若くても。


というどうでもいい話で今日は終わりたいと思います。ではでは。

2019.08.09

韓国出張

みなさん、こんにちは、嶋村です。いつもネタがないとボヤいているわたしですが、今日はネタがあります。先日学会に行ってきました。GLOW in Asia という僕の専門のアジア圏ではかなり大きな学会で、アジアの国をいろいろ回っているのですが、今回は韓国で開催されました。今のところいろいろ政治的にはある国ですが、僕個人としては「仲が悪いな~」的なことは何も感じませんでした。地下鉄の広告に日本製品の不買運動を訴えるものはありましたが、それくらいですかね。。。出会った人はみんな親切でしたし、楽しく過ごしてきました。結局報道されているところって断片的な情報で、実際のことってのは自分で体験してみないとわからないですよね。もちろん、今回は僕が嫌なことを経験しなかっただけの話かもしれませんが。。。


さて、韓国の滞在は3日間で、6日の「文埋め込み((non-)complementation)」のワークショップに発表者として参加してきました。なんかこのブログを読むだけでは、嶋村ってやつは適当そうで本当に研究しているのかって疑問を持つ人もいると思いますので、発表している写真を載せておきますね(笑)。

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まあ学会以外は食べて飲みまくっていたわけですが、さすがに3日も走らないと罪悪感を覚えるので、靴とウェアを現地調達してソウルの街を12キロほど走りました。滞在していたのが明洞で、近くにナイキショップがあったのでそこで靴とウェアを買いました。店員さんたちがとてもいい人で明洞近くのオススメのジョギングコースを教えてくれました。とても走りやすくてよかったです。

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というわけで、とても楽しく過ごしたわけですが、最後に韓国を出国する際、保安検査場で荷物をチェックされるときにいつも使っているポマード(ヘアワックスみたいなもん)を没収されてしましました。。。サロンで使われるような結構高級なやつだったのに(しかも割と最近買ったばかり)。。。日本を出るときは大丈夫だったのに。。。というわけで、これが唯一今回の韓国出張で残念な出来事でした。


まあ今日はこの辺で。

2019.08.02

三重大学に行ってきます

みなさん、こんにちは。嶋村です。さて今日はいつもより早めの更新ですが、それというのも今日は出張で三重大に行くからです。研究会がありまして、来週学会で発表するんですが、その予行練習的なものをやってきます。


予行演習と言えば、小・中学校の運動会(体育祭)を思い出しますが、僕は毎回それがあるたび憂鬱でした(高校の時の体育祭は全ておやすみしました 笑)。特に小学校の運動会の予行練習は嫌な思い出の一つとして今でも自分の中に残っています。まあ僕は運動音痴なので、中学校の時にやらされた障害物競走ではハードルで盛大に転んでしまいました。あとプールの授業があった時は、家のトイレに逃げ込んで断固学校に行くのを拒否したこともありました(笑)。もし自分の娘がそんな感じの子に育ったら、多分僕は「お休みし~」って言っちゃいますね。


結局のところ人には向き不向きがあるわけですから、仕方ないですよね。けど運動会や体育の時間は無駄に体育教師に怒られたりしたんで、ますます体育嫌いになっていましたが、大人になってマラソンに参加したりロードバイクに乗って琵琶湖を一周したりするようになって初めて運動することの楽しさを知ったので、結果オーライですね。だけどもうちょっと体育の先生も僕に優しくしてくれていたら、もっと早くに運動するようになっていたかも知れないですね(笑)。


それで話を研究に戻すと、今日の発表のトピックは「太郎は花子がかわいいと思っている」のような日本語の引用文を持つ表現には目に見えない(音では聞こえない)動詞があるって話で、「と」と「思っている」の間に「いう」に相当する動詞があるのだと主張してきます(「言う」ではないことに注意してください!)。「なんじゃそれ?」と思われることと思いますが、実は世界の言語をいろいろみてみるとそういう言語って多いんですよね。「いう」を立てることで、文法的にも意味的にもいろいろいいことがあるんです。ま、スポ健のブログでこんな話をしても、多分あんまり興味を持たれないと思いますので、この辺でやめます(苦笑)。


ところで今日の発表のために新しいポインターを買いました。ちょっと奮発していいやつを買いました(研究費で落とすんですけどね、あはは。。。)。ポインターからレーザーが出るやつじゃなく、パソコンの画面にカーソルが出るタイプのやつです。しかもなんとそのカーソルをカスタマイズできる!1分充電しただけで3時間も使える!などといろいろ優れているポインターですが、僕は発表のクオリティが上がるかは保証されていないようですので、グダグダな発表にならないように頑張ってきます。


ではでは。

2019.07.26

文系か体育会系か

こんにちは、嶋村です。みなさん、お元気でしょうか?僕は最近疲れ気味ですが、まあなんとかやっています。


今日はオフィス鴨川(暑いので三条大橋の下)でこのブログを書いています。明日は神戸で言語学のワークショップがあって僕も発表するのでそのスライドの準備をしております。僕の隣では大学生と思しきグループがギターやら鍵盤ハーモニカやらで割とマニアックな趣味の感じの曲を演奏しています。ちょうどいいBGMになっていてありがたい(笑)。演奏している人は全員メガネのガリガリなので文系感満載です。僕自身も文系の拗らせ系なのでちょうどいいです。ま、しかし、今の僕の所属はスポ健なので、ちょっとした体育会系です。もちろん身体や人の関わり合いの研究なので理系・文系だと思うし、大学の研究ということにおいてはそれはそれでエスタブリッシュされているのだと思いますが、着任した当初は軽くノリが体育会系なので、結構戸惑いました(笑)。その戸惑いは今でも少し残っていますが、まあ慣れまれましたしみんな僕にフレンドリーに接してくれるので、感謝しております。


けど、体育会系と文系の分類って面白いですよね。多分これに対応するいい感じの英語ってないんじゃないかな。まあ jock という単語がありますが、「(大学の)運動選手」って意味で、結構貶し言葉で「運動ができるが**(自粛)」みたいなニュアンスがあるので、あんまりいい英語ではないですね。あとはなんでしょうね?僕は個人的にどちらというわけではなくて、いわゆる「文武両道」がいいと思いますけどね。その基準でいくと僕は「文」のみなので、まだまだ不完全だし、これからも不完全ですね(笑)。あ、いや走ってるか。。。最近はサボってましたが今月は月間走行距離 200 km を達成できそうです。まあというわけで、出来たら「武」ばっかりの学生には、授業でも少し言いましたが夏休み少し「文」の部分を磨いてもらって後期に戻ってきてほしいですね。多分「文」の大切さは年を経てから実感すると思います。人間、いつまでも気合と勢いだけでは生きていけません。


ではでは。

2019.07.19

冷やし足りない。。。

こんにちは、というかこんばんは、嶋村です。相変わらず走っています(今日の写真)。なんやかんやで忙しく、この時間になってしまいました。すみません。で、何か書くことがあるのかというと特にありません、いつも通り(笑)。


なので、今日は最近思ったことを書きます。皆さんは undercoolded という曲を知っていますか?かの有名な世界の Ryuichi Sakamoto (坂本龍一)が作った曲で、ギターには元 Flipper’s Guitar の小山田圭吾が参加してます。ってこれは Rock’in on Japan の記事かというツッコミもありそうですが、まあ文化系の邦楽好きにはウケる曲なんですね(多分)。undercooled は、ちょうどアメリカがあの大きなテロの後でその報復で戦争をしている時に出た曲で、その歌詞もそう言った背景を受けた内容でした。まあこのブログで政治の話をするのはあまり適切ではないので、これ以上は書きませんが、undercooled というのは「冷やし足りない」という意味だそうです。つまり「もっと冷静になろう」とか「クールダウンしよう」的な意味らしいです。


さて今日本はお隣の国とあまり仲がよろしくありません。僕自身もそういう歴史的問題に関しては評価できる立場にないので、よくわかりませんが、undercooled は実は韓国人のラッパーと中国の二胡という楽器を演奏する人が参加しています。なので、ある意味日韓中の合作です。別にだからどうというわけではないですし、歴史問題に関して日本は毅然とした立場をとるべきだと思いますが、我々一般的なレベルで考えればもう少し冷静なって欲しいなと思います。ちなみに来月出張で韓国に行くのですが、まあ韓国人の友達もいるし、僕はなんとも思ってないんですよね。


今の時代は極端な考え方をする人がいるし、そういう人が自由に匿名で自分の意見を発信できる時代になりました。ちょっと頭を冷やした方がいいようか気がしますが、こんなこと書いたらネットのコメント欄で**(自粛)な連中に叩かれますね(笑)。けど僕は冷静でフェアでいたいとは常に思っています。


ではまた。

2019.07.12

P の発表が終わりました。

こんにちは、嶋村です。なんか最近は微妙な天気が多いですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?


先週のブログに関して何人かの人から「相変わらず舌鋒鋭いね」的なことを言われたので、やっぱり結構キツめに書いちゃったかなって反省してます(笑)。まあこのスタイルを変える気はありませんが。


さて今週で P の発表が終わりました(一部残っていますが)。まあ頑張っている人は頑張っていたし、そうではない人はイマイチな発表をしていました。こういった感想を書くときは大体以前に書いたものと同じになってしまうので、あまり細かくは書きませんが、結局のところ英語云々の話をする以前に、論理的な思考ができるか、客観的に自分の議論を構築できるかどうかだと思います。もちろんこういった力を学生が身に付けられるようにするのが教員の仕事の一部ではありますが、学生自身に関しても、これまでどれだけ本を読んできたか、どれだけしっかり勉強してきたか等の要因によって素養が違ってきます。まあ授業中でも夏休みに読んで欲しい本や英語の参考書を紹介したので、それらをうまく活用して勉強し、前期上手くいかなかった人は後期に挽回して欲しいですね。


まあしかし僕自身も前期は自分のことで忙しく、学生さんの面倒を丁寧に見てあげることができなかったこともあったので、後期はもう少し時間を取ってあげれたらと思っています。後期も学会や論文なんかはいろいろあるんですけど。。。


とりあえず、試験にレポートと学生も採点する教員もこれから夏休みに向けてラストスパートですね。お互い頑張りましょう。ではまた来週。

2019.07.05

先週の続き

みなさん、こんにちは、嶋村です。さて今日は前回の引き続き、「なぜ単位の取得が怪しい学生はギリギリまでほったらかして相談に来ないのか」という疑問について考察したいと思います。前回は言語学的な(笑)観点からお話ししました。今日は先週思いついた3つ目の理由を書きたいと思います。


ところで、みなさんはガンダムはお好きですか?僕は結構好きです。昔はプラモデルやおもちゃを集めていましたし、今でもガチャガチャを買ったりします。まあおっさんがガチャガチャする姿は情けない気もしますが、最近は娘のプリキュアのガチャガチャに付き合う体で自分もたまにガンダムのガチャガチャをします(笑)。この前はなんとν(ニュー)ガンダムが当たりました!僕はアムロ vs. シャアの話(あと F91)で終わっているので最近のガンダムは知りませんが、アムロが乗った最後のモビルスーツのνガンダムは結構好きなので、嬉しかったです。ガンダムに興味のない人、すみません。。。


で、ガンダムは非常に深い物語で登場人物に多くの興味深いセリフがあります。その中でアムロの「殴ったね!オヤジにもぶたれたことないのに!」というのがあります。このセリフは一番最初のシリーズのガンダムで出てきます。この時のアムロはまだ子供でたまたまガンダムをうまく操縦できただけの民間人で成り行きで連邦とジオンの戦争に参加するんですが、出撃したくないと駄駄を捏ねるシーンがあるのです。それで、上司にあたるブライト艦長からビンタされるんですが、当該のセリフとなるわけですね。その後、2発目を喰らい、ブライト艦長は「それが甘ったれなんだ。殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」と続きます。まあ現代ではこのような根性論は通用しませんが、なんとなくわかるところもあります。


閑話休題。それで思うのですが、やはりギリギリまで自分のすべきことを放置するのはやはり「誰かがなんとかしてくれる」、「先生に叱られたくない」という甘さからくるのではないかと思います。ただスポ健の場合は、「先生に叱られたくない」という感情は、甘さに加えて「無駄なプライドの高さ」に由来する場合もあるように思います。まあ、スポーツで頑張ってきてある程度の自信があって、例えば「オレは試合ではヒーローなのに、なんでこんなヒョロヒョロの大学教員にボロカスに言われないといけないんだ」っていう感情ですね。ただこれは完全なお門違いで、僕がスポーツの為に大学に来たと言う学生によく言うのは「君らのスポーツの経歴なんて大学の成績には何の関係もないよ」ってことです。大学は研究・勉強するところで、スポーツするところではないと僕ら教員は考えていますし、まともに研究している大学教員ならみんなそう思うでしょう(クラブ活動はあっていいですが、それは大学の存在意義の中心ではありません)。もちろん、入学方法は様々でいろいろな制度があるのは認めます。しかし入ってしまった以上は大学の原則に従ってもらうことになります。つまり勉強してもらいます。それを理解せず、謙虚になって勉強に勤しむことができなければいろいろ困ったことになるということを理解しておくべきですが、どうやらそうではない人が散見されますね。アムロはこれまで経験してこなかった世界に突然放り込まれてそこでもがきながら成長していきます。いかなる制度で大学に入ったとしても、大学に来た以上、勉強するのが当たり前だし、研究して論文が書けないなら卒業ができないことを知るべきですね。僕が手を差しのべるのは、こういったことがわかって努力しようとする人のみです。


という厳しい話を書いたところで、また来週。