2018.05.16

「事業の目的は顧客の創造である」-ドラッカー-

おはようございます。
Apolloです。


12日に、東京の明治大学でドラッカー学会の総会と大会が開催されました。
ピーター・F・ドラッカー、知ってますか。



私は経営学の立場からスポーツビジネスを研究しています。
スポーツのビジネスとはいえ、その基本はあらゆるビジネスに共通しています。


一般に、企業の目的は利益の追求、最大化であるといわれます。
しかし、ドラッカーによれば、企業、事業の目的は「顧客の創造」です。
つまり、今の社会がどのような社会であるかを知り、その問題を解決するモノや
サービスを商品として提供することで顧客ができる。
顧客を創造するためには、社会に貢献することが求められるのです。
そして、顧客ができると、結果として利益が得られる。
その利益を、また新たな顧客の創造に投下する、ということです。


ドラッカーは、「顧客の創造」という、利益にいたるプロセスこそが重要であって、
利益は社会への貢献の結果であることを示したのです。


スポーツに翻って考えると、今日の社会は企業社会でも、私生活でも「個」が重視される
社会です。
しかし人は一人で生きていくことはできません。
そういう社会状況で、スポーツを一緒にしたり、みんなで応援したり、人と人との繋がり
をスポーツは提供します。


人が、人と人との繋がりを求めるという意味では、サッカー日本代表チームのゲームの
パブリックビューイングや、ハロウィーンの仮装をして、渋谷のスクランブル交差点で
みんなとハイタッチすることと同じ思いがこめられているとも考えることができます。


こんなスポーツビジネスに興味はありませんか。


今、日本のスポーツビジネス界は、マネジメント能力のある人材を求めています。
あなたもぜひ、立命館大学スポーツ健康科学部でスポーツビジネスを学びませんか。

2018.05.15

「根を張る」と「地に足をつける」

今年の春は本当におかしな気候が続いていますが、
みなさん、体調を崩されていないでしょうか。

先週に引き続き、野菜の発芽とひとについてお話します。
今年の発芽率が芳しくないのは、先週お話した通りですが、
こんな悪条件にも負けず、がんばって芽を出している野菜たち。

どれも、見た目には同じように発芽しているのですが、
数日経つと、ヘタッとしてしまう芽があります。

ヘタッとしてしまった苗のポットを開いてみると…
「根」らしきものがありません。

小さい・小さい芽ですが、ゆっくりと伸びている芽のポットをそ~っと開いてみると…
先ほどのポットのように土がパラパラと崩れず、「根」が土に絡み始めています。

土から上の、目に見える表面的な部分は同じでしたが、
「根を張っている」かどうかに大きな違いがありました。

次に、すでに畑に定植した苗。
定植時に一番小さくて、枯れてしまうかもしれないと心配した苗がいくつかありました。
定植から2週間の間、小さな苗の成長スピードは、他の苗と比べて少しゆっくり。
ただ、不思議なことに、ほとんど虫に食べられていません。
他の苗が今のこの苗と同じくらいの大きさの時には、虫に食べられ始め、
葉が残っていないものもあります。

そこで、確認をすることにしました。本当はやってはいけないのですが、好奇心が勝ります。
苗の周囲を大きく掘り起こしてみると…
やっぱり「根!」なんです。
虫のついていない苗は「根」は、芽の大きさからは驚くほど土にどっかり張りついています。
成長スピードは速かったけど、虫に食べられてしまった苗の「根」は、か細~い。

ひとも同じですね。
背伸びをするばかりでは、表面上は勢いよくても、内実が伴わないためいつか崩れます。
まずは、「地に足をつける」ことが大切ではないでしょうか。
大学の学習の中で言えば、まずは基礎を確実に修得することだと言えます。
小さな芽が大きな芽を追い抜く姿は、ひとで譬えられる「大器晩成」に似ていますが、
そこにも「地に足をつく」「基礎をおさえる」という「根を張る」下地があるように思います。

新年度が始まり2か月が終了するまであとわずかになりました。
みなさん、それぞれにとって「根を張る」「地に足をつける」とは何を意味しますか。




2018.05.14

R-GIRO 10周年記念シンポジウム

立命館大学には、立命館グローバル研究機構(R-GIRO)という研究機構があります。
この機構は私立大学としては極めて特異で、かつ大胆な機構です。

“21世紀における地球の重点課題に取り組む”
という大きなテーマを掲げ、重点研究領域を設定して、文理融合から構成されるメンバーによる公募によって、プロジェクトを選定し、研究資金を提供するという形態です。その金額、規模においても私大において特異的です。
http://www.ritsumei.ac.jp/rgiro/

かつ研究資金の大半は、若手研究者(ポスドク、助教)の雇用にあてることが義務づけられており、次世代を担う若手研究者の育成にもつなげられています。

今回、このR-GIROの10周年記念シンポジウム 
『高齢化先進国としての日本モデルを目指す』
というテーマで、5月11日朱雀キャンパス 大講義室で開催されました。

基調講演3つ
「少子高齢化にどう対応するか」 APU学長 出口先生
  健康寿命延伸しかない→定年をなくし、年齢フリーではたらけるようにする
「科学と未来社会」 理化学研究所理事長 松本先生
  研究者は今の社会のみならず、未来の社会にも貢献する
「R-GIROの10年間の歩みと今後」 R-GIRO機構長代理 村上先生
  高齢者の仕事創り・生産者の夢創り・若者の未来創り
ならびに研究成果発表4つがありました。
今回、その成果発表の最後にお話しさせていただき、R-GIROのプロジェクトから発展して、文科省のCOI 「アクティブ・フォ・オール拠点」の取り組みについて話をさせてもらいました。

 

5時間にもおよぶシンポでしたが、時間を忘れるほどの充実でした。ただし、身体は大分に座りがちでしたので、最後に「ACTIVE5」を皆さんとともに、させていただきました。

総長、理事長をはじめ、会場のみなさん全員で3分エクササイズをしていただき、終了後に、身体がほぐれました!という喜びの声も頂戴しました。企業の方からは、早速3時のエクササイズに取り入れます、という声も聞き、健康寿命延伸に一役買ってくれることを願っています。

(客員研究員のM田さんが撮ってくれた動画です)
https://www.facebook.com/tadao.isaka.7/

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の土曜日は、授業日でした。授業を終えた後、飛行機で鹿児島へいき、鹿屋体育大学の荻田先生、中本先生と懇親会議をさせてもらいました。
      

翌日の日曜日には、スポーツパフォーマンス研究棟の内部をご紹介いただき、また中本先生のスポーツ心理学実験室の見学もさせてもらいました。見学しながら、もろもろのアイデアを交わさせていただき、ゆったりとした時間で大いに刺激を頂くことができました。このような研究交流は本当に大切と再度、実感いたしました。
【忠】

2018.05.13

就職活動が本格化しています

今日は就職活動に関する話題です。多くの4年生(4回生)は就職活動で慌ただしい日々を過ごしています。エントリーシートの提出、企業研究、面接など、これまでの学生生活で経験したことのない活動が連日続きます。就職活動期間では、スーツを着用して大学に来る学生もみられます(授業後に、説明会や面接があるため)。もちろん、この期間も大学では授業がありますし、体育会に所属する学生は日々の練習もあり両立は容易ではないでしょう。

2019年3月卒業予定の現4年生は3月1日から企業説明会などがスタートしましたが、2ヶ月が経過し若干疲れや焦りが出てきている学生もみられます。また、説明会や面接などは大阪や東京で行われることも多く、移動に伴う苦労(身体的な疲労、経済的な問題)も大変なものです。「就職活動はどう?」と話を聞く中でも表情が曇り、明らかに自信を失っている学生もみられます。一方で、この就職活動中に「社会で働く」ということに真剣に向き合い、自分の特性や将来に関して時間かけて考えることで学生は大きく成長します。7月頃まで活動が続く長期戦になる学生もいますが、強い気持ちをもって良い企業と巡り会うことを願っています。

さて、4年生が就職活動で奮闘している一方で、3年生についても就職活動に関わる動きを開始しています。5/8(火)、5/10(木)の両日には、「第1回進路・就職活動ガイダンス」が開催されました。本学のキャリアセンターによる企画ですが、スポーツ健康科学部からは両日合わせて150名程度の学生が参加しています。「3年生といってもまだ5月。。。早すぎるのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、何事も動き出しは早いほうが有利です。また、3年生の夏頃からはインターンシップを開催する企業も増えますので、自分が目指す業界について勉強を開始することはきわめて重要です。

私もガイダンスの一部に出席したのですが、キャリアセンターのスポ健担当の職員から今後の支援計画や進路選択に関わる情報提供がありました。その話は明快で、非常に勉強になりました。その中で「最終的には自分で決めること」という言葉が印象に残りました。実は、私も普段から学生に対して同じことを繰り返し話をしています。私のゼミ生の中でも複数の企業から内定を頂き、1社に絞り込む過程で悩みに悩み抜く学生がいます(就職活動中の現4年生からすると贅沢な悩みでしょうが。。。)。「先生どうしたら良いでしょう?」「どちらの企業も魅力的です」「もうわからなくなってきました」と相談をされます。就職する企業によっては仕事の内容も勤務地も異なり、親を含めた周りの意見もあり、自分で決定することは難しいかもしれません。けれども、「周り(特にご両親)に十分相談した上で、最終的には自分で決めなさい。そして、その決定に自分で責任を持ちなさい」と指導しています。



ガイダンスの当日、キャリアセンターからは、「ガイダンスレジュメ版」と「冊子版(読込用)」の2冊が配布されました。資料を2冊に分けている点にまず驚き、次に、内容が非常にわかりやすく整理されている点に驚ききました。多くの大学教員は就職活動に関してはプロフェッショナルではありませんので(大学教員になるための選考は一般企業での選考とは大きく異なります)、豊富な情報・知識・支援の経験、そして何よりも熱意をもったキャリアセンターの職員の方々から丁寧なサポートを受けることができる体制は本当に貴重で心強い限りです(本学では就職に向けた支援活動はとても充実しています。あとはそれを学生自身が活用するかどうか。。)。私(教員)の立場としては、ゼミなどの小集団の授業の中で「自分の特性(長所と短所)」「社会人としての夢」などをじっくりと考える機会を何度か設けることができればと考えています。また、3年生自身においては、どういった企業があるかを調べる「業界研究」を行うことが就職活動の第一歩になりそうです。




2018.05.12

スポ健から世界へ、未来を拓く修了生

入学式の日、
私の新生活を応援してくれるメールが
ウズベキスタンから届きました。

メールをくださったのは、
スポーツ健康科学研究科の一期生で、
私にとっては年下の一つ先輩、
山本忠昭くんです。


山本くんは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の
ボランティアとしてウズベキスタンで
ラグビーの指導に携わっています。

このプロジェクトは、
公益社団法人日本ラグビーフットボール協会の
「アジアンスクラムプロジェクト」と連携しています。

アジアンスクラムプロジェクトは、
アジア全体の国際競技力の向上や
ラグビーの普及・強化へんの貢献を目的に
2011年に発足されました。

発足前から、関係者より
ラグビーを通したアジアの発展貢献する
というプロジェクトの理念を聞いていた私にとって、
同じ時、同じ場所で学んだ山本君の挑戦は、
大変感慨深いものです。

修士時代もラグビーに対する強い思いをもっていた山本くん。

研究×教育×ラグビーが上手く掛けあわせず、苦悩していた山本くん。

黙々と大学内を走って山本くん。

山本くん自身が、選手としては
代表に選ばれるレベルではなかったと記していますが
今は、日本の代表として
アジアのラグビーの発展に寄与しています。

2019年、
日本で開催されるラグビーワールドカップは、
アジア初のラグビーワールドカップでもあります。
山本くんの研究×教育×ラグビー追求が、
2019年以降、より実りあるものになることを楽しみにしています。

山本君の活動はこちら https://www.jrfu-asianscrum.jp/cont5/main.html#06
アジアンスクラムプロジェクトの詳細はこちら https://www.jrfu-asianscrum.jp/




写真 修士時代の合同写真
写真の無断転載はご遠慮ください

#JICA×スポ健  #Beyond 2019
#場所はユニオンスクエア2F #山本君がどこにいるのかわからない

2018.05.11

京ラフランと留学のオカネの話

またまた金曜日なってしまいました。毎週ブログのネタをどうしようかと悩んでおります。かつて New Order(イギリスのニューウェーブバンド、古い。。。)は、Blue Monday という曲を作りましたが、僕は最近 Blue Friday です。。。

まあ、とにかく今週もなんとかしなくては。


というわけで、今朝奥さんが買い物に行ってきて面白い野菜を買ってきました。


「京ラフラン」という野菜です。どうやら京大と京都市が共同で開発した新野菜らしく、ネットの情報によれば、生では大根の味がし、茹でると甘みが出て苦味やアクがないので様々な調理方法に合うそうです。まだ自分では食べてないのでわかりませんが、とりあえずそういうことだそうです。


さて、こんなことを書いても「だから何?」ということになるので、今日は少しだけ留学の話をしたいと思います。立命館大学には「いつか海外で学位を!」と考えている学生さんもいるかと思います。そこで切実な問題は、(もちろん頭も大事ですが)いわゆる「先立つ物」です。


僕はアメリカの大学院に行きました。アメリカ(を含め海外)の大学に行くのはとてもお金がかかります。交換留学程度ならまあなんとか日本の学費+渡航費+現地の生活費でなんとかなるのかも知れませんが、フルタイムの学生で数年間行くとなると、とんでもない金額になります。特にアメリカの学費はめちゃくちゃ高いです。例えば、僕はコネチカット州の州立大学(University of Connecticut)で言語学の博士課程に入りましたが、一年目の学費+寮費は 3.7 万ドルくらいでした(1ドル = 100 円でも 370 万円。。。)。ただ、アメリカの州立大学の学費は、その大学がある州の外から来た学生と州内の学生には大きな差があります。留学生である僕は前者になりますで、その分割高です。それでも州立大学というのは日本の国公立大学にあたると思うで、アメリカの学費が日本のそれに比べると高いことがわかります。また私立はもっと高いです。特に有名な MIT やハーバードに行こうと思ったらエラいことになります。


さて、お金がないと留学できないのかというとそういうことではなく、いろいろ方法があります。実は先日実家に帰ったらフルブライトジャパンからお手紙が来てました。今年のフルブライト奨学金の募集が始まったようです。僕自身もアメリカ留学の時はフルブライト奨学金をもらいました。非常に競争率の高い奨学金なのでラッキーだったと思います。


ちなみにフルブライトを含め他にもロータリー財団などいろいろ奨学金があります。しばしば日本では将来返さないといけないものまで奨学金と言っていますが、そういう返済義務のあるやつは学生ローンと呼ぶべきだと思います。時々その「学生ローン」で大学に来てるくせにサボって単位の取れていない連中がいますが、どういう心積もりなんだろうと思います。まあそれはさて置きフルブライトやロータリー財団がやっている奨学金は返す必要がありません。


しかしそれらの奨学金だけでは全てをカバーできないので、アメリカの大学院は学費免除(tuition waiver)の制度やティーチングアシスタント・リサーチアシスタント(TA/RA)をすることでお給料がもらえる制度があります。僕自身も学費免除で TA/RA をやったので、実際のところ全部タダでした。ただしこういう条件で入ろうと思えば結構頑張る必要があります。 


ちなみにフルブライト奨学金はオンラインでの事前登録が必要です。 5/31 までやっているそうなので、アメリカの大学院を考えている学生・院生さんは応募してみてはどうでしょうか?

2018.05.10

GWはいかがでしたか?

こんにちは、shinoです。

GWも終わりましたね。
皆さんは有意義に過ごせましたでしょうか?

私は、GW中にマレーシアのクアラルンプールにラグビー国際試合のドクターを行ってきました。
アジアラグビーチャンピオンシップという大会で、
香港、マレーシア、韓国の三か国でホームアンドアウェー方式で総当たり戦を行います。
ここで勝ったチームは、オセアニアのチームとプレーオフを戦い、
さらに勝つことができれば2019年のワールドカップに出場できるという参加国にとっては非常に大事な試合です。

日本はすでにワールドカップの出場権を得ていますので、この大会には出場していません。
だから、出場国ではない国からのレフリーとドクターが
中立な立場で判定しないといけないということで、
日本からの派遣として私が出務しました。

いつもの試合で行っているマッチドクターとは少し異なっていて、
HID(Head Injury Doctor)という、脳振盪の判定のみを行うドクターでした。

基本的に脳振盪と判定されると、その選手はそれ以上試合に出場できなくなります。
さらに約1週間程度リハビリ期間が必要となり、その間の練習、試合への参加が制限されるので、
チーム、選手にとってはかなりのダメージなのですが、選手の安全を考えると大事な処置だと思います。

もちろん、どの判定も間違ってはダメなのですが、
上記のように、脳振盪の判定は試合の勝敗に影響を受けることも多いので、
判定は、慎重かつ的確に行わなければいけなく、ドクターは責任重大です。

ラグビートップレベルにおける脳振盪の判定は国際的なルールがあり、
判定もトレーニングを受け、資格を持ったドクターでなければなりません。

ということで、今回、私はHIDとしてマレーシア対香港の試合に出務しました。
3人のレフリーと、HIDの私の計4名が日本からのスタッフとして参加してました。

試合会場となったマレーシアのBukit Jalil スタジアムは約10万人が収容できる
マレーシアで一番大きなスタジアムだそうで、2016年にできたばかりで、
きれいでとても大きな素晴らしいスタジアムでした。

幸いにも大きな怪我人は出ず、無事に試合を終えることができました。

試合内容は、香港が勝ち、一方的に大差がついてしまいましたが、
マレーシアが取った唯一のトライシーンでは、会場全体がワーッと沸き、非常に盛り上がりました。
観客も1万数千人入り、マレーシアでもラグビーは人気スポーツの一つだそうです。

現地のマッチドクターとも交流し、いろいろ話ができ、有意義な時間を過ごしました。

GW中に行ったので、前日の夜中にマレーシアに入り、翌日の夕方に試合を行い、
終了後、夜中の飛行機で日本に帰って来るというタイトなスケジュールで、
さらに、1人で脳振盪の判定を国際試合で行わないといけないというかなりプレッシャーのかかる出務でしたが
非常に良い経験になりました。
こんにちは、shinoです。

GWも終わりましたね。
皆さんは有意義に過ごせましたでしょうか?

私は、GW中にマレーシアのクアラルンプールにラグビー国際試合のドクターを行ってきました。
アジアラグビーチャンピオンシップという大会で、
香港、マレーシア、韓国の三か国でホームアンドアウェー方式で総当たり戦を行います。
ここで勝ったチームは、オセアニアのチームとプレーオフを戦い、
さらに勝つことができれば2019年のワールドカップに出場できるという参加国にとっては非常に大事な試合です。

日本はすでにワールドカップの出場権を得ていますので、この大会には出場していません。
試合は中立な立場で判定しないといけないため、
出場国ではない国からのレフリーとドクターとなり、
日本から私が派遣され、出務しました。

いつもの試合で行っているマッチドクターとは少し異なっていて、
今回は、HID(Head Injury Doctor)という、脳振盪の判定のみを行うドクターとして参加しました。

基本的に脳振盪と判定されると、その選手はそれ以上試合に出場できなくなります。
さらに約1週間程度リハビリ期間が必要となり、その間の練習、試合への参加が制限されるので、
チーム、選手にとってはかなりのダメージなのですが、選手の安全を考えると大事な処置だと思います。

もちろん、どの判定も間違ってはダメなのですが、
上記のように、脳振盪の判定は試合の勝敗に影響を受けることも多いので、
判定は、慎重かつ的確に行う必要があり、ドクターは責任重大です。

ラグビートップレベルにおける脳振盪の判定は国際的なルールがあり、
判定もトレーニングを受け、資格を持ったドクターが行わなければなりません。

ということで、今回、私はHIDとしてマレーシア対香港の試合に出務しました。
3人のレフリーと、HIDの私の計4名が日本からのスタッフとして参加しました。

試合会場となったマレーシアのBukit Jalil スタジアムは約10万人が収容できる
マレーシアで一番大きなスタジアムだそうで、2016年にできたばかりで、
きれいでとても大きな素晴らしいスタジアムでした。





幸いにも大きな怪我人は出ず、無事に試合は終えることができました。

試合内容は、香港が勝ち、一方的に大差がついてしまいましたが、
マレーシアが取った唯一のトライシーンでは、会場全体がワーッと沸きあがり、非常に盛り上がってました。
観客も1万数千人入り、マレーシアでもラグビーは人気スポーツの一つだそうです。

現地のマッチドクターとも交流し、いろいろ話ができ、有意義な時間を過ごしました。
試合前には搬送のトレーニングも現地のメディカルスタッフと一緒に行いました。



GW中に行ったので、前日の夜中にマレーシアに入り、翌日の夕方に試合を行い、
終了後すぐ夜中の飛行機で日本に帰って来るというタイトなスケジュールで、
さらに、1人で脳振盪の判定を国際試合で行わないといけないという、
かなりプレッシャーのかかる出務でしたが、
楽しむことができ、非常に良い経験となりました。

2018.05.09

朝日レガッタ!!

こんにちは。
GW、明けましたね。
みなさん、どんなGWをお過ごしになりましたか。


私は、ボート部長を務めておりまして、5日、6日の二日間、3日から6日まで
四日間の日程で滋賀県立琵琶湖漕艇場で開催されていた「第71回 朝日レガッタ」
に行ってきました。


朝日レガッタは関西で開催される伝統のある全国規模の大会で、中学生、高校生、
一般、マスターズの各カテゴリーで熱戦が繰り広げられました。


5日は強風で大荒れの天気で、レースの距離を500mに短縮してのスタートダッシュが
勝負を決する、駆け引きのしにくいレースとなりしたが、各カテゴリーの決勝が
行われる6日は天候にも恵まれ1,000mレースを行うことができました。
最終日の6日には大勢のボートファン、市民のみなさんががそれぞれのクルーの応援に
駆けつけました。




立命館大学ボート部は、女子舵手つきクオドルプルは横綱相撲で、男子舵手つきフォアは
ゴール直前で接戦を制する大逆転で、それぞれ優勝を飾ることができました。


立命館の出艇するレースには、海老先生ご夫妻とゼミの友人のみなさん、たくさんのOB
のみなさん、いつも応援いただいている近隣のみなさん、部員のご父母のみなさんが
応援に駆けつけてくださいました。
その応援は部員たちの力になりました。
ありがとうございます!!




ボートは自らと闘う個人競技であるとともに、クルーのチームワークが重要な集団競技
でもあり、レース中の駆け引きが大きな意味を持つ戦略的な競技でもあります。
そこには、一人ひとりが人として成長できる要素が詰まっています。
ボート競技に取り組むことを通じて、部員の一人ひとりが成長してくれることを強く
願っています。


今年のシーズンはまだ始まったばかり。
8月の関西選手権、9月のインカレ、10月の日本選手権での勝利に向けて、みんなで一丸
となって努力を重ねます。


11月には、学生のみなさんや一般のみなさんにボートを経験していただける「Ritsレガッタ」
を開催します。
みなさんも、そんな魅力いっぱいのボート競技を経験してみませんか。


Apollo

2018.05.08

野菜とひと(1)

みなさんは、どんなゴールデンウィークを過ごされたのでしょうか。
私は、この時期、野菜の発芽と育苗に一喜一憂しています。
ゴールデンウィーク期間中、家屋の隣にある畑で発芽のチェックをしながら、
ふと、野菜とひととの類似点にあれこれ気づきました。

今日は、発芽とひととについて書いてみようと思います。

4月上旬から中旬にかけてポットに蒔いた種は、6種類。約60個のポットです。



種の中には、光を嫌う(嫌光性)と光を好む(好光性)があります。
嫌光性種子は、種の2~3倍の深さに種を隠します。その上を新聞紙で覆う場合もあります。
好光性種子は、うっすらと土をかけるだけ。

種まき時点でたっぷりと水をやりますが、ほとんどの種子は発芽まで水はやりません。
中でも、豆類は水分ですぐに膨張し、腐ってしまうため、水は控えめ、乾き気味にします。

25度の高温を好むゴーヤやトウモロコシ。
20度前後がベストなきゅうりやトマトやなす。

野菜という同じくくりでも、それぞれ好む条件があり、条件が整ってはじめて発芽します。
ひとという同じくくりでも、そのひとらしい芽が出る条件が異なります。
一人ひとりに適した、そのひとがそのひとらしく芽吹く環境を整える教育と似ています。

今年の発芽は、とても難しいのですが、その原因は、気温の乱高下にあります。
気温が足りず、土が湿ったままの状態が長く続き、ほとんどの種子が土の中で腐ってしまいました。
種まきの時期が少し早く、ちょっとしたタイミングのズレから発芽が生じませんでした。

ひとも同じですね。
一番いいタイミングでの学び、それに必要な刺激が、そのひとを伸ばします。

野菜とひと。
同じ生き物で考えると、似ているところが多いのも不思議ではないのかもしれません。

2018.05.07

大学院 合同ゼミ

立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科の特長のひとつに、「合同ゼミ」があげられます。

博士課程前期課程(通常、Mとよぶことが多いです)では、身体運動科学系とスポーツ人文社会科学系の2つに分かれて、それぞれの系で合同ゼミを開催しています。身体運動科学系では人数の関係でさらに2つにグループ分けをして合同ゼミを行っています。

ここでは、Mの1回生(通常、M1)とM2も合同ゼミに参加し、そこに参加する院生の指導教員4-5名が合同ゼミのメンバーとなります。もちろん、オープンにしていますので、関心のある先生、若手研究者も参加します。

春学期は、自らの研究に関連する論文のレビュー、研究計画、研究の進捗状況報告が中心です。先生方ならびに、同級生、先輩院生からも、コメントならびに指摘を山のように受けます。一人の持ち時間は決めていますが、学会ではないので、常にエンドレスの延長戦の中で戦っている印象を院生の皆さんは持っているようです。

入学してから3回ほどの合同ゼミを終えた折に、大学院生活はどうですか?とM1に尋ねたところ、「ハードな毎日で睡眠不足です」「学部とは違い常にPBLのような授業でディスカッションするということ学んでいます」などなどが聞かれました。

M2に聞いてみると、「振り返ってみればM1の頃は時間に余裕があったと思う」「M2になったらさらにハードになる」などなど。

先生方に激励とアドバイスをもらうと、「キャパは大きくなるから心配しないでよい」「楽になることはないので楽しようとは思わず頑張りましょう」「体調維持は大事なので睡眠がしっかり取れるようにタイムマネジメントしましょう」などなど。

いずれにしても、鍛えられる“場”であることは間違いなさそうです。
Mの皆さんの成長が楽しみです。

  

写真は、上記の合同ゼミが行われた日に、MとD(博士後期課程)の新入生歓迎会がおこなわれたときに、撮影しました。
この間紹介している、3分エクササイズ 『ACTIVE5』も合同ゼミの開始時にさせてもらっています。彼女たちには、その伝道師、ACTIVE Fivers になってもらえればと期待しています。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週の連休中には、多くの卒業生、修了生が顔をみせに来てくれました。嬉しいですね。今年、Mを修了したD智君は、この間、缶詰になりながら猛烈な研修を受けてきたようです。「大学院で学んだことが役にたっています!」と嬉しいひと言をくれました。大学院で力をつけたことを実感してくれて何よりです。
【忠】