[ 2014年11月 ] の記事一覧

2014.11.20

学生アスリートの学びへの意欲

スポーツ健康科学部には、体育会に所属をして競技を行う「学生アスリート」が多数含まれます。多くの学生は正課(授業など)と課外活動(部活動)を両立しながら学生生活を送っています。連日早朝から練習を行いながら、GPA(成績)が5点満点で4.0を超えるという成績優秀な学生も存在します。ただその一方で、課外活動に対しあまりに重きをおき、正課で苦戦をしている学生がいることも事実です。これは本学に限ったことではなく、体育・スポーツ関連の学部を有する大学では共通した課題のようです。

大学4年間という限られた時間の中で、それぞれの競技において目標を達成しようとする学生アスリートの取り組みは高く評価されるべきものです。早朝6時頃に出勤することも多いのですが、大学のグランドでは男女の陸上部長距離パートの選手が既に練習をしています。南草津駅発大学行きの始発バス(6時57分発)には、多数のラクロス部の部員が乗り込んできます。年間を通して続くこれらの光景を目にすると、何とかして良い成績を残して欲しい!!と心から応援したくなります。しかしその一方で、正課も大事にして欲しい、、、これだけ立派な教育施設、整備された学習カリキュラム、教職員による支援体制が揃っているわけですから、これらも存分に活用して欲しい、そのような思いを抱くことも少なくありません。

以前、他大学の体育学部の専門授業で2回にわたりゲストスピーカーとして話をする機会を賜った際に、印象深い経験をしました。学生アスリートが多く、現役学生や卒業生からオリンピックの金メダリストが輩出される大学です。授業が始まる前に担当教員から、「250名近くの受講者がいることもあり最近私語が多く、ご迷惑をおかけするかもしれません」という説明(事前のお詫び)を受けました。授業が始まり簡単な挨拶を済ませた後に、学生に向かって言いました。「皆さんは卒業するために単位取得が必要です。多くの人は単位を取るために、今この授業に出席しているのだと思います。けれでも、これから2週間の授業で、私は体力トレーニングに対するとても大切な内容を説明します。これらは、皆さんが日々行っているトレーニングに直ちに活用することができますし、将来、指導者になった際にも頭に入れておいて欲しい内容です。授業の中には、合理的なトレーニングを考える上でのヒントがちりばめられています。ですから、この2週間は単位のためという意識は捨てましょう。皆さん自身のため、所属するチームのため、将来皆さんが指導をする教え子のために集中をして授業を受け、その情報を持ち帰って下さい。一度しか話をしません。寝ている暇はないですよ。」その後、学生の受講態度がどうだったかは容易に想像できるかと思います。私語もなく集中をして、授業中に話をした内容を一生懸命メモを取ってくれました。また、授業終了後のコメントシートには、「普段は寝てしまうこともあるのですが、今日は頑張りました。これほど集中して授業を受けたことは今までありませんでした」「この領域に関してもっと深く学びたいと思うようになりました」「授業で教わった内容を必ず自分のトレーニングに活かしてみせます」といった嬉しい感想が書かれていました。

この経験を通して感じたことは、「学生の興味・関心と授業内容が一致した時には、凄まじい集中力がうまれる」ということです。特に、スイッチが入った時の学生アスリートの集中力は、素晴らしいものがあります。私はトレーニング科学が専門で、学生アスリートにとって関連性の深い内容ということもあるでしょう。また、学生が学びたい・知りたい内容と、我々教員が教えなければならない内容は必ずしも一致するわけではありません。けれども、「スポーツ」を扱うスポ健の授業では、学生アスリートの「強くなりたいという強い思い」を学習意欲に転換させることは比較的容易であるはずです。

正課への積極的な取り組みがみられない学生に対して、我々教員が「授業1回を受講するのにいくらかかっているか計算してみなさい(=授業料/受講している総授業数)」と話をする光景を目にすることがあります(私も話をしたことがあります。ただし、この呼びかけは思ったほど効果がありません。なぜなら、多くの学生は自分の貯金を切り崩して授業料を捻出しているわけではないからです)。むしろ、授業内容を精選し、90分間の講義の中で1つでも2つでも、学生の興味・関心をカバーするトピックや知的好奇心を刺激するようなトピックを準備してあげることができれば・・・ここ数年間はそのように感じてます。

課外活動では個人やチームの目標達成に向けて精一杯努力を続ける「あきらめない学生」、そして正課も「手抜きをしない学生」・・・このような学生アスリートを育成したいものです。

2014.11.19

夜間中学の見学へ

こんにちは。ma34です。

以前にすこし紹介いたしましたが、先週の金曜日に、
京都市立洛友中学校の第二部学級(夜間中学校)の参観にゼミ生有志とともに行ってきました。


校長先生からのご講義があり、その後の授業参観となりました。
洛友中学校は、昼間部と夜間部の二つがあり、
昼間部の生徒さん(不登校を経験した生徒が多い)が夜間部の生徒さん(在日や新渡日の方々が多い)との交流のなかで、自分として認めてもらうこと、自分も人の役にたつという自己有用感を高めていくお話がわたしのとくに印象に残ったお話でした。

今回の訪問・見学は、グループに分かれて学習を進めている3回生が
アポ取り、見学希望書の作成、お礼状の作成にわたって、自分たちでやってくれました。

わたしの「ぜひ知ってほしい」という思いも汲み取ってくれて、とても有意義な時間となったと思います。

以下は、学生の感想のまとめです。(3回生作成お礼状から抜粋)

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・現在の文科省含め、夜間中学校を積極的に増やしていこうという動きがよく分かった。
・今まで考えもしなかった、自分たちが当たり前に書け、読める文字について考えさせられた。
・夜間中学校の生徒さん方の授業参加への意欲に驚いた。
・生徒さんの学びへの姿(決して無理矢理ではなく自分から知識を得ようとする様子)に衝撃を受けた。
・先生方が生徒一人一人を理解し、様々な国籍の方がいるなかでもそれを踏まえた授業を行っていた。
・先生方と生徒さんとのやりとりが非常に多く、決して一方的な授業になっていなかった。
・それぞれの先生方がどのようにしたら分かりやすいか、覚えやすいかなどの授業の質の向上への努力がすごかった。

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少しでも、自分の受けてきた教育という世界から一歩外に出て、ひろい見地からものを見て欲しい、
そう願っています。

その一つのきっかけにしてくれたのではないか、と思っています。

なお、見学の様子や当日お返しした感想は、洛友中学校のHPでも紹介していただきました。
こちらもよろしかったらご覧ください。

http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=202008

2014.11.18

筋だけではなく腱も

Hassyです。

先週、私が担当している学部3回生対象の「運動生理学」の授業で、ゲストスピーカーとして、兵庫教育大学准教授の小田俊明先生をお招きして講演して頂きました。

身体運動は、生体組織における唯一の力発生源である筋肉によって引き起こされますので、スポーツ健康科学分野では、これまで筋を対象とした多くの研究がなされてきました。しかし、小田氏は、「身体運動における研究対象は筋だけでいいのか?」と疑問を投げかけ、巨大なアキレス腱をもつカンガルーが、速く走るほどエネルギー変換効率がよいことを事例に挙げ、身体運動における筋腱相互作用の重要性についてわかりやすく解説して頂きました。    


また、講義の後半では、ご自身が研究で携わっておられる、ケニア中長距離選手の着地動作と筋腱の特徴についてお話頂きました。

近年、マラソンなどの長距離種目において、ケニアなどのアフリカ勢は目を見張る活躍ぶりを示しています。そうした競技力に、着地動作と筋腱の相互作用が関与しているのではないかとの作業仮説に基づいて、実際にケニアに赴き、生理的・機能解剖的解析をしておられ、その様子や、実際のデータを示しながら解説して頂きました。

運動時の筋腱動態を詳細に解析していくことは、今後のスポーツ科学の発展に大きく繋がると感じました。   
 

ところで、また異動がありました。
職員の田中さんが、先週をもってスポ健事務室から、長岡京の立命館中・高に異動になりました。
特にスポ健学生に充実した学生生活を送ってもらおう!との意思から多方面にご尽力いただき、私個人的には実験設備管理に関して大きなサポートをしていただいていた矢先の異動で、驚きと残念な思いでいっぱいですが、新たな職場で一層ご活躍されると思います。
これまでありがとうございました!


2014.11.17

若狭町へ行ってきました

先週の月曜日に、福井県の若狭町へ行ってきました。

 

この若狭町と立命館大学は十数年前から、様々な交流協定を結んでいます。長期のインターシッププログラムを受け入れてもらったり、まちの活性化に関する提案をしたりしています。

 

今回は、立命館大学が採択されている文科省のCOI(センター・オブ・イノベーション)プログラム研究拠点(運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点)として、若狭町と「研究協力に関する協定書」を締結いたしました。

http://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=98

 

この事業に関係していることもあり、この研究についての説明を行ってきました。

 

若狭町も他の自治体と同様に少子高齢化や人口減少の課題を抱えています。当方の「運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点」では、スマートウエア、空間シェアリングの技術開発を行い、『知らず知らずに運動が実践できること』、さらには『多世代が交流してコミュニティ形成』が促進されることをねらいとしています。これからの少子高齢化の課題を克服するための実践的研究です。そのため、研究成果をだすだけではなく、社会に実装して、世の中に貢献することが求められています。

 

若狭町をひとつの実証実験の場所として位置づけ、そこでの成果を日本全国へ展開することを考えています。若狭の豊かな海の幸、山の幸、そしてモデルケースの成果が日本をより豊かにすることを願っています。

 

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

首都大学東京の樋口先生のセミナーがありました。ある学会のシンポジウムを聴いて、「凄い研究者」と感じ、懇親会の折に来校をお願いしました。やはり素晴らしいセミナーでした。聴き逃した方は、先生の論文、著書を是非お読みください。

http://www.ritsumei.ac.jp/shs/news/article.html/?id=100

【忠】

 



 

2014.11.16

アメリカ便り (6): Reading Books

日本では、初雪の便りが届いているようですが、
皆様、いかがお過ごしですか。

先週、食欲の秋で、「食」に関するテーマを取り上げました。
今週は、「読書の秋」ということで、
「書」に関するテーマについて書きたいと思います。

こちらの大学でも書籍部があり、様々な本が販売されています。
今回、皆様に紹介するのは、そこで手に取った一冊です。
この "The Best American Sports Writing 2014" という書籍は、
2013年度にスポーツについて書かれた優れた作品を集めて、
一冊の本にしたものです。



この本の中、"When 772 pitches isn't enough" という作品で、
今秋のプロ野球ドラフトで1位指名された安楽投手を軸に、
さまざまな日本人投手についても触れながら、
日本の高校野球が描かれています。

実際、アメリカの立場から、高校野球での連投が
どう捉えられているかは、以下のリンクから
動画や原文も読めますので、チェックしてみてください。
(英語の勉強も出来ます!)
http://espn.go.com/mlb/story/_/id/9452014/pitcher-tomohiro-anraku-future-japanese-baseball-espn-magazine

それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#6>>
日本でも、エボラ出血熱が話題になっていますが、
アメリカは、アフリカとのつながりが日本以上に強くあり、
けっこうな頻度で、エボラ出血熱の事がニュースになります。
そこで出てくるのが、"quarantine" という単語です。
これは、「検疫」とか「隔離」を意味し、新聞やニュースでは
"21 day quarantine" 「21日間の隔離」などと使われます。

2014.11.15

引退のない社会…

今朝、あるバラエティ番組でプロ野球選手の「引退」の特集をしていました。
紹介されていたのは、阪神タイガースの久保田選手、千葉ロッテマリーンズの里崎選手、広島東洋カープの横山先生、読売ジャイアンツをはじめ、メジャー、独立リーグなど、複数球団を渡り歩いた木田選手、そして北海道日本ハムファイターズの稲葉選手でした。それぞれの入団時や活躍したとき、そして引退セレモニーの時の映像が紹介されました。それぞれの選手の逸話は、ここでは紹介しませんが、テレビを見ながら、久しぶりに号泣し、タオルで涙をぬぐわなければならないほどでした…

もちろん、このようにメディアにピックアップされる選手はごく一部で、概ね年間12球団で100人を超える選手が静かに球界を去って行きます。プロ野球のみならず、社会は「成果」が問われるため、自分の意志とは関係なく、背負ってきたもの、大切に守ってきたものをあきらめなければなりません。厳しい世界です。























我々スポーツマネジメントに手掛ける研究者は、「引退のない」生涯スポーツ社会を実現しようとしています。研究テーマに「セカンドキャリア」を掲げている人もいます。つまり、「引退=手を引く」ということではなく、その人がスポーツにどのようなことを訴求するのか、またスポーツでどのような役割を果たそうとするのかという人とスポーツの「関係性」が変わるということにしか過ぎません。

文部科学省が策定した「スポーツ基本法」、ならびに「スポーツ基本計画」には、トップアスリートを地域のスポーツ振興にいかに活用するかという「好循環」の仕組みづくりがキーワードになっています。人とスポーツとの関係性がより豊かになるよう、私自身、「未来を生み出す」ことにつながるような教育と研究に手掛けたいものです。

Jin





2014.11.14

医療費の不思議

頻繁にストレッチを心がけ、時々泳ぎもするのですが、肩こりと腰痛のひどい私にとって、どこに住んでも整骨院はなくてはならない場所です。昨年4月、滋賀県に引っ越しをしたのですが、整骨院あるいは鍼灸院の数の少なさに驚きました。以前住んでいた場所は、最寄りの駅を起点に徒歩圏内に15か所以上の整骨院あるいは鍼灸院がありました。もう10年以上もある治療院が半数以上ですが、どこも待っている人が多くいます。温熱電気治療→鍼→手技マッサージ→ローラーベッド。約1時間のこのプロセスで、なんと380円(3割負担)です。驚くような治療費だと思います。
この感覚が当たり前になっていたのですが、こちらに引越してみて整骨院や鍼灸院の少ないことに驚きました。少なさとともに鍼(欲を言えば電気鍼)をしてくれる治療院もあまりありません。やっと見つけたと思ったら、そのほとんどが結構お高い。一体、どういう仕組みになっているのでしょうか。治療院の方にも聞いてみたのですが、どうも仕組みが分かりません。保険が適用できるか否かが自治体により異なるということまでは理解できたのですが、それで保険制度が成り立つのかが整理できていません。

治療を受ける側にとっては、以前住んでいた場所の治療費がいいのですが、それで保険はパンクしないのか、自治体によってこんなに異なっていいものなのか、など疑問がたくさんあります。「○○県は、福祉や医療が整っている」という表現がよくされますが、福祉や医療に税金が投入されるという意味なのか、以前住んでいた場所のように保険治療がどんどん受けられる(財政の内実は分からない)ことを指すのか、どっちだろうという疑問もわいてきました。どういう仕組みなのか調べてみようと思います。

2014.11.13

学生アスリートにおける体調管理

風邪が流行っています。大学でも風邪のため講義を欠席する学生、マスクをして咳をしている学生を目にします。そもそも大学(学校)というところは風邪が流行りやすい場所です(各教室に数百人の学生が集まり、次の時限には別々の場所へと移動していきますので・・・)。私も年々風邪をひくことが増えていますので、毎日元気に仕事をする上でも風邪をひかないことは重要です。

先日印象的な出来事がありました。ある学生が卒業論文の相談のため私の研究室に来室したのですが、部屋に入るやいなや「先生、手洗いとうがいをしても良いですか?」と言いました。話を聞くと、風邪が流行っているので予防のためマスクもしているとのことでした。彼女は現役アスリートですので、体調を崩すと思うように練習をすることもできません。普段何気なく接している学生ですが、「自身の体調管理」に対する意識の高さを感じました。

スポーツ健康科学部には、現役のアスリートも数多くいます。私の主観ですが、本当にトップレベルの選手は
「体調管理」「トレーニング」「食事」「睡眠」にこだわりをもっているように思います。強くなるためにはこだわりが必要です。そして、スポーツ健康科学部における学びの中でには、「強くなるための情報」が数多く含まれています。「トレーニング科学」「スポーツトレーニング論」「エクササイズプログラミング論」などの講義の冒頭で話をすることも多いのですが、「90分間の講義が終わるのを待つ」のではなく、「自分にとって役にたつ情報を持ち帰ろう」といった意識をもつと、これまで以上に積極的な姿勢で講義に臨むことができそうです。


2014.11.12

学校現場における授業改革を肌で感じてきました

こんにちは。Ma34です。

 

11月は研究という領域でも学会シーズンの一つで、わたしも11月中に二つの学会発表を控えておりますが、学校現場でも研究発表会・協議会が目白押しです。先週の金曜日から、今週の月、火と、大学の授業が終わったらすぐに出張で、小学校外国語活動・中学校英語の小中連携(岐阜県)の研究発表会への参加、京都府の高等学校英語科の授業の指導助言へと行っておりました。

 

今回の参観のなかで、どの授業にも共通していたのが、ipadの活用と、プレゼンテーション。スポ健の1回生もPPTを活用した英語でのプレゼンテーションをしっかりと学びますが、小学6年生からすでに同じような活動が展開されていました。ペアとペアがそれぞれツーリストとツアーコンダクターになって、行きたい国をプレゼンするという課題では、クイズやジェスチャーを混ぜながら、お互いの理解を確認しながら進められていました。その堂々と英語を話す姿に驚きました。また、中学生になると、小学生のわかりやすい単語に言い換えたり、説明を変えたりと、臨機応変に英語を用いている姿も見られました。

 

高校の英語科もどんどんと先進的な取り組みが始められています。昨日見た授業では、教科書の内容理解に「先んじて」、内容の骨子にあたる「問い」を教員が提示し、ipadをグループで活用しながらresearchし、presentationにまとめています。すべてのグループが同じ問いを深めるのではなく、自分たちの知らない「問い」に答えるプレゼンを見ることも要求されます。その上で初めて、教科書本文を読んで詳細を理解するという授業でした。

 これまでのオーソドックスな授業を転換するような授業です。参観していたわたしもドキドキ・ワクワクの授業でした。また、「よいつまずき」を見せながらも高度なパフォーマンスを見せてくれた子どもの姿にゾクゾクしました。

 

Ipadの活用においても、授業の組み方についても、子どもたちの姿がいろいろと教えてくれます。Ipadの効果的な使い方も、子どもたちの方がいろいろと創造的に開発してくれるようです。道具を使いこなす力、そして学びを自分で広げる力、それを活性化させるための授業とは??…と色々な可能性を感じた一週間となりました。まだ咀嚼しきれていないほどです。

 

いつも教職や担当の授業で学生に伝えることですが、教職をめざす学生さんには、自分が受けてきた授業だけを軸とするのではなく、色々な面白い・工夫された授業を多く見る機会を持って欲しいと思います。どうしても、自分の受けてきた授業がスタンダードになりがちですが、それでは過去の授業方法の「再生産」にとどまってしまいます。

また、今、教育現場も目まぐるしく変わっていくなか、上記のように、スポ健での学びは先進的な学校現場の学びと軌を一にしています。つまり、社会に出て求められる力そのものにつながります。ぜひ、そんな視点で、十分に学び取ってほしいと思います。

 

Ma34.

 

 

2014.11.11

Obesity 2014 at Boston

Hassyです。

Obesityの学会(肥満学会)がボストンで開かれたので先週行って参りました。
私にとってボストンは初めてでしたが、着くなり雪が降ってきて、無茶苦茶寒かったです。
雨具として、Jo先生に頂いた、立命アメフト部のポンチョを携帯していったので活躍しました。

さて、Obesity学会は、外科的手術を中心としたクリニカルなものから、私たちのような生理・生化学的なアプローチ、社会科学的なものや摂食調整を中心とした神経科学的アプローチまで多様です。
実際のブースでも、脂肪除去の手術道具などがいっぱい展示されており、私も3D画面で、擬似体験させてもらいました。

同行した早稲田大学の東田先生は、遠隔手術操作が行えるda vinciシステムを体験していました。


相当にimpressiveだったようです。

2年前は、ここボストンのハーバードメディカル・スクールで、この分野をリードするSpiegleman研究室から、脂肪を貯めこむのが得意な白色脂肪(いわゆる私たちが言うところの脂肪)を、脂肪を活発に消費することができる褐色脂肪に変容させることができるホルモンが、運動によって骨格筋から分泌されることが発表され、それにまつわるベージュ脂肪(白色が褐色化してベージュになる)がトレンドでした。

今年は、引き続きベージュもありましたが、肥満と癌の関係や、内臓脂肪と皮下脂肪の特徴付け、妊娠時の運動と栄養が子供の肥満化に及ぼす影響などが印象的でした。

ポスター発表はランチタイムや夕方にあり、私の発表した夕方では、ワイングラスを片手にディスカッション、、、といった風景もありました。


今回、ウォーキング推奨のためでしょうか、コンペが3日間あり、万歩計をつけて1日にどれだけ歩いたかというものがWithings協賛でありました。

初日にレジストレーションしてから翌日の学会までしばらく時間がありましたので、近年発表された世界の大学ランク1,2位のハーバードとMITを見学してきました。
(この様子は次週にでも紹介したいと思います)
その甲斐あってか、3万歩以上歩いた私が何と初日のwinnerになるというおまけがつき、prizeとしてsmart body analyzerなるものをいただきました。
http://www.withings.com/us/smart-body-analyzer.html

学会出発前にあった健康診断で、昨年よりも2 kg 体重増、5 cm 腹囲増でショックを受けていましたので、これを励みに頑張りたいと思います。