2015.11.02

学会が無事終わりました

この間、何度か紹介し、先週の【aknr】先生のブログでも紹介してもらっています、「スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015」が3日間の大会を無事に終了しました。

 参加者数も過去2番目と多く、「素晴らしい大会でした」「学生さんの対応が気持ちよかったです」「受付の応対も最高」などお褒めの言葉をたくさん頂けました。準備から運営まで奔走頂いた実行委員の先生方、特に幹事の本Castle先生、O塚先生、スーパー秘書のO村さんのおかげです。また、スタッフ学生のおもてなしの気持ち・行動が、参加者に伝わって、上記のお褒めの言葉となったようです。

今大会では、一般講演発表の他に、特別講演、フォーラム、チュートリアル2つを企画しました。特別講演は、GEヘルスケアジャパンの伊藤さんに、「2020東京オリンピック アスリートから高齢者支援を目指すGEヘルスケアの挑戦」のテーマで話をしてもらいました。お話の中で、「日本は高齢化が一番早い、高齢化先進国。この日本でのソリューション(解決法)が世界に提供できる。また、医療のソリューションスキームは、スポーツ、高齢者対策も同じ。」という点については、今後の高齢者を扱った研究においても通じるものがありました。最後に、「スポーツ」の持つ、価値・魅力として、人と人をつなぐ力についても示して頂きました。

フォーラムでは、「関西発の世界標準(スポーツ・人間・健康)」というテーマに対して、アシックス、オムロンヘルスケア、ミズノ、ワコールの4社から研究開発携わっておられる方にお話し頂きました。いづれも「ものづくり」をされている企業であり、ユーザーの求めるもの・望むもの(美しさ、強さ、パフォーマンス、健康)に向けて、最適化(カスタマイズ)する方向での研究開発に説明してもらいました。さらに今後は、ものづくりだけでなく、「コト」づくりのあり方についてもディスカッションさせてもらいました。

学会の楽しみには、直接、研究者と対話・議論ができ、新たな出会いがあるところです。そして、今後のネットワークを築けるところにあります。スポ健の学生、院生も、積極的にネットワーク構築をはかっている姿は頼もしい限りでした。

来年は、9月12−14日に、第24回日本バイオメカニクス学会をホストします。こちらの学会で、また新たな出会いを楽しみに、準備を進めます。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週土曜日は、月曜授業の授業日でした。同時に、大学院ウィークで、保護者向けの説明会も行いました。大学院修了生、特任助教に、「大学院で力をつける」ことを体験も交えて話してもらいました。キャリアの選択肢の一つとして捉えてもらったようです。
【忠】