[ 2015年06月 ] の記事一覧

2015.06.30

ヨーロッパスポーツ科学会で大学院生の活躍!

 先週、6/24-6/27 に、スェーデン・マルメで第20回ヨーロッパスポーツ科学会(Annual European College of Sport Science Congress)が開催され、そこで、スポ健の大学院生が日ごろの研究成果を発表し、活躍しました!

 この学会はヨーロッパのスポーツ科学系では大きな国際学会の1つで、いろんな国々の研究者が研究成果を発表する学会です。その中で、立命館大学スポ健からは大学院生5名が堂々と発表し、Motoのゼミ生や大学院生では、2名発表しました(下の写真)!


 Motoの大学院生は、心血管疾患リスクの増加に骨格筋の周りや筋の中にある脂肪が影響するという内容やストレッチ運動による動脈硬化リスクの低下に関する研究などを紹介しました。

 また、スポ健のSatoshi先生も発表され、骨格筋の肥大に性ステロイドホルモンがどのように関与するのかを分子生物学的なデータを紹介しました(下の写真)!さすが、「世界のSatoshi」!です。

 

Moto

2015.06.29

学部・研究科のフェイスブック

以前から、研究会、シンポジウムの案内などでは使われていた、『学部・研究科のフェイスブック』を2週間前ほどから本格的に稼働することになりました。

その原動力は、『大学院生ブログ』です。今年、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程(少し長いですが正式名称です)に入学した1年生(短く、M1とよぶことが多いです)の皆さんに協力してもらい、日常の研究活動、大学生活、これからの夢・目標なども含めて、みずからのキャリア形成の一環として、思い思いに綴ってもらうことにしています。

リレー方式で、毎日1つのブログをあげていきますので、今お読みいただいている『あいコアの星』(教員ブログ)とあわせて、フェイスブックの方もご覧頂ければ嬉しいです。

学部HPの下側のバナーをクリックしてもらえればご覧頂けます。

https://www.facebook.com/ritssupoken
書いている院生の氏名表示は、ニックネームにしておりますが、「いいね!」を最も多く獲得したブログを書いたM1には、『最多いいね!賞』を贈ることにしていますので、暖かかいご支援をお願いします。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今年も高校生を対象にして、次のイベントを開催します。多くの高校生の参加をお待ちしています。
立命館大学『スポーツ健康科学部夏期体験セミナー2015』
午前の部  2015年7月26日 (日) 9:35~12:00
午後の部  2015年7月26日 (日) 13:30~15:55
同日開催:スポーツ健康科学部オープンキャンパス(参加自由) 12:00~13:30
「スポーツ健康科学」に興味のある高校生を対象にしたプログラムです。 私たちの最も身近な存在である自らの身体の仕組み・機能について、講義と最新の測定システムを使って客観的データを測定し、データ解析を行い、スポーツ健 康科学分野の研究を体験いただき、研究のおもしろさを実感していただくことを目的としています。
昨年のダイジェスト映像もあるのでHPをご覧ください。

https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/hiratoki/hiratoki.html

【忠】

2015.06.28

アメリカ便り (36): 895 Defense

日本では大雨が続いているようですが、
皆様いかがお過ごしですか。

先日、メリーランド州立大学カレッジパーク校の言語学科では、
895 Defense が行われたので、紹介したいと思います。

アメリカの授業は、頭にナンバーが付いています (Number System)。
それを見ると大体のレベルが分かるようになっています。
例えば、学部の入門クラスは100番台、専門だと300-400番台、
大学院だと600番台以降になります。
895 Defense とは、LING 845 Doctoral Research Paper という科目の
公聴会 (Defense) で、博士論文を執筆する前に
50ページ程度のペーパーを執筆し、発表をする感じといったら
イメージを掴んで頂けるでしょうか?

日本でも、博士課程の学生は中間発表という形で、
研究の進捗状況を毎年報告しますが、比較的短い場合が多いと思います。
こちらの場合、30分の発表の後、主査と副査からの質問があり、
フロアからも質問が出ます。この質問タイムは、
合わせて1時間ほどありますので、なかなかタフな時間です。
この発表を審査して、博士論文の執筆にゴーサインが出るかが決まります。

今回は、いつもお世話になっている Rachel が発表をしました。
Rachel は、New York University (NYU) 出身の D3 の学生です。

公聴会が終わった後はすぐにアメリカらしい砂糖たっぷりのケーキで
お祝いのパーティが開かれるのも新鮮で、楽しかったです。
こういうアットホームな感じがアメリカらしいですね。
(写真で、派手な色のケーキをカットしているのが Rachel です)



それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#36>>
今週アメリカでは、同性愛者の結婚に関する最高裁判決があり、
同性愛者の結婚が認められる判決が出ました。
"historic decision/victory" 「歴史的な決断/勝利」として、
ニュースでも盛んに取り上げられていました。
以下は、例です。
"A deeply divided Supreme Court on Friday delivered
a historic victory for gay rights, ruling 5 to 4
that the Constitution requires that same-sex couples
be allowed to marry no matter where they live."
「金曜日、真っ二つに割れた連邦裁判所は、同性愛者の権利にとって
歴史的な勝利をもたらした。5対4で、どの地域に住んでいようと、
合衆国憲法は、同性愛カップルが結婚することを認めることを
言い渡した。」
http://www.washingtonpost.com/politics/gay-marriage-and-other-major-rulings-at-the-supreme-court/2015/06/25/ef75a120-1b6d-11e5-bd7f-4611a60dd8e5_story.html

2015.06.27

草津のこと

さて、今日の写真は、タイトルと関わって・・・
いや、タイトルと内容が写真で決まった気もしますが・・・

草津市の草津駅の方にあるマンホールの写真です。
この前、草津駅で夜の打ち合わせがあった時に、撮りだめておきました。

ブログのおかげで、なんとなく、写真を撮るのが習慣付いてきたような・・・でも、来週の写真は・・・


さて、BKCは、びわこ・くさつ・キャンパスの略ですが、皆さん、どれぐらい滋賀県や草津市の事をご存じでしょうか。
たぶん、ほとんど知らない人が多いのではないかなぁ、と思っています。

ここのところ、色々あって、滋賀県や草津市について、だいぶマニアックになってきましたので、
ちょっと草津市に関する小ネタを多めに書いてみたいと思います。

ところでクイズですが、草津市に関わる次の事は正しいでしょうか。間違っているでしょうか。


1.明治ぐらいには競馬場があった
2.日本旅行の創業者の出身地である
3.クリスマスの時のお菓子の入ったブーツを最初につくったのは草津の企業である
4.「急がば廻れ」という言葉は、草津に関わった言葉である
5.徳川家康が立ち寄って食べたと言われるお菓子が今も売られている
6.チャップリンが愛用した杖は草津で作られたものである
7.近江牛の取引が多く行われていた
8.淡水真珠の養殖は草津で始まった
9.西暦767年に創建されたと伝えられる神社がある
10.西暦651年に創建されたと伝えられる寺がある


というマニアックなものですが、どうでしょうか??


当然、こういうクイズなので、全て○です。

詳細は、Googleさんにでも聞いてみれば、たぶん出てくると思います。
ちなみに個人的には、9、10のあたりは古いのは知っていましたが、
調べてみて、改めて、そんなに古かったんだ、と思いました。
ちょっとびっくりするようなネタもあるかと思います。

昔から、琵琶湖の水運、街道の結節点でもあり、(何街道かは調べてください・・・たぶん知っていると思いますが)
新しい事が色々と行われてきました。

というちょっと軽めのマニアックな小ネタの回でした。
このうち、特にどれを深く掘り下げて・・・という要望がありましたら、教えてください。
掘り下げてみます(笑

ではでは。

みち
伏せ字?コーナー?26日に学生時代に仲が良かった韓国からの留学生(当時)と会ってきます。20年ぐらい経つかなぁ・・・最後は韓国に戻ったのだけれど、たまに電話がかかってきていて、久しぶりです。電話以外の手段がなく・・・会う時も泊まっているホテルのロビーで会いますが、私が向こうがわからなくても、変わっていない私を向こうが見つけてくれるはず(笑

2015.06.26

100のモノが語る世界の歴史

先日東京に行った折に、東京都美術館で開催中の「大英博物館 - 100のモノが語る世界の歴史」を見に行きました。東京都美術館は上野公園の中、公園の奥の方の上野動物園の近くにあります。私は通っていた高校が近くのエリアだったので上野には良く行きました。教室にテレビを置こうという事になって皆でアメ横に買い物に行ったりしていました。そういう事を黙って見ていてくれる大らかな高校でした。
東京都美術館のHP

さて展覧会ですが、大英博物館の展示物から選りすぐりの100件が来ています。大変な混雑との話を聞いていましたが、時間が遅めだったせいか比較的空いていたのだと思います。それぞれの展示物をゆっくり見ることが出来ました。そのためあっという間に2時間程が経っていました。多少心残りではありましたが新幹線の時間が決まっていたため、丁度一通り見終わったところで美術館を後にしました。

特に印象に残った展示は以下の3点です。
・オルドヴァイ渓谷の握り斧
約140万年前の物だそうです。石同士を打ち合わせて作った石器ですが、どこからどう見ても「切るための道具」でした。機能美を感じさせる形をしていました。それほどの太古に明らかな意図を持った道具が存在していたという事に驚きを感じました。

・ロゼッタ・ストーン(レプリカ)
紀元前196年に出された勅令が刻まれた石碑の一部です。同一内容の文章が三つの表記法(古代エジプトの神聖文字、同民衆文字、ギリシア文字)で刻まれています。この石碑が発見されたのが1799年。それまでは神聖文字の解読はされていなかったのですが、三つの表記を比べ合わせることで神聖文字の解読が出来る様になったという、文字通りの記念碑です。

・バカラの水差し
1878年の製品、パリ万博のために製作されたそうです。シンプルな「美しさ」という意味で今回の展示物の中でも際立っていました。色々な角度から見易い位置に展示され、多くの人々が見とれていました。人間にこんな物が作れるのか、、、と私も感動しました。

この展覧会、上野公園では今週末で終了しますが関西にも来る予定です。一旦九州国立博物館に行った後、神戸市立博物館で今年9月から来年1月に掛けての開催です。
皆さんも是非足を運んでみて下さい。
展覧会のHP


2015.06.25

立命館大学鹿児島県父母教育懇談会

 622日 立命館大学鹿児島県父母教育懇談会が開催されました。父母教育懇談会は、立命館大学の父母の方々のご子息の勉学・生活に関する不安を払拭し、立命館大学をより知ってらうことを目的に、全国で実施されています。鹿児島県会場には各学部に所属する学生さんのご父兄50名以上が鹿児島県内からお集まりになりました。まずは、立命館大学の現状や本学の学び、さらに就職状況の話があり、次に鹿児島県出身の卒業生と在校生が、各々、就職活動及び課外活動についてお話をしました。二人とも、大変 説得力のあるお話で感動しました。

次に、2つのグループに分かれて懇談を行いました。It’s me3回生と4回生のご子息を持つご父兄のグループとご一緒しました。まずは、皆様、自己紹介です。ここで、高校や大学の同窓生ということが判明し、その後、長いおつきあいをされている方々もいらっしゃると言うことです。最初に、鹿児島県の都道府県委員の本利さんが自己紹介をされました。3回生4回生のご子息を持つご父兄ですので、取得単位状況の問題とか、就職活動について熱心に大学代表に質問されたり、ご父兄の間で情報提供をされていました。

 

スポーツ健康科学部1回生の鹿児島県出身の海田さんのお父さんとお母さんがいらっしゃいました。海田さんには、1回生の健康スポーツ科学の授業の時にいつも一番前に座っています。小生が鹿児島出身だと授業で話したらあるとき、彼女が私も 鹿児島出身なのと話しかけてきたので、それなら、“It's meが鹿児島会場に行くので、是非、ご父兄に来ていただくようにと言っていましたので、実際にご両親にお会いできてとてもうれしく思いました。

その他の話題

 先週、タバタトレーニングの生みの親、入澤孝一先生が指導されている高崎健康福祉大学のスピードスケート部を訪問しました。目的は、20秒の高強度運動を10秒に休息を挟み、6から7セットで疲労困憊に至る運動トレーニング、いわゆるタバタトレニングの効果について卒業論文を書くために、部員を対象にトレーニング実験をやって得られた結果に関する討議をすることでした。また、部員の皆様に短い時間でしたがこのトレーニングの意義とそれを行う時の気構えについてお話をさせていただきました。

2015.06.24

基礎演習Aクラスの朝食懇談会。

<RecOだより116>
写真左上、RecOのロゴです。
部屋の中から撮ったので、文字が左右逆になっています。
Rはご存知立命館のR。Oは大阪ガスさんのOです。
Rが家を表し、Oは鍋ぶたになっています。
RecOはスポ健と大阪ガスさんが一緒に創った、産学連携の施設です。
キッチンの設備、備品、また今は暑い時期なので、使いませんが、床暖房も大阪ガスさんに入れていただきました。産学連携として実施するセミナー、イベントもたくさんありますので、ぜひ積極的に参加してくださいね。

さて、寝不足と朝のトレーニングでちょっとぐったりした感じで登場のU先生のAクラス。
カメラに映る自分の姿にみとれ(?/写真右上)、手洗いの後配膳。今日はグレープフルーツが初登場でした(写真左下)。
食事の後は、いつものようにSATシステムを使って栄養診断。
院生Sさん指導の元、自分の食事をチェック。
ラグビー部の彼はかなり好評価!
さすが、部活で栄養サポートをしっかり受けているだけのことはありますね。

<今週の別腹>
7月4日・5日日本スポーツ栄養学会が開催されます。
この中の一つとして、RecOにて立命館×大阪ガスの軌跡を紹介するミニイベントもを行ないます。
ガスを使った料理教室(提供カルビー)もある、ミニとはいえ、内容充実のイベント。
学会の詳細はこちら。一般の方々が無料でご参加できる市民公開講座もあります。
準備の様子はこちらから。
ab

2015.06.23

実践力を身につける!

 学部2年生の授業でパフォーマンス測定評価実習という授業があります。そこではスポーツや健康に関わる実践的な測定と評価方法を身につける実習を行います。先週から、Moto担当の実習では、「超音波法を用いた筋と皮下脂肪厚の測定」を行っています!超音波という医療機器で使用されている機器を使用して、カラダの外から、腕や足の皮下脂肪の厚さや骨格筋の厚さを測定します(写真)。


 スポ健生も日頃鍛えた?自分たちの肉体を測定して、競技種目に見合った筋や脂肪のつき方の違いや運動を習慣的に行っている人と行っていない人ではどのように違うのかなどを測定したデータを基に考えています。見た目は細くて、キレイなカラダに見えても中身には脂肪が多くて、筋量が少なければ当然病気になりやすいのですが、なかなか見た目では判断できません。やはり、中身が重要だ!ということを実践的に学ぶ授業も行っています!

 先日、「父の日」で娘からホットケーキを焼いてもらいました(写真)!これは、最高に美味しかった!また1年間頑張ろうと思える1日でした!


Moto

2015.06.22

学会準備

いま、スポーツ健康科学部の先生方が関係している、全国規模の学会が3つあります。いずれも会場は、びわこくさつキャンパスです。一昨年に、日本体育学会もここ、びわこくさつキャンパスで開催しました。この学会では3000名をはるかに超える参加者がありました。先生方そして、院生、学部生が本当に心を尽くして、参加者をもてなし、ホスト大学として「お・も・て・な・し」を示せた大会でした。参加者からも好評を得たと感じております。とりわけ実行委員長の【輝】先生の事前準備から最後の残務整理までの細やかな仕事も成功の鍵と考えています。

そのような体制が整っている(!?)せいか、結構、学会のホスト大学に頼まれたり、指名されたりするようです。ある学会で、大御所の先生より「学会の開催場所に困ったら、立命館大学に頼むと良い」と公言され、高い評価に嬉しい感じつつ、一方で運営の大変さを思いやってしまいます。ただ、学会大会を開くには、必ず場所が必要となり、基本は会員相互が、いろんな形で応分の負担をしながら、開催することになります。

前置きが長くなりましたが、これから開催される全国規模の学会は次の3つあります。
一つ目は、あと12日後に、【ab】先生が学会長としてマネジメントされている、日本スポーツ栄養学会です。市民公開講座もありますので是非お越しください。皆さんに、満足してもらえるように1年以上の期間をかけて、先生方、院生が協力して準備を進めてきています。もちろん、ノウハウをご存じの【輝】先生も柱としてがんばっておられます。私もランチョンの司会をさせてもらうことになり、その打ち合わせを先週、担当の企業の方と行いました。その方のキャリアがおもしろいのですが、横道にそれそうなのでまた別の機会に。
日本スポーツ栄養学会 2015年7月4日(土)-5日(日)
http://www.jsna.org/event/annual.html

2つめはスポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015です。これは、縁があって頼まれました。この間、多くの院生も発表させてもらっており、恩返しのつもりで運営にあたっています。これは2つの市民公開講座(参加自由、無料)を行います。学部生のキャリア形成にも役立つものを、とも考えましたので是非来てください。今週金曜日まで演題募集中ですので、発表演題もどしどし登録ください
特別講演 (市民公開講座)
2020東京オリンピック-アスリートから高齢者支援を目指すGEヘルスケアの挑戦
伊藤 久美 (GEヘルスケア・ジャパン株式会社チーフ・マーケテイング・オフィサー)
フォーラム (市民公開講座) 関西発の世界標準(スポーツ・人間・健康)
西脇 剛史 (株式会社アシックス スポーツ工学研究所)
佐藤 博則 (オムロンヘルスケア株式会社 学術技術部)
鳴尾 丈司 (ミズノ株式会社 研究開発部)
仙波 孝之 (株式会社ワコール 人間科学研究所)
スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2015  2015年10月30日 - 2015年11月01日
http://www.jsme.or.jp/conference/shdconf15/

3つめが、【aknr】先生が実行委員長をつとめる、「来年」の学会です。写真は、その学会に向けて打ち合わせている様子です。学外の先生にも実行委員に加わってもらい、昨年から動いてもらっています。何でもそうですが、「準備」「しこみ」には時間がかかります。若手の先生がたが中心となって、自分たちの学会として、大切に準備してもらっています。是非、こちらも期待してご参加ください。
第23回日本バイオメカニクス学会大会 2016年9月11日-13日(予定)

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
産業総合技術研究所の橋詰先生に、「スポーツ障害発症リスクの解明 -バイオメカニクスによるアプローチ-」のテーマでお話いただきました。この間、話題になっているランニング中の踵接地、中足部接地、前足部接地の時のアキレス腱応力、脛骨にかかるストレスが明らかに変わることをデータに基づいて説明してもらいました。トップランナーは前足部接地が多いのですが、アキレス腱応力、脛骨にかかるストレスは大きくなり、パフォーマンスを上げることと障害予防とは相反することも示してもらいました。
【忠】

2015.06.21

アメリカ便り (35): First year in Big 10

今日は、父の日ですね。
皆様いかがお過ごしですか。

今日は夏至 (Summer Solstice) でもあります。
ワシントン DC ではないのですが、
NY では、本日、夏至を祝うイベントとして、
Times Square で、大規模な ヨガ (Yoga) の無料イベントが開かれる予定です。
http://www.timessquarenyc.org/events/solstice-in-times-square/index.aspx#.VYL52aaB2uk

今回は、それにちなんで運動に関する話題を紹介したいと思います。
以前、この項でお伝えしたように、メリーランド州立大学カレッジパーク校は、
これまで所属していた ACC リーグ (the Atlantic Coast Conference) から、
今年から Big 10と呼ばれるリーグに移籍し、いきなり7つの競技で優勝するなど、
大活躍を見せました。また女子ラクロスは強豪で知られており、
全米大学トーナメント (NCAA) でも連覇を果たしています。

日本では、新聞が特定の大学のスポーツ状況について
取り上げるのはなかなか無いと思いますが、
ワシントンポスト紙が、メリーランド州立大学チームの
今年一年を振り返る 記事 を掲載していましたので、
紹介致したいと思います。
"University of Maryland’s teams post a big first year in the Big Ten conference"
http://www.washingtonpost.com/sports/colleges/for-maryland-athletics-a-big-first-year-in-the-big-ten/2015/06/12/20db2680-0f17-11e5-9726-49d6fa26a8c6_story.html

今回、Big 10に移籍したことで、観客動員が15%増加したようです。
アメリカでは、大学スポーツは、プロスポーツ並みの人気を
誇っていますので、日本とは規模が違い、収入も桁外れです。
スポーツ担当の Athletic Department によると、
今年のチケット収入だけで、1490万ドル!
(1$=124円で換算すると、約18億4700万円!)
もちろんこれにテレビ放映権やグッズの販売、試合での
飲食代などが加わりますので、一大ビジネスです。

私は日本の大学スポーツの収支状況に詳しくないのですが、
これほどの収入を得ている体育会部門は日本にはないだろうなと思います。
逆にこれぐらいの収入があるからこそ、オリンピックが開催できるような
施設が大学に存在できるのだと思います。

日本でも、もっと大学スポーツに注目が集まって欲しいものです。
それでは、また。失礼いたします。
良い休日を

<<街でよく見かける英語表現#35>>
フットボールのホーム試合になると、毎回
写真のような Tシャツを何千枚と配布しています。
(下手すると1万枚以上配っているかもしれません)
左のシャツは、生命科学部の修平先生の母校である
ミシガン州立大学 (MSU: Michigan State University) と
対戦した時のものです。
"BLACKOUT SPARTY" 「スパルタの奴らを黙らせろ」とは、
MSU のチームの愛称 "SPARTANS (スパルタ人)" から来ています。