2019.02.28
[ 2019年02月 ] の記事一覧
2019.02.27
体験型イノベーションショーケース─スポーツビジネスの可能性─
だいぶ暖かくなってきましたね。
さて、この間の土曜日、日曜日は、大阪・梅田のうめきたガーデン、
SHIPホールなど一帯で、舞洲スポーツ事業振興協議会、うめきた2期
みどりとイノベーションの融合拠点形成推進協議会が主催し、
大阪商工会議所が共催し運営にあたる「体験型イノベーションショー
ケース Ex-CROSS」が開催されました。
このイベントでは、大阪のスポーツチームやスポーツ関連企業がその
総力を結集し、スポーツを、老いも若きも、カップルもファミリーも
男性女性、みんなが楽しめる空間を創造しました。
大阪商工会議所によると、このイベントは、「様々なスポーツ競技の
アスリートによるパフォーマンスに、企業のテクノロジーや、
音楽・光などのエンターテインメント要素を掛け合わせるなどして、
一般市民がスポーツの魅力や新たな楽しみ方を体感できるイベントであり、
企業にとっても、そうした事例を通じてスポーツのビジネスとしての
可能性や課題を汲み取り、さらにアスリートや一般市民を通じて自社の
事業を実証する機会にもなるなど、新たなスポーツビジネスを検討する
上での貴重な場となる事業」です。
また、オープニングでは、スポーツ庁長官の鈴木大地氏をお招きして、
クロストークセッションが開催されました。
そこでは、スポーツ産業拡大に向けてのスポーツ庁の取り組みや戦略が
紹介され、スポーツ×テクノロジー×エンターテインメントの融合による
新たなビジネスの可能性について、有識者らと興味深いディスカッションが
行われました。
私は、大阪商工会議所スポーツ産業振興委員会の副委員長を務めている
こともあり、このイベントに参加してきましたが、もの凄く楽しいイベント
で、スポーツはこんなに楽しいものになるんだ、という驚きとともに、
スポーツが生活の一部になって、文化として根付く近未来を垣間見ることが
でき、スポーツビジネスの大きな可能性を感じました。
ところが、このイベントが開催されている先週の土曜日、日本高校野球連盟が、
同じ大阪市で理事会を開催し、新潟県高野連が昨年12月に表明した、
2019年春の新潟県大会から、一投手が一試合に投げられる球数を100球までに
制限することに対し、「大多数の学校が部員募集に苦慮し、一人の投手に
頼らざるを得ない現実から、強豪校との格差を助長する可能性が高いこと」
を理由に、新潟高野連に再考を促すことを決め、書簡を送ったといいます。
また、昨年12月からの二か月間に、新潟以外の都道府県高野連から、新潟に
追随する意見は出ていないとのことです(日刊スポーツ、2019年2月20日参照)。
スポーツの新しい可能性が示された同じ日に、こういう決定が高野連から
出されたことは非常に残念で、こういう国のままでは、スポーツは
日常生活の中の文化にはなり得ない、とも感じました。
思考の方向が間違っているように私は思います。
なぜ、「大多数の学校が部員募集に苦慮」しているのか、その本質を考えて
ほしいと心から願います。
高校野球は、とても身近な存在です。
みなさんも考えてみてください。
Apollo
2019.02.26
大阪のおばちゃんに学ぶ
2019.02.25
アナウンス KCAAシンポジウム 3月9日(土) @大阪いばらきキャンパス
2019.02.24
韓国との学術交流
2019.02.23
シティホールプラザ「アオーレ長岡」
先々週新潟県岡市にてBリーグのアルビレックス新潟BB戦を
観戦してきたことをお伝えしましましたが、
実は試合観戦だけが目的ではありませんでした。
スポーツマネジメント領域では、アルビレックス新潟BBの
ホームアリーナとなっている「アオーレ長岡」がモデル事業として時々話題に挙がり
実際に訪れてみたいとかねてから思っていました。
「アオーレ長岡」の正式名称は「シティホールプラザ アオーレ長岡」です。
いわゆる市役所が併設されています。
あるいは市役所にアリーナが併設されているといったほうがいいのかもしれません。
私が観戦した試合は土曜日の午後からでしたが、
その時間市役所の総合窓口は業務を行っており、多くの方が利用されていました。
土曜日のみならず、土日祝日の朝9時から午後5時まで開設されているようです。
また、建物があちらこちら「透明化」されています。
議場が1Fに構えられており、市民と行政の一体感なども
意識されたつくりになっているようです。
「アオーレ長岡」は長岡駅に非常に近く、
スカイデッキで駅と接続されています。
多くのスポーツイベントやスポーツをする、みる、ささえる場面で
イベントの参加者(する、みる、ささえる人)から
スポーツイベント会場のアクセスの悪さや
施設のクオリティが不十分であることが嘆かれたりします。
しかしながら「アオーレ長岡」に訪れると、
さぁ準備はできてますと問われているような気持ちにもなりました。
2020TOKYOに向けても様々な施設に手が施されています。
社会の理解と期待を得ながらハードが整いつつある中で
社会から見た時にスポーツが果たせる役割は何なのか
実務者と研究者の協同による価値の測定や創造が求められているのでしょう。
ゆ
写真はアオーレ長岡
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#雪の降る寒い日でした
#集まる人の目的は多様で
#地域の人々が集う場所となっていました
2019.02.22
京都マラソン
こんにちは、嶋村です。だんだんと気候が暖かくなって春らしくなってきましたが、僕は花粉症なので、ちょっと憂鬱です。
さて先週もお話しした通り、先日京都マラソンに参加しました。まあ最初はサブ 3.5 とか言っていたのですが、先週のブログで目標を下方修正しておいて良かったです、ははは。。。結局(ネット)タイムは 3 時間 55 分 27 秒でした(トイレ休憩有り 笑)。とりあえずサブ 4 だったので最低限の走りはできたのかなって思います。けど最後の 10km は脚が全く残っていませんでした。。。いわゆる 30 km の壁というやつですが、いろいろ失敗した要因があると思います。まず第一に寝坊して遅延スタートになってしまったことですね(笑)。僕のスタートは E ブロックだったので真ん中より前の方だったのですが、寝坊でスタートの西京極の会場に着くのか遅くなってしまい、最後尾からのスタートになりました。そうすると集団の中で走る時間が長くなってしまいなかなか自分のペースで走ることができません。前を右へ左へとかわして走っていってものいいのですが、結構疲れて後半に響くんですよね。。。衣笠キャンパスを過ぎて西大路に出る頃になると前が開けてくるのですが、まあそれまで 13 km くらいは 6分台中盤で我慢して走らないといけないので、それで何というか勘が狂ってしまいました。。。最近歳のせいか思ったことがすぐ口に出てしまうのですが、集団で走っていて思わず「遅い!」って口走ってしまって、前のおじさんが退けてくれました。。。おじさん、ごめんなさい。。。そのあと 30km くらいまではキロ 5 分弱で走り続けていましたが、上述の通り後半は失速しました。。。30 km を過ぎたあたりから鴨川の土手を走るのですが、とにかく狭い。ここでも疲れてしまいました。それから体重の調整ですね。結局ダイエットをしないまま参加してしまったので、身体が重たかったです。
まあというわけで、来年参加できたら今度はしっかり準備をしたいと思います。今回は反省することばかりでした。。。
ではまた。
2019.02.21
今週は天気が優れませんね。
2019.02.20
高野晃帆さんの新聞記事を読んで思う・・・
二週間前にここで紹介した、京都新聞への高野晃帆さんのインタビューが
昨日の朝刊で記事になりました。
高野晃帆さんは、スポーツ健康科学部の3回生。
ボート部員で、昨年の全日本選手権大会、女子エイト二連覇、女子舵手なしペア
五連覇のクルーであり、先のアジア大会では舵手なしペアで4位に入賞しました。
今回の京都新聞の記事は、京都にキャンパスをもつ私立大学の、2020年東京
オリンピック・パラリンピックを目指す学生や卒業生への支援のありようが
テーマです。
その記事の中で、高野晃帆さんは、立命館大学東京オリンピック・パラリンピック
活動助成金の受給者として紹介され、先日のインタビューの内容が紹介されて
います。
記事で、高野晃帆さんは、今回の助成金が競技に取り組む環境を整えてくれた
ことに感謝し、「恩を返せるように結果を残す。」と述べています。
この恩は、誰に対する恩でしょうか。
今日の日本の私立大学の収入は、その多くの部分を学生からの学納金に依拠して
います。
ですから、大学に対する恩は、立命館大学のすべての学生、院生のみなさんへの
恩でしょう。
高野晃帆さんは、学生、院生のみなさんに支えられて、みんなの代表として日々、
頑張っているのです。
そうなると、「私はボート競技が好きだから・・・」というレベルの自覚では
済みません。
その自覚が、高野晃帆さんを人として大きく成長させてくれるのだと確信して
います。
スポーツが発展するには、「裾野が広く、高いピラミッド」が必要です。
裾野の広さは、スポーツの普及の度合い、生活とスポーツとの距離を意味します。
また高さは、競技レベルの高度化、競技力の状況を示しています。
私は、スポーツビジネスを専門としていますが、スポーツビジネスの社会的使命は、
人と人との繋がりが希薄になった今日の社会で、みんながスポーツをして楽しみ、
一緒に観て、応援して楽しむことで、人が人との関係を意識し、一人ではない
ことを自覚できる状況を創る一助となることで、血の通った情のある温かい社会の
そう考えると、スポーツの裾野の広がりに大きな関心が向くことになります。
しかし、日本のスポーツは、その発展経緯の特殊性もあり、一般に高度化に重きが
おかれる状況にあり、オリンピック・パラリンピックの目標も成果も、獲得した
メダルの数に置き換えられるのが常です。
私は、結果としてのメダルの数よりも、そこに向かうプロセスに意味があると
考えています。
メダルの獲得は、その競技への注目度を上げ、競技人口も増えるでしょうが、
それらは一時のブームで終わることが少なくありません。
したがって、その結果よりも、そこに向けた選手たちの直向きな努力が、人びとと
スポーツとの距離を縮めるのではないでしょうか。
そして、その取り組みの中で、選手たちが、競技を超えた人として成長してくれる
ことを願って止みません。
Apollo
2019.02.19