[ 2018年02月 ] の記事一覧

2018.02.28

遊び心探訪

近くて遠い存在だったバルセロナに、ようやく行ってきました。実はまだ行っておらず、そこで、ゼミの学生たちと再会するために。

街の様子は、マドリードとも、バレンシアともまったく違い、いわゆる“都会”という雰囲気。もちろん、ガウディをはじめとしてさまざまな建築物が点在していますので、「芸術」的な雰囲気もありましたが。

スペインに来て半年も経ってから、初めて見たサグラダ・ファミリアにはやはり感動してしまいました。あの精巧さと聖堂内に差し込む光の色彩は、時間によってその印影が変わっていきます。スペインに来て、光の流れを感じるようになれたことはありがたい経験です。なんせ初めて見たので分かりませんが、ずいぶんと出来上がってきた感じなのでしょうか?

自然のものをモザイクで表現したり、建物全体で立体的に動きをつけて表現したり…(写真右上「カサ・バトリョ」)。観ていて、遊び心が散りばめられているようでおもしろく、それでいて心地よいデザインだと思いました。

街の中心あたりの様子は、「経済」力を反映しているかのように、企業やブランド店、ホテルなどが高級感を醸し出しながら立ち並んでいました。数カ月前にスペイン第1号店をバルセロナに出したというユニクロも。地元ではかなりのパワーをもって、生活や地域色に根差した展開をしている印象の他ブランドもあるので、今後どのように浸透していくのかフォローしてみたいと思いつつ、通り過ぎました。

バルセロナへの到着時間が遅くなったこともあって、小腹を満たそうと市場に出かけてみたときのこと。規模はバレンシアの中央市場よりも小さく、遅い時間にも関わらずかなりの賑わい、市場なのにきらびやかで、商魂逞しいという印象でした。私はその勢いに押されすぎて、他の場所でお腹を満たすことに…。街の色・特徴があるものです。

<サグラダ・ファミリアからみた街の風景>

カタルーニャ/スペインの「政治」的な動きは、今もなお、連日ニュースになっています。サグラダ・ファミリア近くの地元カフェでも、この内容がテレビで流れ始めると音量を上げ、お店のおじさんもお客さんもみんなそれに見はまり、何やらわいわい話しては静まり…でした。その風景をみると、「あぁ、ここがカタルーニャか」と。他のときには、そんなことは感じることなく時間は過ぎましたが。

「言葉」については、英語が通じるところが多く、日本人も多く、日本語のパンフレットや音声ガイド(私のは作動しませんでしたが…)が整っていました。同じものでもバレンシアとは異なる綴り・発音があり、やっと覚えたわずかな言葉だったのに…と思いつつ…スペインで使われる言語の面白さと言えばいいのでしょうか。言葉の壁は何度となくあり、残念なことに、すべての言語が混沌として崩壊中です。

<お店の番地とその商品が表現されているタイルが壁にある路地も>

スペインの都市・街はそれぞれをはっきりと区別ができ、印象付けられる特徴をもっています。きっとどこもそうなのでしょうけれど、みなさんはどこを、どの国を、好まれるのでしょうね。その中に息づいている人間の活動「芸術」「経済」「政治」「言葉」やその空気感のおもしろさにもぜひご注目を。

【表紙の写真】何とも美麗なガス灯。

ippo

2018.02.27

教員FDと雑感

 太陽の日差しが増し、随分と暖かくなってきました。各地から梅の便りが聞かれます。この季節、高知城三の丸梅の段でも梅の花が咲き誇り、香しい春の穏やかな風が吹いていたことを覚えています。梅は視覚と嗅覚の両方で楽しめる花ですね。季節は確実に春に向かって進んでいます。

 通勤に公共交通機関を利用していますが、考えさせられる事に度々遭遇します。
 JR車内では、「携帯電話はマナーモードにして、通話はご遠慮下さい」というアナウンスが流れます。しかし、平気でしかも大きな声で通話している人を少なからず見かけますが、ほとんどが年配の方です。しかも携帯自体がマナーモードにもなっていませんから大音量で呼び出し音が流れます。電話に出るの???

 先日、立命館宇治中高へ訪問した後、生徒の皆さんと同じバスに乗りました。学校始発のバスですので、生徒の皆さんも座席に座った状態でバスが発車します。その後、宇治駅までの間に一般の方々が乗ってきましたが、年配の方にサッと席を譲る立命館宇治の生徒の姿を何度も見かけました。

 年をとると、道徳心や羞恥心も老化するのかなぁと考えさせられました。人の振り見て我が振り直せ、道徳心が老化しないように他者を配慮する気持ちを持ち、思いやりの心を鍛えていかなければと思いました。

本題です・・・。
 今日は、スポーツ健康科学部教授会FD研修会でした。
 初めに、伊坂学部長からスポーツ健康科学部のビジョン・あいコア精神・指導者の役割の確認があり、将来に向けてのスポ健発展ビジョンの説明がありました。

 教授会の各委員会から議題の提案があり、スポーツ健康科学部の新たな取り組み、学部・大学におけるキャリア形成や学生さんの学びの充実に関して議論を深めました。会議時間は6時間程度でしたが、白熱した議論がなされ、充実した内容の濃い研修会となりました。

【司】

2018.02.26

スポーツビジネス産業展

2018年2月21日-23日、千葉県の幕張メッセで開催された 第1回スポーツビジネス産業展に行ってきました。
 

 写真にあるように、ライブ・エンターテイメント展、地方創成EXPO、イベント総合EXPOが同時開催されていました。講演、セミナーの他、680の企業・団体による展示ブースも賑わっていました。

 初日に、「日本のエンターテイメント、スポーツ、地方創生を考える」というテーマで、特別招待講演とパネルディスカッションが行われました。パネリストは、写真の大物の方ばかり。
 

 川淵氏は、諸外国のアリーナならびにアリーナを活用したイベントについて紹介し、日本には1万人収容のアリーナが少なく、アリーナ文化も育っていないと指摘。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンを例に挙げ、NBA、NHLのスポーツイベントだけでなく、音楽、コンサートのイベントの開催にも使われ、年間400回以上のイベントに活用されていることを報告した。

 中西氏も、同様にマディソン・スクエア・ガーデンを例にあげ、スポーツと音楽の殿堂である。日本も、スポーツと音楽が連携した「アリーナ」を創り上げる必要があることを提案。今回のイベントで、スポーツビジネス界と音楽業界が手を携えるようになったのは大きい。

 石破氏は、日本の今後の人口予測(2100年:5000万人、2200年:1300万人)をのべ、国民減少について具体的なイメージを示した上で、これまでの高度成長時代では、「モノ」が欲しかったが、これからは「コト」が求められる時代であること。そして、未来は、過去と現在の延長線上にはないこと。さらに、東京から地方への時代となることを説明。

 3名のパネルディスカッションも非常に充実していましたが、長くなりそうなので省略しますが、スポーツ、音楽、地方、これらのベスト・ミックス、ベスト・コンビネーションが未来を解く鍵になりそうです。

 特別講演以外で、
 「スタジアム・アリーナの未来 世界の事例紹介と我が国のスマート・ベニューの在り方」
 「横浜DeNAベイスターズが進める、マーケティングに基づく革新的な球団経営/
  Bリーグ集客ナンバー1!千葉ジェッツの秘密~5年で大幅黒字化を実現したマネジメント戦略~」
などを聞きました。

 いずれも最新の取り組みの紹介で、勉強になりました。とりわけ、千葉ジェッツの集客の取り組みは、『集客がクラブ経営の根幹であり、戦略を立て、社員がチーム一丸となって取り組むこと。来場をリピートするための顧客満足の高め方など』、別の分野にも共通しており参考になりました。

   

今回、会場で嬉しい再会がありました。FBで来場したときの写真をアップしたら、卒業生から「私も来ています!」と連絡を受け、2日目の昼にあうことができました。写真の3名です。日本を代表する2つの広告代理店に勤めていて、スポーツビジネスに関わる情報収集のために来ていたようです。生き生きと頑張っている姿をみて、元気をもらいました。今度、東京でゆっくり会うことも約束しました!
これからもFBで発信しますので、近くの卒業生は遠慮なくお声かけ下さいね。
  
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
  
 会場で、写真のように「8の字巻き」コンテストがありました。バイメカの撮影などで、長いケーブルを扱う先生方、院生には周知ですが、ケーブルを普通にまいておいて、いざ使おうとおもって引っ張ると絡まります。そこで、1周巻いては次のときは逆方向に巻いて、順巻き、逆巻きを繰り返します。そうするとねじれが打ち消しあい、ケーブルを使うときに、ひっぱても絡まることなく、「スーッ」と延びます。8の字巻きで保管しておくと断線の心配もありません。イヤホンなどにも活用できます。覚えたい方は、バイメカ関係の先生、院生に聞いてみてください。
【忠】

2018.02.25

carnavalその2

前回に引き続き、マーストリヒトのカーニバルについて紹介します。
マーストリヒトのカーニバルは日曜日からスタートし火曜日の晩まで3日間にわたって朝晩関係なく続きます。

スタートの日曜日はその象徴となるMooswiefをポールに吊り上げるところからスタートし、その後マーストリヒト駅からパレードが始まります。
Mooswiefは野菜売りのおばさんの象徴らしく、カーニバルの3日間を空から見守ってくれるそうです(ブログ下の写真)。

12:11にこのMooswiefのつり上げられ、11発の大砲の音とともにカーニバルがスタートします。この”11”という数字はいろいろな意味があるそうで、実際にどの説が本当なのかもわからないそうですが、一つの説はおとぎ話のエルフです。
オランダ語で数字の「11」を”elf”(エルフ)とスペルします。まさに妖精のエルフと同じです。
寒い冬の自然界の精霊を追い払って暖かい春を迎える、というカーニバルの目的に沿って”11”の数字が使われているというのが一つの説です。


カーニバルではパレードに参加する人たちだけでなく、一般市民も皆コスチュームに身を包んで町中を練り歩きます。まさにこのカーニバルのために1年かけて衣装を作成する人もたくさんいるそうです。

(息子の幼稚園でも、カーニバルの前の週の金曜日にはコスチュームを着て子供たちだけでパレードを行いました)

このコスプレ的なイベントには様々な意味があるそうで、
・男女や人種差別への訴え
・普段は社会的に認められないアイデンティティを装う
・政治的な圧力に対する揶揄
・仲間と衣装を創作する共同作業を通じた交流

などほかにもあるようですが、基本的にこのカーニバルの間だけはコスチュームやパレードに対してお互い批判しないのが暗黙の了解だそうです。
(写真では囚人のコスチュームに身をまとった男性がオランダの警察官の人形が乗っている台車を押してます。ちょっとパロディー的でかつ権力を揶揄するような背景を想像させます)

ネットで購入した衣装を着る人もいますが、生地を買って自宅でコスチュームを作る人も多いそうで、今年のカーニバルが終わり次第、来年の準備に入る人もいるとか。。

マーストリヒトでは個々人が様々なテーマを持ってコスチュームを作成します。あまり統一感がないと言っても良いのかもしれませんが。。カーニバル当日は一般人が皆コスプレ状態なので、逆に普段着の自分は浮いてる感じがしました。

そして、3日間のカーニバル最終日となる火曜日の晩に、またゆっくりとMooswiefが降ろされてカーニバルが終わりを告げます。

総じて、市民はカーニバルを通じて冬の終わりを楽しんでいるようでした。

satoshi

2018.02.24

選手であること

 19日突然lineでスタンプに添えて「先生感動しました。国同士もあのようであって欲しい」と韓国にいる教え子(M,Dを取得した留学生)からメッセージが届きました。スピードスケート500m終了後の小平選手が、三連覇の期待に応えられず涙を流す季選手を抱きかかえ、お互いの健闘を讃え合ったあの感動的な場面についての感想でした。昨年、スペインでの国際スポーツ心理学会で数年ぶりに会い、その時lineの設定をし、それ以後の初めてのメールでしたから一層うれしさが募りました。

よくスポーツでは“勝ったときは皆がおめでとうと言ってくれるからほっておいてもよい。負けたときが大事なんだ。負けたときに本当の友達がわかる”と、人としての本当の接し方について説かれます。小平選手が季選手にとった行動はまさにこの一言につきるのではないかと思っています。季選手に、「たくさんのプレッシャーの中でよくやったね、と伝えました。リスペクトしているよと伝えました」と。小平選手のその場に相応しい心のこもった言葉かけは、目標達成を目指し、強い自己規制と孤独感、不安、恐怖、時には劣等感などのプレッシャーと絶えず闘いそれを克服する為に人知れぬ努力成し遂げた人にのみ、お互いの心に深く通い合うのかもしれません。また、その姿に我々は感動します。

 スポーツは、本人の努力と才能によって確かに上に行くことができる世界であるかもしれませんが、物心両面でも多くの人達の支えがあって達成できるものであります。選手が述べる感謝の言葉にはその事が語られ、改めて学生生活、社会生活を営みながら選手を続ける上で、一人では越えることができないことが周囲の人達の理解と支えによって克服できることを教えてくれています。先日、部長をしているヨット部の4回生の追いコンがありました(写真)。板子一枚下は○○と言われますが、時には厳しい自然環境の中、風を読み、潮の流れを判断し、力を合わせて努力することの4年間。お疲れ様!よくやり通しました!費用のかかる種目かと思いますが、彼等は口々に、学生選手を続けることができたことに大学とOB会に感謝の言葉を述べていました。(老ブロガー・ハル)


2018.02.23

男女の友情、ありかなしか?

以前、リーダーシップ論の質問コメントにこんなものがありました。

「先生は、男女の友情は成立すると思いますか?」

…リーダーシップ関係ねぇ!と思わず突っ込みましたが、大学生らしい率直な質問でこれはこれで心理学への興味のきっかけとしてはアリなのかなと微笑ましく思いました。なのでまさかのブログでお答えします。

(以下、参考文献は越智啓太先生の「恋愛の科学」 (2015年実務教育出版)です。)

友情と愛情の違いは社会心理学で研究されています。
「友達としての好意」と「愛情としての好意」を測定する尺度(love-liking尺度)がありますので、この2つを測定して相関係数を出せば、どのくらい友情と愛情を混同しやすいかを数値で表せるというわけです。

1970年にはすでにこのような研究が海外で行われており、男性はr(相関係数)=.60、女性はr=.39という結果が出ています(Rubin, 1970)。
一方、日本の研究結果(越智, 2015)によると、男性r=.622、女性r=.617だったそうです。つまり男女ともにr=.62ですね。
男女差がなくなっているのは不思議ですが、相関係数が.60を超えると言うのは結構高い値なので、やはり友情と愛情は性別にかかわらずそこそこ混同されやすいものなのかもしれません。

なんだか週刊誌的な話題のようにも見えますが、職場の問題の上位には必ず人間関係が入るので実はけっこう重要な話です。
たしかに、圧倒的に同性の少ない職場で働く身として、男性(とくに既婚の方)との関係は気を使わないといけないのかなぁと思います。
あんまり親しくなりすぎると変な噂が流れたり、奥様やパートナーの方に要らぬ心配をかけたりしそうだし、かといって同僚としては仲良くなりたい気持ちもあるし…
井戸端会議でゲスだなんだと茶化して笑いながらも、職場での男女の付き合い方ってもっと深刻に取り組むべき問題なのだろうなぁ…

……と、そんな真面目に考える私の葛藤を一蹴するような同僚・S村先生の一言。

「ところでHitomi先生、我が家で焼肉パーティしませんか?僕、料理作りますんで、その間うちのDVDで嵐のコンサート観ててもらっても大丈夫ですよ!奥さんも娘も大歓迎です!」

すごい。ゲスからは程遠い、クリーン&オープンな友情を感じる……!!
確実に無相関。Likingの天井効果。

学生よ、さっきの問いに答えよう。どうやら私の場合は成立するようです。

『既婚の同僚男性のお宅にお邪魔して、ご家族と一緒に手料理を食べてジャニーズのDVD観て帰ってくる独身女性ってどうなんだろう…?』と首をかしげつつ、お言葉に甘えて行ってきました、S村家。



相変わらずお子さんは可愛いし、奥様は美人で面白いし、料理はおいしいし、なんかもう色々とどうでもよくなってかなりエンジョイさせていただきました。ちなみにポテトサラダはS村先生の手作りです。ふわっふわでとろけるような食感でした。



お昼から琥珀色の液体、失礼しまーす。

「男女を超えた友情」という言葉には正直うさん臭さを感じてしまいますが、性別や立場を認識したうえで互いに尊重し合えば、どんな相手とだって友情は成立するんだろうなぁ…なんて思いつつ夕日の揺れる琵琶湖線を後にした某日でした。

S村先生だけじゃなく、スポ健の先生方は本当に仲良くしてくださって助かります。良い職場に恵まれたことに心から感謝です。

Hitomi

2018.02.22

2月22日

こんにちは、shinoです。

最近、日中の寒さが少し和らいできましたが、
朝晩はまだ寒いですね。

平昌オリンピックも盛り上がっています。
時差が少ないので、テレビでの観戦は寝不足にはならず、いいですね。
しっかり観戦して応援しましょう。
当初はロシアのドーピング問題を含め、諸外国のいろいろな問題があり、
開催自体も懸念されていましたが、今のところは大きな問題がなくて良かったですね。
選手たちが競技以外のことで煩わされず、集中して大会に臨めることが何よりです。


オリンピックの話題からかなり規模は小さくなりますが、
少し前にサッカーの試合に参加してきました。

この試合は、日本整形外科学会期間中に行われるサッカー大会の予選会です。
日本整形外科学会とは、日本の整形外科関連で一番大きな学会で、
毎年開催されるのですが、その会期中に野球とサッカー大会が行われます。
だから各大学の整形外科には野球部とサッカー部があるところが多いです。

学会自体は、大体、午前8時ぐらいから始まるので、学会前の朝5時ぐらいから試合があります。
試合に出場する人にとっては、早朝に野球やサッカーをして、
その後に学会に参加して聴講や発表をするというなかなかハードな学会になります。

私は奈良医大出身なので、奈良医大のサッカーチームに入っています。
中学時代に少しサッカー部に入っていたというだけなのですが、
GKをやっていたので、このチームでもGKをしています。

2月のまだ寒い時期に予選は行われ、その日は強風で大変でした。
場所は堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンターなのですが、
風を遮るような建物が周りに無いので、風の影響がすごかったです。
ボールをセットしても風で止まらず、コロコロ動いてしまうといった感じです。



観ている人は寒そうにしていますね。

私のチームは5年ほど前までは、毎年本大会に進んでいたのですが、
最近は世代交代できておらず、高齢化が進み、本大会には進めておりません。

20分1本を4チームの総当たりで行うので、出場する試合自体は20分の3試合のみですが、
いざやってみると結構きついです。

結果としては、1勝2敗で、残念ながら今年も本大会には出場できませんでした。

また私は1試合目の前半で右の親指を怪我してしまい、痛みと腫れでその後の試合は大変でした。
しばらく日常生活でも痛かったです。

内出血してました。

スポーツは健康に良いはずなのですが、
どうしても試合になると熱くなるので、果たして、健康に良いのか、悪いのか・・・・

でも、やっぱり負けると悔しいので、
体が動くうちに本大会に出場できるよう、また頑張って練習します。

最後に、
本日は2月22日ですが、何の日でしょうか?

2月22日は、2(にゃん)、2(にゃん)、2(にゃん)で『ねこの日』なんだそうです。
知ってましたか?

2018.02.21

二つの苗字

バレンシアから届けるブログも、残すところあと4回ほどでしょうか。
最近のバレンシアの気候のせいか、留学・勉強疲れのせいか、生活リズムの違いのせいか…寮の中では体調を崩している学生たちもちらほら。皆さんも、体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。

さて今日は、大学で必要な申請をするため、ある書類を作成をしていたときの話です。受け入れ先のV先生が、お忙しいのにわざわざ時間を割いて、その申請書作成を手伝ってくださいました(またしても、すべてスペイン語だからです……)。

「last nameはお父さんの名前か?」とたずねられたことがきっかけで、しばらく名前の付け方の話をしてもらいました。

スペインのフルネームは面白く、両親の第一苗字をそれぞれくっつけて、子どもの苗字になる(戸籍登録、かつ日常的に使用するのは、世界の中でも珍しい)そうです。つまり、「名前. 苗字1-苗字2」と、苗字が2つあるのです。その順番については、父親が先でも、母親が先でもよいとか。

ちなみに、女性で一番多い名前はMaria Carmen(マリア・カルメン)、男性はAntonio(アントニオ)。最近生まれた女の子に多い名前はLucia(ルシア)、男の子はHugo(ウーゴ)だそうです[スペイン国立統計局 (Instituto Nacional de Estadistica:INE; Ano 2016 Publicado:24/05/2017)]。

お願いすると、名前を彫ってくれます。見本はMariaさん。
[写真のような、世界的に有名な高級ポーセリン人形のリヤドロはバレンシア企業。いろんな陶芸家さんと話すと、必ず「日本の陶器はすばらしい!」と大絶賛です。]

レジデンスでお世話になっているスタッフさん(の内、私が名前を知っている方々)の中だけでも、マリアさんが3人。すごい率です(どうやって区別しているのでしょうか)。ただ、私にとっては馴染みのない音をもつ名前がその他大勢なので、なかなか覚えられません…。”スペイン語圏” からともなると、一瞬にして忘れるほど難しいです。逆に、私の名前は、日本独特の音が連なっているようで難しそうです。

長期休暇のときは、それぞれの日にいろんな親戚とランチやディナーをし続けたという先生やラボのメンバーも。そんな血縁関係の強い国・地域です。赤ちゃんが生まれたらどんな名前にしようか、聖人の名前がいいか、両親・祖父母の名前がいいか、苗字はどちらを先にしようかと、家族・親戚での話題は尽きなさそうです。(子育てに関わっては、こうした家族に関する問題、生き方の問題等々、解決すべきことはいろいろあるようです。日本と似ているところも多くあり、同部屋のM先生と長時間話し込んでしまうことも…。)

ippoゼミの卒業生からおめでたい話も舞い込むと、駆け付けたい気持ちいっぱいですが、情熱の国スペインからのお祝いです。いろんな出来事に、一つずつしっかりと向き合えますように。

ippo

2018.02.20

校長会OB会と学校視察

 冬の寒暖を表す言葉に「三寒四温」というものがあります。
 立春後に使う事が正しいかどうかは別にして、先日のような寒い日が続いたと思ったら、今日は暖かい日差しがあり、一歩一歩春へと進んでいる事を実感します。

 先週末、平成25年度に全日本中学校校長会、会長・副会長を務めたメンバーの同窓会が神戸市で開催されました(因みに私は、高知県中学校長会長、四国校長会代表として全国副会長を務めまさせて頂きました)。
 それぞれ皆さん中学校長を退職し、全国の私立大学教授や教育関係機関の長など教育に関わる仕事で活躍をされております。次期学習指導要領に関して、中学校での指導の在り方や教員養成に関する話題、働き方改革の議論が進む中での部活動の在り方などについて意見交換を行いました。夜は神戸港の夜景を楽しみながら懇親を深め、次の日は異人館や防災センターの視察などをしました。
 1995.1.17の阪神大震災から20年以上の歳月が流れ、街は再開発され復興していますが、人々の記憶の中には「このあたりは建物が全壊して、茫然と立ち尽くした」など、強烈に震災の記憶が残っている事を改めて感じました。
 南海トラフに起因する地震発生の確率が引き上げられたという報道が先日ありましたが、尊い命を守るために「備え」を万全にしておきたいものです。

 月曜日に、高知県土佐市の中学校を訪問しました。この中学校では、体育授業の中で「仲間づくり」やバスケットボールの「戦術学習」に取り組んでいます。1年生女子の体育授業を参観させて頂きましたが、授業がスタートする5分前には全員体操服に着替えて体育館に集合して、体育館を走っていました。

 体育委員の元気な掛け声での体操、先生の仲間づくりや戦術の話、2:2での攻防に関する戦術学習など内容が盛りだくさんでしたが、生徒全員が意欲的に取り組んでいました。


【司】表紙の写真は「異人館・風見鶏の館(旧トーマス住宅)」です

2018.02.19

JATO

 2018年2月17日(土)・18(日)に立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)にて、JATO2018が開催されました。Japan Athletic Trainers’ Organization (JATO)は、アメリカの大学で、ATCの資格を取得した、日本人のATCを中心として組織された団体です。既に170名以上の日本人がATCの資格を取得して、日本で働いているというのがHPに掲載されています。
    

 今回、会場として、立命館大学大阪いばらきキャンパスを活用いただきましたので、会場校の担当者として挨拶をさせてもらいました。立命館大学は、はやくから大学スポーツの強化と振興に取り組み、日本の大学で初めてATCを雇用し、現在、3名のATCがスポーツ現場で働いていること、2010年にスポーツ健康科学部が設置され、GATプログラムを展開して、本学部での英語プログラムなどを取得することで、アメリカの大学院(ESU)へ入学し、ATCが取得できるコースを開設していること、そのための教員スタッフとしてATCと博士号を持っている教員が2名(4月からは3名)いること。合計すると6名のATCがいるのは国内では例がないことなどを、お話しさせていただき、この分野に関心のある生徒がおられたら、是非、立命館大学スポーツ健康科学部に、と宣伝もさせてもらいました。

    

 今回、本学のATCのみなさんが中心となり、プログラム、運営にあたっておられました。新しいキャンパスで、多くの参加者の熱心な学びと交流があり、この分野が益々発展することを確信しています。

 <<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 JATOで、ポスター発表もありました。学部のゼミ生も英語でポスターをつくって発表してした。次は、ニューオリンズでの国際学会でも発表することが決まりました。どんどん成長してくれるでしょう。
    
   
【忠】