10月25日から28日まで、1964年の東京オリンピック、ボート競技が行われた
埼玉県の戸田オリンピックボートコースで、第96回全日本選手権大会が
開催されました。
この日本選手権で立命館大学は、女子エイトと女子舵手なしペアで優勝
を果たしました。
女子エイトは二連覇、女子舵手なしペアはなんと五連覇です。
スポーツ健康科学部からは、女子エイトに、4回生の佐藤美月さん、
佐野ゆりなさん、3回生の高野晃帆さん、木戸ひかりさん、
1回生の福原萌意さんが乗り、
女子舵手なしペアには、3回生の高野晃帆さんが乗りました。
高野晃帆さんは、先のアジア大会で、舵手なしペア4位になった選手です。
日本選手権で一度優勝するだけでも大変なことですが、連覇となると
その意味合いは大きく変わってきます。
女子エイトの昨年と今年、女子舵手なしペアの5年前と今年では乗り組む
メンバーが異なります。
そのメンバーは毎年、違ったメンバーになっているのです。
これは4年間をサイクルとする学生スポーツにとっては当然のことです。
しかし、メンバーが変わっても優勝する。
ここに連覇の凄さがあります。
女子舵手なしペアに至っては五連覇です。
それは組織の強さであると私は考えています。
クルーのチームワークと信頼。
指導者と選手との関係を結ぶ信頼。
選手と部をマネジメントするマネージャーとの役割分担、チームワークと信頼。
組織は人の細胞と同様に構成員が入れ替わりながら、継続して発展を目指し
ていくのです。
それがマネジメントの機能です。
こうした環境の中での自覚が、一人ひとりを人として成長させるのでしょう。
そこに学生スポーツの神髄があります。
Apollo