それが、なでしこリーグに所属するチームだったり、
2012.07.31
立命発!
それが、なでしこリーグに所属するチームだったり、
[ 2012年07月 ] の記事一覧
2012.07.31
2012.07.30
「つなげるアリーナ」 自然とつながる、市民とつながる をコンセプトに、立命館大学理工学部建築都市デザイン学科3回生が、演習課題として作品をつくりました。武田先生のご指導の下、アリーナとプール、トレーニングジムなどを入れたアリーナのデザインで、今回次の7つの作品を見せてもらいました。
なか君 かけはし
やまがたさん 大地に続くみちひろば
いちかわくん 森がかこむ、森にかこまれるアリーナ
ふくはらさん 木漏れ日の体育館
いとうさん 大地をつむいで
すぎやま君 生きるアリーナ ~流動トンネル~
さかいさん 道草館 キャンパスと地域の人々との間に架かる出会いの道
写真では分かりづらいのですが、立体模型は、コンセプトをメッセージに載せてくれて、しっかりと訴えかけてくれます。どれも素晴らしい作品で、このようなデザインの建築物が、BKCにできれば、本当に素晴らしいと感心しました。
写真でしかお示しできませんが是非ご覧下さい。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
7/28-29の2日間に「スポーツ健康科学サマースクール」を開催しました。多くの参加者にお越し頂き、協力してくれた院生ならびに先生方にとっても、好い刺激を得た催しとなりました。詳細は後日に紹介します。
【忠】
2012.07.29
第30回オリンピック競技会ロンドン大会が、27日夜の開会式を皮切りに、26競技302種目で17日間の競技をすでに繰り広げています。ロンドンは、1908年、48年に引き続き世界で初めて3度目の開催地となっています。イングランドの中南部、ロンドンを中心とする近郊のいくつかの街で「近代スポーツ」が発祥したこと、特に協会式蹴球(サッカー)および陸上競技トラックとフィールド競技などの競技ルールの成立史と組織発展史は、近代スポーツ史として学んでも面白い内容を含んでいます。学生時代を少し思い出しています。
オリンピックは現在では、最大かつ最高と誰もが認める、スポーツ・イベントです。立候補した世界の複数都市から、IOC(国際オリンピック委員会)が前もって開催地を決定。その都市(実際は開催国)が5年以上をかけて準備する、国策事業ともいえる規模になっています。施設建設および付帯建築・土木工事を含めた開催費用は93億ポンド(約1兆1400億円)と報じられています。これとは別に、テレビ放映権料、広告・協賛事業費用、物品生産・販売権料等々で、国を越えて動くカネとモノ、人の総量は、途方もなく巨大なものと想像されます。
オリンピックの価値はいかにして創られたのでしょうか。これに関して、JOC(日本オリンピック委員会)のHPからは、「オリンピズム」の発展や継承に関する平易な説明に触れることが可能です。オリンピック憲章とそれに基づくオリンピック・ムーブメントです。
写真は、ロンドンタワーブリッジに到着した聖火(7月28日付、朝日新聞から転載)
「フェア・プレイやスポーツマン・シップ」は、スポーツ・イベントのもつ競技性(ルールの公正性、条件の平等な競争)のシンボルです。その価値実現のイベントへの参加可能性の拡大に重点を置くのが、後者のムーブメントです。民族、宗教、政治に関する国家間あるいは国内の諸紛争は、これを阻害する大きな条件です。教育、文化、科学、経済上の地域間格差、国家体制間の差違など
は、個々人の発展可能性を阻害する大きな条件です。したがって、今回も報道されているように、主催者もメディアも参加国数や女性競技者の参加数等に関心が向くのです。
日本は、ハンドとバスケを除く24競技に293選手が出場予定と発表されています。すでに我が国では、「スポーツ基本法」が制定され、「スポーツ振興基本計画」が策定されたのは、周知のことがらです。今回はそれから初めてのオリンピック競技への参加選手団の派遣ということになります。現在では、スポーツが国策として重要な位置を占めるに至っている、スポーツはすでに国際的、国内的に多様な広がりをみせている等々が、上記の法案や施策の論議の根底にありました。
オリンピックがスポーツの最高、最大のイベントであるなら、現代スポーツの多様な広がりを典型的な形で、かつ全貌を露わにしていると思われます。「する人」、「観る人」「テレビ放映と解説」が多様なスポーツを象徴するほとんどである、と素朴に理解するだけでは、今後スポーツの多様さを理解するのは極めて困難になるでしょう。
「スポーツ教育」の課題が、「運動の生理的な効果を科学的に理解し、よりよく生理的運動刺激を自発的に与える運動習慣の形成」ということだけでなく、文化の担い手の育成(市民形成)にも同等の重点をおくならば、現代スポーツの多様さのいかなる点にもっと注目すべきでしょうか?
今回のオリンピック大会の様々な断面が、貴重な教材になると想像されます。そのような眼でオリンピック報道や関連番組を漁ってみてください。
例をあげれば、開会式の内容、プロデュースの背景にある考え、観客の応援の仕方、各競技における勝敗結果とは別の「感動するプレー」、経済的サポート体制、科学的サポート体制、等々であろうか。後期の「専門演習」や「研究入門」等では、大いに話題になることを期待しています。
【善】
2012.07.28
昨晩から第20回日本運動生理学会に参加するため筑波大学に来ています。筑波は大学院在籍時やその後も含めて約6年半を過ごした思い出の土地です。久々に学内を歩き回りましたが、東日本大震災の際に体育館が大きな損害を受け、現在でも実技授業の運営に苦労をされていると伺いました。改めて震災の被害の大きさを感じています。
さて、学会の方では午前中に「長時間運動前における糖質ゼリー飲料摂取の影響」に関するトピックで口頭発表を行いました。学部の授業の中でも取り上げていますので、スポーツ健康科学部の学生にとってはおなじみのテーマですね。発表後には、幾つか質問やコメントを頂きました。この研究内容は現在論文審査中
ですので、無事に採択されましたら、このブログでも報告させていただきます。さて、今から京都大学名誉教授久保田 競先生による「運動と前頭前野の関係(エクササイズで心肺機能が高まれば、記憶能力が高まり、健康で長生きする!)」に関する特別講演です。しっかり勉強してきます。
GOTO
2012.07.27
先週末に、公認スポーツ指導者(コーチ等)養成講習会共通科目Ⅱ・Ⅲ集合講習会(日本体育協会)に行ってきました。今回は福岡で、コーチ、上級コーチ、AT(アスレティック・トレーナー)、スポーツ栄養士等を目指す人たち99名の受講者がおりました。5日間朝の9時からお昼休みを挟み、午後は7時20分(日により6時10分)まで。23歳から68歳まで多様な年齢層の方々(教職、企業、病院関係者等)が参加されておりました。当然のことながら試験に合格しないと資格を得ることができないので、皆さん大変に熱心で、休憩時間や講義終了後には普段の指導上の問題などを含め、質問や相談に来ておりました。
自分が好きで始めたスポーツ、そして自分で選んだ指導者への道とはいえ、それを十年、二十年、三十年とマンネリ化や惰性に陥らずに続けていくには、絶えず自己研鑽といった努力と時には忍耐も必要になってきます。"やる気"を高めるには、"指導者のストレス"などが講義内容でしたが、次回からはポップ・サイエンス(あまりアカデミックではないかもしれませんが)としての"スポーツ心理学への誘い"についてご紹介したいと思っています。
(老ブロガー・ハル)
2012.07.26
Hamaです。
トライアスロンの選手はどのくらいのカロリーを摂取しているのでしょうか?
その前に、1日に必要なエネルギー量(kcal)についてお話しします。
1日に必要なエネルギーは、[標準体重(㎏)]×[標準体重1㎏あたりに必要なエネルギー(kcal)]で計算できます。
標準体重(㎏)は一般に、[身長(m)]×[身長(m)]×22で、計算できます。ただし中高年は「22」よりも大きい数をかけた方が、よい場合もあります。
そうすると例えば、身長170㎝の人なら、1.7(m)×1.7(m)×22≒64㎏が、標準体重となります。
次に1日に必要なエネルギー量についてです。これは、日常の活動量によって異なるわけですが、活動度の低い人は、25kcal/㎏、活動度の高い人は35kcal/㎏となります。
ですから、先ほどの身長170㎝、体重64㎏の活動量の低い人の必要エネルギーは、
64㎏×25kcal/㎏=1,600kcal、活動度が高い場合には、64㎏×35kcal/㎏=2,240kcalとなります。
男性トライアスロン選手の練習期の一日の総エネルギー摂取量は3,623kcalから5,230kcalの範囲で、平均4,487kcal程度です。体重当たりのエネルギー摂取量は49kcal/㎏から78kcal/㎏の範囲で、平均で64kcal/㎏となります。ですから、トライアスロン選手は、平均でも一般の人の2~3倍のエネルギー摂取があるわけです。
【今週の1 shot!!】
2012.07.25
2012.07.24
2012.07.23
前期授業も終わりました。今週から定期試験が始まります。学生にとっては、前期の学修の整理をするとともに到達点を確認する機会となります。教える側にとっても、到達目標に対してどれだけ達成させられたかが試されることになります。
いずれにしても、前期終了でひと区切り入れて、この間の整理と到達点、成果を確認して、次へ繋げることになります。8月からは、約2ヶ月間の夏季休暇があります。クラブ・サークルなどの課外活動、インターンシップ、サービスラーニング、留学、旅行など、思い思いの活動が展開されるでしょう。
自由時間がたっぷりある夏に、素敵な時間をたっぷりと過ごして欲しいと願っています。どのような体験・経験を得るのか?、そしてそれらの体験・経験から感じ、気づくことは何か?さらには、自らの能力・スキルを高めるきっかけとなり、人間を磨くことにつながることを願っています。
ただし、「自由」はもっとも厳しいルールで自らを律することを要求するものでもあります。解放感一杯な夏ですが、このあたりのことはしっかりと注意して、自覚と覚悟を持った「自由時間」を堪能して下さい。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
いよいよ今週からロンドンオリンピック!時差の関係で夜更かしになりそうです。皆さんも睡眠不足、体調管理には注意下さい。
【忠】
2012.07.22
先週、7月17日(火曜)午前9時から、滋賀県立草津東高等学校、体育科1年生(40名)、2年生(40名)がBKCインテグレーション・コア1F、スポーツパフォーマンス測定室を中心に、体力測定の実習を行いました。
同高校は滋賀県内で唯一体育科をもつ公立高校です。普通科と体育科全体で「文武両道」の声を上げ、運動部ではサッカー、陸上競技、アーチェリー、剣道、山岳、野球、等のクラブがリードする存在です。体育科では、各学年31単位のうち10単位程度の体育科専門科目及び専門選択科目が設けられています。今回はその科目の一環として行われたものです。また同校はBKCと同じ草津市内にあり、車で10分程度の距離です。附属高校よりも地の利を活用してもらっている感じがします。
使っていただいている施設、設備はスポ健の学部生が実習を行い、院生や教員が研究、研修で使用しているものと全く同じものです。今回も真田先生、大塚先生の指導と院生の協力参加もありました。形態や筋力測定、それに超音波測定を使った筋量や骨密度等々、お互いに測定者と被験者の役割を果たしながら、生徒さんたちは楽しくかつ真剣な目で測定値を見つめていました。記録もしっかりと記入していました。
私たちは一流のモノとコトに触れてもらっている、と自負しています。
また同科3年生は、「コーチ学指導法」についても学び、1周前には本学部の教員(昨年度ブロガーのお一人、Shine先生)の講義も受けていました。
1970年台初頭、米国の科学教育改革のために「学習者に関わる基礎研究」を進めていたJ.S.ブルーナーは、次の大胆な仮説を提唱しました。すなわち、「どのような小学校の子供たちにも、第一線の研究者が追求する問題を平易に教えることが可能である」と。
子どもや学習者の認知発達の道筋や水準に合わせる必要がありますが、理解の内容と程度は、教える狙いや内容を準備する側の重大な責任だ、ということを唱えた教育理論であるとも考えられます。
高大連携の大きな流れの中で、大学教員のこの種の取り組みを「大学講義の早期体験、あるいは出前講義」のように安易に考えて位置付ける傾向が無きにしもあらずということです。専門細分化される科学領域、学部や専門分野の魅力を平易に語るには、常日頃の準備が必要です。スポーツ健康科学部では、高等学校から要請があれば可能な範囲で、様々な先生がそれに応えてくれています。
それとともに私たちが基本にしていることは、実際にインテグレーション・コアに来て、身体や運動動作を観察、測定、分析する際の「初期体験」(ウワーッ、何だ! オモシロイ、スゴイ、という感情と認知)です。増してや日々スポーツ実践している「若いアスリート」が自分自身を知る手続きと、「そのサポートの働きをする科学並びに研究者の姿」をリアルに感じてもらうことです。標題に書いたこと、草津東高校は本当に地元の利があるなあ、と私は強く感じました。よし、するだけなく勉強してみたい、とわずかでも思ってくれたら、人びとの幸福につながる本学部の内容をもっと多くの若いアスリートに地の利を越えて知らせる活動に拍車がかかるというものです。
【善】