10月30日の基礎演習Ⅱの授業で、株式会社コクヨ工業滋賀の太田俊浩様(ヨシでびわ湖を守るネットワーク事務局長)、株式会社アシックスの吉川美奈子様(CSR・サステナビリティ部部長)に講義をお願いしました。
スポーツ健康科学部は、様々な企業が持続可能な未来を社会と築くための社会的責任・社会貢献事業への取り組みを学ぶことで、社会を広く観る能力を伸ばしたいと考えています。
授業の一コマを両企業様にお願いをし、取り組みをご紹介頂きました。
株式会社コクヨ工業滋賀様は、文具類の製造販売を行なう事業活動において、省エネルギー活動によるCO2発生の抑制し、循環型社会の実現に向けた省資源・リサイクル化、地球にやさしいエコプロダクツの開発、生物多様性に配慮した社会貢献活動としてヨシを育て、さらにヨシを原料としたノート等の製造についてお話を頂きました。
滋賀県で学び、第二の故郷としてびわ湖に親しんでいる学生らにとって、とても新鮮なお話であったかと思います。
ある学生らは、今秋にビワイチするので、ヨシに着目したいと言っていました。
続いて、スポーツ健康科学部が包括協定を結んでおります株式会社アシックス様に、CSRの取り組みについてお話を頂きました。
吉川様はいくつかの課題を質問形式で講義を進められました。
学生らは、株式会社アシックスの事業の中で、約80%以上が海外事業だという事を知り、驚いておりました。
また製品を製造する海外の工場における労働環境をマネジメントする責任が企業にあるということを知り、単に履き心地が良いといったアシックスの消費者(利用者)の目線から、丁寧に生産管理された商品を購入しなければならないといった消費者の責任について学んだようです。
吉川様の講義を通じて、多くの学生はスポーツ関連企業に就職したいと感じたことと思います。
今回の授業から、自然環境保全について日々意識することや、すぐ捨ててしまうスポーツウエアの有効利用(再利用)などがSDGsの取り組みだということを学んだのではないかと思います。
スポーツ健康科学部は、両企業様とさらに連携を深めて参りたいと考えています。
楽しみにしてください。
nao